JPH0581636U - 電源監視レコーダ - Google Patents

電源監視レコーダ

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JPH0581636U
JPH0581636U JP3041892U JP3041892U JPH0581636U JP H0581636 U JPH0581636 U JP H0581636U JP 3041892 U JP3041892 U JP 3041892U JP 3041892 U JP3041892 U JP 3041892U JP H0581636 U JPH0581636 U JP H0581636U
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公一 宮沢
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電源監視レコーダにおいて、分電盤内で負荷
電流および漏れ電流を検出する電流クランプの扱いをし
易く、雑音に対して強い入力処理を可能とし、同電流ク
ランプの互換性を図る。 【構成】 分電盤を介して使用する電力を測定する電源
監視レコーダにおいて、少くとも同分電盤内で負荷電
流、漏れ電流を複数の電流クランプ11で検出し、線間
電圧を電圧プローブで検出して各チャンネル毎に入力す
る際、その電流クランプ11による検出電流をケーブル
11aを介して低インピーダンスで出力調整可能な変換
器11bに送って電圧に変換し、この変換電圧を同変換
器11b側の接続コネクタ11cおよび入力ユニット側
の接続プラグ12aを介して同入力ユニットに入力して
おり、この近接した変換器11bと入力ユニットの入力
段アンプとを含めてシールドしている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は例えば分電盤を介して使用する電力による負荷電流、漏れ電流およ び線間電圧の波形を短時間的に記録し、かつその波形による実効値を長時間的に 記録し、その使用する電力の供給停止(つまり停電)の原因を分析、判断すると ともに、この判断結果を報知する電源監視レコーダに関するものである。
【0002】
【従来例】
近年、電灯需要や業務用電力需要等を問わず、分電盤を介して電力を使用する ようになっており、図4に示すように,例えば一般家庭で使用される分電盤1に は過負荷遮断器(電流制限器、配線用遮断器)2,3および漏電遮断器4が設け られている。
【0003】 ここに、上記使用する電力が上記電流制限器2および各配線用遮断器3の許容 範囲を越えると、それら電流制限器2、各配線用遮断器3のリレーが作動し、あ るいは漏電が生じると、上記漏電遮断器4のリレーが作動する。
【0004】 したがって、定格オーバーや漏電等が生じても、電力の供給が直ちに停止され ることから、例えば火災等の発生を未然に防止することができ、安全性が極めて 高くなっている。
【0005】 ところで、上記分電盤1を介して使用する電力の供給停止、つまり停電の原因 を知るにはその電力の交流電流や交流電圧波形等を常に測定する必要があり、こ の場合例えば電力計や波形記録計等を用いればよい。
【0006】
【考案が解決しょうとする課題】
しかしながら、上記測定に際し、例えば分電盤1による短時間的な波形記録と 、長時間的な実効値記録とを同時に行うことができないため、短時間的な波形記 録用の装置および長時間的な波形記録用の装置を必要とし、また負荷電流、漏れ 電流および線間電圧等の調査項目に応じて複数の装置を必要とし、これら多くの 装置を分電盤1の外部装置として配置しなければならない。
【0007】 また、図5の交流電圧および交流電流の波形図に示すように、上記停電に際し てはその停電までの交流電圧や交流電流の波形(同図a,bに示す)を測定する ことが可能であるが、同測定波形から上記停電の原因、例えば過負荷、漏電、欠 相等によるものであるか否かを判断することが難しく、測定者で、かつ経験者で なければその停電の原因を解析ができないという問題点がある。なお、図5のa は交流電圧波形で、同図のbは交流電流波形である。
【0008】 一方、上記波形記録装置にあっては、例えば図6に示すように、電流クランプ 5の電流出力(検出電流)を同波形記録装置の入力ユニット(アンプ6等)に直 接接続(入力)し、この電流出力をそのアンプ6内の変換部7で電圧に変換する ようにしている。
【0009】 この波形記録装置の特長としては、同電流クランプ5側の制御が不用であり、 同電流クランプ5の電流出力が接続ケーブルを介してアンプ6に入力されること から、ノイズによる影響を抑えることができ、また被測定体にはセンサだけでよ いことから、電流クランプ5の小型化が図れる。
【0010】 しかし、上記電流クランプ5およびアンプ6を一体で種々調整するようになっ ていることから、同電流クランプ5の精度にバラツキがあると、再度一体で調整 する必要があり、つまり電流クランプ5の互換性がとれない。
【0011】 また、波形記録装置としては、例えば図7に示すように、電流クランプ8側に 同電流クランプ8の電流出力(検出電流)を抵抗等で電圧に変換する変換器7を 設け、この変換器7による変換電圧をケーブルを介して同波形記録装置の入力ユ ニット(アンプ9等)に送るようにしている。そして、この電流クランプ8およ びアンプ(当該装置の入力段)9がそれぞれ別個に調整するようになっているこ とから、同電流クランプ5の互換性を図ることができる。
【0012】 しかし、上記電流クランプ8は内蔵の変換器7の分だけどうしても大きくなる ことから、扱いにくく、さらにその変換器7による変換電圧をケーブルを介して 入力ユニットのアンプ6に入力する場合同アンプ6の入力インピーダンスを高く することが普通であるため、雑音防止のためのシールド処理が複雑で難しく、し かもノイズによる影響を受け易く、かつそのケーブルにより電圧降下を生じると いう問題点がある。
【0013】 この考案は上記課題に鑑みなされたものであり、その目的は使用する電力を長 時間的に測定し、その電力停止の原因、分析、報知を行うに際して、その測定に 用いる電流クランプの出力電流に対して雑音に強い入力処理を行うことができ、 かつ同電流クランプを扱い易くすることができ、同電流クランプの互換性をとる ことができるようにした電源監視レコーダを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この考案の電源監視レコーダは、負荷電流、漏れ 電流を検出する複数の電流クランプおよび線間電圧を検出する少なくとも1つの 電圧プローブと、上記各電流クランプと当該装置とを接続するケーブルの同当該 装置側端部でそれぞれ電流クランプによる検出電流を電圧に変換し、かつ出力電 圧を調整可能とし、少なくともこの変換された電圧を当該装置の入力段アンプに 直接的に出力する変換器とを備え、この変換器を当該装置の入力段アンプに近接 させるようにしたことを要旨とする。
【0015】
【作用】
上記構成としたので、上記電流クランプによる検出電流をケーブルを介して当 該電源監視レコーダの側面に設けられる変換器に送って電圧に変換するが、その 変換器が当該電源監視レコーダの外部に接続されていることから、上記電流クラ ンプはセンサのみで小さくて扱い易く、例えば狭い分電盤内での使用が可能であ る。
【0016】 また、上記電流クランプによる検出信号をケーブルを介して低インピーダンス の電流で上記変換器に送って電圧に変換し、この変換された電圧を直接的に当該 電源監視レコーダの入力段アンプに入力しており、上記変換器と入力段アンプと を含めて一体的にシールド処理していることから、ケーブルによる電圧降下によ る影響が少なくて済み、かつノイズによる影響が少なく、雑音に対して強い入力 処理を行うことができる。
【0017】 また、被測定体によっては、種類(測定精度)の異なる電流クランプを使用す る場合、また同種類の電流クランプであっても感度にバラツキがある場合でも、 上記変換器の調整部によって同変換器の出力電圧を調整すれば、上記入力ユニッ トのアンプを調整しなくとも済むことから、電流クランプの互換性を図ることが できる。
【0018】 これによって上記使用する電力の測定中にあって、電流クランプを交換しても 、測定結果が異なることもなく、また上記使用する電力の停止に際しては上記停 電までの所定数の波形のデータが上記波形データ記録部に確実に記録されている ことから、同停電の原因解析が可能である。
【0019】
【実施例】
この考案の電源監視レコーダは、例えば分電盤内で負荷電流、漏れ電流および 線間電圧の波形データを各チャンネル毎に短時間的にリング式に記録し、かつそ の波形データに基いて長時間的に演算した実効値データを記録する。
【0020】 上記波形データの記録は常時所定波形数の波形データ(例えば50Hzの場合 16波形分、60Hzの場合19.2波形分)について行い、また上記実効値デ ータの記録は当該電力使用の状況等が観測できるように、例えば2週間程度行う ようになっている。
【0021】 ところで、上記負荷電流、漏れ電流を電流クランプで検出して電圧に変換し、 この変換電圧をディジタル変換してそれら負荷電流、漏れ電流の波形データを取 り込むが、上記電流クランプの大きさによっては同電流クランプを負荷電流、漏 れ電流を検出する所定箇所に配置する際に扱いにくく、また雑音に対して強い入 力処理が必要であり、さらに被測定体によっては異なる種類(精度の異なる)の 電流クランプを使用する場合もあることから、その電流クランプの互換性が必要 である。
【0022】 そのため、上記電源監視レコードは図1に示す構成をしている。なお、図中、 図3と同一部分には同一符号を付し重複説明を省略する。
【0023】 図1において、この考案の電源監視レコーダは、少なくとも分電盤内で負荷電 流、漏れ電流および線間電圧を測定するため、同分電盤1内の所定被測定体に接 続可能とする少なくとも1つの電圧プローブ(センサ)10および複数の電流ク ランプ(センサ)11と、これら電圧プローブ10および電流クランプ11によ る各チャンネルの検出信号をそれぞれ入力可能とし、かつ取り込み可能にディジ タル変換する複数の入力ユニット12と、これらディジタル変換した波形データ を取り込む波形取込部(メモリコントローラ)13と、上記分電盤1を介してい る商用電源を監視する電源監視部14と、上記波形取込部13で取り込んだ波形 データを短時間的にリング式に記録するとともに、上記取り込まれた波形データ に基づいて実効値データを算出し、その波形データおよび実効値データに基づい て測定波形および測定実効値の表示処理等を行うCPU15と、上記波形データ を記録するための波形データ記録部16と、上記算出した実効値データを記録す るための実効値データ部17とを備えている。
【0024】 また、この電源監視レコーダは、測定結果(停電の原因、分析結果)等を表示 、印字するモニタ(LCD)18およびプリンタ19と、キーボード20とから なる入出力装置21を備えている。
【0025】 さらに、上記各チャンネルの入力ユニット12は電流および電圧を入力可能と するアンプ、A/D変換器およびフォトカプラで構成されている。さらにまた、 上記電源監視部14は分電盤1を介した電力(商用電源)と基準値(スレッショ ルド電圧;例えば60V乃至70V)とを比較し、同商用電源が基準値以下にな ったときにトリガを発生する構成になっており、かつ当該電源監視レコーダの測 定器内部に設けられている。
【0026】 また、図2および図3に示すように、上記電流クランプ11の電流出力がケー ブル11aを介して上記入力ニュット12に接続されるが、そのケーブル11a の一端部にはその電流出力を抵抗等によって電圧に変換する変換器11bが備え られており、したがって電流クランプ11による検出電流(電流出力)はケーブ ル11aを介して低インピーダンスの電流で変換器11bに送られる。
【0027】 上記変換器11bは接続コネクタ11cを備え、上記入力ユニット12はその 接続コネクタ11cに接続可能な接続プラグ12aを備えており、それら接続コ ネクタ11cと接続プラグ12bとが当該電源監視レコーダの外部で接続可能に なっており、そのため上記入力ユニット12の側面12bが当該電源監視レコー ダの側面に現れるようになっている。
【0028】 また、図示しないが、上記変換器11cは出力電圧を調整する調整部を備えて おり、入力ユニット12のアンプ本体に合せて電流クランプ11および変換器1 1b側で出力電圧の調整が可能になっている。
【0029】 さらに、上記近接している変換器11bと入力ユニット12のアンプ(入力段 )とはシールドされており、あるいはその変換器11bと入力ユニット12のア ンプとを含めてシールドされ、例えば上記接続コネクタ11c,接続プラグ12 aを介すことにより一体的にシールドされている。
【0030】 次に、上記構成の電源監視レコーダの動作を詳しく説明すると、まず上記分電 盤1内で負荷電流、漏れ電流および線間電圧を検出するために、上記電圧プロー ブ10や電流クランプ11を分電盤1の所定箇所に接続する。
【0031】 この場合、上記電流クランプ11は被測定体に応じた種類のものを使用するこ とになるが、それら電流クランプ11はセンサ部分だけあり、変換器11bと一 体的でないことから、小型で、扱い易く、例えば狭い分電盤1内でも容易に使用 することができる。
【0032】 すると、上記分電盤1内で所定箇所に配置された各電流クランプ11による検 出電流はそれぞれケーブル11cを介して変換器11bに入力して電圧に変換さ れ、この変換器11bの出力電はそれぞれ接続コネクタ11cおよび接続プラグ 12aを介して入力ユニット12に入力される。
【0033】 このように、上記検出電流をケーブル11aを介して当該電源監視レコーダの 側面に配置された変換器11bに入力し、この入力検出電流を変換器11bで電 圧に変換していることから、そのケーブル11aによる電圧降下を考慮する必要 もなく、また近接している変換器11bと入力ユニット12のアンプとが一体的 にシールドされていることから、雑音に対して強い入力処理ができ、ノイズの影 響を受けることもない。
【0034】 一方、上記電流クランプ11の種類により、また同種類の電流クランプ11で あっても感度にバラツキがあり、このバラツキにより変換器11bの出力電圧が 異なることもある。この場合、上記変換器11bの調整部において例えば出力電 圧をモニタを見ながら調整すれば、入力ユニット12のアンプを調整することな く、その変換器11bの出力電圧をその入力ユニット12に入力することができ る。すなわち、入力ユニット12のアンプに対して、電流クランプ11を交換し ても後述する測定結果が異なることもなく、電流クランプ11の互換性がとれる 。
【0035】 これにより、後述する測定中に電流クランプ11の必要があった場合も、簡単 に電流クランプ11を交換することができ、しかも当該電源監視レコーダ内部に ある入力ユニットのアンプの調整なしに、それまでと同様の測定結果を得ること ができ、測定を継続することができる。
【0036】 ここに、上記分電盤1を介して電力が使用されており、同分電盤1の電流制限 器2、配線用遮断器3や漏電遮断器4が作動していないものとする。
【0037】 上記各チャンネルの電圧プローブ10および電流クランプ11が分電盤1内の 所定箇所に接続されていると、同分電盤1内で負荷電流、漏れ電流および線間電 圧が検出される。この各チャンネルの検出信号が上記各入力ユニット12に入力 されていることから、所定サンプリング周期で当該電源監視レコーダの処理可能 な波形データとされ、この各チャンネルの波形データが波形取込部13に取込ま れることになる。
【0038】 そして、上記入出力装置21にて任意の測定項目(測定パターン)が選択され 、また各チャンネルのレンジ設定が行われて当該電源監視レコーダが測定状態に されていると、上記取込まれた波形データが短時間的にリング式に波形データ記 録部16に記録され、かつその波形データにより算出した実効値データが長時間 的に実効値データ記録部17に記録され、上記分電盤を介して使用する電力の測 定が行われる。
【0039】 当該電源監視レコーダの測定中にあって、なんらかの原因(例えば停電)によ り分電盤1のブレーカ(電流制限器2あるいは配線用遮断器3)が降りると、同 分電盤1を介している電力の商用電源が基準値以下となるため、上記電源監視部 14からは信号(トリガ)が発生される。
【0040】 すると、上記トリガにより当該電源監視レコーダにおける測定が停止されるが 、上記波形データ記録部16には上記停電までの320msの波形分の波形デー タが記録されている。
【0041】 したがって、上記停電の後、当該電源監視レコーダの電源が再投入されること により、停電原因の分析、表示ルーチンが実行され、上記波形データ記録部16 には入力波形の所定波形数分の波形データが記録されていることから、各チャン ネルについてそれぞれ1波形分の波形データにより停電時までの1波形分におけ る実効値が演算される。
【0042】 続いて、上記演算した各チャンネルの実効値と予め設定した定格値(測定前に 入力している定格値)とがそれぞれ比較される。この定格値は各ブレーカ2,3 の定格電流値、漏電遮断器4の感度電流値および固定の線間定格電圧値(120 V)である。
【0043】 例えば、上記電圧プローブ10による検出波形の波形データの実効値(線間電 圧の測定値)と上記線間電圧値(120V)とが比較され、上記複数の電流クラ ンプ11による検出波形データ(漏れ電流および負荷電流)の実効値と感度電流 値および定格電流値とがそれぞれ比較される。
【0044】 上記比較の結果により、上記線間電圧の測定値(実効値)が120Vを越えて いる場合には欠相と判断され、上記漏れ電流の測定値(実効値)が感度電流を越 えている場合には漏電と判断され、上記負荷電流の測定値(実効値)が定格電流 を越えている場合には過負荷と判断され、同判断結果がLCD18に表示される ため、上記停電の原因を容易に知ることができる。
【0045】 また、上記波形データ記録部16に記録している波形データに基づいて、目的 に応じた波形の分析、例えば高調波解析を行うことができ、かつ実効値データ記 録部17に記録している実効値データに基づいて実効値の表示、印字処理を行う ことができ、例えば各家庭における長期的な使用電力をLCD18に表示、プリ ンタ19でプリントアウトすることにより、その家庭の長期的な電力使用状況を 容易に知ることができる。
【0046】 なお、上記実施例では上記電流クランプ11および変換器11b等を電源監視 レコーダに適用した場合を例にして説明したが、他の装置、例えば波形記録装置 やメモリレコーダに適用しても、同様の作用、効果を得ることができることは当 然である。
【0047】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案の電源監視レコーダによれば、負荷電流、漏れ 電流および線間電圧を複数の電流クランプおよび少なくと1つの電圧プローブで 検出し、これら検出信号をケーブルを介して入力する際、それら電流クランプに よる検出電流をそのケーブルの端部に備えた出力電圧の調整可能な変換器で電圧 に変換し、この変換された電圧を当該装置の入力段アンプに入力し、その近接し た変換器と入力段アンプとを含めてシールドするようにしたので、例えば分電盤 を介して使用する電力の使用状況を記録し、その電力供給停止の原因を知るに際 して、被測定体に接続する電流クランプを小形で済ませられることから、扱い易 く、特に狭い分電盤内に配置する場合に有用であり、また同電流クランプによる 検出電流をケーブルを介して低インピーダンスで端部に設けた変換部に送って電 圧に変換し、この変換された電圧を一体的にシールドした入力段アンプに入力し ていることから、同ケーブルによる電圧降下による影響をなくすことができ、か つ雑音に対して強い入力処理を行うことができ、ノイズによる影響が少なくて済 み、さらに同ケーブルの端部に設けた変換器で出力電圧の調整が可能であること から、つまり変換器の出力電圧を当該電源監視レコーダの入力ユニットのアンプ に合せることから、電流クランプの互換性を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す電源監視レコーダの
概略的ブロック線図である。
【図2】図1に示す電源監視レコーダの概略的斜視図で
ある。
【図3】図2に示す電源監視レコーダを説明する概略的
ブロック図である。
【図4】分電盤の概略的ブロック線図である。
【図5】図4に示す分電盤を介して使用する電力の交流
電圧、交流電流の概略的波形図である。
【図6】従来の波形記録装置の概略的ブロック線図であ
る。
【図7】従来の波形記録装置の概略的ブロック線図であ
る。
【符号の説明】
1 分電盤 2 電流制限器 3 配線用遮断器 4 漏電遮断器 10 電圧プローブ(センサ) 11 電流クランプ(センサ) 11a ケーブル 11b 変換器 11c 接続コネクタ 12a 接続プラグ 12b 入力ユニットの側面 12 入力ユニット 13 波形取込部(メモリコントローラ) 14 電源監視部 15 CPU 16 波形データ記録部 17 実効値データ記録部 18 モニタ(LCD) 19 プリンタ 20 キーボード 21 入出力装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 小暮 英二 東京都千代田区内幸町1丁目1番3号 東 京電力株式会社内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負荷電流、漏れ電流を検出する複数の電
    流クランプおよび線間電圧を検出する少なくとも1つの
    電圧プローブと、前記各電流クランプと当該装置とを接
    続するケーブルの同当該装置側端部でそれぞれ電流クラ
    ンプによる検出電流を電圧に変換し、かつ出力電圧を調
    整可能とし、少なくとも該変換された電圧を当該装置の
    入力段アンプに直接的に出力する変換手段とを備え、該
    変換手段を当該装置の入力段アンプに近接させるように
    したことを特徴とする電源監視レコーダ。
  2. 【請求項2】 少なくとも前記変換手段と前記入力段ア
    ンプとを含めて一体的にシールドした請求項1記載の電
    源監視レコーダ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009063492A (ja) * 2007-09-07 2009-03-26 Kawamura Electric Inc 電流の測定システム
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