JPH058071A - レーザ加工装置 - Google Patents

レーザ加工装置

Info

Publication number
JPH058071A
JPH058071A JP3164738A JP16473891A JPH058071A JP H058071 A JPH058071 A JP H058071A JP 3164738 A JP3164738 A JP 3164738A JP 16473891 A JP16473891 A JP 16473891A JP H058071 A JPH058071 A JP H058071A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
processing
laser
laser light
laser beam
oscillator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3164738A
Other languages
English (en)
Inventor
Joji Iwamoto
譲治 岩本
Ikuo Hikima
郁雄 引間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP3164738A priority Critical patent/JPH058071A/ja
Publication of JPH058071A publication Critical patent/JPH058071A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laser Beam Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 加工時の衝撃が分散緩和されて、加工部分の
周辺に影響を及ぼさず、適性な加工が行えるようにす
る。 【構成】 第1加工レーザ光14を出力する第1加工レ
ーザ発振器1と、第1加工レーザ光をよりも小さな出力
の第2レーザ光15を出力する第2レーザ発振器2とを
備えている。第1加工レーザ光14と第2レーザ光15
とは時間差をおいて加工対象物7に投射されるが、第1
加工レーザ発振器1と第2レーザ発振器2による加工レ
ーザ光14,15の出射タイミングは制御装置12によ
って制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、異なるレーザ発振器か
ら時間差を異にして出力されるレーザ光を使用するレー
ザ加工装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のレーザ加工装置では、加工用のレ
ーザ発振器より出力されたレーザ光は、ビームエキスパ
ンダにより拡大された後、反射ミラー、対物レンズ等の
光学系を介して加工対象物に照射され、加工対象物の加
工が行われる。加工部位の位置決めは、X−Yステージ
とそれを制御する制御装置とで行われる。また、照射エ
ネルギーは、X−Yステージ上のエネルギーメータで測
定され、所定のエネルギーになるように制御装置により
レーザ励起光出力が調整される。所定の照射エネルギー
が設定された後、前記加工部位の加工が開始される。
【0003】なお,レーザ光としてパルスレーザ光を用
いるパルスレーザ加工においては、ショートパルスレー
ザ光が主に用いられている。これはレーザ照射による熱
拡散が少なく、照射部周辺に対する熱的な影響が少ない
ためである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術においては、加工レーザ光としてショートパルスレ
ーザ光を用いた場合に、加工対象物の構造によっては加
工不良となることがあった。例えば、上部に厚い透明な
膜(例えば、酸化膜)が乗っている加工対象物にショー
トパルスレーザ光を照射し加工する場合、照射領域の加
工対象材に光が吸収され、気化膨脹し、上部の膜を飛ば
して加工が行われる。ショートパルスレーザ光はピーク
パワー(パルスエネルギー/パルス時間幅)が大きいた
め、加工時の衝撃が大きく、上部の膜に対する加工形状
や周辺に対する影響が懸念される。
【0005】この発明の目的は、加工時の衝撃が分散緩
和されて、加工部分の周辺に影響を及ぼさず、適性な加
工が行えるようにすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明のレーザ加工装
置では、第1加工レーザ光を出力する第1加工レーザ発
振器と、第1加工レーザ光よりも小さな出力の第2レー
ザ光を出力する第2レーザ発振器と、第1加工レーザ光
と前記第2レーザ光とを同軸にて加工対象物に投射する
集束光学系と、第1加工レーザ光と前記第2レーザ光と
を時間差をおいて加工対象物に投射すべく、前記第1加
工レーザ発振器と前記第2レーザ発振器によるレーザ光
の出射タイミングを制御する制御装置とを具備するもの
である。レーザ光は、加工対象物や加工内容によってC
W(Continuous Wave)レーザ光やパル
スレーザ光等適宜のものを使用する。
【0007】
【作用】この発明では、異なるレーザ発振器から互いに
出力の異なる第1加工レーザ光及び第2レーザ光を時間
差を置いて同一の加工対象物に照射する。このため第1
加工レーザ光により加工する直前又はその直後に(直前
が好ましい)、第1加工レーザ光より小さい出力の第2
レーザ光を照射することにより、加工時の衝撃が分散緩
和される。
【0008】
【実施例】以下この発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1に示すように、本加工装置は、第1加工レー
ザ光14を出力する第1加工レーザ発振器1と第2レー
ザ光15を出力する第2レーザ発振器2とを備えてい
る。第2レーザ光15の出力は、第1加工レーザ光14
のそれよりも小さい。
【0009】第1加工レーザ光14と第2レーザ光15
とは、ビームスプリッター3で透過及び反射されて同軸
光路を進む。ビームスプリッター3からのレーザ光は、
ビームエキスパンダ4により拡大されてダイクロイック
ミラー5で反射され、対物レンズ6によりX−Yステー
ジ8上の加工対象物7の同一位置に照射される。照明光
16は、ハーフミラー9により下方へ反射され、ダイク
ロックミラー5、対物レンズ6を透過して加工レーザ光
と同軸光路を通じて、加工対象物7を照射する。加工対
象物7で反射した照明光は、ハーフミラー9の上方にあ
るCCDカメラ10に取り込まれる。その結果、加工対
象物7の加工面の様子はTVモニター11で観察でき
る。
【0010】第1加工レーザ光14及び第2レーザ光1
5それぞれの加工対象物7への照射レーザ出力比はビー
ムスプリッター3の反射率でほぼ決定される。また第1
加工レーザ光14及び第2レーザ光15の出力の調整は
制御装置12によって、X−Yステージ8上のエネルギ
ーメータ13の値に基づいて行われる。制御装置12
は、第1加工レーザ光14及び第2レーザ光15の出射
タイミング(照射間隔)と、X−Yステージ8の位置と
を制御している。
【0011】制御装置12からの指定の座標位置に、X
−Yステージ8が加工対象物7の加工部位を光軸上に持
ってくると、X−Yステージ8から加工位置決め終了信
号が制御装置12へ送られる。そうすると、制御装置1
2から第1加工レーザ光14及び第2レーザ光15に所
定の照射間隔を有するようにトリガー信号が送られ、各
レーザ発振器1,2からレーザ光が出射される。
【0012】次に、図1の動作について説明する。図1
の実施例では、第1加工レーザ発振器及び第2レーザ発
振器2から出力される第1加工レーザ光14及び第2レ
ーザ光15をビームスプリッター3、対物レンズ6等の
同一の光学系を介して時間差を置いて同一の加工対象物
7上に照射する。すなわち、第2レーザ光15を第1加
工レーザ光14より小さい出力で加工対象物7を予備照
射しておいてから、その後第1加工レーザ光を照射して
加工するという2回のレーザ光照射で加工を行うもので
ある。
【0013】レーザ光に関して、図2に示すように、第
2レーザ発振器2をCWレーザ発振器とし、第2レーザ
光であるCWレーザ光15aで第1回目の照射を行い、
第1加工レーザ発振器1から出力される第1加工レーザ
光であるパルスレーザ光14で加工を完了させる。な
お、CWレーザ光15aの照射時間制御はレーザ出口に
配置されたAOM(Acousto−Optic Mo
dulator)等の高速スイッチング素子(シャッタ
の機能)を制御装置12により制御して行う。
【0014】レーザ光の他の例として、図3に示すよう
に、第2レーザ発振器2から出る出力の小さい低エネル
ギーパルスレーザ光15bを用いて加工対象物7上に予
備照射しておいて、第1加工用レーザ発振器1の第1加
工レーザ光であるパルスレーザ光14により加工するよ
うにしてもよい。
【0015】
【発明の効果】この発明によれば、レーザ光で加工され
る対象物において、特に、加工時の衝撃が周辺に及ぼす
影響が懸念される加工対象物において、第1加工レーザ
発振器及び第2レーザ発振器を設け、第1加工レーザ光
とこれより出力の小さい第2レーザ光とを時間差を置い
て照射するので、衝撃が分散緩和されて、加工時のレー
ザエネルギーが周辺に影響を及ぼさず、適性な加工を行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】CWレーザ光である照射レーザ光の時間と出力
の関係を示す図である。
【図3】パルスレーザ光である照射レーザ光の時間と出
力の関係を示す図である。
【符号の説明】
1 第1加工レーザ発振器 2 第2レーザ発振器 3 ビームスプリッター 4 ビームエキスパンダー 5 ダイクロイックミラー 6 対物レンズ 7 加工対象物 12 制御装置 14 第1加工レーザ光(パルスレーザ光) 15 第2レーザ光 15a 第2レーザ光(CWレーザ光) 15b 第2レーザ光(パルスレーザ光)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 第1加工レーザ光を出力する第1加工レ
    ーザ発振器と、前記第1加工レーザ光よりも小さな出力
    の第2レーザ光を出力する第2レーザ発振器と、前記第
    1加工レーザ光と前記第2レーザ光とを同軸にて加工対
    象物に投射する集束光学系と、前記第1加工レーザ光と
    前記第2レーザ光とを時間差をおいて加工対象物に投射
    すべく、前記第1加工レーザ発振器と前記第2レーザ発
    振器によるレーザ光の出射タイミングを制御する制御装
    置と、を有することを特徴とするレーザ加工装置。
JP3164738A 1991-07-05 1991-07-05 レーザ加工装置 Pending JPH058071A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3164738A JPH058071A (ja) 1991-07-05 1991-07-05 レーザ加工装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3164738A JPH058071A (ja) 1991-07-05 1991-07-05 レーザ加工装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH058071A true JPH058071A (ja) 1993-01-19

Family

ID=15798969

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3164738A Pending JPH058071A (ja) 1991-07-05 1991-07-05 レーザ加工装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH058071A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08309566A (ja) * 1995-05-19 1996-11-26 Nec Corp ビアホール形成方法及びレーザ光照射装置
JP2008018456A (ja) * 2006-07-13 2008-01-31 Disco Abrasive Syst Ltd レーザー加工装置
JP2016042513A (ja) * 2014-08-15 2016-03-31 株式会社ディスコ ウエーハの加工方法
JP2016072273A (ja) * 2014-09-26 2016-05-09 株式会社ディスコ ウエーハの加工方法
WO2017081858A1 (en) * 2015-11-12 2017-05-18 Ricoh Company, Ltd. Laser beam generation apparatus, laser machining device, and laser machining method
US10811834B2 (en) 2015-11-24 2020-10-20 Ricoh Company, Ltd. Laser beam generation apparatus, laser machining device, and laser machining method

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08309566A (ja) * 1995-05-19 1996-11-26 Nec Corp ビアホール形成方法及びレーザ光照射装置
JP2008018456A (ja) * 2006-07-13 2008-01-31 Disco Abrasive Syst Ltd レーザー加工装置
JP2016042513A (ja) * 2014-08-15 2016-03-31 株式会社ディスコ ウエーハの加工方法
JP2016072273A (ja) * 2014-09-26 2016-05-09 株式会社ディスコ ウエーハの加工方法
WO2017081858A1 (en) * 2015-11-12 2017-05-18 Ricoh Company, Ltd. Laser beam generation apparatus, laser machining device, and laser machining method
US10811834B2 (en) 2015-11-24 2020-10-20 Ricoh Company, Ltd. Laser beam generation apparatus, laser machining device, and laser machining method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TW555612B (en) Laser machining apparatus
KR100751741B1 (ko) 레이저 열처리 장치 및 방법
JP7105639B2 (ja) レーザ加工装置
JP2001096386A (ja) レーザーの焦点位置を決定するための方法および装置
US20060134890A1 (en) System and process for processing a plurality of semiconductor thin films which are crystallized using sequential lateral solidification techniques
JPH10305384A (ja) レーザ加工装置
JPH058071A (ja) レーザ加工装置
JP2005217267A (ja) レーザ照射装置
JP2002176240A (ja) ビアホール加工方法及びその装置
JP2000042764A (ja) パターン修正装置および修正方法
JP2020175412A (ja) レーザリフトオフ用装置及びレーザリフトオフ方法
JPH0465154A (ja) コンタクトホール形成装置及び方法
US11219116B1 (en) Extreme ultraviolet light generation system and electronic device manufacturing method
JP2003001470A (ja) レーザ加工装置およびレーザ加工方法
JPS6310149A (ja) 照射光量制御装置
JPH06134588A (ja) レーザ加工装置
JP3524855B2 (ja) レーザ照射装置及びレーザ加工方法
JPH07211424A (ja) 半田付け方法および半田付け装置
US11897056B2 (en) Laser processing device and laser processing method
JP2004025292A (ja) レーザ加工方法及び装置
JPH0332482A (ja) レーザ加工機
KR102180311B1 (ko) 레이저 어닐링 장치
JPH058063A (ja) パルスレーザ加工装置
JPH04351280A (ja) 薄膜精密加工用のyagレーザ加工機
US20220009032A1 (en) Laser machining device