JPH0580632U - コラムと昇降フレームの撓み防止構造 - Google Patents

コラムと昇降フレームの撓み防止構造

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JPH0580632U
JPH0580632U JP2908892U JP2908892U JPH0580632U JP H0580632 U JPH0580632 U JP H0580632U JP 2908892 U JP2908892 U JP 2908892U JP 2908892 U JP2908892 U JP 2908892U JP H0580632 U JPH0580632 U JP H0580632U
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JP
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column
frame
elevating frame
bending
lifting frame
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JP2908892U
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俊児 佐倉
洋人 砂場
達也 平井
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Tsubakimoto Chain Co
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Tsubakimoto Chain Co
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 工作機械、測定機器、医療機器等において、
コラムと、このコラムに沿って昇降する昇降フレームと
の撓みを防止するための構造の提供。 【構成】 撓み防止構造は、コラム22とこのコラム2
2に沿って昇降する昇降フレーム23との対向面の一方
の面に凹条部31を他方の面に凹条部31に入り込む凸
条部32を上下方向に各々形成するとともに、この凹条
部31と凸条部32の間に昇降フレーム23の昇降を案
内する直線運動ベアリング33,34,35を複数具え
ている。昇降フレーム23とコラム22は凹凸条部3
1,32によって撓みにくい形状になっている。又、コ
ラム22と昇降フレーム23の占有面積を従来と同一し
たままで、コラム22と昇降フレーム23の撓む方向の
長さを長くすることができ、断面係数が大きくなり、コ
ラム22と昇降フレーム23の撓み量は少なくなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、工作機械、測定機器、医療機器等において、コラムと、このコラム に沿って昇降する昇降フレームとの撓みを防止するための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、工作機械に使用される昇降フレーム11は、図5、図6に示す ように、ベース12に一体に立設されたコラム13に沿ってモータ14とボール ねじ15とによって昇降するようになっている。昇降フレーム11とコラム13 との間には、昇降案内用の2本の直線運動ベアリング16,16が設けられてい る。昇降フレーム11の上部には、テーブル17が設けられている。 昇降フレーム11とコラム13は、図5に示すように、平面形状が方形状にな っている。
【0003】 昇降フレーム11とコラム13には、テーブル17上のワーク(図示省略)の 重量が加わるため、図6において、矢印A,C方向に撓むことがある。特に、ワ ークが図6においてテーブル17の左右端に移動すると、昇降フレーム11とコ ラム13の撓み量が多くなる。この撓み量が多いと、ワークの加工精度が低下す る。 このため、昇降フレーム11やコラム13の肉厚を増やすリブ(図示省略)を 昇降フレーム11やコラム13に設けるか、或いは、昇降フレーム11とコラム 13の占有面積を広くするかして、昇降フレーム11とコラム13の撓み量を少 なくしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、このようなリブを設けると、昇降フレームやコラムの形状が複雑に なるという問題点を有している。 又、昇降フレームとコラムの占有面積を広くする方法は、他の部品や装置等と の配置関係によって、コラムと昇降フレームの撓む方向の長さH1,H2(図5 参照)を長くすることができないことがあり、断面係数を大きくすることができ ず、撓み量を少なくすることができないという問題点を有している。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、コラムと昇降フレームとの対向面の何れか一方の面に凹条部を他方 の面に前記凹条部に入り込む凸条部を各々上下方向に形成するとともに、前記凹 凸条部間に前記コラムに対して前記昇降フレームの昇降を案内する直線運動ベア リングを複数具えた構造により、前記の課題を解決したものである。
【0006】
【作用】
コラムと昇降フレームは凹凸条部によって補強され従来より撓みにくくなって いる。 又、コラムと昇降フレームの占有面積を従来と同一にしたまま、コラムと昇降 フレームの撓み方向の長さを長くすることができ、コラムと昇降フレームの少な くとも一方の断面係数が大きくなる。従って、剛性が向上する。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 撓み防止構造をレーザ加工に使用されるテーブル装置に適用した場合について 説明する。 テーブル装置20(図2参照)は、ベース21と一体に形成されたコラム22 に沿って図2の上下方向(Z軸方向)に昇降する縦長のZ軸テーブル(昇降フレ ーム)23と、Z軸テーブル23の上部に具えられ図2の左右方向(X軸方向) へ移動するX軸テーブル24と、X軸テーブル24上に具えられ図2の紙面の表 裏方向(Y軸方向)へ移動するY軸テーブル25とを有している。 従って、Y軸テーブル25はX、Y、Z軸方向に3次元移動ができるようにな っている。
【0008】 Z軸テーブル23は、モータ26と公知のボールねじ27とによってコラム2 2の側面に沿って昇降するようになっている。X、Y軸テーブル24,25も図 示しないモータとボールねじとによってX、Y軸方向へ往復移動するようになっ ている。 Y軸テーブル25上には、ワーク(図示省略)が載せられ、レーザによってワ ークに加工が施されるようになっている。このため、各テーブル23,24,2 5に撓みが生じるとワークに正確な加工を施すことができないことになる。
【0009】 Z軸テーブル23と、コラム22(図1参照)との対向面51,50の上下方 向(Z軸方向)には凹凸条部31,32が各々形成されている。凸条部32は凹 条部31に入り込んでいる。 この凹凸条部31,32によって、Z軸テーブル23とコラム22は補強され 、Z軸テーブル23とコラム22のX、Y軸方向の剛性を高めることができる。
【0010】 凹凸条部31,32(図1参照)の谷部36と頂部37の間と、平坦部38, 38と段部39,39の間とには、Z軸テーブル23の昇降を案内する直線運動 ベアリング33,34,35が都合3つ設けられている。 直線運動ベアリング33,34,35は、公知の構造のものであり、Z軸テー ブル23に設けられたレール41,42,43と、このレール41,42,43 上を移動自在な移動体44,45,46とで構成されている。 このように、直線運動ベアリング33,34,35を都合3つ具えたので、直 線運動ベアリング33,34,35によってコラム22とZ軸テーブル23を補 強することができ、コラム22とZ軸テーブル23のX軸方向の撓みを量少なく することができる。 なお、直線運動ベアリングは、平坦部38,38と段部39,39の間にのみ 都合2つ設けてもよい。
【0011】 コラム22の撓む方向であるX軸方向の長さH3(図1参照)は、突出した長 さH4だけ従来より長くなっている。 Z軸テーブル23のX軸方向の長さは従来と同一のH2である。 コラム22の幅は従来のコラム13の幅と同一のB1である。又、Z軸テーブ ル23の幅も従来の昇降フレーム11の幅と同一のB2である。 又、コラム22の断面係数Zは、Z=K・B・Hの自乗(但し、Kは定数、B はY軸方向の幅、HはZ軸方向の長さ)の一般式からHの自乗に比例して大きく なるため、Hの増加量自体は小さくても、コラムの断面係数を従来より著しく大 きくすることができる。 従って、コラム22とZ軸テーブル23の占有面積を従来のコラム13と昇降 フレーム11の占有面積と同一にしたまま、コラム22のX軸方向への撓みを少 なくすることができる。
【0012】 図3に示すように、Z軸テーブル123のX軸方向の長さH5を、従来の昇降 フレーム11のX軸方向の長さH2より長くすると、同様にしてZ軸テーブル1 23の断面係数Zも大きくなりZ軸テーブル123がX軸方向に撓みにくくなる 。この場合も、コラム122とZ軸テーブル123の占有面積は、従来の占有面 積と同一である。 なお、図3に示す、コラム122のX軸方向の長さは、図1のコラム22のX 軸方向の長さと同一のH3である。 従って、図3に示すコラム122とZ軸テーブル123は、両方とも従来より 断面係数が大きくなっており、全体的に、図1に示す実施例より撓みにくくなっ ている。 図3に示す構造は、図1に示す構造と略々同一であるため、図3の構造におい て、図1に相当する部分には、図1の符号の先頭に1を付した符号を使用し、そ の部分の構造の説明は省略することとする。
【0013】 又、図4に示すように、コラム222に凹条部231を、Z軸テーブル223 に凸条部232を各々形成してもよい。 このコラム222とZ軸テーブル223の凹凸条部231,232の間にも、 Z軸テーブル223の昇降を案内する直線運動ベアリング233,234,23 5が凹凸条部231,232の谷部236と頂部237の間と、平坦部238, 238と段部239,239の間とに都合3つ設けられている。
【0014】 なお、以上の撓み防止構造は、レーザ加工に使用されるテーブル装置20に適 用した場合について説明したが、測定機器、医療機器(何れも図示省略)等のコ ラムとZ軸テーブルにも適用することができる。
【0015】
【考案の効果】
本考案の撓み防止構造は、次の効果を奏する。 (1) コラムと昇降フレームの対向面に凹凸条部を形成したので、コラムと昇降 フレームは凹凸条部によって補強され、剛性を高めることができ、コラムと昇降 フレームの撓み量を少なくすることができる。 (2) コラムと昇降フレームに凹凸条部を形成することによって、コラムと昇降 フレームの占有面積を従来の占有面積と同一にしたままで、コラムと昇降フレー ムの撓む方向の少なくとも一方の長さを長くすることができ、その部材の断面係 数を大きくすることができる。これによって、コラムと昇降フレームの少なくと も一方の撓み量を少なくすることができる。 (3) コラムと昇降フレームの撓み量が少なくなると、ワークの加工精度、被測 定物の測定精度を向上させたり、或いは、適切な診断、検査等を行なうことがで きるようになる。 (4) なお、請求項2のように、直線運動ベアリングを3つ設けると、コラムと 昇降フレームが直線運動ベアリングによって補強され、コラムと昇降フレームの 撓み量を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の撓み防止構造を具えたテーブル装置の
コラムとZ軸テーブルの平面図であって、図2中、1−
1矢視断面図である。
【図2】本考案の撓み防止構造を具えたテーブル装置の
一部破断した正面図である。
【図3】他の実施例の撓み防止構造を具えた図1に相当
するコラムとZ軸テーブルの平面図である。
【図4】他の実施例の撓み防止構造を具えた図1に相当
するコラムとZ軸テーブルの平面図である。
【図5】撓み防止構造を具えていない従来のコラムと昇
降フレームの平面図である。
【図6】図5の正面図である。
【符号の説明】
22,122,222 コラム 23,123,223 Z軸テーブル(昇降フレーム) 31,131,231 凹条部 32,132,232 凸条部 33,34,35,133,134,135,233,
234,235 直線運動ベアリング 36,136,236 谷部 37,137,237 頂部 38,138,238 平坦部 39,139,239 段部 50,51,150,151,250,251 対向面

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コラムと昇降フレームとの対向面の何れ
    か一方の面に凹条部を他方の面に前記凹条部に入り込む
    凸条部を各々上下方向に形成するとともに、前記凹凸条
    部間に前記コラムに対して前記昇降フレームの昇降を案
    内する直線運動ベアリングを複数具えたことを特徴とす
    る、コラムと昇降フレームの撓み防止構造。
  2. 【請求項2】 前記直線運動ベアリングは前記凹条部の
    谷部と前記凸条部の頂部の間と、前記凹条部の2つの平
    坦部と凸条部の2つの段部の間とに設けられている、請
    求項1記載のコラムと昇降フレームの撓み防止構造。
JP2908892U 1992-04-06 1992-04-06 コラムと昇降フレームの撓み防止構造 Pending JPH0580632U (ja)

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