JPH0579507A - 偏芯締結ボルトナツト - Google Patents
偏芯締結ボルトナツトInfo
- Publication number
- JPH0579507A JPH0579507A JP3240912A JP24091291A JPH0579507A JP H0579507 A JPH0579507 A JP H0579507A JP 3240912 A JP3240912 A JP 3240912A JP 24091291 A JP24091291 A JP 24091291A JP H0579507 A JPH0579507 A JP H0579507A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bolt
- eccentric
- nut
- fastening
- head
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
Landscapes
- Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明はボルト締結部の弛みを無くす偏芯締結
ボルトナットに関するもので、締結ボルト頭とナットの
外周をボルト幹部に対し偏芯させ、各々の外周に廻り止
め環を固着させることにより、ボルト頭、ナット表面へ
の容器内の内容物の付着を無くし、かつ締結部の温度差
及び変化に追従し、ボルトナットの弛みを皆無にするこ
とを目的としたものである。 【構成】本発明は偏芯ボルト１、偏芯ナット３、締結部
材４、廻り止め環５、袋廻り止め環９、止め溶接８より
構成されている。
ボルトナットに関するもので、締結ボルト頭とナットの
外周をボルト幹部に対し偏芯させ、各々の外周に廻り止
め環を固着させることにより、ボルト頭、ナット表面へ
の容器内の内容物の付着を無くし、かつ締結部の温度差
及び変化に追従し、ボルトナットの弛みを皆無にするこ
とを目的としたものである。 【構成】本発明は偏芯ボルト１、偏芯ナット３、締結部
材４、廻り止め環５、袋廻り止め環９、止め溶接８より
構成されている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、あらゆるボルトの締結
部の弛み止めに有効で、特に撹拌槽等での内部液が撹拌
され振動する槽内に取り付けられたボルト締結部に好適
な偏芯締結ボルトナットに関する。
部の弛み止めに有効で、特に撹拌槽等での内部液が撹拌
され振動する槽内に取り付けられたボルト締結部に好適
な偏芯締結ボルトナットに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来は、ボルトナットの弛み止め方法と
しては、文献、例えば、ねじ締付機構設計ポイント日本
規格協会発行２７７頁図６．３．１みぞ付きナット、図
６．３．２止め穴付きボルト等に記載のように、割ピン
又は針金で弛み止めを行う方法や、図４に示すようにボ
ルト頭及びナットの端面を締結後廻り止め溶接を行う方
法があった。
しては、文献、例えば、ねじ締付機構設計ポイント日本
規格協会発行２７７頁図６．３．１みぞ付きナット、図
６．３．２止め穴付きボルト等に記載のように、割ピン
又は針金で弛み止めを行う方法や、図４に示すようにボ
ルト頭及びナットの端面を締結後廻り止め溶接を行う方
法があった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術で、割ピ
ン方式の場合には、ナット溝とボルトのピン穴とを一致
させることが困難等の問題があり、針金で弛み止めを行
う方法としては、締結部のボルトが２本以上なければ使
用できない等の問題もあり、撹拌槽等の槽内の液中に取
り付けた場合には、割ピン及び針金部に内容物が付着
し、製品劣化等の問題が生じる。又、止め溶接を行う方
式の場合、締結部材の温度と締結ボルトの温度に差が生
じるような雰囲気では、止め溶接部に亀裂が生じ弛み止
めの効果が減少したり、締結部を分解する時には、溶接
部を除去することになり、ボルト頭及びナットを破損す
る等の問題があった。
ン方式の場合には、ナット溝とボルトのピン穴とを一致
させることが困難等の問題があり、針金で弛み止めを行
う方法としては、締結部のボルトが２本以上なければ使
用できない等の問題もあり、撹拌槽等の槽内の液中に取
り付けた場合には、割ピン及び針金部に内容物が付着
し、製品劣化等の問題が生じる。又、止め溶接を行う方
式の場合、締結部材の温度と締結ボルトの温度に差が生
じるような雰囲気では、止め溶接部に亀裂が生じ弛み止
めの効果が減少したり、締結部を分解する時には、溶接
部を除去することになり、ボルト頭及びナットを破損す
る等の問題があった。
【０００４】本発明の目的は、締結部を分解する時、締
結ボルトナットを破損することなく、かつボルト頭及び
ナットの表面への容器内内容物の付着を無くし、かつ締
結部の温度差及び変化に対し追従し、締結部の弛みを無
くす偏芯締結ボルトナットを提供することにある。
結ボルトナットを破損することなく、かつボルト頭及び
ナットの表面への容器内内容物の付着を無くし、かつ締
結部の温度差及び変化に対し追従し、締結部の弛みを無
くす偏芯締結ボルトナットを提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、ボルト頭外周及びナット外周をボルト幹部中芯に対
し偏芯した円形とし、その外周部に廻り止め環を挿入固
着したものである。
に、ボルト頭外周及びナット外周をボルト幹部中芯に対
し偏芯した円形とし、その外周部に廻り止め環を挿入固
着したものである。
【０００６】
【作用】締結したボルト又はナットが弛む場合、ボルト
幹部を芯にして回転することになり、この時ボルト頭及
びナットの外周はボルト幹部と偏芯しているため、偏芯
して回転することになるが、外周部に廻り止め環が固着
されているため、ボルト又はナットは回転することがで
きず、ボルトナットの弛みを防止することができる。
幹部を芯にして回転することになり、この時ボルト頭及
びナットの外周はボルト幹部と偏芯しているため、偏芯
して回転することになるが、外周部に廻り止め環が固着
されているため、ボルト又はナットは回転することがで
きず、ボルトナットの弛みを防止することができる。
【０００７】一方、締結部材と締結ボルトに温度差が生
じた場合には、ボルト頭又はナットの外周部と廻り止め
環は挿入され嵌合状態であるため、この部分での温度差
による軸方向の微小な膨張による動きを吸収することが
できる。
じた場合には、ボルト頭又はナットの外周部と廻り止め
環は挿入され嵌合状態であるため、この部分での温度差
による軸方向の微小な膨張による動きを吸収することが
できる。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図１乃至図３によ
り説明する。図において、１は頭部が円形でかつ２面に
平行に面取り７を設け、かつボルト幹部２の中芯に対し
偏芯した偏芯ボルトである。３は２面に面取り７を設
け、ボルト幹部２の中芯に対し外周部が偏芯した偏芯ナ
ットである。４は締結部材で、５は偏芯ボルト１と偏芯
ナット３により締結後、偏芯ボルト頭部１及び偏芯ナッ
ト３の部分に挿入し、締結部材に止め溶接８により固着
し、内径はボルト頭部外周又はナット外周に対し嵌合寸
法で加工し、外周は内径と同芯の廻り止め環である。６
は偏芯ボルトの偏芯量と同じ寸法で外周を偏芯した偏芯
廻り止め環であり、ボルトナットが弛むためにボルト又
はナットが回転する作用が生じても、ボルトナットの外
周は偏芯して回転することになるが、各々の廻り止め環
により回転することができない。
り説明する。図において、１は頭部が円形でかつ２面に
平行に面取り７を設け、かつボルト幹部２の中芯に対し
偏芯した偏芯ボルトである。３は２面に面取り７を設
け、ボルト幹部２の中芯に対し外周部が偏芯した偏芯ナ
ットである。４は締結部材で、５は偏芯ボルト１と偏芯
ナット３により締結後、偏芯ボルト頭部１及び偏芯ナッ
ト３の部分に挿入し、締結部材に止め溶接８により固着
し、内径はボルト頭部外周又はナット外周に対し嵌合寸
法で加工し、外周は内径と同芯の廻り止め環である。６
は偏芯ボルトの偏芯量と同じ寸法で外周を偏芯した偏芯
廻り止め環であり、ボルトナットが弛むためにボルト又
はナットが回転する作用が生じても、ボルトナットの外
周は偏芯して回転することになるが、各々の廻り止め環
により回転することができない。
【０００９】一方、締結部材がボルトより温度が低くな
った場合には、ボルト頭部又はナット外周部は各々の廻
り止め環が挿入されているのみであるため、ボルトの軸
方向への伸びは可能であり、ボルトと締結部材が同温度
に戻った時には、元の締結状態を保ち、かつ弛み止めは
有効となる。
った場合には、ボルト頭部又はナット外周部は各々の廻
り止め環が挿入されているのみであるため、ボルトの軸
方向への伸びは可能であり、ボルトと締結部材が同温度
に戻った時には、元の締結状態を保ち、かつ弛み止めは
有効となる。
【００１０】図３に示す９は廻り止め環と同じ目的の袋
廻り止め環で、１０は外周を偏芯させた偏芯袋廻り止め
環であり、容器液中で使用するボルトナットのボルト頭
部及びナット及びネジ部を覆い、ボルトナットの表面の
凹凸を無くし、ボルトナットの弛みを無くし、かつ内容
物の付着を防止することができる。又、廻り止め環の外
周部の止め溶接を除去することにより、ボルト頭及びナ
ットを破損することなく容易にボルトナットを取り外す
ことができる。
廻り止め環で、１０は外周を偏芯させた偏芯袋廻り止め
環であり、容器液中で使用するボルトナットのボルト頭
部及びナット及びネジ部を覆い、ボルトナットの表面の
凹凸を無くし、ボルトナットの弛みを無くし、かつ内容
物の付着を防止することができる。又、廻り止め環の外
周部の止め溶接を除去することにより、ボルト頭及びナ
ットを破損することなく容易にボルトナットを取り外す
ことができる。
【００１１】尚、偏芯廻り止め環又は偏芯袋廻り止め環
を使用することにより、偏芯ボルト、偏芯ナットの外周
部が円形となり、さらに凹凸の無い構造となる。
を使用することにより、偏芯ボルト、偏芯ナットの外周
部が円形となり、さらに凹凸の無い構造となる。
【００１２】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、ボルト頭
外周及びナット外周をボルト幹部中芯に対し偏芯させ、
ボルト締結後、その外周部に廻り止め環を挿入すること
により、１本の締結ボルトでもボルトナットの弛みを確
実に防止し、いかなる温度条件下での締結部のボルトナ
ットの弛みも皆無にし、かつボルトナットを破損するこ
となく取外しが可能で、更に袋廻り止め環を使用するこ
とにより表面が円滑になり、ボルトナット部への容器内
内容物の付着物を無くし、締結部の弛みを無くす効果が
ある。
外周及びナット外周をボルト幹部中芯に対し偏芯させ、
ボルト締結後、その外周部に廻り止め環を挿入すること
により、１本の締結ボルトでもボルトナットの弛みを確
実に防止し、いかなる温度条件下での締結部のボルトナ
ットの弛みも皆無にし、かつボルトナットを破損するこ
となく取外しが可能で、更に袋廻り止め環を使用するこ
とにより表面が円滑になり、ボルトナット部への容器内
内容物の付着物を無くし、締結部の弛みを無くす効果が
ある。
【図１】本発明の一実施例の偏芯ボルトナットの縦断面
図を示す。
図を示す。
【図２】図１のＩ−Ｉ線断面図を示す。
【図３】本発明の他の実施例の偏芯ボルトナットの縦断
面図を示す。
面図を示す。
【図４】従来の締結ボルトナットの弛み止め実施例の縦
断面図を示す。
断面図を示す。
１…偏芯ボルト、２…ボルト幹部、３…偏芯ナット、４
…締結部材、５…廻り止め環、６…偏芯廻り止め環、７
…面取り、８…止め溶接、９…袋廻り止め環、１０…偏
芯袋廻り止め環、１１…普通ボルト、１２…普通ナッ
ト。
…締結部材、５…廻り止め環、６…偏芯廻り止め環、７
…面取り、８…止め溶接、９…袋廻り止め環、１０…偏
芯袋廻り止め環、１１…普通ボルト、１２…普通ナッ
ト。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤本 勝 山口県下松市大字東豊井794番地 日立テ クノエンジニアリング株式会社笠戸事業所 内 (72)発明者 古川 敬信 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社日立製作所笠戸工場内 (72)発明者 高田 忠 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社日立製作所笠戸工場内 (72)発明者 野村 聖次 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社日立製作所笠戸工場内 (72)発明者 石山 祥夫 山口県下松市大字東豊井794番地 日立テ クノエンジニアリング株式会社笠戸事業所 内 (72)発明者 岡本 猶友 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社日立製作所笠戸工場内 (72)発明者 国光 久夫 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社日立製作所笠戸工場内 (72)発明者 井上 征雄 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社日立製作所笠戸工場内
Claims (2)
- 【請求項１】締結ボルトにおいて、ボルト頭部及びナッ
トの外周が円形で、かつボルト幹部中芯に対し偏芯さ
せ、ボルト締結後、ボルト頭部及びナット外周部に内径
と外径が同芯、又は偏芯した廻り止め環を挿入固着した
ことを特徴とする偏芯締結ボルトナット。 - 【請求項２】前記請求項１において、ボルト締結後、ボ
ルト頭部及びナット外周部に孔と外径が同芯、又は偏芯
した袋廻り止め環を被せたことを特徴とする偏芯締結ボ
ルトナット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3240912A JPH0579507A (ja) | 1991-09-20 | 1991-09-20 | 偏芯締結ボルトナツト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3240912A JPH0579507A (ja) | 1991-09-20 | 1991-09-20 | 偏芯締結ボルトナツト |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0579507A true JPH0579507A (ja) | 1993-03-30 |
Family
ID=17066520
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3240912A Pending JPH0579507A (ja) | 1991-09-20 | 1991-09-20 | 偏芯締結ボルトナツト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0579507A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030031680A (ko) * | 2001-10-15 | 2003-04-23 | 현대자동차주식회사 | 자동차용 커넥팅로드의 체결용 볼트구조 |
| CN103742503A (zh) * | 2014-01-03 | 2014-04-23 | 玛浩洋行有限公司 | 一种偏轴螺丝组合 |
| CN104499622A (zh) * | 2014-12-31 | 2015-04-08 | 李剑峰 | 一种抗震型偏心背栓及安装方法 |
-
1991
- 1991-09-20 JP JP3240912A patent/JPH0579507A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030031680A (ko) * | 2001-10-15 | 2003-04-23 | 현대자동차주식회사 | 자동차용 커넥팅로드의 체결용 볼트구조 |
| CN103742503A (zh) * | 2014-01-03 | 2014-04-23 | 玛浩洋行有限公司 | 一种偏轴螺丝组合 |
| CN104499622A (zh) * | 2014-12-31 | 2015-04-08 | 李剑峰 | 一种抗震型偏心背栓及安装方法 |
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