JPH0577894U - 照明装置 - Google Patents

照明装置

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JPH0577894U
JPH0577894U JP5287291U JP5287291U JPH0577894U JP H0577894 U JPH0577894 U JP H0577894U JP 5287291 U JP5287291 U JP 5287291U JP 5287291 U JP5287291 U JP 5287291U JP H0577894 U JPH0577894 U JP H0577894U
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JP
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screen
lighting
brightness
illumination
theater
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Pending
Application number
JP5287291U
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English (en)
Inventor
勝治 青木
厚 鈴木
裕行 宮本
Original Assignee
日本電気ホームエレクトロニクス株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画面の明るさに応じて劇場空間の照明を可変
し、臨場感を高める。 【構成】 テレビジョン受像機2の画面を取り囲む劇場
空間の照明を、照明制御装置4が画面に表示される映像
の明るさに応じて可変し、例えば明るい画面に対しては
照明器具3の照度を高め、暗い画面では照度を落とすと
いうように、画面を取り囲む環境を臨場感を高める方向
に照度制御することにより、劇中の映像内容に応じた環
境を作り出し、見る者を画面のなかに引き込むような効
果をもたらす。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、照明装置に関し、特に映像機器の画面の明るさに応じて照明を変 えることで臨場感を高めるようにした劇場照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ビデオソフトの普及や衛星放送の本格的実用化を受けて、大画面で映像鑑賞を 楽しむ家庭が増えつつあり、30インチ前後の画面をもったテレビジョン受像機 の需要が高まっている。また、43インチ程度が製造限界とされる直視型のテレ ビジョン受像機では飽き足らず、プロジェクタを用いて100インチ程度の大画 面に映像を投写する本格的なAVシステムを導入する家庭も珍しくなく、ホーム シアタと称して一般の劇場で鑑賞するのと変わらない映像鑑賞法が一般家庭でも 抵抗なく受け入れられるようになった。さらにまた、単に大画面で映像を鑑賞す るだけでなく、音声(オーディオ)と映像(ビジュアル)を複合した総合的なA Vシステムが、きわめて高い次元の劇場空間の創出を可能にしている。特に、臨 場感溢れる音声再生を可能にするサラウンドシステムなどは、サラウンドデコー ダやAVアンプに数個のスピーカを付加するだけで簡単にシステム構成できるた め、一部のマニアだけではなく、ごく普通の家庭にも普及している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の家庭用AVシステムは、大画面とサラウンドシステムなどの組み合わせ ることで、再生次元をホームシアタと呼べるレベルまで高めることができるが、 こうしたAVシステムから生み出される家庭内劇場は、音響面に関しては申し分 のない完成度が得られるものの、画面を取り囲む劇場空間の照明に関しては、照 明を含めてトータルに設計されたケースは少なく、多くは視聴者の個人的な嗜好 に合わせて明るい視聴環境や、或は日常の生活照明よりもやや暗い視聴環境下に おいて映像鑑賞されているのが現状である。なかには、画面からの照り返しを嫌 って、部屋の照明を殆ど落としてスタンドの光り程度の照明環境で映像を鑑賞す る人もあり、照明環境に関する接し方は人によって千差万別であった。しかし、 画面を取り囲む劇場空間の照明が、視聴者に与える心理的影響はかなり大きく、 娯楽映画を観賞するときに、劇中人物が薄明かりや闇夜の場面に登場しているに も拘わらず、これを見ている部屋の照明が明るすぎると、劇中人物との一体感が 薄れやすく、こうした場合は部屋の照明を多少落とした方がより臨場感の得られ ることが多い。また、これとは逆に太陽が燦然と輝く真昼の場面では、部屋の照 明を明るくした方が、より臨場感が得られることが多いのも事実である。しかし 、一般家庭のホームシアタに限らず、大きなスクリーンに映画を上映するような 大劇場においてすら、視聴空間を照らす照明は、画面に表示されている映像の内 容に関係なく常に同じ明るさに保たれていたため、視聴空間の照明が臨場感に寄 与することは殆ど無いに等しいといった課題を抱えていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この考案は、上記課題を解決したものであり、映像を画面に表示する映像機器 と、前記映像機器の画面が位置する空間を照明する照明手段と、前記映像機器の 画面に表示される映像の明るさを検出し、この明るさに応じて前記照明手段の照 度を可変する照明制御手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】
この考案は、映像機器の表示画面が位置する空間の照明を、画面に表示される 映像の明るさに応じて可変し、例えば明るい画面に対しては照明を増し、暗い画 面では照明を落とすというように照度制御する。
【0006】
【実施例】
以下、この考案の実施例について、図1ないし図4を参照して説明する。図1 は、この考案の照明装置を適用した劇場照明装置の一実施例を示す概略構成図、 図2は、図1に示した照明制御装置の回路図である。
【0007】 図1に示す劇場照明装置1は、映像を画面に表示するテレビジョン受像機2と 、画面を取り囲む劇場空間を照明する照明器具3と、画面に表示される映像の明 るさを検出し、この明るさに応じて照明器具3の照度を可変する照明制御装置4 から構成される。
【0008】 照明制御装置4は、テレビジョン受像機2のビデオ出力端子に接続されており 、画面の明るさに連動して3段階に変わるリモコン信号を発し、照明器具3を遠 隔制御する。テレビジョン受像機2から送り込まれるビデオ信号は、まず低域濾 波回路5において輝度信号成分を抽出され、続くクランプ回路6においてペデス タル部分を一定レベルにクランプされる。クランプされた輝度信号は、平滑回路 7において平均直流電圧に変換されたのち、輝度レベル判別回路8において高輝 度,中輝度,低輝度の3段階の輝度レベルに判別される。輝度レベル判別回路8 の判別出力は、リモコン送信器9にて所定のコードに変換され、赤外線等の伝送 媒体に乗せて照明器具3に付属するリモコン受信器10に向けて送信される。な お、リモコン受信器10には、照明器具3の照度を手動で切り替えるためのリモ コンスイッチ10aが付属しており、このリモコンスイッチ10aを操作してマ ニュアルモードを選択すれば、照明制御装置4からのリモコン信号をリモコン受 信器10が受付けず、リモコンスイッチ10aを通じて手動設定された照度を維 持させるようにすることもできる。
【0009】 また、実施例では、画面輝度に応じて輝度判別出力が頻繁に切り替わるのを防 止するため、平滑回路7にある程度の時定数をもたせてあり、この時定数以下の 短い時間内での輝度変動は輝度判別に影響しないよう配慮してある。
【0010】 一方、照明制御装置4から3段階に分けられた輝度レベルを受信したリモコン 受信器10は、照明器具3に対し輝度レベルに応じて照度を切り替えるよう制御 信号を送り出す。このため、視聴空間を照らす照明は、高輝度の画面であれば高 照度に、また中輝度の画面に対しては中照度に、そして低輝度の画面に対しては 低照度に切り替えられる。従って、例えば娯楽映画を観賞するときなどに、劇中 人物が薄明かりや闇夜の場面に登場しているときは、これを見ている部屋の照明 が自動的に画面と同程度の明るさに落とされ、逆に太陽が燦然と輝く真昼の場面 では、部屋の照明が自動的に明るさを増すことで、より劇中人物との一体感が得 られ、効果的に臨場感を高めることができる。
【0011】 このように、上記劇場照明装置1は、テレビジョン受像機2の画面を取り囲む 劇場空間の照明を、画面に表示される映像の明るさに応じて可変し、明るい画面 に対しては照明を増し、暗い画面では照明を落とすというように、画面を取り囲 む環境を臨場感を高める方向に照度制御する構成としたから、画面が暗いときは 照明も落とすことで、画面の雰囲気に見合った薄暗い視聴環境を提供し、またこ れとは逆に、画面が明るいときは照明を増すことで、画面の雰囲気に見合った明 るい視聴環境を提供することができる。これにより、映像の明るさに応じた視聴 環境を作り出し、見る者を画面のなかに引き込むような効果をもたらすことがで き、特にサラウンドシステム等との併用により、視覚的な臨場感と聴覚的な臨場 感をともに高め、視覚と聴覚の相乗効果により映像と音声を高い次元で鑑賞でき るような環境を創出し、これにより小規模のホームシアタなどにあっても、娯楽 映画やドキュメンタリ映画或は音楽演奏やスポーツ番組などを、それぞれにもっ とも適した視聴環境で楽しませることができる。
【0012】 なお、上記実施例において、輝度レベル判別回路8の判別レベルは3段階に限 定されず、輝度レベルは2段階判別でもよく、或はまた4段階以上に細かく分け て判別するうよにしてもよい。
【0013】 また、上記実施例では、テレビジョン受像機2から出力されるビデオ信号から 画面の輝度レベルを判別する構成としたが、図3に示す劇場照明装置11のごと く、画面の明るさを光学的に検知し、光学的に検知された画面輝度を輝度レベル 判別にかける構成とすることもできる。この場合、画面の輝度は、テレビジョン 受像機2の画面に受光面を向けて設置したフォトセンサ12により検知され、図 4に示したように、照明制御装置13内のフォトセンサ12の出力を平滑回路7 にて平滑化したのち、輝度レベル判別にかける。ただし、判別輝度に応じて照明 器具3の照度が可変制御されるため、フォトセンサ12自体が受光する目的光以 外の光量で変化してしまうのを防ぐ必要があり、この実施例では単一指向性のフ ォトセンサ12をテレビジョン受像機2の画面に向けて使用することで、誤動作 を防止している。
【0014】 また、上記各実施例では、映像機器としてテレビジョン受像機2を例にとった が、映像機器としてはディスプレイとビデオテープレコーダの組み合わせ、或は ディスプレイとレーザディスクプレーヤとの組み合わせ等でもよく、要は映像を 画面表示できるものであればよい。さらに、照明器具3の制御は、リモコン信号 による以外に、例えば照明制御装置4或は13と照明器具3を直接又は有線で接 続して行うようにすることもできる。
【0015】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案によれば、例えば画面が暗いときは照明も落と すことで、画面の雰囲気に見合った薄暗い視聴環境を提供し、またこれとは逆に 、画面が明るいときは照明を増すことで、画面の雰囲気に見合った明るい視聴環 境を提供することができ、映像の明るさに応じた視聴環境を作り出すことで、見 る者を画面のなかに引き込むような効果をもたらすことができる。また特に、サ ラウンドシステム等を併用すれば、視覚的な臨場感と聴覚的な臨場感をともに高 め、視覚と聴覚の相乗効果により映像と音声を高い次元で鑑賞できるような環境 を創出し、これにより小規模のホームシアタなどにあっても、娯楽映画やドキュ メンタリ映画或は音楽演奏やスポーツ番組などを、それぞれにもっとも適した視 聴環境で楽しませることができる等の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の照明装置を適用した劇場照明装置の
一実施例を示す概略構成図である。
【図2】図1に示した照明制御装置の回路図である。
【図3】この考案の照明装置を適用した劇場照明装置の
他の実施例を示す概略構成図である。
【図4】図3に示した照明制御装置の回路図である。
【符号の説明】
1,11 劇場照明装置 2 映像機器(テレビジョン受像機) 3 照明手段(照明器具) 4,13 照明制御手段(照明制御装置) 10a リモコンスイッチ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像を画面に表示する映像機器と、前記
    映像機器の画面が位置する空間を照明する照明手段と、
    前記映像機器の画面に表示される映像の明るさを検出
    し、この明るさに応じて前記照明手段の照度を可変する
    照明制御手段とを備えたことを特徴とする照明装置。
JP5287291U 1991-07-09 1991-07-09 照明装置 Pending JPH0577894U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5287291U JPH0577894U (ja) 1991-07-09 1991-07-09 照明装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5287291U JPH0577894U (ja) 1991-07-09 1991-07-09 照明装置

Publications (1)

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JPH0577894U true JPH0577894U (ja) 1993-10-22

Family

ID=12926972

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JP5287291U Pending JPH0577894U (ja) 1991-07-09 1991-07-09 照明装置

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