JPH0577794A - 高速流騒音の減音装置 - Google Patents
高速流騒音の減音装置Info
- Publication number
- JPH0577794A JPH0577794A JP24136591A JP24136591A JPH0577794A JP H0577794 A JPH0577794 A JP H0577794A JP 24136591 A JP24136591 A JP 24136591A JP 24136591 A JP24136591 A JP 24136591A JP H0577794 A JPH0577794 A JP H0577794A
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- JP
- Japan
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- noise
- jet
- flow
- speed
- trailing edge
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- Exhaust Silencers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ジェットエンジン等の高速流の発生する騒音
をかんたん装置によって効果的に減音する。 【構成】 高速流体に接する部材、例えばジェットダク
ト１の後縁部に前記高速流体の流れ方向に沿った減衰板
２を設け、減衰板２によって流体の速度変動を緩和して
騒音の発生を抑制する。
をかんたん装置によって効果的に減音する。 【構成】 高速流体に接する部材、例えばジェットダク
ト１の後縁部に前記高速流体の流れ方向に沿った減衰板
２を設け、減衰板２によって流体の速度変動を緩和して
騒音の発生を抑制する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ジェットエンジンの噴
流等の高速流の発生する騒音の減音装置に関する。
流等の高速流の発生する騒音の減音装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】公害問題となっている航空機騒音は、ジ
ェットエンジンの噴流より発生する空気力学的騒音が、
原因の一つとなっており、これを低減することが、現在
強く要望されている。
ェットエンジンの噴流より発生する空気力学的騒音が、
原因の一つとなっており、これを低減することが、現在
強く要望されている。
【０００３】このような要望を満たすため、図３に図示
するサプレッサ・ノズルおよび図４に図示するコラゲー
テッド・ノズルのような形式のものを用いることが考え
られる。
するサプレッサ・ノズルおよび図４に図示するコラゲー
テッド・ノズルのような形式のものを用いることが考え
られる。
【０００４】図３に示すサプレッサ・ノズルでは、ジェ
ットエンジンの噴流Ｆがその内部を流れるジェットパイ
プ０１の後縁部に後方へ向かって開口する複数のノズル
０２を設け、同ノズル０２から噴射される噴流によって
外部の空気を吸い込んでジェットエンジン噴流より発生
する騒音を低減する。
ットエンジンの噴流Ｆがその内部を流れるジェットパイ
プ０１の後縁部に後方へ向かって開口する複数のノズル
０２を設け、同ノズル０２から噴射される噴流によって
外部の空気を吸い込んでジェットエンジン噴流より発生
する騒音を低減する。
【０００５】図４に示すコラゲーテッド・ノズルでは、
ジェットエンジンの噴流Ｆがその内部を流れるジェット
パイプ０１の後縁部にひだ状の開口０３を設け、矢印ｆ
に示すように、外部からこの開口０３を経て空気をジェ
ットパイプ０１の後縁部に流し込んでジェットエンジン
噴流より発生する騒音を低減する。
ジェットエンジンの噴流Ｆがその内部を流れるジェット
パイプ０１の後縁部にひだ状の開口０３を設け、矢印ｆ
に示すように、外部からこの開口０３を経て空気をジェ
ットパイプ０１の後縁部に流し込んでジェットエンジン
噴流より発生する騒音を低減する。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】前記図３及び図４に示
すような、外部からジェットパイプの後縁部に空気を吸
い込み又は流し込む形式の減音装置では、外部からの空
気が噴流に混合することによって推進効率が低下するた
めに、その実用化が困難であった。
すような、外部からジェットパイプの後縁部に空気を吸
い込み又は流し込む形式の減音装置では、外部からの空
気が噴流に混合することによって推進効率が低下するた
めに、その実用化が困難であった。
【０００７】本発明は、前記に鑑みてなされたもので、
推進効率等を極力損なうことなく、効果的に騒音を低下
させることができる高速流騒音の減音装置を提供しよう
とするものである。
推進効率等を極力損なうことなく、効果的に騒音を低下
させることができる高速流騒音の減音装置を提供しよう
とするものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明の高速流騒音の減
音装置は、高速流体に接する部材の後縁部に、前記高速
流体の流れに沿った減衰板を設けた。
音装置は、高速流体に接する部材の後縁部に、前記高速
流体の流れに沿った減衰板を設けた。
【０００９】
【作用】ジェットパイプ、ダクト等高速流体に接する部
材の後縁部では、該流体の流れ方向に沿った速度成分が
時間的に著しく変動して、その速度変動による剪断力変
化で騒音が発生する。
材の後縁部では、該流体の流れ方向に沿った速度成分が
時間的に著しく変動して、その速度変動による剪断力変
化で騒音が発生する。
【００１０】本発明では、前記部材の後縁部における高
速流体の流れの激しい速度変動は、減衰板によって緩和
することができるので、騒音の発生が抑制される。
速流体の流れの激しい速度変動は、減衰板によって緩和
することができるので、騒音の発生が抑制される。
【００１１】
【実施例】以下本発明の一実施例を、図１及び図２によ
って説明する。１はジェットエンジンの噴流Ｆが内部を
流れる円筒状のジェットパイプで、同ジェットパイプ１
の後縁周囲に一定間隔をおいて複数の減衰板２が配設さ
れている。
って説明する。１はジェットエンジンの噴流Ｆが内部を
流れる円筒状のジェットパイプで、同ジェットパイプ１
の後縁周囲に一定間隔をおいて複数の減衰板２が配設さ
れている。
【００１２】同減衰板２は、図２に示すように、前方の
部分がやや尖った水滴状の形状を有し、その軸方向の中
心線に沿って、ジェットパイプ１にジェットエンジンの
噴流Ｆの流れ方向、即ち、ジェットパイプ１の軸方向に
取付けられ、かつ、その後端部はジェットパイプ１の後
縁より突出するように配置されている。
部分がやや尖った水滴状の形状を有し、その軸方向の中
心線に沿って、ジェットパイプ１にジェットエンジンの
噴流Ｆの流れ方向、即ち、ジェットパイプ１の軸方向に
取付けられ、かつ、その後端部はジェットパイプ１の後
縁より突出するように配置されている。
【００１３】本実施例では、ジェットパイプ１後縁部に
おけるジェットエンジン噴流Ｆの速度変動は、同ジェッ
トパイプ１の後縁周囲に設けられた複数の減衰板２によ
って緩和され、騒音の発生を抑制することができる。
おけるジェットエンジン噴流Ｆの速度変動は、同ジェッ
トパイプ１の後縁周囲に設けられた複数の減衰板２によ
って緩和され、騒音の発生を抑制することができる。
【００１４】また、ジェットパイプ１内には外部からの
空気が流し込まれることがなく、推進効率が低下するこ
ともない。
空気が流し込まれることがなく、推進効率が低下するこ
ともない。
【００１５】本実施例は、ジェットパイプに本発明を適
用したものであるが、本発明は高速流体に接する部材、
例えば翼型の後縁部、管路のオリフィス等に広く適用す
ることができる。
用したものであるが、本発明は高速流体に接する部材、
例えば翼型の後縁部、管路のオリフィス等に広く適用す
ることができる。
【００１６】
【発明の効果】本発明は、簡単な構成によって、外部か
ら空気等の流体が流入することなく、高速流体に接する
ジェットパイプ、ダクト等の部材の後縁部より発生する
高速流騒音を効果的に低減することができる。
ら空気等の流体が流入することなく、高速流体に接する
ジェットパイプ、ダクト等の部材の後縁部より発生する
高速流騒音を効果的に低減することができる。
【図１】本発明の一実施例の斜視図である。
【図２】同実施例のジェットパイプ後縁部の断面図であ
る。
る。
【図３】従来の高速流騒音の減音装置の１例の斜視図で
ある。
ある。
【図４】従来の高速流騒音の減音装置の他の例の斜視図
である。
である。
１ ジェットパイプ ２ 減衰板 Ｆ ジェットエンジンの噴流
Claims (1)
- 【請求項１】 高速流体に接する部材の後縁部に、前記
高速流体の流れに沿った減衰板を設けたことを特徴とす
る高速流騒音の減音装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24136591A JPH0577794A (ja) | 1991-09-20 | 1991-09-20 | 高速流騒音の減音装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24136591A JPH0577794A (ja) | 1991-09-20 | 1991-09-20 | 高速流騒音の減音装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0577794A true JPH0577794A (ja) | 1993-03-30 |
Family
ID=17073209
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24136591A Withdrawn JPH0577794A (ja) | 1991-09-20 | 1991-09-20 | 高速流騒音の減音装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0577794A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7516815B2 (en) * | 2004-03-03 | 2009-04-14 | Roll-Royce Deutschland Ltd & Co Kg | Arrangement for the generation of sonic fields of a specific modal composition |
-
1991
- 1991-09-20 JP JP24136591A patent/JPH0577794A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7516815B2 (en) * | 2004-03-03 | 2009-04-14 | Roll-Royce Deutschland Ltd & Co Kg | Arrangement for the generation of sonic fields of a specific modal composition |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19981203 |