JPH057740U - 浸水時の安全構造をそなえた海中展望台 - Google Patents

浸水時の安全構造をそなえた海中展望台

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JPH057740U
JPH057740U JP6090791U JP6090791U JPH057740U JP H057740 U JPH057740 U JP H057740U JP 6090791 U JP6090791 U JP 6090791U JP 6090791 U JP6090791 U JP 6090791U JP H057740 U JPH057740 U JP H057740U
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JP
Japan
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observatory
tank
water
underwater
perspective window
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Withdrawn
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JP6090791U
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English (en)
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毅人 赤松
洋和 島村
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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  • Underground Or Underwater Handling Of Building Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 浸水時の安全構造をそなえた海中展望台に関
し、特に広い面積の透視窓を装着された海中展望台にお
ける浸水時の安全構造に関する。 【構成】 海中展望台10において、内部に展望室2を有
する駆体3を海底1に固定し、駆体3の周壁に広い面積
の透視窓11を装着すると共に透視窓11の内側に透視窓11
をカバー可能なゲート12をウインチ14の操作で上下動可
能に配設する一方、展望室2の床板16の下側にタンク17
を形成し、床板16の一部にメッシュ状頂板18を装着して
展望室2とタンク17とを連通すると共にタンク18に排水
用ポンプを接続することにより、透視窓11が破損したと
きウインチ14の操作で破損した透視窓をゲート12でカバ
ーして流入水の水量を制限(抑制)し、かつ流入した海
水をタンク17に流入させて床板16上に海水が溜まるのを
防止しながら、排水用ポンプでタンク17内に溜まった水
を排水して、展望室2内に海水が溜まるのを遅らせ、そ
の間に避難用階段20を介して出入口19から陸地21への避
難が行なえるようにした点に特徴を有する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、浸水時の安全構造をそなえた海中展望台(湖沼に設置されるものを 含む、以下同じ)に関し、特に広い面積の透視窓を装着された海中展望台におけ る浸水時の安全構造に関する。
【0002】 なお、海中展望台のほか、海中レストランのような海中集客施設における浸水 時の安全構造にも適用可能である。
【0003】
【従来の技術】
例えば、水族館の大水槽の場合、同大水槽に装着されている透視窓が破損し展 望室が浸水した場合、大水槽内の水槽が有限であるため、観客の膝上程度にしか 水が達しないように大水槽内の水量を勘案して展望室の面積を決定することが可 能であり、現にそのような設計がなされている。
【0004】 ところが海中展望台の場合、対象となる水量が無限であるため、透視窓が破損 した場合における観客の避難を考慮して、広い面積の透視窓を装着することがで きず、直径が30cm程度の小窓が装着されているにすぎない。
【0005】 すなわち図4,図5に示すように、海中展望台10は海底1に底部を固着され内 部に展望室2をそなえた駆体3から形成され、展望室2のほぼ下半部が水面4よ り下方の水中に位置していて、展望室2の水中部分の周壁部に、円形で小径(直 径が約30cm)の小窓5が複数個装着されている。
【0006】 なお図4,図5中における符号6は駆体3の上部に取付けられたステージを示 しており、ステージ6と陸地との間に通路7が装架されている。さらに、ステー ジ6と展望室2との間に螺旋階段8が取付けられて海中展望台10が形成されてい る。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
上述のように、従来の海中展望台では展望室には小窓の透視窓しか装着されて いないので、大勢の観客が同時に海中を展望することでできず、また展望可能な 視野が狭いという問題点がある。
【0008】 本考案は、このような問題点の解決をはかろうとするもので、海中展望台の展 望室に広い面積の透視窓を装着して海中展望室からの景観を良好ならしめると共 に、広い面積の透視窓が破損した場合における展望室の浸水に対する安全構造を そなえた海中展望台を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、本考案の浸水時の安全構造をそなえた海中展望台 は、海中展望台において、下方部が水面下に位置し上方部が水面上に位置するよ うに水中に固設されると共に内部に展望室をそなえた駆体と、同駆体の周壁に装 着され上記展望室から海中の展望が可能な透視窓とをそなえ、同透視窓として広 い面積のものが装着される一方、上記透視窓の内側に同透視窓をカバー可能なゲ ートが移動可能に装着され、上記展望室に避難用階段をそなえた出入口が取付け られると共に床板で仕切られてタンクが形成され、上記床板に上記のタンクと展 望室とを連通可能なメッシュ状頂板が取付けられ、さらに上記タンクに排水用ポ ンプが接続されていることを特徴としている。
【0010】
【作用】
上述の本考案の浸水時の安全構造をそなえた海中展望台では、透視窓が破損し て浸水が発生するとゲートで透視窓がカバーされるので、破損した透視窓から流 れ込んでいる水量が制限(抑制)され、大量の水が流入するのを防止できる。
【0011】 一方、展望室内に流入した水は床板のメッシュ状の頂板からタンク内に流入す るので、展望室の床板上に短時間のうちに水が溜まることはない。
【0012】 さらに流入水がタンクに溜まり始めると排水用ポンプが起動して排水を開始す る。
【0013】 タンクは流入水量に比し十分大きく確保されており、かつ排水用ポンプの排水 効果により、展望室の床板上に水が溜まり始めるには相当の時間がかかるので、 この時間内に避難階段を介して吃水線上への避難が行なわれる。
【0014】
【実施例】
以下、図面により本考案の一実施例としての浸水時の安全構造をそなえた海中 展望台について説明すると、図1は側断面図、図2は模式正面図、図3はゲート 部の横断面図である。
【0015】 この実施例の海中展望台10も、海底1にその底部を固定され内部に展望室2を そなえた駆体3から形成されている。
【0016】 駆体3は、鋼またはコンクリートあるいはこれらを組合わせて建造され(同時 に透視窓11も取付けられている)、海上を所定の場所まで曳航され、駆体3内へ 注水が行なわれて海底1へ沈座させた後、駆体3内を排水用ポンプ22および排水 パイプ23(これらについては後に詳述する)を通じ排水して海底1に固定される 。
【0017】 駆体3の下半部は水面4より下方の水中に位置していて、展望室2の水中部分 の駆体3の周壁に、広い面積の(ガラスまたはアクリル板製の)透視窓11が多数 装着されている。
【0018】 各透視窓11の内側に透視窓11をカバー可能な鋼製のゲート12が案内レール13に より透視窓11に沿って上下動可能に装着され、展望室2の天井板2a上にゲート 12を上下動させるためのウインチ14が取付けられている。符号12aは案内レール 13に転動可能に係合するゲート12の案内用ローラを、また符号15はウインチ14に 捲回されゲート12を懸吊するためのワイヤをそれぞれ示している。
【0019】 展望室2の下部に、床板16で仕切られてタンク(水槽)17(タンク17の容量に ついては後述する)が形成されると共に、床板16の透視窓11に沿った個所に一定 幅のメッシュ状頂板18が装着されていて、メッシュ状頂板18によって展望室2と タンク17とが連通するようになっている。
【0020】 展望室2に陸地21に通じる出入口19が取付けられると共に、床板16と出入口19 とを接続する避難階段20が取付けられている。
【0021】 上述の構成により、透視窓11が破損して展望室2への浸水が発生した場合、そ の透視窓11に沿って上下動可能に設置されたゲート12をウインチ14を駆動してガ イドレール13に案内させながら降下させて、その(破損した)透視窓11より流入 する水量を制限(抑制)させる。
【0022】 一方、展望室2内に流入した水は、透視窓11に沿った個所に装着されたメッシ ュ状頂板18から直ちにタンク17内に流入するので、床板16上には短時間のうちに 水が溜まるようなことはない。
【0023】 そしてタンク17内に水が溜まり始めると、排水用ポンプ22を起動させて排水を 開始する。
【0024】 ここで、タンク17の容量は、透視窓11からの流入水量に対し十分に大きく設定 されていることは言うまでもなく、また排水用ボ22の排水効果により、展望室2 の床板16上に水が溜まり始める前に、観客が展望室2から避難階段20を介して陸 地21への避難が完了することが可能なように、タンク17および排水用ポンプ22の 容量が設定されていることは言うまでもない。
【0025】 したがって、展望室2の床板16上の観客は、床板16上に水があふれる迄の間に 、避難階段20から出入口19を経て水面上の陸地へ安全に避難することができる。 このように、透視窓11が破損しても、ゲート12の作用で流入水の水量を制限し ながら、その水量に見合った容量のタンク17と排水用ポンプ22とにより、展望室 2の床板16上に水が溜まるのを遅らすことができ、その間に展望室2内の観客を 陸地へ避難させることができるので、海中展望台10に広い面積の透視窓を装着す ることが可能となる。
【0026】
【考案の効果】
以上詳述したように、本考案の浸水時の安全構造をそなえた海中展望台によれ ば、透視窓が破損して展望室への浸水が発生しても、観客が安全な場所へ避難で きる時間を確保することができるので、海中展望台に広い面積の透視窓を装着す ることが可能となり、海中展望台からの景観を高めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例としての浸水時の安全構造を
そなえた海中展望台の側断面である。
【図2】同模式正面図である。
【図3】同ゲート部の横断面図である
【図4】従来の海中展望台の模式側面図である。
【図5】図4のA−A矢視断面図である。
【符号の説明】
1 海底 2 展望室 3 駆体 4 水面 10 海中展望台 11 透視窓 12 ゲート 13 案内レール 14 ウインチ 15 ワイヤ 16 床板 17 タンク 18 メッシュ状頂板 19 出入口 20 避難階段 22 排水用ポンプ 23 排水パイプ

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 海中展望台において、下方部が水面下に
    位置し上方部が水面上に位置するように水中に固設され
    ると共に内部に展望室をそなえた駆体と、同駆体の周壁
    に装着され上記展望室から海中の展望が可能な透視窓と
    をそなえ、同透視窓として広い面積のものが装着される
    一方、上記透視窓の内側に同透視窓をカバー可能なゲー
    トが移動可能に装着され、上記展望室に避難用階段をそ
    なえた出入口が取付けられると共に床板で仕切られてタ
    ンクが形成され、上記床板に上記のタンクと展望室とを
    連通可能なメッシュ状頂板が取付けられ、さらに上記タ
    ンクに排水用ポンプが接続されていることを特徴とす
    る、浸水時の安全構造をそなえた海中展望台。
JP6090791U 1991-07-08 1991-07-08 浸水時の安全構造をそなえた海中展望台 Withdrawn JPH057740U (ja)

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JP6090791U JPH057740U (ja) 1991-07-08 1991-07-08 浸水時の安全構造をそなえた海中展望台

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JPH057740U true JPH057740U (ja) 1993-02-02

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52148787U (ja) * 1976-05-06 1977-11-11

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52148787U (ja) * 1976-05-06 1977-11-11
JPS5534775Y2 (ja) * 1976-05-06 1980-08-16

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