JPH0576610A - 温熱治療用マイクロ波プローブ - Google Patents

温熱治療用マイクロ波プローブ

Info

Publication number
JPH0576610A
JPH0576610A JP23795691A JP23795691A JPH0576610A JP H0576610 A JPH0576610 A JP H0576610A JP 23795691 A JP23795691 A JP 23795691A JP 23795691 A JP23795691 A JP 23795691A JP H0576610 A JPH0576610 A JP H0576610A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tube
antenna
balloon
probe
microwave
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP23795691A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Inaba
誠 稲葉
Satoshi Mizukawa
聡 水川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP23795691A priority Critical patent/JPH0576610A/ja
Publication of JPH0576610A publication Critical patent/JPH0576610A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Radiation-Therapy Devices (AREA)
  • Thermotherapy And Cooling Therapy Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】マイクロ波放射用アンテナからのマイクロ波が
全周方向に均一に放射され、患部を均一に温熱治療でき
る温熱治療用マイクロ波プローブを提供することにあ
る。 【構成】生体管腔内に挿入可能なプローブ本体11の先
端部に膨縮自在なバルーン13を設けるとともに、プロ
ーブ本体11内にマイクロ波放射用アンテナ23を挿通
し、かつプローブ本体11内に前記マイクロ波放射用ア
ンテナ23に螺旋状に巻回されるとともに一端が前記バ
ルーン13内に開口したチューブ15を設ける。チュー
ブ15によってマイクロ波がある程度妨げられるが、マ
イクロ波放射用アンテナ23に螺旋状に巻回されている
ため均一に放射される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、生体管腔内に挿通
し、管腔周辺に発生した患部をマイクロ波によって温熱
治療する温熱治療用マイクロ波プローブに関する。
【0002】
【従来の技術】最近、癌腫瘍を温熱治療する方法として
温熱治療法が行われている。この治療法は癌腫瘍細胞が
正常組織よりも温度に対して弱いことを利用し、患部を
43℃以上に加温するものである。
【0003】例えば、尿道、直腸、食道などの管腔の周
囲に発生した癌腫瘍の温熱治療に使用する管腔挿入型の
マイクロ波プローブは、特開昭59−57670号公
報、特開平2−180279号公報に示されている。
【0004】前記マイクロ波プローブの基本的構成は、
プローブ本体の先端部に膨縮自在なバルーンが設けら
れ、プローブ本体内にはマイクロ波放射用アンテナおよ
び前記バルーンに膨脹用流体を供給するチューブが挿通
されている。
【0005】ところで、従来のマイクロ波プローブは、
図7(a)(b)に示すように構成されている。すなわ
ち、(a)はプローブ本体の挿入部を形成するシース1
の先端部に膨縮自在なバルーン2が設けられている。シ
ース1の内部にはマイクロ波放射用アンテナ3に平行し
て前記バルーン2に空気または液体を供給または排出す
るためのチューブ4が配置されている。
【0006】また、(b)はマルチルーメンチューブに
よってシース5が形成されており、シース5の先端部に
は膨縮自在なバルーン6が設けられている。シース5の
軸方向には前記バルーン6に空気または液体を供給また
は排出するための通路7が形成され、この通路7はシー
ス5の内部のマイクロ波放射用アンテナ8に平行してい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、バルーンを
膨縮させるチューブやそのチューブ内を満たす空気や液
体は、ある程度、マイクロ波を遮断するものであり、従
来のようにマイクロ波放射用アンテナと平行してバルー
ン膨縮用のチューブや通路が配置されていると、そのチ
ューブや通路側へのマイクロ波放射が他の方向への放射
より少なくなる。
【0008】したがって、管腔の周囲全周に広がる患部
や臓器全体を加温する場合、一部の方向に加温が不十分
な領域が発生し、所望する部分全体を均一に加温するこ
とができないという問題があった。
【0009】この発明は、前記事情に着目してなされた
もので、その目的とするところは、バルーンを膨縮する
空気や液体が満たされるチューブや通路があっても、マ
イクロ波放射用アンテナからのマイクロ波が全周方向に
均一に放射される温熱治療用マイクロ波プローブを提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記目的を
達成するために、生体管腔内に挿入可能なプローブ本体
の先端部に膨縮自在なバルーンを設けるとともに、前記
プローブ本体内にマイクロ波放射用アンテナを挿通し、
かつ前記プローブ本体内に前記マイクロ波放射用アンテ
ナに螺旋状に巻回されるとともに一端が前記バルーン内
に開口したチューブを設け、このチューブを前記バルー
ンに膨脹用流体を供給する手段に接続したことにある。
【0011】
【作用】バルーン膨脹用流体を供給すると、マイクロ波
放射用アンテナに螺旋状に巻回されたチューブ内を流通
し、バルーン内に供給されてバルーンは膨脹する。この
状態で、マイクロ波放射用アンテナからマイクロ波を放
射すると、マイクロ波はチューブやバルーン膨脹用流体
によってある程度遮断されるが、チューブがマイクロ波
放射用アンテナに螺旋状に巻回されているため、全周に
亘って均一に放射される。
【0012】
【実施例】以下、この発明の各実施例を図面に基づいて
説明する。
【0013】図1および図2は第1の実施例を示す。1
0は温熱治療用マイクロ波プローブで、11はプローブ
本体である。プローブ本体11はテフロンシースによっ
て形成され、管腔内に挿入する挿入部12が設けられて
いる。
【0014】前記挿入部12の先端部には膨縮自在なバ
ルーン13が設けられ、基端部には操作部14が設けら
れている。この操作部14には前記バルーン13に空気
または液体等のバルーン膨縮用流体を供給・排出するた
めのチューブ15とマイクロ波を伝送するケーブル16
が接続されている。
【0015】また、前記操作部14には前記挿入部12
内に冷却水を還流するための送水チューブ17、排水チ
ューブ18および後述する温度センサの信号線19が導
出されている。
【0016】そして、前記ケーブル16はマイクロ波発
振器20に、信号線19は測温装置21にそれぞれ接続
され、送水チューブ17および排水チューブ18は冷却
タンクと送排水用ポンプを備えた冷却水還流装置22に
接続されている。
【0017】前記プローブ本体11の挿入部12には前
記ケーブル16が同軸的に挿通されており、この先端部
にはマイクロ波放射用アンテナ(以下、アンテナ23と
いう)が設けられている。
【0018】前記アンテナ23の外周面には前記チュー
ブ15が同一ピッチに螺旋状に巻回されており、この螺
旋状部15aより先端側のチューブ15の先端の開口
は、挿入部12の側壁を貫通して前記バルーン13内に
開口している。また、チューブ15の末端には逆止弁2
4が設けられている。
【0019】さらに、前記アンテナ23の周囲に位置す
る挿入部12の表面には温度センサ25が固定され、こ
れは挿入部12の表面に沿って配線された前記信号線1
9を介して測温装置21に接続されている。
【0020】このように構成された温熱治療用マイクロ
波プローブ10を用いて前立腺を加温治療する場合につ
いて説明すると、図2に示すように、挿入部12を尿道
26に挿入し、その挿入部12の先端部が膀胱27内に
到達するまで挿入する。
【0021】この状態で、チューブ15の末端部に設け
られた逆止弁24にシリンジ等の送気用器具28を接続
し、送気用器具28を操作してチューブ15に空気等の
流体を供給し、バルーン13を膨脹させて挿入部12を
尿道26に位置決めする。
【0022】次に、冷却水還流装置22を起動し、送水
チューブ17から挿入部12内に冷却水を送水するとと
もに、排水チューブ18から挿入部12内の冷却水を排
水して挿入部12内に冷却水を還流する。さらに、マイ
クロ波発振器20によりマイクロ波を発振し、ケーブル
16を介してアンテナ23からマイクロ波を放射して前
立腺29を加温する。
【0023】このとき、挿入部12に設けられた温度セ
ンサ25はこれに接触する前立腺29の温度を測定し、
この温度測定値によってマイクロ波発振器20の発振出
力を制御することにより、加温温度を一定に保つことが
できる。
【0024】このように、マイクロ波の放射の妨げるな
るチューブ15がアンテナ23の周囲に螺旋状に均一に
巻回されているので、アンテナ23から放射されるマイ
クロ波が周囲に均一に放射され、管腔の周囲全周に亘っ
て均一に加温できる。
【0025】また、アンテナ23にチューブ15を螺旋
状に巻回することによって、挿入部12に対するアンテ
ナ23の径方向の偏りが緩和され、アンテナ23が挿入
部12内の中心に常に保持されるので、アンテナ23の
周辺は均一な還流水路が確保されることになり、より一
層均一な加温ができる。
【0026】図3は第2の実施例を示す。温熱治療用マ
イクロ波プローブ10の基本的構成は第1の実施例と同
一であるが、プローブ本体30の挿入部31における先
端側、つまりアンテナ32が挿通されている部分は他の
部分より細径に形成されている。なお、33はバルー
ン、34は径の差によってできたテーパ部である。
【0027】このように構成することによって、第1の
実施例と同様に尿道に挿入した場合、前立腺の肥大によ
り狭窄した尿道の位置にアンテナ32を有する挿入部3
1がよりスムースに挿入できる。
【0028】したがって、プローブ本体30の挿入が容
易となり、患者の苦痛が軽減され、またバルーン33と
テーパ部34とによってプローブ本体30を患部に確実
に固定できる。
【0029】図4は第3の実施例を示す。この実施例は
第2の実施例の挿入部31のテーパ部34に1個もしく
は複数個の開口35を穿設したものである。このように
開口35を設けることによって、挿入部31に送水した
冷却水を開口35から患部に直接流し込むことができ、
より高い患部表面の冷却効果が期待できる。
【0030】なお、一般に温熱治療を行うにはX線下で
マイクロ波プローブのアンテナ位置を透視しながら管腔
の所望位置に位置決めしているが、X線被爆の問題があ
る。そこで、図5は前述のような問題を解消した例であ
る。
【0031】図中、36は留置チューブであり、先端側
には螺旋状のコイル37が埋設され、これはリード線3
8を介して電圧計39に接続されている。電圧計39に
は判定回路40が接続され、この判定回路40は駆動回
路41を介してブザー42に接続されている。前記留置
チューブ36にはマイクロ波放射用アンテナ43を内蔵
したプローブ本体44が軸方向に挿脱自在になってい
る。
【0032】したがって、あらかじめ留置チューブ36
を管腔内に挿入し、コイル37を患部に位置決めする。
この留置チューブ36に、アンテナ43から弱い出力の
マイクロ波を放射したプローブ本体44を挿入する。プ
ローブ本体44の挿入によってアンテナ43がコイル3
7の位置に到達すると、電圧計39が出力電圧を検出
し、判定回路40および駆動回路41を介してブザー4
2が作動する。
【0033】ブザー42の作動によってアンテナ43が
患部に位置したことが確認され、プローブ本体44を固
定して留置チューブ36を管腔から抜き取る。そして、
アンテナ43から所定の出力のマイクロ波を放射するこ
とにより、患部を加温治療する。治療が終了したら、ア
ンテナ43のマイクロ波の出力を弱め、留置チューブ3
6を管腔に挿入し、ブザー42が作動したところで留置
チューブ36を固定する。
【0034】なお、図5では電圧計39を設け、出力電
圧を検出してブザー42を作動させたが、図6に示すよ
うに、コイル37と電流計45とでループを作り、コイ
ル37に誘導される電流を検出してもよい。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、バルーンに膨脹用流体を供給するためのチューブを
マイクロ波放射用アンテナに螺旋状に巻回したから、空
気や液体が満たされるチューブがあっても、マイクロ波
放射用アンテナからのマイクロ波が全周方向に均一に放
射され、患部を均一に温熱治療できるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例に係わる温熱治療用マ
イクロ波プローブの縦断側面図。
【図2】同実施例の温熱治療用マイクロ波プローブの使
用状態に構成図。
【図3】この発明の第2の実施例に係わるプローブ本体
の縦断側面図。
【図4】この発明の第3の実施例に係わるプローブ本体
の縦断側面図。
【図5】温熱治療の例を示す構成図。
【図6】同じく温熱治療の例を示す構成図。
【図7】従来のプローブ本体の縦断側面図。
【符号の説明】
11…プローブ本体、12…挿入部、13…バルーン、
15…チューブ、23…マイクロ波放射用アンテナ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生体管腔内に挿入可能なプローブ本体
    と、このプローブ本体の先端部に設けられた膨縮自在な
    バルーンと、前記プローブ本体内に挿通されたマイクロ
    波放射用アンテナと、前記プローブ本体内に挿通され前
    記マイクロ波放射用アンテナに螺旋状に巻回されるとと
    もに一端が前記バルーン内に開口したチューブと、この
    チューブを介して前記バルーンに膨脹用流体を供給する
    手段とを具備したことを特徴とする温熱治療用マイクロ
    波プローブ。
JP23795691A 1991-09-18 1991-09-18 温熱治療用マイクロ波プローブ Withdrawn JPH0576610A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23795691A JPH0576610A (ja) 1991-09-18 1991-09-18 温熱治療用マイクロ波プローブ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23795691A JPH0576610A (ja) 1991-09-18 1991-09-18 温熱治療用マイクロ波プローブ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0576610A true JPH0576610A (ja) 1993-03-30

Family

ID=17022958

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23795691A Withdrawn JPH0576610A (ja) 1991-09-18 1991-09-18 温熱治療用マイクロ波プローブ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0576610A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6706040B2 (en) 2001-11-23 2004-03-16 Medlennium Technologies, Inc. Invasive therapeutic probe
JP2010274012A (ja) * 2009-05-31 2010-12-09 Tottori Univ 体内治療装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6706040B2 (en) 2001-11-23 2004-03-16 Medlennium Technologies, Inc. Invasive therapeutic probe
JP2010274012A (ja) * 2009-05-31 2010-12-09 Tottori Univ 体内治療装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2795540B2 (ja) 直腸プローブ
EP1447113B1 (en) Catheters for treating prostate disease
KR100190933B1 (ko) 열효과에 의한 조직 특히 전립선의 열치료 장치
KR100251010B1 (ko) 고온체 방사장치
US8880195B2 (en) Transurethral systems and methods for ablation treatment of prostate tissue
CA2335296C (en) Method for forming a biological stent
EP0597463A2 (en) Thermotherapiesonde
EP0552934A2 (en) Transurethral ablation catheter
EP0556299A1 (en) Urethral inserted applicator for prostate hyperthermia
JP2002539887A (ja) 温熱治療カテーテル
JPH05506162A (ja) 尿道マイクロ波発射プローブ手段を用いて熱作用で組織、特に前立腺を外科治療する方法および装置
US6640138B1 (en) Apparatus and method for heat treatment of tissue
AU2001277134A1 (en) Apparatus and method for heat treatment of tissue
JPH0576610A (ja) 温熱治療用マイクロ波プローブ
JPH07185017A (ja) 治療装置
JPH08173559A (ja) 治療装置
JPH0833646A (ja) 情報検出用カテーテル装置
JPH07185019A (ja) 温熱治療装置
JPH08173553A (ja) 治療装置
JP2004081288A (ja) 加熱治療装置
JPH07116274A (ja) 温熱治療装置
JPH0464368A (ja) 電磁放射線アプリケータ装置
JPH06327708A (ja) 温熱治療装置
AU2005201949A1 (en) Apparatus and method for heat treatment of tissue
JPH07155386A (ja) 温熱治療装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19981203