JPH0575967A - 内視鏡画像記録再生システム - Google Patents

内視鏡画像記録再生システム

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JPH0575967A
JPH0575967A JP3236625A JP23662591A JPH0575967A JP H0575967 A JPH0575967 A JP H0575967A JP 3236625 A JP3236625 A JP 3236625A JP 23662591 A JP23662591 A JP 23662591A JP H0575967 A JPH0575967 A JP H0575967A
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正秀 菅野
Shiyouichi Ieoka
昇一 家岡
Takeo Tsuruoka
建夫 鶴岡
Keiichi Hiyama
慶一 檜山
Yoshitaka Miyoshi
義孝 三好
Kenji Matsunaka
健二 松中
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 文字情報と撮像画像情報とを有する一連の複
数の内視鏡画像を、モニタの解像度による制限を緩和し
て一群のデータとして一つの画面上に表示させる。 【構成】 電子内視鏡1で撮像した撮像画像と患者デー
タ等の文字情報とからなる一連の複数の内視鏡画像に対
し、ビデオプロセッサ2から画像記録装置4へ、患者デ
ータ等の共通な文字情報が通信ライン8を通して送信さ
れ、次いで、画像信号ライン9を通して一連の複数の撮
像画像が送られ、光磁気ディスクへ一群のデータとして
記録される。この光磁気ディスクへ記録された一群のデ
ータは、画像再生装置5で読み取られ、共通の文字情報
と複数の縮小された撮像画像とが、コンピュータグラフ
ィック用モニタ7の画面上で表示領域を別にして再生表
示される。これにより、従来のように文字情報と撮像画
像情報が混在したままの内視鏡画像を縮小表示するより
も、モニタの解像度による制限を緩和して多くの情報を
一つの画面上に表示することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一つの画面上に複数の
画像を表示する内視鏡画像記録再生システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、細長の挿入部を体腔内に挿入する
ことにより、体腔内臓器等を観察することのできる内視
鏡が広く用いられており、この内視鏡は、医療用のみな
らず工業用においても、ボイラ、化学プラント等の管
内、あるいは機械内部の対象物等を観察、検査したりす
るのに用いられている。
【0003】前記内視鏡には、肉眼観察可能な光学内視
鏡(いわゆるファイバースコープ)の他、電子内視鏡が
あり、この電子内視鏡は、挿入部先端の撮像部に電荷結
合素子(CCD)等の固体撮像素子を配設し、この固体
撮像素子で撮像した被写体の画像をモニタに映し出すよ
うになっている。
【0004】また、前記電子内視鏡は、前記光学内視鏡
に比べ、解像度が高く、VTR,静止画像記録装置等に
よって画像の記録及び再生等が容易にでき、画像の拡大
や二画面の比較等の画像処理が容易にできるといった利
点を有する。
【0005】このため、前記電子内視鏡で撮像した検査
画像を画像ファイルとして記録することにより、データ
ベースを構築することが容易であり、本出願人は、先
に、特開平2−259880号公報において、過去に記
録した検査画像を縮小し、モニタ上に複数枚同時表示す
ることによって検査全体を一見することを可能とし、診
断効率を向上させることのできる画像記録再生システム
を提案している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記画
像ファイルを作成する際には、1枚の画像に前記電子内
視鏡によって撮像した撮像画像情報と検査データ等の文
字情報とが合成されるため、この撮像画像情報と文字画
像情報とが混在する画像を縮小し、一つのモニタの画
面、例えば横1280画素×縦1024画素の表示能力
を有するコンピュータグラフィック用モニタの画面上に
複数枚表示させようとすると、モニタの解像度による制
限から、横に2枚、縦に2枚、合計2×2=4枚の縮小
画像を表示するのが限度であった。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、文字情報と撮像画像情報とを有する一連の複数の内
視鏡画像を、モニタの解像度による制限を緩和し、一群
のデータとして一つの画面上に表示させることのできる
内視鏡画像記録再生システムを提供することを目的とし
ている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、文字情報と撮
像画像情報とを有する一連の複数の内視鏡画像に対し、
各画像の指定表示領域の前記撮像画像情報と、各画像に
共通な前記文字情報とを編集し、一群のデータとして記
録する記録手段と、前記記録手段で記録した一群のデー
タのうち、前記複数の撮像画像情報と前記文字情報と
を、一つの画面上の別個の領域に再生表示する再生手段
とを備えたものである。
【0009】
【作用】本発明では、文字情報と撮像画像情報とを有す
る一連の複数の内視鏡画像に対し、各画像の指定表示領
域の撮像画像情報と各画像に共通な文字情報とが編集さ
れて一群のデータとして記録され、この一群のデータの
うち、複数の撮像画像情報と文字情報とが一つの画面上
の別個の領域に再生表示される。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1〜図7は本発明の第1実施例に係わり、図1
は内視鏡画像記録再生システムの全体構成図、図2は画
像記録装置の要部構成を示すブロック図、図3はカンフ
ァレンス装置の要部構成を示すブロック図、図4は画像
記録装置の動作を示すフローチャート、図5はカンファ
レンス装置の動作を示すフローチャート、図6はビデオ
プロセッサ用モニタの画面表示の説明図、図7はコンピ
ュータグラフィック用モニタの画面表示の説明図であ
る。
【0011】図1において、内視鏡画像記録再生システ
ムは、CCD等の固体撮像素子を配設した電子内視鏡1
と、この電子内視鏡1に配設されたCCDからの撮像信
号を処理し、画像信号を生成するビデオプロセッサ2
と、このビデオプロセッサ2からの画像信号を表示する
ビデオプロセッサ用モニタ3と、前記ビデオプロセッサ
2からの画像信号を記録する画像記録装置4と、カンフ
ァレンス室に設置されたカンファレンス装置5とから構
成されている。
【0012】前記カンファレンス装置5は、前記画像記
録装置4によって記録された画像データを読み出して再
生する画像再生装置6と、この画像再生装置6からの再
生画像を高解像度で表示するコンピュータグラフィック
用モニタ7とを備えている。また、前記ビデオプロセッ
サ2と前記画像記録装置4とは、例えばRS−232C
規格の通信ライン8、及び、前記ビデオプロセッサ用モ
ニタ3へ接続される画像信号ライン9によって接続され
ている。
【0013】前記電子内視鏡1は、被検体に挿入可能に
細長に形成された挿入部10と、この挿入部10の後端
に連設された太径の操作部11とを有し、前記挿入部1
0の先端部に、図示しない照明窓と観察窓が設けられて
いる。前記照明窓の内側には、配光レンズが設けられ、
この配光レンズの後端にライトガイドが連設されてい
る。
【0014】前記ライトガイドの基端部は、前記ビデオ
プロセッサ2に内蔵される図示しない光源装置に接続さ
れるようになっており、また、前記観察窓の内側には、
図示しない対物レンズ系が設けられ、この対物レンズ系
の結像位置に、図示しないCCD等の固体撮像素子が配
設されている。
【0015】また、前記操作部11には、レリーズのオ
ン,オフを指示する図示しないレリーズスイッチが設け
られており、このレリーズスイッチを1回押す毎に、前
記ビデオプロセッサ2へレリーズ・オンオフ信号が送ら
れるようになっている。
【0016】前記ビデオプロセッサ2は、前記電子内視
鏡1で撮像した被検体の観察像を映像信号処理し、この
映像信号処理した撮像画像と、図示しないキーボード等
の入力手段から入力された文字情報とをそれぞれの表示
領域に対応させて合成し、1枚の内視鏡画像として前記
画像信号ライン9を通して前記ビデオプロセッサ用モニ
タ3及び前記画像記録装置4に出力する。
【0017】すなわち、図6に示すように、前記ビデオ
プロセッサ用モニタ3の画面3aは、文字表示領域12
と撮像画像表示領域13とに大別され、前記文字表示領
域12に、例えば、患者識別(ID)、姓名(NAM
E)、生年月日(BT)等の患者データ、及び、画面下
部のコメント(COMMENT)欄に書かれた検査所見
等の検査データからなる文字情報が表示され、前記撮像
画像表示領域13に、前記電子内視鏡1によって撮像し
た観察像が表示される。
【0018】また、前記ビデオプロセッサ2は、前記文
字情報、レリーズコマンド、検査終了コマンド等を前記
通信ライン8を通して前記画像記録装置4へ送信する。
【0019】図2に示すように、前記画像記録装置4
は、前記通信ライン8を通して前記ビデオプロセッサ2
より送られてきたデータを受信する通信手段14と、装
置全体を制御するCPU15と、前記画像信号ライン9
を通して前記ビデオプロセッサ2より送られれてきたR
GBの画像信号をデジタル信号に変換する各A/Dコン
バータ16,17,18と、デジタル信号に変換された
各R,G,B信号を記憶する各R,G,B用フレームメ
モリ19,20,21と、前記CPU15からの指示に
より、各R,G,B用フレームメモリ19,20,21
に対するデータの書き込み及び読み出しを同期信号SY
NCに従って制御するメモリコントローラ22と、前記
CPU15と周辺機器との間の信号を制御するSCSI
(スモールコンピュータシステムインターフェース)コ
ントローラ23と、このSCSIコントローラ23を介
して前記CPU15に接続される光磁気ディスクドライ
ブ装置24と、記録媒体としての光磁気ディスク25と
を備えている。
【0020】前記ビデオプロセッサ2から通信ライン8
を通して送られてきた患者データ、検査データ、レリー
ズコマンド、及び、検査終了コマンド等のデータは、前
記通信手段14で受信され、前記CPU15に伝達され
る。これらのデータのうち、患者データ及び検査データ
は、前記CPU15によりSCSIコントローラ23を
介して前記光磁気ディスクドライブ装置24に送られ、
光磁気ディスク25に記録される。
【0021】一方、レリーズコマンド及び検査終了コマ
ンドは、前記CPU15により、前記電子内視鏡1で撮
像した撮像画像データを記録する際の制御に用いられ、
レリーズコマンドにより、撮像画像表示領域13に対応
するR,G,Bの画像信号が、各A/Dコンバータ1
6,17,18によってデジタル信号に変換され、各
R,G,B用フレームメモリ19、20、21に一旦記
憶される。
【0022】そして、各R,G,B用フレームメモリ1
9、20、21に記憶された撮像画像データがメモリコ
ントローラ22によって所定のタイミングで読み出さ
れ、SCSIコントローラ23を介して前記光磁気ディ
スクドライブ装置24に送られ、前記光磁気ディスク2
5に記録される。
【0023】また、前記カンファレンス装置5は、図3
に示すように、画像再生装置6に、光磁気ディスクドラ
イブ装置26、SCSIコントローラ27、CPU2
8、メモリコントローラ29、再生用の各R,G,B用
フレームメモリ30,31,32、及び、各R,G,B
用フレームメモリ30,31,32に記憶されたデジタ
ル信号をアナログ信号に変換する各D/Aコンバータ3
3,34,35を備え、前記コンピュータグラフィック
用モニタ7は、例えば横1280画素×縦1024画素
の解像度を有している。
【0024】前記画像記録装置4にて記録された光磁気
ディスク25のデータは、前記光磁気ディスクドライブ
装置26及び前記SCSIコントローラ27を介して前
記CPU28によって読み取られて編集され、前記メモ
リコントローラ29により、各R,G,B用フレームメ
モリ30,31,32の所定の領域に、文字情報と撮像
画像情報とに分けて書き込まれる。
【0025】そして、各R,G,B用フレームメモリ3
0,31,32に書き込まれたデータが、前記メモリコ
ントローラ29の制御のもとに読み出され、D/Aコン
バータ33,34,35によってアナログ信号に変換さ
れてコンピュータグラフィック用モニタ7に表示され
る。
【0026】次に、図4及び図5のフローチャートを参
照して、画像記録装置4及びカンファレンス装置5の動
作を説明する。
【0027】図4のフローチャートは画像記録装置4の
処理を示すルーチンであり、まず、ステップS101で、ビ
デオプロセッサ2から通信ライン8を通して送られてき
た患者データ及び検査データ等の文字情報をCPU15
が受信すると、ステップS102で、受信した文字情報をS
CSIコントローラ23を介して光磁気ディスクドライ
ブ装置24に装着された光磁気ディスク25に書き込
む。
【0028】次のステップS103は、ビデオプロセッサ2
からのレリーズコマンド受信待ちのループであり、レリ
ーズコマンドを受信した場合、ステップS104へ進んで、
CPU15からメモリコントローラ22へ画像取り込み
開始信号を出力する。
【0029】すると、メモリコントローラ22は、ステ
ップS105で、ビデオプロセッサ2から画像信号ライン9
を通して送られてきた画像信号に対し、撮像画像表示領
域13の画像のみをA/Dコンバータ16,17,18
によってデジタル信号に変換して各R,G,B用フレー
ムメモリ19,20,21に取り込むようメモリの書き
込みを制御し、取り込んだ撮像画像データを、ステップ
S106で、SCSIコントローラ23を介して光磁気ディ
スクドライブ装置24に装着された光磁気ディスク25
に記録する。
【0030】次いで、ステップS107へ進み、ビデオプロ
セッサ2からの検査終了コマンドを通信手段14を介し
て受信したか否かをCPU15にて判別し、検査終了コ
マンドを受信していない場合、前述のステップS103へ戻
って既に説明した処理を繰り返し、検査終了コマンドを
受信すると、ステップS107からルーチンを抜けて一つの
内視鏡検査に対する処理を終了する。
【0031】すなわち、一つの内視鏡検査においてビデ
オプロセッサ2から送られてくる複数枚の内視鏡画像に
対し、各画像に共通な文字情報を一つにまとめ、この文
字情報と指定表示領域の撮像画像情報とを一群のデータ
として光磁気ディスク25に記録するのである。
【0032】一方、図5のフローチャートは、カンファ
レンス装置5の処理を示すルーチンであり、ステップS2
01で、光磁気ディスク25内の文字情報を、光磁気ディ
スクドライブ装置26及びSCSIコントローラ27を
介してCPU28が読み出すと、ステップS202で、読み
だした文字情報を、各R,G,B用フレームメモリ3
0,31,32の所定の領域に書き込む。
【0033】次に、ステップS203へ進み、光磁気ディス
ク25内に記録された撮像画像データをCPU28が順
次読み出すと、ステップS204で、読み出した撮像画像デ
ータをメモリコントローラ29が縦横それぞれ1/2に間
引いて縮小し、各R,G,B用フレームメモリ30,3
1,32の別の領域に書き込む。
【0034】その後、ステップS205へ進み、一つの内視
鏡検査の全ての撮像画像データを光磁気ディスク25か
ら読み出したか否かを判別し、データが残っている場
合、前述のステップS203へ戻って同じ手順を繰り返し、
検査の全てのデータの読み出しが完了した場合、ステッ
プS206へ進んで、各R,G,B用フレームメモリ30,
31,32のデータを読み出してD/Aコンバータ3
3,34,35によりアナログ信号に変換し、コンピュ
ータグラフィック用モニタ7に表示して処理を終了す
る。
【0035】その結果、図7に示すように、コンピュー
タグラフィック用モニタ7の画面7aには、一つの検査
に共通した文字情報、すなわち、患者識別(ID)、姓
名(NAME)、生年月日(BT)等の患者データと、
画面下部のコメント(COMMENT)欄に書かれた検
査所見等の検査データとが画面端の文字表示領域36に
表示されるとともに、この文字表示領域36横の撮像画
像表示領域37に、複数の撮像画像が表示される(図7
においては、丸数字で1番から9番までの番号が付記さ
れた9枚の画像)。
【0036】すなわち、文字情報と撮像画像情報とを有
する複数枚の内視鏡画像に対し、各画像に共通の文字情
報をまとめ、この文字情報と、この文字情報に付随する
複数の撮像画像情報とを一群のデータとして記録し、一
つの画面上の別個の領域に前記文字情報と縮小した複数
の撮像画像情報とを表示するため、従来のように、文字
情報を含んだままの内視鏡画像を縮小表示する場合に比
較し、モニタの解像度による制限を緩和してより多くの
情報を表示することができるのである。
【0037】図8及び図9は本発明の第2実施例に係わ
り、図8は画像記録装置の動作を示すフローチャート、
図9はコンピュータグラフィック用モニタの画面表示の
説明図である。
【0038】本実施例は、前述の第1実施例と同様の構
成であるが、画像記録装置4にて光磁気ディスク25に
記録される文字情報の記録処理手順が異なるものであ
る。
【0039】尚、本実施例以下においては、カンファレ
ンス装置5は前述の第1実施例と同様のため、その説明
を省略する。
【0040】図8のフローチャートにおいて、まず、ス
テップS301で、ビデオプロセッサ2から通信ライン8を
通して送られてきた文字情報(患者データ)をCPU1
5が受信すると、ステップS302で、CPU15は受信し
た文字情報をSCSIコントローラ23を介して光磁気
ディスクドライブ装置24に装着された光磁気ディスク
25に記録する。
【0041】次に、ステップS303へ進み、ビデオプロセ
ッサ2からのレリーズコマンドを受信したか否かを判別
し、レリーズコマンドを受信していない場合、このステ
ップS303において受信待ちのループとなり、レリーズコ
マンドを受信した場合、ステップS304へ進んで、ビデオ
プロセッサ2からのコメントデータを受信したか否かを
判別する。
【0042】前記ステップS304で、ビデオプロセッサ2
からのコメントデータを受信していない場合には、ステ
ップS306へジャンプし、コメントデータを受信した場
合、前記ステップS304からステップS305へ進んで、CP
U15は受信したコメントデータを、これから記録する
画像データの番号と関連づけて光磁気ディスク25に記
録する。
【0043】すなわち、診断中には、個々の撮像画像に
対して所見を記入しておきたい場合があり、このような
場合、ビデオプロセッサ2からのレリーズコマンドに先
だって、コメント欄のコメントデータとして個々の撮像
画像に対する所見データが送信されてくる。
【0044】従って、レリーズ信号を受信し、CPU1
5がメモリコントローラ22へ画像取り込み信号を出力
する前に、ビデオプロセッサ2から新しいコメントデー
タが送信されてきたか否かを判別し、コメントデータが
送信されてきた場合、そのコメントデータを撮像画像の
番号と関連づけて記録するのである。
【0045】そして、ステップS306で、CPU15から
メモリコントローラ22へ画像取り込み開始信号を出力
すると、ステップS307で、メモリコントローラ22は撮
像画像表示領域の画像のみを各R,G,B用フレームメ
モリ19,20,21へ取り込むようメモリの書き込み
を制御する。
【0046】その後、ステップS308へ進み、メモリコン
トローラ22はメモリへ取り込んだ撮像画像表示領域の
画像データをSCSIコントローラ23を介して光磁気
ディスクドライブ装置24に装着された光磁気ディスク
25に記録する。
【0047】その後、ステップS309へ進み、ビデオプロ
セッサ2からの検査終了コマンドを受信したか否かを判
別し、検査終了データを受信していない場合、前述のス
テップS303へ戻って同じ手順を繰り返し、検査終了デー
タを受信した場合、ルーチンを抜けて処理を終了する。
【0048】その結果、図9に示すように、カンファレ
ンス装置5のコンピュータグラフィック用モニタ7の画
面7aには、文字表示領域36のコメント欄(KOMM
ENT)に、撮像画像表示領域37に表示された丸数字
1,5,8番の撮像画像に対応した所見データが、番号
とともに表示される。
【0049】図10〜図13は本発明の第3実施例に係
わり、図10は内視鏡画像記録再生システムの一部構成
図、図11は画像記録装置の要部構成を示すブロック
図、図12はビデオプロセッサ用モニタの画面表示の説
明図、図13はコンピュータグラフィック用モニタの画
面表示の説明図である。
【0050】本実施例は、前述の第1実施例に対し、画
像記録装置4に代えて、ユーザーが所望の撮像画像表示
領域を外部から指定可能な画像記録装置40を採用した
ものである。
【0051】図10に示すように、ビデオプロセッサ2
からの画像信号ライン9は、直接ビデオプロセッサ用モ
ニタ3へ接続されず、一旦、前記画像記録装置40にビ
デオプロセッサ2からの画像信号が入力され、前記画像
記録装置40に、画像信号ライン41を介してビデオプ
ロセッサ用モニタ3が接続される。他の構成は、前述の
第1実施例と同様である。
【0052】前記画像記録装置40は、図11に示すよ
うに、前述の第1実施例の画像記録装置4に、撮像画像
の表示領域を指定するための撮像画像表示領域指定手段
42と、この撮像画像表示領域指定手段42に表示領域
情報を入力するための例えばマウス等の表示領域情報入
力手段43とを追加した構成となっている。
【0053】前記撮像画像表示領域指定手段42には、
各R,G,Bの画像信号と同期信号SYNCとが入力さ
れ、ユーザーが表示領域情報入力手段43により入力し
た撮像画像の表示領域を指定する情報に従って、ビデオ
プロセッサ2から画像信号ライン9を通して送られてき
た内視鏡画像に、図12に示すような撮像画像表示領域
指定ライン13aを重畳して出力するとともに、この撮
像画像表示領域指定ライン13aの信号をメモリコント
ローラ22に出力する。
【0054】すなわち、ビデオプロセッサ用モニタ3の
画面3aには、撮像画像表示領域13内に撮像画像表示
領域指定ライン13aが重畳して表示され、ユーザー
は、この撮像画像表示領域指定ライン13aラインを見
て確認しながら必要とする表示領域、例えば、実際に観
察部位が撮像されている中央部のみを指定することがで
きるのである。
【0055】そして、前記撮像画像表示領域指定手段4
2から撮像画像表示領域指定ライン13aの信号がメモ
リコントローラ22に入力され、前記ビデオプロセッサ
2から通信ライン8を通してレリーズコマンドがCPU
15に伝達されると、前記メモリコントローラ22は、
前記撮像画像表示領域指定ライン13a内の領域に対応
する画像データのみを、各R,G,B用フレームメモリ
19,20,21から読み出し、SCSIコントローラ
23及び光磁気ディスクドライブ装置24を介して光磁
気ディスク25に記録する。
【0056】その結果、本実施例では、光磁気ディスク
に25に記録する情報量が少なくなり、前述の第1実施
例において、コンピュータグラフィック用モニタ7の画
面7aに縮小表示される撮像画像の枚数が9枚であった
ものが、図13に示すように、1番から20番までの2
0枚に増やすことができる。
【0057】図14〜図25は本発明の第4実施例に係
わり、図14は内視鏡画像記録再生システムの一部構成
図、図15は画像記録装置の要部構成を示すブロック
図、図16は画像記録装置の動作を示すフローチャー
ト、図17はコピー処理のフローチャート、図18は削
除処理のフローチャート、図19は移動処理のフローチ
ャート、図20は連結処理のフローチャート、図21は
コピー処理を示す説明図、図22は削除処理を示す説明
図、図23は移動処理を示す説明図、図24は連結処理
を示す説明図である。
【0058】本実施例は、前述の第1実施例に対し、図
14に示すように、画像記録装置4に代えて、種々の編
集処理が可能な画像記録装置50を採用し、この画像記
録装置50に画像編集用モニタ51を接続したものであ
り、他の構成は前述の第1実施例と同様である。
【0059】図15に示すように、前記画像記録装置5
0には、ビデオプロセッサ2から通信ライン8を通して
送られるデータを受信する通信手段52と、装置全体を
制御するCPU53と、このCPU53に接続されるマ
ウス等の編集指示入力手段54と、画像信号ライン9を
通して前記ビデオプロセッサ2より送られるRGBの画
像信号をデジタル信号に変換する各A/Dコンバータ5
5,56,57と、デジタル信号に変換された各R,
G,B信号を記憶するための各R,G,B用フレームメ
モリ58a,58b,58cからなる書き込み用フレー
ムメモリ58と、編集処理の際に複数の画像を一時記憶
するためのn枚のフレームメモリからなる画像記録用メ
モリ59と、前記画像編集用モニタ51に表示するため
の各R,G,B用フレームメモリ60a,60b,60
cからなる表示用フレームメモリ60と、この表示用フ
レームメモリ60に記憶されたデジタル信号をアナログ
信号に変換する各D/Aコンバータ61,62,63
と、前記書き込み用フレームメモリ58及び表示用フレ
ームメモリ60に対するデータの書き込み及び読み出し
を同期信号SYNCに従って制御するメモリコントロー
ラ64と、前記CPU53と周辺機器との間の信号を制
御するSCSIコントローラ65と、このSCSIコン
トローラ65を介して前記CPU53に接続される光磁
気ディスクドライブ装置66と、記録媒体としての光磁
気ディスク67とを備えている。
【0060】前記ビデオプロセッサ2から送られてきた
RGBの画像信号は、前記各A/Dコンバータ55,5
6,57によってデジタル信号に変換され、前記書き込
み用フレームメモリ58に記憶される。前記書き込み用
フレームメモリ58に記憶された画像は、前記CPU5
3によって読み出され、前記画像記憶用メモリ59に一
旦記憶される。
【0061】前記画像記録用メモリ59は、複数の画像
を記憶可能な容量を有し、検査終了時に、前記CPU5
3が前記画像記録用メモリ59に蓄えられている画像を
間引いて縮小画像を作成し、前記表示用フレームメモリ
60に書き込む。この動作を複数回反復することによ
り、検査中に記録した画像を画像編集用モニタ51上に
マルチ表示することができるようになっている。
【0062】次に、図16〜図20のフローチャートに
従って、画像記録装置50の動作について説明する。
【0063】まず、ステップS401で、ビデオプロセッサ
2から通信ライン8を通して送られてきた文字情報をC
PU53が受信すると、ステップS402で、CPU53は
受信した文字情報をSCSIコントローラ65を介して
光磁気ディスクドライブ装置66に装着された光磁気デ
ィスク67に記録する。
【0064】次にステップS403へ進むと、ビデオプロセ
ッサ2からのレリーズコマンド受信待ちループとなり、
レリーズコマンドを受信した場合、ループを抜けてステ
ップS404へ進み、撮像画像表示領域の画像のみをメモリ
コントローラ64を介して書き込み用フレームメモリ5
8に書き込み、その後、この前記書き込み用フレームメ
モリ58に書き込んだ画像をCPU53が読み出し、画
像記録用メモリ59へ書き込んで一旦記憶する。
【0065】その後、ステップS405で、ビデオプロセッ
サ2からの検査終了コマンドを受信待ちループとなり、
検査中でビデオプロセッサ2からの検査終了コマンドを
受信していない場合には、前述のステップS403へ戻り、
検査が終了してビデオプロセッサ2からの検査終了コマ
ンドを受信した場合には、ステップS406へ進んで、画像
記録用メモリ59に記憶した画像データを読み出し、縮
小した後に、表示用フレームメモリ60に書き込む。
【0066】表示用フレームメモリ60内に書き込まれ
た複数の縮小画像は、ステップS407において、メモリコ
ントローラ64によって読み出され、D/Aコンバータ
61,62,63を介して画像編集用モニタ51に一連
の検査画像(撮像画像)として表示される。
【0067】次いで、ステップS408へ進むと、ユーザー
は画像編集用モニタ51に表示された一連の検査画像を
見ながら、編集指示入力手段54を用いて、コピー、削
除、移動、連結といった編集処理を指示し、ステプS409
で、CPU53は編集処理の指示に従って、画像記録用
メモリ59内の一連の検査データを編集し、その編集し
た画像をSCSIコントローラ65及び光磁気ディスク
ドライブ装置66を介して光磁気ディスク67内に記録
する。
【0068】以下、前記画像記録用メモリ59内の画像
データの編集処理について、コピー処理、削除処理、移
動処理、連結処理の順で説明する。
【0069】図17のフローチャートは、コピー処理を
示すルーチンであり、ステップS501で、記録された画像
(撮像画像)を画像記録用メモリ59から読み出すと、
ステップS502で、読み出した画像の縮小画像を作成し、
次に、ステップS503で、縮小画像を表示用フレームメモ
リ60へ書き込んで画像編集用モニタ51に表示し、ス
テップS504で、コピーしたい画像の番号が入力されたか
否かを調べる入力待ちループを繰り返す。
【0070】例えば、内視鏡検査で3枚の画像が撮像さ
れ、図21に示すように、丸数字1番から3番までの3
枚の画像が画像記録用メモリ59に記憶されて画像編集
用モニタ51の画面51aに表示された場合、ユーザー
はマウスあるいはキーボード等の編集指示入力手段54
を用い、コピーしたい画像の番号を入力する。
【0071】そして、例えば、丸数字1,3番の画像コ
ピーが指示されると、CPU53がこのコピー指示を認
識し、ステップS505で、入力した番号の画像の縮小画像
を表示用フレームメモリ60へ書き込み、図21に示す
ように、画像編集用モニタ51の画面51a下欄に丸数
字1,3番の画像を表示する。
【0072】ユーザーは、画像編集用モニタ51の画面
51aを見て確認し、コピーがOKか否かの指示を、編
集指示入力手段54を用いて入力する。この指示は、ス
テップS506にて判別され、OKの場合、ステップS507
で、画像記録用メモリ59内のコピーしたい画像、例え
ば、丸数字1,3番の画像をSCSIコントローラ65
及び光磁気ディスクドライブ装置66を介して光磁気デ
ィスク67へ記録し、処理を終了する。
【0073】尚、他の光磁気ディスク内にも記録したい
場合には、光磁気ディスク67を入れ換え、同じ処理を
繰り返す。
【0074】また、図18のフローチャートは、削除処
理のルーチンであり、ステップS601で、記録された画像
を画像記録用メモリ59から読み出すと、ステップS602
で、読み出した画像の縮小画像を作成し、ステップS603
で、縮小画像を表示用フレームメモリ60へ書き込み、
画像編集用モニタ51に表示する。
【0075】例えば、図22に示すように、内視鏡検査
で6枚の画像が撮像され、丸数字1番から6番までの6
枚の撮像画像が画像記録用メモリ59に記憶されて画像
編集用モニタ51の画面51aに表示された場合、ユー
ザーは、この画面51aを見て、撮影に失敗した画像
等、削除したい画像の番号を編集指示入力手段54を用
いて入力する。
【0076】ステップS604では、削除する画像の番号が
入力されたか否かを調べ、例えば、丸数字1,2,5番
の画像の削除が指示されると、この削除指示がCPU5
3にて認識され、ステップS605で、丸数字1,2,5番
の画像の縮小画像が表示用フレームメモリ60から消去
され、図22に示すように、画像編集用モニタ51の画
面51aには、丸数字3,4,6番の画像のみが表示さ
れる。
【0077】そして、ユーザーが、この画面51aを見
て確認し、削除がOKか否かの指示を、編集指示入力手
段54を用いて入力する。すると、ステップS606で、こ
の指示が判別され、OKの場合、ステップS607で、削除
されなかった丸数字3,4,6番の画像記録用メモリ5
9内の画像を、SCSIコントローラ65及び光磁気デ
ィスクドライブ装置66を介して光磁気ディスク67へ
記録し、処理を終了する。
【0078】図19のフローチャートは、移動処理のル
ーチンであり、ステップS701で、記録された画像を画像
記録用メモリ59から読み出すと、ステップS702で、読
み出した画像の縮小画像を作成し、ステップS703で、縮
小画像を表示用フレームメモリ60へ書き込み、画像編
集用モニタ51に表示する。
【0079】この移動処理では、例えば、一連の検査の
途中で、最初に撮影しておくべき病変部の画像を撮影
し、図23に示すように、丸数字1番から6番までの6
枚の撮像画像が画像編集用モニタ51の画面51aに、
本来の順序でない状態で表示された場合、ユーザーは、
この画面51aを見て移動したい画像の番号、例えば、
本来の撮影順番が丸数字1,2,6,3,4,5番の順
序である場合には、丸数字6番の画像を丸数字2番と3
番の画像の間に移動するよう、編集指示入力手段54を
用いて指示する。
【0080】すると、ステップS704で、移動したい画像
の番号は入力されたか否かを調べ、続いて、ステップS7
05で、移動したい箇所が指示されたか否かを調べること
により、移動指示内容がCPU53で認識され、ステッ
プS706で、表示用フレームメモリ60内の指示された箇
所以降の縮小画像の書き込み位置を一つずつ後へずら
し、ステップS707で、表示用フレームメモリ60内の指
示された箇所に、入力した番号の縮小画像を書き込む。
【0081】その結果、図23に示すように、画像編集
用モニタ51の画面51aに、丸数字1,2,6,3,
4,5番の本来の順序の画像が表示される。ユーザー
は、この画面51aを見て確認し、移動がOKか否かの
指示を編集指示入力手段54を用いて入力する。この指
示はステップS708で判別され、移動がOKであれば、ス
テップS709へ進んで、移動後の順番で、画像記録用メモ
リ59内の画像を光磁気ディスク67へ記録する。
【0082】また、図20のフローチャートは、連結処
理のルーチンである。例えば、同じ患者に対して2本の
異なった電子内視鏡を用い、検査A,Bの2回の検査を
続けて行なった場合、後に画像を検索して参照するとき
に1回の検査として記録しておくことが望ましく、この
ような場合、検査Aの撮像画像データと検査Bの撮像画
像データとを連結処理し、一群のデータとして記録す
る。
【0083】すなわち、まず、ステップS801で、記録さ
れた検査Aの画像を画像記録用メモリ59からから読み
出すと、ステップS802で、読み出した画像の縮小画像を
作成し、この縮小画像を表示用フレームメモリ60へ書
き込んで画像編集用モニタ51に表示する。
【0084】次に、ステップS804で、記録された検査B
の画像を画像記録用メモリ59から読み出し、ステップ
S805で、読み出した画像の縮小画像を作成して、ステッ
プS806で、縮小画像を表示用フレームメモリ60へ書き
込み、画像編集用モニタ51の下欄に表示する。
【0085】この状態では、画像編集用モニタ51の画
面51aには、例えば、検査Aの丸数字1,2番の画像
が上欄に、検査Bの丸数字1,2番の画像が下欄に表示
されており、ユーザーは この画面51aを見て確認
し、追加の連結指示を編集指示入力手段54を用いて指
示する。
【0086】すると、この連結指示がCPU53にて認
識され、表示用フレームメモリ60内で、検査Aの丸数
字1,2番の縮小画像に続けて検査Bの丸数字1,2番
の縮小画像が書き込まれ、図24に示すように、画像編
集用モニタ51の画面51aに、検査Aと検査Bとを連
結して一つの検査とした丸数字1,2,3,4番の画像
が続けて表示される。
【0087】そして、ユーザーが、この画面51aを見
て確認し、連結がOKか否かの指示を編集指示入力手段
54を用いて入力すると、この指示がステップS807で判
別され、連結がOKであれば、ステップS808で、画像記
録用メモリ59内の検査Aと検査Bの画像が光磁気ディ
スク67へ一つの検査として記録される。
【0088】ところで、内視鏡画像記録再生システム
は、大量の画像を患者名等の患者データとともに管理す
る画像ファイルシステムとして利用され、この画像ファ
イルシステムでは、通常、図29に示すように、電子内
視鏡100を接続した電子内視鏡装置101と、画像フ
ァイル装置102とが、通信ライン103及び画像信号
ライン104により接続されている。
【0089】そして、通信ライン103を通して電子内
視鏡装置101に入力された患者ID、患者名等の患者
データやレリーズコマンド等がやり取りされ、レリーズ
コマンドによって入力された画像は、前記画像ファイル
装置102で患者データに基づいて管理され、光磁気デ
ィスク102aに記録される。さらに、前記画像ファイ
ル装置102では、患者データをもとに光磁気ディスク
102aに記録された画像の検索等を行なうことができ
る。
【0090】ここで、前記画像ファイル装置102にお
ける画像の記録方式には、アナログ方式とデジタル方式
の二つの方式があり、前者は大容量の画像記録が可能で
あり、後者は高精細な画像記録が可能であるといった、
それぞれの利点がある。このため、現在、アナログ方式
とデジタル方式の二つの記録方式の画像ファイル装置が
存在し、これらの記録方式の異なる2台の装置が同時に
内視鏡装置101に接続されることがある。
【0091】しかしながら、1台の内視鏡装置に対して
2台の画像ファイル装置を接続した場合、同一の内視鏡
検査に対して2種類の同一の検査画像が作成されること
となり、同一の患者に対して複数回の検査を行なった場
合、各画像ファイル装置に記録された各検査データの関
連を判別することが困難となる場合があり、また、2台
の画像ファイル装置の検査データを結合させて集中管理
するためのデータ結合作業が困難となっていた。
【0092】図25に示す画像ファイルシステムは、こ
のような問題を解決するものであり、電子内視鏡70を
接続した電子内視鏡装置71に、例えば光磁気ディスク
へデジタル方式にて記録を行なう第1の画像ファイル装
置73が通信ライン75a及び画像信号ライン76aを
通して接続されるとともに、例えば光磁気ディスクへア
ナログ方式にて記録を行なう第2の画像ファイル装置7
4が通信ライン75b及び画像信号ライン76bを介し
て接続されている。また、前記電子内視鏡装置71に
は、キーボード72が接続されている。
【0093】以上のシステムにおける内視鏡検査の際の
動作を、図26に示す通信手順に基づいて説明する。
【0094】まず、キーボード72より患者データを入
力すると、図26の通信手順P1(以下、単にP…で述
べる)に示すように、その患者データは、電子内視鏡装
置71から通信ライン75a,75bを通して第1,第
2の画像ファイル装置73,74にそれぞれ送信され、
第1,第2の画像ファイル装置73,74では、患者デ
ータを受信すると、前記電子内視鏡装置71に対して肯
定応答(ACK)信号を返信する。
【0095】次に、電子内視鏡70の図示しないレリー
ズスイッチが操作されると、P2で電子内視鏡装置71
から通信ライン75a,75bを通して第1,第2の画
像ファイル装置73,74にレリーズコマンドが送信さ
れ、このレリーズコマンドに対して、第1,第2の画像
ファイル装置73,74から前記電子内視鏡装置71に
ACK信号が返信される。
【0096】その結果、電子内視鏡装置71から第1,
第2の画像ファイル装置73,74へ、それぞれ、画像
信号ライン76a,76bを通して画像データが送ら
れ、この画像データが、第1,第2の画像ファイル装置
73,74にて光磁気ディスクへそれぞれの記録方式で
記録される。
【0097】第1,第2の画像ファイル装置73,74
では、画像データの記録が完了すると、P3で通信ライ
ン75a,75bを通してレリーズ完了コマンドを送信
し、このレリーズコマンドが電子内視鏡装置71で受信
されると、電子内視鏡装置71からACK信号が返信さ
れる。
【0098】そして、一つの検査の1枚目の画像の記録
が完了すると、例えば第1の画像ファイル装置73で、
その検査に対しての患者データベースを作成する。その
際、検査番号を作成し、P4で、この検査番号を通信ラ
イン75aを通して電子内視鏡装置71に送信し、電子
内視鏡装置71からACK信号が第1の画像ファイル装
置73に返信される。
【0099】次に、P5で、電子内視鏡装置71は、第
1の画像ファイル装置73からの検査番号を通信ライン
75bを通して第2の画像ファイル装置74に送信し、
第2の画像ファイル装置74では、電子内視鏡装置71
にACK信号を返信する。そして、第2の画像ファイル
装置74では、受信した検査番号を現在入力されている
患者データと結合し、検査データベースを作成する。
【0100】その後、検査が終了し、キーボード72の
検査終了のキーが押されると、電子内視鏡装置71の患
者データがクリアされ、P6で、電子内視鏡装置71か
ら通信ライン75a,75bを通して第1,第2の画像
ファイル装置73、74に検査終了コマンドが送信さ
れ、この検査終了コマンドに対し、第1,第2の画像フ
ァイル装置73,74からACK信号が送信される。
【0101】続いて、第1,第2の画像ファイル装置7
3,74では、患者データのファイルをクローズし、P
7で、電子内視鏡装置71に検査終了完了コマンドを送
信し、電子内視鏡装置71からACK信号が返信されて
一つの検査が終了する。
【0102】このように、1台の内視鏡装置71に対し
て2台の第1,第2の画像ファイル装置73,74を接
続しても、検査番号を電子内視鏡装置71を介して伝送
するため、従来のシステムに適合しやすく、各画像ファ
イル装置73、74に記録された各検査データの関連を
容易に判別することができ、また、2台の画像ファイル
装置73、74の検査データを結合させて集中管理する
ためのデータ結合作業が容易に行なえる。
【0103】尚、第1,第2の画像ファイル装置73,
74の間で伝送されるデータは、検査番号に限らず、例
えば、第1の画像ファイル装置73から第2の画像ファ
イル装置74に伝送するデータとして、診断名、診断
度、観察部位名等のファイル装置として必要なデータを
伝送するようにしても良い。
【0104】また、以上の説明において、P4の状態
で、第2の画像ファイル装置74がセットアップされて
いない場合には、電子内視鏡装置71は、検査番号を内
部メモリに一時的に蓄えておき、第2の画像ファイル装
置74がセットアップされたとき、検査番号を送信する
ようにしても良い。さらに、検査番号の発生は第1の画
像ファイル装置73としたが、第1,第2の画像ファイ
ル装置73,74双方で検査番号を発生し、電子内視鏡
装置71に送信するようにしても良い。
【0105】また、以上の図25の画像ファイルシステ
ムに対し、図27に示すように、第1,第2の画像ファ
イル装置73,74の間に通信ライン77を追加し、こ
の通信ライン77を通して検査番号をやり取りすること
により、電子内視鏡装置71の通信動作や通常動作を妨
げることなく検査番号のやり取りを行なうことができ、
電子内視鏡装置71と第1,第2の画像ファイル装置7
3,74との間の通信の自由度を高めることができる。
【0106】さらに、図28に示すように、電子内視鏡
装置71と第2の画像ファイル装置74とを直接通信ラ
インで接続せず、第2の画像ファイル装置74は、第1
の画像ファイル装置73と通信ライン77で接続すると
ともに、電子内視鏡装置71と画像信号ライン76bで
接続するようにしても良い。これにより、電子内視鏡装
置71の通信チャンネルが一つで済み、コスト低減を図
ることができる。
【0107】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、文
字情報と撮像画像情報とを有する一連の複数の内視鏡画
像を、モニタの解像度による制限を緩和して一群のデー
タとして一つの画面上に表示させることができる。従っ
て、従来のように文字情報と撮像画像情報とが混在した
ままの内視鏡画像を縮小表示するよりも、多くの情報を
一つの画面上に表示することができる等優れた効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係わり、内視鏡画像記録
再生システムの全体構成図。
【図2】本発明の第1実施例に係わり、画像記録装置の
要部構成を示すブロック図。
【図3】本発明の第1実施例に係わり、カンファレンス
装置の要部構成を示すブロック図。
【図4】本発明の第1実施例に係わり、画像記録装置の
動作を示すフローチャート。
【図5】本発明の第1実施例に係わり、カンファレンス
装置の動作を示すフローチャート。
【図6】本発明の第1実施例に係わり、ビデオプロセッ
サ用モニタの画面表示の説明図。
【図7】本発明の第1実施例に係わり、コンピュータグ
ラフィック用モニタの画面表示の説明図。
【図8】本発明の第2実施例に係わり、画像記録装置の
動作を示すフローチャート。
【図9】本発明の第2実施例に係わり、コンピュータグ
ラフィック用モニタの画面表示の説明図。
【図10】本発明の第3実施例に係わり、内視鏡画像記
録再生システムの一部構成図。
【図11】本発明の第3実施例に係わり、画像記録装置
の要部構成を示すブロック図。
【図12】本発明の第3実施例に係わり、ビデオプロセ
ッサ用モニタの画面表示の説明図。
【図13】本発明の第3実施例に係わり、コンピュータ
グラフィック用モニタの画面表示の説明図。
【図14】本発明の第4実施例に係わり、内視鏡画像記
録再生システムの一部構成図。
【図15】本発明の第4実施例に係わり、画像記録装置
の要部構成を示すブロック図。
【図16】本発明の第4実施例に係わり、画像記録装置
の動作を示すフローチャート。
【図17】本発明の第4実施例に係わり、コピー処理の
フローチャート。
【図18】本発明の第4実施例に係わり、削除処理のフ
ローチャート。
【図19】本発明の第4実施例に係わり、移動処理のフ
ローチャート。
【図20】本発明の第4実施例に係わり、連結処理のフ
ローチャート。
【図21】本発明の第4実施例に係わり、コピー処理を
示す説明図。
【図22】本発明の第4実施例に係わり、削除処理を示
す説明図。
【図23】本発明の第4実施例に係わり、移動処理を示
す説明図。
【図24】本発明の第4実施例に係わり、連結処理を示
す説明図。
【図25】画像ファイルシステムの構成図。
【図26】画像ファイルシステムにおける通信手順を示
す説明図。
【図27】画像ファイルシステムの構成図。
【図28】画像ファイルシステムの構成図。
【図29】従来例を示し、画像ファイルシステムの構成
図。
【符号の説明】
1 電子内視鏡 2 ビデオプロセッサ 4 画像記録装置 6 画像再生装置 7 コンピュータグラフィック用モニタ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年1月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0048
【補正方法】変更
【補正内容】
【0048】その結果、図9に示すように、カンファレ
ンス装置5のコンピュータグラフィック用モニタ7の画
面7aには、文字表示領域36のコメント欄(OMM
ENT)に、撮像画像表示領域37に表示された丸数字
1,5,8番の撮像画像に対応した所見データが、番号
とともに表示される。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図20
【補正方法】変更
【補正内容】
【図20】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 7/18 M 8626−5C (72)発明者 檜山 慶一 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 三好 義孝 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 松中 健二 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字情報と撮像画像情報とを有する一連
    の複数の内視鏡画像に対し、各画像の指定表示領域の前
    記撮像画像情報と、各画像に共通な前記文字情報とを編
    集し、一群のデータとして記録する記録手段と、 前記記録手段で記録した一群のデータのうち、前記複数
    の撮像画像情報と前記文字情報とを、一つの画面上の別
    個の領域に再生表示する再生手段とを備えたことを特徴
    とする内視鏡画像記録再生システム。
JP03236625A 1991-09-17 1991-09-17 内視鏡画像記録再生システム Expired - Fee Related JP3081682B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007252688A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Pentax Corp 電子内視鏡装置

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