JPH057374Y2 - - Google Patents

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JPH057374Y2
JPH057374Y2 JP1986121859U JP12185986U JPH057374Y2 JP H057374 Y2 JPH057374 Y2 JP H057374Y2 JP 1986121859 U JP1986121859 U JP 1986121859U JP 12185986 U JP12185986 U JP 12185986U JP H057374 Y2 JPH057374 Y2 JP H057374Y2
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JP
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reinforcing bar
lock nut
fixing
shaped metal
screw
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JP1986121859U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、コンクリート構築において、その
構造部材のねじ鉄筋に所定の定着長さが確保でき
ない場合に、ねじ鉄筋の先端部に螺着するコンク
リート構築用ねじ鉄筋定着金物に係るものであ
る。
(従来の技術) この種のコンクリート構築用ねじ鉄筋定着金物
としては、 (1) ロツクナツトが定着板に接触している。
(2) ロツクナツトとねじ鉄筋の間にがたがない。
(3) ロツクナツトがねじ鉄筋に確実にねじ込まれ
ていることが外部から分る。
ことが必要である。
ところで、従来のこの種のコンクリート構築用
ねじ鉄筋定着装置としては、 (A) 第6図に示すように、ロツクナツトイ,イ
によつて定着板ロロにねじ鉄筋ハに固定す
る。
(B) 第7図および第8図に示すように、ロツク
ナツトイの先端部にコ字形金ニを接触させ嵌
合して溶接ホし、該ロツクナツトイを定着板
ロに溶接ヘして一体になし、その定着板ロ付
きロツクナツトイをねじ鉄筋ハに螺着する。
二種類の装置が用いられている。
(考案が解決しようとする問題点) 上記従来のコンクリート構築用ねじ鉄筋定着装
置中の、 (1) (A)の装置においては、定着板ロとねじ鉄筋ハ
のがたを無くするためには、図面に示すように
ダブルロツクナツトイ,イで定着板ロを締付け
固定する必要があり、二個のロツクナツトイ,
イを用いる上に、手数が掛つてコスト高にな
る。
(2) (B)の装置においては、ロツクナツトイは超高
度で溶接性が良くないのに溶接ホ,ヘを行つて
いる上に、側方からはロツクナツトイのねじ鉄
筋ハへのねじ込み状態を確認することができな
い。
等の点に問題がある。
(問題点を解決するための手段) この考案は、上記の問題点を解決するために、
中央部にねじ鉄筋1の挿通孔2を穿つた定着板3
の一面には、ねじ鉄筋1に螺合するロツクナツト
7の一側面の幅より狭幅で中央片の中央部に内方
への突出部4を押込み形成したコ字形金5の両端
部を溶接6し、該コ字形金5内にロツクナツト7
の平径側8を嵌合すると共に、そのコ字形金5の
中央片の突出部4をロツクナツト7のねじ孔の外
方端部内に嵌合してコンクリート構築用ねじ鉄筋
定着金物aを構成する。
(作用) 第4図に示すように、ねじ鉄筋1の先端部に定
着金物aの定着板3の挿通孔2を通してロツクナ
ツト7の端部を当てた後、そのロツクナツト7に
スパナを係合して該ロツクナツト7を回転操作
し、定着金物aのコ字形金5の中央片の突出部4
がねじ鉄筋1によつて若干外方へ押出されるまで
ロツクナツト7をねじ込んでねじ鉄筋1に定着金
物aを固定する。
(実施例) 第1図乃至第5図に示すこの考案の一実施例に
ついてその構造を説明すれば、1はコンクリート
構築物の柱、梁等の主筋に用いるねじ鉄筋であ
る。
aはねじ鉄筋1の先端部に螺着するねじ鉄筋定
着金物を示し、3は定着金物aの定着板で、正方
形に形成してその中央部にはねじ鉄筋1より若干
大径のねじ鉄筋挿通孔2を穿設する。5はコ字形
金で、ロツクナツト7の一側面の幅より狭幅の適
当長さの帯鉄の圧成加工によりコ字形になすと共
に、その中央片の中央部にはロツクナツト7のね
じ孔の外方端部内に嵌合する皿形の突出部4を内
方へ押込み形成して成り、該コ字形金5を定着板
3の挿通孔2と同心になしてその定着板3の一面
にコ字形金5の両端部を溶接6する。7はロツク
ナツト、8はロツクナツト7の平径側である。
そして、ロツクナツト7の平径側8を定着板3
付きコ字形金5内に該コ字形金5の突出部4の抵
抗に抗して押込み、そのロツクナツト7のねじ孔
の外方端部内にコ字形金5の中央片の突出部4を
嵌合させロツクナツト7を定着板3付きコ字形金
5内に嵌合固定して定着金物aを構成する。
A,Bはコンクリート構築物の柱および梁を示
し、9は柱Aのねじ鉄筋1よりなる主筋、10は
梁Bのねじ鉄筋1よりなる主筋で、該主筋10は
柱A内にその中心より外側位置まで突入して主筋
10の先端部に定着金物aを螺着する。
次にその作用を説明する。梁Bの主筋10に用
いるねじ鉄筋1の先端部に、第4図に示すように
定着金物aの定着板3の挿通孔2を通してロツク
ナツト7の端部を当てた後、そのロツクナツト7
にスパナを係合して該ロツクナツト7を回転操作
し、定着金物aのコ字形金5の中央片の突出部4
がねじ鉄筋1によつて若干外方へ押出されるまで
ロツクナツト7をねじ込みねじ鉄筋1の先端部に
定着金物aを圧接螺着して固定する。
そして、第5図に示すようにコンクリート型枠
を組立て、その型枠の柱A内に主筋9を、梁B内
には定着金物a付き主筋10を柱A内の中心より
外側位置まで突入させそれぞれ設置してその型枠
内にコンクリートを打設すると、梁Bの主筋10
の柱A内突入部のねじ、およびその先端の定着金
物aの定着板3の柱A中におけるアンカー作用に
よつて梁Bの主筋10に所要の強度が確保され
る。
(考案の効果) この考案のコンクリート構築用ねじ鉄筋定着金
物は、次のような顕著な効果を有する。
(1) 定着金物のコ字形金の中央片の突出部がねじ
鉄筋によつて若干外方へ押出されるまでロツク
ナツトをねじ鉄筋にねじ込んで定着板をねじ鉄
筋の先端部に固定するから、 (イ) ねじ鉄筋に加工が必要でなく、製作、搬
入、取扱い上便利である上に、現場の急な要
請にも対応できて経済性に優れている。
(ロ) ロツクナツトは、コ字形金の中央片の突出
部がねじ鉄筋によつて若干外方へ押出される
までねじ込めばよく、ロツクナツトのねじ込
み操作を安易になし得る。
(ハ) コ字形金の中央片のねじ鉄筋の先端部に圧
接させてロツクナツトをねじ込むから、その
コ字形金によるねじ鉄筋の弾圧によりねじ鉄
筋と定着金物のロツクナツトのねじが圧接保
持されてそれら間にがたが生じることなく、
ねじ鉄筋への定着金物の取付けは確実堅固
で、コンクリート打設中に定着板の取付け状
態に変形が生じるおそれは無く、施工面にお
いて信頼性がある。
(ニ) 定着金物のコ字形金の中央片の外方への移
動により、ロツクナツトのねじ鉄筋への螺合
状態を確認することができてロツクナツトの
取付け状態の検査が容易である。
(2) 定着板にコ字形金を溶接し、そのコ字形金内
にロツクナツトの平径側を差し込み嵌合すると
共に、該コ字形金の中央片の突出部をロツクナ
ツトのねじ孔の外方端部内に嵌合しそれらを一
体に固定して定着金物を構成し、ロツクナツト
は溶接しないら、 (イ) 定着金物の構成が容易である。
(ロ) ロツクナツトの定着板への取付けが堅固で
ある上に、ロツクナツトのねじ孔に歪を生じ
ることがない。
(ハ) 定着板とロツクナツトが一体の定着金物
で、収納および取扱い上便利である。
(3) 定着板のコ字形金がロツクナツトの一側面の
幅より狭幅であるから、そのコ字形金が邪魔に
なることなくロツクナツトにスパナを確実に係
合してロツクナツトを強力にねじ込むことがで
きる。
(4) 構造が簡単で、容易安価に製作でき、そのコ
字形金の作動は円滑である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例に係るコンクリー
ト構築用ねじ鉄筋定着金物の縦断側面図、第2図
は正面図、第3図は斜面図、第4図はその定着金
物をねじ鉄筋に固定した状態の側断面図、第5図
は同上定着金物の使用状態を示す要部の側断面
図、第6図乃至第8図は従来のコンクリート構築
用ねじ鉄筋定着装置を示し、第6図は一例のねじ
鉄筋定着装置の側面図、第7図は他の例のねじ鉄
筋定着装置の側面図、第8図は同上正面図であ
る。 a……ねじ鉄筋定着金物、1……ねじ鉄筋、2
……挿通孔、3……定着板、4……突出部、5…
…コ字形金、6……溶接、7……ロツクナツト、
8……平径側。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中央部にねじ鉄筋の挿通孔を穿つた定着板の一
    面には、上記ねじ鉄筋に螺合するロツクナツトの
    一側面の幅より狭幅で中央片の中央部に内方への
    突出部を押込み形成したコ字形金の両端部を溶接
    し、該コ字形金内にロツクナツトの平径側を嵌合
    すると共に、上記コ字形金の中央片の突出部を上
    記ロツクナツトのねじ孔の外方端部内に嵌合して
    なるコンクリート構築用ねじ鉄筋定着金物。
JP1986121859U 1986-08-08 1986-08-08 Expired - Lifetime JPH057374Y2 (ja)

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JP1986121859U JPH057374Y2 (ja) 1986-08-08 1986-08-08

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JP1986121859U JPH057374Y2 (ja) 1986-08-08 1986-08-08

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JPS6328716U JPS6328716U (ja) 1988-02-25
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS521470U (ja) * 1975-06-23 1977-01-07
JPS6035813B2 (ja) * 1977-06-24 1985-08-16 インタ−ナショナル ビジネス マシ−ンズ コ−ポレ−ション 磁気薄膜構造体の製造方法

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JPS6035813U (ja) * 1983-07-22 1985-03-12 住友金属工業株式会社 支圧板付き定着ナツト

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JPS521470U (ja) * 1975-06-23 1977-01-07
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