JPH0573347U - 平行開閉装置 - Google Patents
平行開閉装置Info
- Publication number
- JPH0573347U JPH0573347U JP2176192U JP2176192U JPH0573347U JP H0573347 U JPH0573347 U JP H0573347U JP 2176192 U JP2176192 U JP 2176192U JP 2176192 U JP2176192 U JP 2176192U JP H0573347 U JPH0573347 U JP H0573347U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- pistons
- closing device
- operating
- members
- Prior art date
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- Pending
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- Transmission Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 常に円滑に開閉する平行開閉装置の提供を目
的とする。 【構成】 作動流体の流出入口22,23,24を中央
部と両端部に有する単一のシリンダ12内に、二つのピ
ストン26,28が互いに接近離間するように配置さ
れ、前記ピストン26,28の各作動軸30,32がそ
れぞれの作動部材34,36と連結されて、前記各作動
部材34,36にそれぞれの歯部が単一のピニオン18
と歯合するラック14,16がそれぞれ設けられた構造
からなる。
的とする。 【構成】 作動流体の流出入口22,23,24を中央
部と両端部に有する単一のシリンダ12内に、二つのピ
ストン26,28が互いに接近離間するように配置さ
れ、前記ピストン26,28の各作動軸30,32がそ
れぞれの作動部材34,36と連結されて、前記各作動
部材34,36にそれぞれの歯部が単一のピニオン18
と歯合するラック14,16がそれぞれ設けられた構造
からなる。
Description
【0001】
この考案は、加圧オイル等の作動流体をシリンダに流出入させることにより平 行に開閉する平行開閉装置に関する。
【0002】
従来、前記平行開閉装置として、それぞれの歯が単一のピニオンと歯合する一 組のラックにそれぞれ作動部材が固定されて、該作動部材の一方がシリンダ内を 摺動する一つのピストンの作動軸に連結されたものがある。 前記開閉装置は、ピストンの摺動に応じて、該ピストンの作動軸に連結された 一方の作動部材および該作動部材に固定された一方のラックがピストンと同方向 に動き、そのラックと歯合するピニオンの回転により、他方のラックおよびその ラックに固定された他方の作動部材が、前記一方の作動部材とは反対方向に動い て両作動部材が平行に開閉する。
【0003】
しかし、前記の平行開閉装置にあっては、一つのピストンの摺動による直接の 力は作動部材の一方のみに加わり、他方の作動部材にはラックおよびピニオンを 介した間接的な力しか加わらない。そのため、両作動部材に加わる力は均等にな りにくく、ラックとピニオン部分にねじれの力が発生して作動部材が円滑に開閉 しないことが往々にしてあった。 そこでこの考案は、常に円滑に開閉する平行開閉装置の提供を目的とする。
【0004】
前記目的を達成するため、この考案は、作動流体の流出入口を中央部と両端部 に有する単一のシリンダ内に二つのピストンが互いに接近離間するように配置さ れ、前記ピストンの各作動軸がそれぞれの作動部材と連結されて、前記各作動部 材にそれぞれの歯部が単一のピニオンと歯合するラックがそれぞれ設けられた構 成の平行開閉装置としたのである。
【0005】
この考案の平行開閉装置にあっては、作動部材の各々がピストン各々の作動軸 と連結されている。そのため、作動部材各々には、ピストン各々の摺動による力 が均等に加わり、ラックおよびピニオン部でねじれの力が発生しにくく、作動部 材が円滑に開閉する。
【0006】
以下添付の図面に従ってこの考案を詳細に説明する。 図1および図2は、この考案の一実施例にかかる平行開閉装置の閉じた状態、 開いた状態を示す図で図3のA−A線に沿う断面図である。また図3は同実施例 の側面図である。この実施例の平行開閉装置10は、ロボットのアーム等に取り つけられて、物品移動時等の際に該物品の把持あるいは把持解除を行うためのも のである。
【0007】 平行開閉装置10のボディ11には、上部に単一のシリンダ12、中央から下 部にラック14,16、ピニオン18およびガイドロッド46,48が設けられ ている。 前記シリンダ12は、加圧オイル等の作動流体流出入口22,23,24を上 部の中央部と両端部に有し、内部には二つのピストン26,28が互いに接近離 間するように配置されている。その二つのピストン26,28の向かい合う面は シリンダ12内径より小となっていて、該ピストン26,28の接近時に前記シ リンダ中央部の作動流体流出入口22をピストン26,28が塞がないようにな っている。また二つのピストン26,28の反対面には、シリンダ12の長手方 向に伸びる作動軸30,32が設けられている。その作動軸30,32の端部は 、各々シリンダ12両端の作動軸挿通穴からシリンダ12外に突出し、作動部材 34,36と連結されている。 前記作動部材34,36は、下端が内側に屈曲した断面略L字形の板状体から なるもので、前記下端の屈曲部分が物品把持部35,37を構成する。 なお図中38はピストンパッキン、40はガスケットである。
【0008】 ラック14,16は、互いの歯がピニオン18に歯合するようにして、シリン ダ12と平行に摺動可能に設けられている。そして一方のラック14の一端部1 5が一方の作動部材36に、他方のラック16の反対端部17が他方の作動部材 34に各々連結されている。また、作動部材34,36に連結されていないラッ ク端部19,21は、各々の側に位置する作動部材34、36に形成されたラッ ク挿通穴42,44を通ってその作動部材34,36外側に伸びている。 なおピニオン18は、その回転軸が前記シリンダ12と直交してボディ11に 軸支されている。
【0009】 また、二つのガイドロッド46,48は、作動部材34,36を、その開閉時 にガイドするためのもので、前記ラック14,16と平行にボディ11を貫通し て、一端が作動部材34,36に固定されている。
【0010】 このようにしてなる平行開閉装置10は、把持部35,37で物品を把持する 際に、図1のようにシリンダ12上部の両端にある作動流体流出入口23,24 から加圧オイル等の作動流体50,50が、シリンダ12内のピストン26,2 8背部に流入される。それによりピストン26,28が作動流体50,50によ り背部から押されて、作動軸30,32とともにシリンダ12内の中央方向へ摺 動する。そしてその作動軸30,32と連結した作動部材34,36もシリンダ 12中央方向へ移動する。それにより作動部材端部の把持部35,37間隔が小 さくなって、その把持部35,37間で物品が把持される。 またその際、二つのピストン26,28間に存在していた作動流体52は、シ リンダ12中央の作動流体流出入口22からシリンダ12外へ流出される。
【0011】 一方、把持部35,37による物品の把持解除を行なう際には、図2のように シリンダ12中央の作動流体流出入口22から加圧オイル等の作動流体52が、 シリンダ12内の二つのピストン26,28間に流入される。それにより二つの ピストン26,28が、作動流体52によりシリンダ12両端方向に押されて作 動軸30,32とともにシリンダ12両端方向へ摺動し、作動部材34,36端 部の把持部35,37が開く。 また、それまでピストン26,28背部のシリンダ12内に存在していた作動 流体50は、シリンダ両端の作動流体流出入口23,24からシリンダ12外に 流出される。
【0012】 前記物品の把持時および把持解除時、両作動部材34,36にはピストン26 ,28から作動軸30,32を介して均等に力が加わるため、作動部材34,3 6が円滑に開閉する。また、ラック14,16とピニオン18は、両作動部材3 4,36の開閉のタイミングを調節するととともに、その開閉時に両作動部材3 4,36のガイドをするため、それによっても両作動部材34,36が円滑に開 閉することになる。
【0013】
以上図示し説明したように、この考案の平行開閉装置は、シリンダ内に二つの ピストンを接近離間するように配置して、そのピストンの作動軸に作動部材を連 結したため該作動部材が円滑に開閉する。またこの考案の平行開閉装置は、物品 の把持のみならず種々の用途に使用することができ、産業上きわめて有用である 。
【図1】この考案の一実施例にかかる平行開閉装置の閉
じた状態を示す断面図で、図3のA−A線に沿う断面図
である。
じた状態を示す断面図で、図3のA−A線に沿う断面図
である。
【図2】同実施例における開いた状態を示す断面図であ
る。
る。
【図3】同実施例の側面図である。
12 シリンダ 14 ラック 16 ラック 18 ピニオン 26 ピストン 28 ピストン 30 作動軸 32 作動軸 34 作動部材 36 作動部材
Claims (2)
- 【請求項1】 作動流体の流出入口を中央部と両端部に
有する単一のシリンダ内に二つのピストンが互いに接近
離間するように配置され、 前記ピストンの各作動軸はそれぞれの作動部材と連結さ
れているとともに、前記各作動部材にはそれぞれの歯部
が単一のピニオンと歯合するラックがそれぞれ設けられ
ていることを特徴とする平行開閉装置。 - 【請求項2】 請求項1において作動部材が物品を把持
する部材である平行開閉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2176192U JPH0573347U (ja) | 1992-03-10 | 1992-03-10 | 平行開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2176192U JPH0573347U (ja) | 1992-03-10 | 1992-03-10 | 平行開閉装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0573347U true JPH0573347U (ja) | 1993-10-08 |
Family
ID=12064053
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2176192U Pending JPH0573347U (ja) | 1992-03-10 | 1992-03-10 | 平行開閉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0573347U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022517576A (ja) * | 2019-01-31 | 2022-03-09 | セムチャン エナジー カンパニー リミテッド | 水素ガス圧縮装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4912286A (ja) * | 1972-01-20 | 1974-02-02 | ||
JPS576807B2 (ja) * | 1975-03-06 | 1982-02-06 | ||
JPH04331832A (ja) * | 1991-05-02 | 1992-11-19 | Canon Inc | 衝撃吸収装置及びこれを用いた旋回駆動装置 |
-
1992
- 1992-03-10 JP JP2176192U patent/JPH0573347U/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4912286A (ja) * | 1972-01-20 | 1974-02-02 | ||
JPS576807B2 (ja) * | 1975-03-06 | 1982-02-06 | ||
JPH04331832A (ja) * | 1991-05-02 | 1992-11-19 | Canon Inc | 衝撃吸収装置及びこれを用いた旋回駆動装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022517576A (ja) * | 2019-01-31 | 2022-03-09 | セムチャン エナジー カンパニー リミテッド | 水素ガス圧縮装置 |
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