JPH0572553U - 車両用表示装置 - Google Patents

車両用表示装置

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JPH0572553U
JPH0572553U JP1182192U JP1182192U JPH0572553U JP H0572553 U JPH0572553 U JP H0572553U JP 1182192 U JP1182192 U JP 1182192U JP 1182192 U JP1182192 U JP 1182192U JP H0572553 U JPH0572553 U JP H0572553U
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正 飯野
邦光 青木
嘉之 古屋
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 第1の表示器を用いてヘッドダウンディスプ
レイを構成し、第2の表示器を用いてヘッドアップディ
スプレイを構成して走行速度などの運転情報の表示像を
虚像として視認させる車両用表示装置に関し、全体の大
きさを小形に構成して収納スペースを小さくすることを
目的とする。 【構成】 第1の表示器21、第1の反射板31および
第2の反射板41を収容するケース51Aの第1の反射
板31で2つに仕切られた第1または第2の空間S1
2 を構成するケース51Aの左右の内面の一方に第2
の表示器22を設け、ケース51Aの内面の他方に第2
の表示器22からの表示像の表示光を反射する第3の反
射板61を設けるとともに、この第3の反射板61で反
射された反射光をフロントウインドシールドWの車内側
の内面に反射してアイポイントEに向かわせる第4の反
射板71からなる反射機構を設けて構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、第1の表示器からの表示像の表示光をヘッドダウンディスプレイ として運転席側のアイポイントに第1の反射板で反射させ、第2の表示器からの 表示像の表示光をヘッドアップディスプレイとしてアイポイントにフロントウイ ンドシールドの車内側の内面で反射させることにより、走行速度などの運転情報 の表示像を虚像として視認させる車両用表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両用表示装置において、視認速度を早めるために反射板を利用し、走 行速度などの運転情報の表示像を遠方表示させたものがある。 このような車両用表示装置は、反射による光路長が長い程遠方表示の効果があ るため、反射光の光路が占める空間を小さくして全体をコンパクトにしつつ、光 路長を長くしたものが提案されている。
【0003】 図6はヘッドダウンディスプレイと称される従来の車両用表示装置の一例の概 略構成を示す側面図である。 図6において、11はダッシュボードのメータフード部分、21は走行速度な どの運転情報を表示する液晶表示器または蛍光表示管などの自発光型の第1の表 示器、31は第1の表示器21の表示面側に設けられている透光性を有する第1 の反射板を示し、この第1の反射板31は、例えば暗色系の透明なスモークアク リルなどで構成されている。
【0004】 41は第1の反射板31を介して第1の表示器21に対向させた第2の反射板 を示し、供給される表示光を第1の反射板31に全反射するものである。 51はメータフード部分11に配置されているケースを示し、後述するアイポ イントE側に開口部51aが設けられている。 52は透光性を有する表ガラスを示し、ケース51の開口部51aを閉塞する ものである。 Eは第1の表示器21の表示像を視認する運転席側のアイポイントを示す。 なお、第1の表示器21、第1および第2の反射板31,41はケース51に 収容されている。
【0005】 次に、動作について説明する。 まず、第1の表示器21からの表示像の表示光は、第1の反射板31を透過し て第2の反射板41で全反射される。 そして、第2の反射板41で全反射された反射光(表示光)は、再度第1の反 射板31でアイポイントEに向けて反射される。
【0006】 したがって、アイポイントEから第1の反射板31を見ると、第1の反射板3 1の前方(背後)の視認エリアに第1の表示器21の表示像を虚像として視認す ることができる。 このようにして視認される表示像の虚像は、第1の反射板31に映った第2の 反射板41の範囲(視認エリア)内で、光路長に対応する遠方位置に表示される ので、視認性のよい表示となる。
【0007】 図7はヘッドダウンディスプレイ、ヘッドアップディスプレイと称される2つ の車両用表示装置を備えた従来の車両用表示装置の一例の概略構成を示す側面図 であり、図6と同一または相当部分に同一符号を付して説明を省略する。 図7において、U1 は第1の表示器21を収容して構成した第1の表示器ユニ ットを示し、第1の表示器21からの表示像の表示光を直接アイポイントEに向 かわせるものである。
【0008】 22は走行速度などの運転情報を表示する液晶表示器または蛍光表示管などの 自発光型の第2の表示器、42は反射板を示し、この反射板42は第2の表示器 22からの表示像の表示光を、後述するフロントウインドシールドWの車内側の 内面(面)に反射させてアイポイントEに向かわせる(反射させる)ものである 。 U2 は第2の表示器22および反射板42を収容して構成した第2の表示器ユ ニット、Wは風よけのために設けられているフロントウインドシールドを示す。 Hはワイヤハーネスなどの接続線を示し、第1の表示器ユニットU1 と第2の 表示器ユニットU2 とを接続するものである。
【0009】 次に、動作について説明する。 まず、第1の表示器21からの表示像の表示光は、直接アイポイントEに向け られる。 また、第2の表示器22からの表示像の表示光は、反射板42でフロントウイ ンドシールドWに向けて全反射される。 そして、反射板42で全反射された反射光は、フロントウインドシールドWの 車内側の面でアイポイントEに向けて反射される。
【0010】 したがって、第1の表示器21の表示像をアイポイントEから直接視認するこ とができるとともに、アイポイントEからフロントウインドシールドWを見ると 、フロントウインドシールドWの前方の視認エリアに第2の表示器22の表示像 を虚像として視認することができる。 このようにして視認される第2の表示器22の表示像の虚像は、フロントウイ ンドシールドWに映った反射板42の範囲(視認エリア)内で、光路長に対応す る遠方位置に表示されるので、視認性のよい表示となる。 なお、第1の表示器ユニットU1 の構成は、図6に示す構成としてもよい。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】
従来の車両用表示装置、すなわちヘッドダウンディスプレイ、ヘッドアップデ ィスプレイの2つを備えた車両用表示装置は、ヘッドダウンディスプレイ用の第 1の表示器ユニットU1 と、ヘッドアップディスプレイ用の第2の表示器ユニッ トU2 とが別個に離れて配置されるため、全体が大形化し、収納スペースが大き くなるという不都合があった。
【0012】 この考案は、上記したような不都合を解消するためになされたもので、全体の 大きさを小形に構成して収納スペースを小さくすることができ、第1および第2 の表示器をアイポイントから見えなくして視認性を向上させることができるとと もに、ヘッドアップディスプレイとして視認される表示像にゴーストを発生させ ないようにして視認性を向上させることのできる車両用表示装置を提供するもの である。
【0013】
【課題を解決するための手段】
まず、第1の考案にかかる車両用表示装置は、上記した目的を達成するため、 各部材を収容するケースの第1の反射板で2つに仕切られた一方の空間を構成す るケースの左右の内面の一方に第2の表示器を設け、ケースの内面の他方に第2 の表示器からの表示像の表示光を反射する反射部材を設けるとともに、この反射 部材で反射された反射光をフロントウインドシールドの車内側の内面に反射して アイポイントに向かわせる反射機構を設けたものである。
【0014】 そして、第2の考案にかかる車両用表示装置は、上記した目的を達成するため 、第1の考案の車両用表示装置において、第1の表示器の前に、第1の表示器か らの表示像の表示光を第2の反射板にのみ向かわせる第1の光制御素子を設けた ものである。 次に、第3の考案にかかる車両用表示装置は、上記した目的を達成するため、 第1の考案の車両用表示装置または第2の考案の車両用表示装置において、第1 の表示器の前に、第1の表示器からの表示像の表示光を反射部材にのみ向かわせ る第2の光制御素子を設けたものである。
【0015】 また、第4の考案にかかる車両用表示装置は、上記した目的を達成するため、 各部材を収容するケースの第1の反射板で2つに仕切られた空間の第1の表示器 側に位置する空間を構成するケースの左右の内面の一方に第2の表示器を設け、 第1の表示器の前に、第1の表示器からの表示像の表示光を第2の反射板に向か わせ、第2の表示器からの表示像の表示光を反射する第1の反射部材を設け、ケ ースの内面の他方に第1の反射部材からの反射光を反射する第2の反射部材を設 けるとともに、この第2の反射部材で反射された反射光をフロントウインドシー ルドの車内側の内面に反射してアイポイントに向かわせる反射機構を設けたもの である。
【0016】 また、第5の考案にかかる車両用表示装置は、上記した目的を達成するため、 第4の考案の車両用表示装置において、第1の反射部材を、第1の表示器からの 表示像の表示光を透過させ、第2の表示器からの表示像の表示光を第2の反射部 材に反射する第3の光制御素子としたものである。 さらに、第6の考案にかかる車両用表示装置は、上記した目的を達成するため 、第4の考案の車両用表示装置または第5の考案の車両用表示装置において、第 2の表示器の前に、第2の表示器からの表示像の表示光を第1の反射部材にのみ 向かわせる第4の光制御素子を設けたものである。
【0017】
【作用】
この考案における第1の表示器の表示像は、第1の反射板の前方(背後)に虚 像として視認される。 また、第2の表示器の表示像は、フロントウインドシールドの前方に虚像とし て視認される。
【0018】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図に基づいて説明する。 図1はこの考案の第1の実施例による車両用表示装置の概略構成を示す斜視図 、図2は図1に示す車両用表示装置の側面図に対応する説明図であり、図6およ び図7と同一または相当部分に同一符号を付して説明を省略する。 これらの図において、51Aはメータフード部分11に配置されているケース を示し、アイポイントE側に開口部(第1の開口部)51aが設けられ、フロン トウインドシールドW側に第2の開口部51bが設けられている。
【0019】 53は透光性を有する上ガラスを示し、ケース51Aの第2の開口部51bを 閉塞するものである。 S1 はケース51A内の第1の反射板31で仕切られた第1の空間を示し、第 1の表示器21側に位置する空間である。 S2 はケース51A内の第1の反射板31で仕切られた第2の空間を示し、第 2の反射板41側に位置する空間である。
【0020】 61はケース51Aに収容されている第3の反射板(反射部材、第2の反射部 材)を示し、第2の空間S2 を構成するアイポイントE側から見てケース51A の左側に位置する内面に取り付けられ、対向する第2の空間S2 を構成するケー ス51Aの右側に位置する内面に取り付けられた第2の表示器22からの表示像 の表示光を、後述するように第4の反射板71に全反射するものである。 71はケース51Aに収容されている第4の反射板を示し、第3の反射板61 から供給される反射光を上ガラス53を透過させてフロントウインドシールドW の車内側の面に反射させ、アイポイントEに向かわせるものである。 なお、反射機構は第4の反射板71のみで構成されている。 そして、図1には第2の表示器22からの表示像の表示光のみを示した。
【0021】 次に、動作について説明する。 まず、第1の表示器21からの表示像の表示光は、従来例で説明したように進 んで視認されるので、説明を省略する。 次に、第2の表示器22からの表示像の表示光は、第3の反射板61で第4の 反射板71に向けて全反射される。 そして、第4の反射板71で全反射された反射光は、フロントウインドシール ドWに向けられ、フロントウインドシールドWの車内側の面でアイポイントEに 向けて反射される。
【0022】 したがって、アイポイントEからフロントウインドシールドWを見ると、フロ ントウインドシールドWの前方の視認エリアに第2の表示器22の表示像を虚像 として視認することができる。 このようにして視認される第2の表示器22の表示像は、フロントウインドシ ールドWに映った第4の反射板71の範囲(視認エリア)内で、光路長に対応す る遠方位置に表示されるので、視認性のよい表示となる。
【0023】 上述したように、この考案の第1の実施例によれば、通常のヘッドダウンディ スプレイに第2の表示器22、第3の反射板61を設け、第3の反射板61の反 射光をフロントウインドシールドWの車内側の面に反射してアイポイントEに向 かわせる第4の反射板71を設けることにより、ヘッドダウンディスプレイとヘ ッドアップディスプレイとを備えた車両用表示装置とすることができる。 したがって、全体の大きさを小形に構成して収納スペースを小さくすることが できる。
【0024】 図3はこの考案の第2の実施例による車両用表示装置の概略構成を示す側面図 に対応する説明図であり、図1および図2と同一部分に同一符号を付して説明を 省略する。 図3において、32は第1の反射板31の背面(第1の表示器21側の面)に 設けられている遮光部材を示し、第1の表示器21からの表示像の表示光が第2 の反射板41に向かう範囲を除いて設けられている。 81は第1の表示器21の前に設けられている第1の光制御素子としてのライ トコントロールフィルムを示し、第1の表示器21からの表示像の表示光を第2 の反射板41にのみ向かわせるものである。
【0025】 次に、動作について説明する。 図3に示すように、第1の表示器21の前にライトコントロールフィルム81 が設けられ、第1の反射板31の背面に遮光部材32が設けられているので、 第1の表示器21からの表示像の表示光はライトコントロールフィルム81を透 過して第2の反射板41にのみ向かうため、前述したようにアイポイントEから 第1の表示器21の表示像を虚像として視認することができる。
【0026】 上述したように、この考案の第2の実施例によれば、図1および図2に示す第 1の実施例と同様な効果を得ることができる。 また、第1の表示器21の前にライトコントロールフィルム81を設けたので 、第1の表示器21からの表示像の表示光は第2の反射板41以外に向かわなく なるため、第1の反射板31が大きくなってもアイポイントEから第1の表示器 21を見えなくすることができ、視認性を向上させることができる。
【0027】 図4はこの考案の第3の実施例による車両用表示装置の概略構成を示す斜視図 、図5は図4に示す車両用表示装置の側面図に対応する説明図であり、図1〜図 3と同一または相当部分に同一符号を付して説明を省略する。 これらの図において、82は第1の表示器21の前に設けられているライトコ ントロールフィルム(第1の反射部材、第3の光制御素子)を示し、第1の表示 器21からの表示像の表示光を第2の反射板41にのみ向かわせ、第2の表示器 22からの表示像の表示光を第3の反射板61に反射するものである。 なお、第2の表示器22および第3の反射板61は、第1の空間S1 を構成す るケース51Aの内面に設けられている。 そして、図4には第2の表示器22からの表示像の表示光のみを示した。
【0028】 次に、動作について説明する。 まず、第1の表示器21からの表示像の表示光は、従来例で説明したように進 んで視認されるので、説明を省略する。 次に、第2の表示器22からの表示像の表示光は、ライトコントロールフィル ム82で第3の反射板61に向けて反射される。 そして、ライトコントロールフィルム82で反射された反射光は、第3の反射 板61で第4の反射板71に向けて全反射される。 さらに、第4の反射板71で全反射された反射光は、フロントウインドシール ドWに向けられ、フロントウインドシールドWの車内側の面でアイポイントEに 向けて反射される。
【0029】 上述したように、この考案の第3の実施例によれば、図1および図2に示す第 1の実施例、および図3に示す第2の実施例と同様な効果を得ることができる。 また、ライトコントロールフィルム82を設けて光路を長くしたので、ヘッド アップディスプレイ用の表示像の虚像を一層遠方位置に表示することができる。
【0030】 なお、上記した図1および図2に示す第1の実施例では、第2の表示器22お よび第3の反射板61を第2の空間S2 に設けた例で説明したが、第2の表示器 22および第3の反射板61は第1の空間S1 に設けてもよい。 また、図3に示す第2の実施例では、第1の反射板31の背面に遮光部材32 を設けた例で説明したが、遮光部材32を設けなくとも同様な効果を得ることが できる。
【0031】 そして、図1〜図3に示す第1および第2の実施例において、第2の表示器2 2の前に、第2の表示器22からの表示像の表示光を第3の反射板61にのみ向 かわす第2の光制御素子(例えば、ライトコントロールフィルム)を設けると、 第2の表示器22からの表示像の表示光は第3の反射板61にのみしか向かわな いので、アイポイントEから第2の表示器22を見えなくすることができるとと もに、表示像の虚像とともに視認される光路長の相違(第2の表示器22から直 接第3の反射板61に向かう場合と、第1の表示器21の表面ガラスを介して第 3の反射板61に向かう場合との光路長の相違)に基づくゴースト(虚像)を発 生させなくすることができ、視認性を一層向上させることができる。
【0032】 さらに、図4および図5に示す第3の実施例では、第1の表示器21の前に設 ける第1の反射部材をライトコントロールフィルム82とした例で説明したが、 第1の反射部材をハーフミラーとしたり、第1の表示器21に設けられている表 面ガラスの第1の反射板31側の表面に反射処理膜を形成して表面ガラスをハー フミラーとしても、図1および図2に示す第1の実施例で同様な効果を得ること ができる。
【0033】 そして、図4および図5に示す第3の実施例において、第2の表示器22の前 に、第2の表示器22からの表示像の表示光をライトコントロールフィルム82 にのみ向かわす第4の光制御素子(例えば、ライトコントロールフィルム)を設 けると、第2の表示器22からの表示像の表示光はライトコントロールフィルム 82にのみしか向かわないので、アイポイントEから第2の表示器22を見えな くすることができるとともに、表示像の虚像とともに視認される光路長の相違( 第2の表示器22から直接第3の反射板61に向かう場合と、ライトコントロー ルフィルム82を介して第3の反射板61に向かう場合との光路長の相違)に基 づくゴースト(虚像)を発生させなくすることができ、視認性を一層向上させる ことができる。
【0034】 また、各実施例の反射機構を第4の反射板71のみで構成した例で説明したが 、同様に機能する他の構成の反射機構であってもよい。 さらに、各実施例における第3の反射板61を凹面鏡とすることにより、表示 像の虚像に発生する歪みを少なくすることができる。 また、ケース51Aの少なくとも第1の反射板31を介してアイポイントEか ら見える内面に無反射コーティング膜を設けることにより、表示像の虚像の背景 が黒色となるので、表示品位を向上させることができる。 さらに、フロントウインドシールドWの車内側の面に何も設けない例で説明し たが、通常は、第1の反射板31と同様な特性を有する反射膜が設けられている 。
【0035】
【考案の効果】
以上のように、この考案によれば、1つのケースにヘッドダウンディスプレイ とヘッドアップディスプレイとの各部材を収容したので、全体の大きさを小形に 構成して収納スペースを小さくすることができる。 そして、第1の表示器の前に、第1の表示器からの表示像の表示光を第2の反 射板にのみ向かわせる第1の光制御素子を設けたので、第1の表示器からの表示 像の表示光は第2の反射板以外に向かわなくなり、第1の反射板が大きくなって もアイポイントから第1の表示器を見えなくすることができ、視認性を向上させ ることができる。
【0036】 さらに、第2の表示器の前に、第2の表示器の表示像の表示光を反射部材にの み向かわす第2の光制御素子を設けたので、アイポイントから第1の表示器を見 えなくすることができるとともに、光路長の相違に基づくゴースト(虚像)を発 生させなくすることができ、視認性を一層向上させることができる。 また、他の考案によれば、第1の表示器の前に、第1の表示器からの表示像の 表示光を第2の反射板に向かわせ、第2の表示器からの表示像の表示光を反射す る第1の反射部材を設けたので、ヘッドアップディスプレイ用の光路が長くなり 、表示像の虚像を一層遠方位置に表示することができる。
【0037】 そして、第1の反射部材を、第1の表示器からの表示像の表示光を透過させ、 第2の表示器からの表示像の表示光を第2の反射部材に反射する第3の光制御素 子としたので、第1の表示器からの表示像の表示光は第2の反射板以外に向かわ なくなり、第1の反射板が大きくなってもアイポイントから第1の表示器を見え なくすることができ、視認性を向上させることができる。 さらに、第2の表示器の前に、第2の表示器からの表示像の表示光を第1の反 射部材にのみ向かわせる第4の光制御素子を設けたので、アイポイントから第1 の表示器を見えなくすることができるとともに、光路長の相違に基づくゴースト (虚像)を発生させなくすることができ、視認性を一層向上させることができる 。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第1の実施例による車両用表示装置
の概略構成を示す斜視図である。
【図2】図1に示す車両用表示装置の側面図に対応する
説明図である。
【図3】この考案の第2の実施例による車両用表示装置
の概略構成を示す側面図に対応する説明図である。
【図4】この考案の第3の実施例による車両用表示装置
の概略構成を示す斜視図である。
【図5】図4に示す車両用表示装置の側面図に対応する
説明図である。
【図6】ヘッドダウンディスプレイと称される従来の車
両用表示装置の一例の概略構成を示す側面図である。
【図7】ヘッドダウンディスプレイ、ヘッドアップディ
スプレイと称される2つの車両用表示装置を備えた従来
の車両用表示装置の一例の概略構成を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
11 メータフード部分 21 第1の表示器 22 第2の表示器 31 第1の反射板 32 遮光部材 41 第2の反射板 51A ケース 51a 第1の開口部 51b 第2の開口部 52 表ガラス 53 上ガラス 61 第3の反射板 71 第4の反射板 81,82 ライトコントロールフィルム E アイポイント W フロントウインドシールド S1 第1の空間 S2 第2の空間

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の表示器から放射され、透光性を有
    する第1の反射板を透過した表示光を第2の反射板で前
    記第1の反射板に反射し、前記第2の反射板からの反射
    光を前記第1の反射板でアイポイントに反射することに
    より、前記アイポイントから前記第1の表示器の表示像
    を前記第1の反射板で虚像として視認できるようにした
    車両用表示装置において、 前記各部材を収容するケースの前記第1の反射板で2つ
    に仕切られた一方の空間を構成する前記ケースの左右の
    内面の一方に第2の表示器を設け、 前記内面の他方に前記第2の表示器からの表示像の表示
    光を反射する反射部材を設けるとともに、 この反射部材で反射された反射光をフロントウインドシ
    ールドの車内側の内面に反射して前記アイポイントに向
    かわせる反射機構を設けたことを特徴とする車両用表示
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両用表示装置におい
    て、 前記第1の表示器の前に、前記第1の表示器からの表示
    像の表示光を前記第2の反射板にのみ向かわせる第1の
    光制御素子を設けたことを特徴とする車両用表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の車両用表
    示装置において、 前記第2の表示器の前に、前記第2の表示器からの表示
    像の表示光を前記反射部材にのみ向かわせる第2の光制
    御素子を設けたことを特徴とする車両用表示装置。
  4. 【請求項4】 第1の表示器から放射され、透光性を有
    する第1の反射板を透過した表示光を第2の反射板で前
    記第1の反射板に反射し、前記第2の反射板からの反射
    光を前記第1の反射板でアイポイントに反射することに
    より、前記アイポイントから前記第1の表示器の表示像
    を前記第1の反射板で虚像として視認できるようにした
    車両用表示装置において、 前記各部材を収容するケースの前記第1の反射板で2つ
    に仕切られた空間の前記第1の表示器側に位置する空間
    を構成する前記ケースの左右の内面の一方に第2の表示
    器を設け、 前記第1の表示器の前に、前記第1の表示器からの表示
    像の表示光を通過させ、前記第2の表示器からの表示像
    の表示光を反射する第1の反射部材を設け、 前記内面の他方に前記第1の反射部材からの反射光を反
    射する第2の反射部材を設けるとともに、 この第2の反射部材で反射された反射光をフロントウイ
    ンドシールドの車内側の内面に反射して前記アイポイン
    トに向かわせる反射機構を設けたことを特徴とする車両
    用表示装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の車両用表示装置におい
    て、 前記第1の反射部材を、前記第1の表示器からの表示像
    の表示光を前記第2の反射板にのみ向かわせ、前記第2
    の表示器からの表示像の表示光を前記第2の反射部材に
    反射する第3の光制御素子としたことを特徴とする車両
    用表示装置。
  6. 【請求項6】 請求項4または請求項5記載の車両用表
    示装置において、 前記第2の表示器の前に、前記第2の表示器からの表示
    像の表示光を前記第1の反射部材にのみ向かわせる第4
    の光制御素子を設けたことを特徴とする車両用表示装
    置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010050375A1 (ja) 2008-10-30 2010-05-06 本田技研工業株式会社 車両用表示装置
JP2011111123A (ja) * 2009-11-30 2011-06-09 Honda Motor Co Ltd 車両用表示装置
JP2012106702A (ja) * 2010-11-19 2012-06-07 Yazaki Corp 車両用表示装置
EP3316020A4 (en) * 2015-06-26 2018-12-05 Nippon Seiki Co., Ltd. Screen device and head-up display device

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