JPH0572345U - ワークの移送装置 - Google Patents

ワークの移送装置

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JPH0572345U
JPH0572345U JP1086192U JP1086192U JPH0572345U JP H0572345 U JPH0572345 U JP H0572345U JP 1086192 U JP1086192 U JP 1086192U JP 1086192 U JP1086192 U JP 1086192U JP H0572345 U JPH0572345 U JP H0572345U
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昭雄 寺西
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帝人製機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、アーム停止位置を高精度に調整す
ることができ、移送作業の作業環境に適したアーム旋回
範囲を設定することのできるワークの移送装置を提供す
ることを目的とする。 【構成】 一方のアーム部材35に、該一方から他方に向
かって突出する移動可能なストッパ部材51と該ストッパ
部材の移動を所定移動範囲内に規制する規制手段50とを
設け、他方のアーム部材25に、第1アーム部材25が所定
旋回範囲の一端又は他端に旋回したときストッパ部材51
に当接する当接部材61を設け、両アーム部材25、35の相
対回転によりストッパ部材51が当接部材に当接しかつス
トッパ部材51の移動が規制手段50により規制されたと
き、ストッパ部材51及び当接部材61を介して両アーム部
材25、35の相対回転が規制されるように構成する。規制
手段50にはストッパ部材51の移動範囲を調整する調整機
構56を設けることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ワークの移送装置に関し、特にワークを直線的に移送するワークの 移送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、各種ワークを直線的に移送する移送装置として、直動型流体シリンダ等 を用いたものが多用されているが、このような装置ではその移送距離が大きくな ると前記流体シリンダが機台から側方にかなり突出し、設置スペースの拡大を招 来するとともに作業安全面でも好ましくないという問題があった。
【0003】 そこで、近時、機台からの突出物のない移送装置として、例えば特開平2−3 07717号公報に記載されるようなものが提案されている。この装置は、カル ダン円の特性(第1の円の半径を直径とする第2の円が第1の円に内接して回転 するとき、第2の円上の任意の点が第1の円の直径線上を移動するという特性) を応用した旋回アーム機構を設け、その機構の先端部に取り付けたワーク把持手 段を直線的に移動させるようにしたもので、支持板に支持された固定の大プーリ ーと、支持板に回転可能かつ前記大プーリーと同軸に支持された第1回転軸と、 基端側で第1回転軸に連結されるとともに先端側で第1回転軸と平行な第2回転 軸を回転自在に支持するアームと、大プーリー2のピッチ円半径に相当するピッ チ円直径に形成されて第2回転軸に回転方向一体に支持された小プーリーと、大 小プーリー間に巻き掛けられたベルトと、基端側で第2回転軸に連結されたると ともに先端側にワーク保持用のフィンガを装着したハンドと、を備えている。ま た、この移送装置によるワーク把持位置とワーク解放位置の双方で前記アームの 旋回を停止させるように、機台には図示しないストッパが設けられている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のワークの移送装置にあっても、前記ベルトに 伸びが発生したりすると、アーム旋回角度の誤差が小さい範囲であったとしても 大小プーリーのプーリー比によってハンドの旋回角度誤差は2倍に拡大されるた め、停止位置精度を確保するのが容易でなかった。
【0005】 また、この停止位置を調整するような前記アームとハンドの相対回転範囲の変 更も容易でなかった。さらに、移送時および復帰時のアーム旋回方向を逆向きす るような選択ができなかった。すなわち、アームとハンドの相対回転の範囲を規 定するために、アーム又はハンドの何れか一方にストッパを設けてこのストッパ を他方に衝止させることができるが、単なるストッパを設けても、その相手側部 材の構成上、アームとハンドの相対回転範囲(ストッパのストップ位置)や移送 時のアーム旋回方向を変更することはできなかったため、移送先での停止位置の 微調整を行なったり、移送作業を行なう環境に適したアーム旋回範囲を設定した りすることができなかった。
【0006】 そこで、本考案は、アーム停止位置を調整することができ、移送作業の作業環 境に適したアーム旋回範囲を設定することのできるワークの移送装置を提供する ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的達成のため、請求項1記載の考案は、支持体に回転不可に支持された 第1プーリーと、支持体に対し回転可能でかつ第1プーリーと同軸に支持された 第1回転軸と、基端側で第1回転軸に連結されるとともに先端側で第1回転軸と 平行な第2回転軸を回転自在に支持する第1アーム部材と、第1プーリーのピッ チ円半径に相当するピッチ円直径に形成され第2回転軸に回転方向一体に支持さ れた第2プーリーと、第1プーリーおよび第2プーリーに巻き掛けられたベルト と、基端側で第2回転軸に連結されたるとともに先端側にワーク保持手段を装着 された第2アーム部材と、を備えたワークの移送装置において、前記第1アーム 部材および第2アーム部材のうち何れか一方に、該一方から他方に向かって突出 し所定移動範囲内で移動可能なストッパ部材と該ストッパ部材の所定移動範囲外 への移動を規制する規制手段とを設けるとともに、前記第1アーム部材および第 2アーム部材のうち何れか他方に、第1アーム部材が所定旋回範囲の一端又は他 端に旋回したときストッパ部材に当接する当接部材を設け、第1アーム部材およ び第2アーム部材の相対回転によりストッパ部材が当接部材に当接しかつストッ パ部材の移動が規制手段により規制されたとき、該ストッパ部材および当接部材 を介して両アーム部材の相対回転が規制されるようにしたことを特徴とするもの であり、 請求項2記載の考案は、前記規制手段が、前記ストッパ部材の所定移動範囲を 調整する調整機構を有することを特徴とするものであり、 請求項3記載の考案は、前記ストッパ部材が前記第2アーム部材の先端側に設 けられたことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】
請求項1記載の考案では、第1アーム部材および第2アーム部材が相対回転し てストッパ部材と当接部材が当接すると、ストッパ部材が移動するが、この移動 は規制手段によって所定範囲内に規制される。そして、この移動規制されたスト ッパ部材と当接部材とを介して両アーム部材の相対回転が規制され、アーム部材 の停止位置が規定される。したがって、ストッパ部材の移動範囲を適宜設定して 所望の停止位置を設定することができる。また、ストッパと当接部材の位置関係 を逆にし第1、第2アーム部材の移送時の旋回方向を逆向きにするような旋回方 向の変更が可能になる。
【0009】 請求項2記載の考案では、規制手段の調整機構によってストッパ部材の所定移 動範囲を調整することができ、停止位置の微調整がきわめて容易にできることに なる。 請求項3記載の考案では、ストッパ部材が第2アーム部材の先端側に設けられ るから、停止位置精度が高く強度的に有利なストッパ構造を実現できる。
【0010】
【実施例】 以下、本考案を図面に基づいて説明する。 図1、図2は本考案に係るワークの移送装置の一実施例を示す図である。 まず、構成を説明する。 図1、図2において、10は支柱部11を有するスタンドであり、スタンド10の支 柱部11には固定板12(支持体)がボルト13によって締結されている。スタンド10 は、複数のボルト14により図示しない機台、例えば、たて型射出成形機の機台上 に固定され、固定板12をその機台の上方で支持している。固定板12には上下駆動 用エアーシリンダ15が取り付けられており、下向きに突出したそのピストン部15 aは連結ブロック16および旋回用エアーシリンダ17を介して移動板18に連結され ている。この移動板18は複数のスライドロッド19によって固定板12に対し回転不 可能でかつ上下移動可能に案内されており、エアーシリンダ15の伸縮動作により 移動板18が上下に移動するようになっている。
【0011】 移動板18にはプーリーホルダ21が一体的に形成され、このプーリーホルダ21を 介して第1プーリー22が固定されており、第1プーリー22の中心部には軸受23が 装着されている。軸受23には、固定板12に対して回転可能で、かつ、第1プーリ ー22と同軸な第1回転軸24が軸支されており、第1回転軸24は旋回用エアーシリ ンダ17に連結されている。この第1回転軸24は、第1アーム部材25の基端側と連 結されており、エアーシリンダ17の作動時に第1アーム部材25を旋回させるよう になっている。
【0012】 第1アーム部材25の先端側には第1回転軸24と平行な第2回転軸26が軸受27を 介して回転自在に支持されており、この第2回転軸26には第2プーリー28が回転 方向一体に取り付けられている。第2プーリー28は第1プーリー22のピッチ円半 径に相当するピッチ円直径(第2プーリー28のピッチ円直径は第1プーリー22の ピッチ円直径の半分である)に形成されており、この第2プーリー28と第1プー リー22との間にはタイミングベルト29が巻き掛けられている。なお、第2回転軸 26はリング31およびナット32により軸受27に対して抜け止めされ、軸受27は軸受 押え33によって第1アーム部材25に位置決めされている。
【0013】 35は、その一端側で複数のボルト34により第2回転軸26に連結された第2アー ム部材であり、この第2アーム部材35の先端側にはワーク保持手段40が装着され ている。ワーク保持手段40は、例えば公知の空気吸引式の吸着手段41、42を具備 しており、両吸着手段41、42は図示しないワーク、例えば前記射出成形機の成形 作業に用いるインサート用の短冊材を吸着する。
【0014】 一方、第1アーム部材25および第2アーム部材35のうち何れか一方、例えば第 2アーム部材35には、第1アーム部材25に向かって突出する逆T字形断面のスト ッパ部材51が設けられている。このストッパ部材51は、第2アーム部材25の先端 側(長手方向中央から先端側)に形成された溝25aに挿入され、第2アーム部材 35の長さ方向と直交する方向(幅方向)に移動可能である。また、ストッパ部材 51は、前記移動方向の両側に互いに平行なストッパ面51a、51bを有し、これら ストッパ面51a、51bの下部側でストップボルト52A、52Bに突き当たるように なっている。ストップボルト52A、52Bはプレート53A、53Bにねじ結合すると ともにナット54A,54Bによって緩み止めされており、プレート53A、53Bは複 数の固定ボルト55により第2アーム部材35に締結されている。これらストップボ ルト52A、52B、プレート53A、53B、ナット54A,54Bおよび複数の固定ボル ト55は、ストッパ部材51の移動を所定移動範囲内に規制する規制手段50を構成し ており、そのうちストップボルト52A、52Bおよびプレート53A、53Bはストッ パ部材51の所定移動範囲を調整する調整機構56となっている。
【0015】 第1アーム部材25および第2アーム部材35のうち何れか他方、この場合第1ア ーム部材25には、第1アーム部材25が所定旋回範囲(図2に示すような略180 度の旋回範囲)の一端又は他端に旋回したときストッパ部材51に当接する当接部 材61が一体的に設けられており、第1、第2プーリー22、28のプーリー比により 第1アーム部材25と第2アーム部材35が相対回転するとき、この当接部材61がス トッパ部材51のストッパ面51a、51bの上部側に当接するようになっている。そ して、第1アーム部材25と第2アーム部材35が更に相対回転することにより、ス トッパ部材51がストップボルト52A、52Bに突き当たったとき、ストッパ部材51 の移動が規制手段50によって規制され、このとき、ストッパ部材51および当接部 材61を介して両アーム部材25、35の相対回転が規制され停止するようになってい る。
【0016】 また、ストッパ部材51の前記所定移動範囲はストッパ部材51の厚さの2倍の距 離とその厚さ方向における当接部材61の厚さとを加えた距離範囲に設定されてお り、図2に実線で示すアーム旋回位置から180度旋回した位置で第1アーム部 材25および第2アーム部材35を停止させるようになっている。すなわち、第1ア ーム部材25の前記所定旋回範囲は180度となっており、ストップボルト52A, 52Bの調整によってストッパ部材51の所定移動範囲を加減調整することで、この 所定旋回範囲を拡大又は減縮することができる。
【0017】 なお、図1、図2において、71、72は、固定板12の垂直板部12aにねじ結合し たストップボルトであり、ストップボルト71又は72は第1アーム部材25が図2に 実線で示す旋回位置又はそれから180度(旋回範囲の設定値分だけ)旋回した 位置に移動したとき、第1アーム部材25を衝止するようになっている。また、73 は、タイミングベルト29に張力を付与し加減調整するためローラであり、ローラ 73は第1アーム部材25にボルト固定されたブラケット74に回転自在に支持されて いる。さらに、図示していないが、図2に実線で示す旋回位置でのワーク保持手 段40の下方には前記所定のワーク(短冊材)を載置したワーク供給装置が載置さ れており、図2に仮想線で示す旋回位置のワーク保持手段40の下方には射出成形 金型の下金型が配置されている。後者の旋回位置は、ワーク保持手段40によるワ ーク保持状態を解放し、下金型にワークを載置する位置である。
【0018】 次に、作用を説明する。 まず、ストッパ部材51の一方のストッパ面51bと当接部材61が当接した状態、 すなわち第1、第2アーム部材25、35が図2の実線位置に停止している状態で、 上下駆動用エアーシリンダ15が作動し、両アーム部材25、35が所定量下降する。 次いで、吸着手段41、42が作動すると、前記ワーク供給装置に載置されたワー クがワーク保持手段40に保持される。次いで、上下駆動用エアーシリンダ15が作 動して両アーム部材25、35が所定量上昇した後、旋回用エアーシリンダ17が作動 して、第1アーム部材25が図2の矢印R1方向(反時計方向)に旋回する。この とき、第1アーム部材25に回転自在に支持された第2回転軸26は、第2プーリー 29およびタイミングベルト29を介して固定の第1プーリー22と連結されているこ とから、第1アーム部材25の旋回角度に対応してその逆方向(矢印R2方向)に 倍の角度(この角度は第1アーム部材25に対する旋回角度)だけ旋回し、結果的 に第1アーム部材25の旋回と同時に第2アーム部材35がその逆方向に等速に旋回 する。
【0019】 第1アーム部材25が設定された旋回角度180度付近まで旋回すると、第1ア ーム部材25と第2アーム部材35は360度近く相対回転し、このとき、ストッパ 部材51の他方のストッパ面51aと当接部材61が当接する。そして、第1アーム部 材25が更に旋回すると、ストッパ部材51が第1アーム部材25に対し図2の上方へ 移動するが、この移動はストッパ部材51のストッパ面51bがストップボルト52B に衝合する位置で停止する。すなわち、ストッパ部材51の移動が規制手段50によ って前記所定範囲内に規制される。そして、この移動規制されたストッパ部材51 と当接部材61とを介して両アーム部材25、35の相対回転が規制され、このとき同 時に第1アーム部材25がストップボルト72に衝止されることによって、両アーム 部材25、35の停止位置が規定される。
【0020】 この状態において、上下駆動用エアーシリンダ15が作動し、両アーム部材25、 35が所定量下降すると、吸着手段41、42によるワークの吸着が停止され、ワーク 保持手段40に保持されていたワークが前記下金型に載置される。 次いで、上下駆動用エアーシリンダ15が作動し、両アーム部材25、35が所定量 上昇した後、旋回用エアーシリンダ17が作動して、第1アーム部材25が図2の矢 印R1方向と反対の方向(時計方向)に旋回するとともに、第2アーム部材35が その逆方向に等速に旋回する。
【0021】 第1アーム部材25が初期位置付近まで旋回すると、上述の移送時の場合と同様 に、ストッパ部材51の他方のストッパ面51bと当接部材61が当接する。そして、 第1アーム部材25が更に旋回すると、ストッパ部材51が第1アーム部材25に対し 図2の上方へ移動するが、この移動はストッパ部材51のストッパ面51aがストッ プボルト52Aに衝合する位置で停止する。すなわち、ストッパ部材51の移動が規 制手段50によって前記所定範囲内に規制される。そして、この移動規制されたス トッパ部材51と当接部材61とを介して両アーム部材25、35の相対回転が規制され 、このとき同時に第1アーム部材25がストップボルト71に衝止されることによっ て、両アーム部材25、35の停止位置が規定される。
【0022】 このように、本実施例では、ストッパ部材51の移動範囲を適宜設定することに より、第1、第2アーム部材25、35の停止位置を適宜規定することができ、スト ップボルト52A、52Bを回転させてストッパ部材51の所定移動量を微調整し、第 1アーム部材25に対する第2アーム部材35の停止位置を調整することができる。 したがって、ワーク保持手段40を所望の停止位置(前記下金型のワークを載置す べき位置)に正確に停止させることができ、その調整もきわめて容易になる。
【0023】 また、例えば固定板12のスタンド10に対する取付け方向を変え、第1、第2ア ーム部材の移送時の旋回方向を逆向きにして使用するような場合、停止時のスト ッパ部材51と当接部材61の位置関係が逆になるだけであり、第1、第2アーム部 材25、35の旋回方向の変更が容易に可能になる。 さらに、ストッパ部材51が第2アーム部材35の先端側に設けられるから、停止 位置精度が高く、強度的にも有利なストッパ構造を実現できる。
【0024】 なお、上述の一実施例は、ストッパ部材を第2アーム部材に、当接部材を第1 アーム部材に設けたものであったが、図3(a)(b)に示す他の実施例のよう に、ストッパ部材および当接部材を上述例とは逆側のアーム部材に設けることも できる。 同図において、125は第1アーム部材、135は第1アーム部材125の一端側で複 数のボルト34により第2回転軸26に連結された第2アーム部材であり、この第2 アーム部材135の先端側にはワーク保持手段40が装着されている。第1アーム部 材125および第2アーム部材135のうち何れか一方、例えば第1アーム部材125に は、第2アーム部材135に向かって突出するT字形断面のストッパ部材151が設け られており、ストッパ部材151はその上部側でストップボルト52A、52Bの何れ かに突き当たるようになっている。第1アーム部材125および第2アーム部材135 のうち何れか他方、この場合第2アーム部材135には、第1アーム部材125が所定 旋回範囲の一端又は他端に旋回したときストッパ部材151に当接する当接部材161 が一体的に設けられている。そして、第1、第2プーリー22、28のプーリー比に より第1アーム部材125と第2アーム部材135が相対回転するとき、当接部材161 がストッパ部材151の下部側に当接し、第1アーム部材125と第2アーム部材135 が更に相対回転することによりストッパ部材151がストップボルト52A又は52B に突き当たったとき、ストッパ部材151の移動が規制手段50によって規制され、 両アーム部材125、135の相対回転が規制される。
【0025】 この実施例においても、ストッパ部材151の移動範囲を適宜設定することによ り、第1、第2アーム部材25、35の停止位置を適宜規定することができ、ストッ プボルト52A、52Bによりストッパ部材51の移動量を微調整して第1アーム部材 25に対する第2アーム部材35の停止位置を調整することができる。したがって、 ワーク保持手段40を所望の停止位置に正確に停止させることができる。
【0026】
【考案の効果】
請求項1記載の考案によれば、第1、第2アーム部材が所定位置まで旋回した とき、ストッパ部材と当接部材を当接させ、さらにストッパ部材の移動を規制手 段によって所定範囲内に規制するようにしているので、移動規制されたストッパ 部材と当接部材とを介し両アーム部材の相対回転を規制してアーム部材の停止位 置を規定することができ、ストッパ部材の移動範囲を適宜設定して所望の停止位 置を設定することができる。
【0027】 請求項2記載の考案によれば、規制手段の調整機構によってストッパ部材の所 定移動範囲を調整することができ、停止位置の微調整をきわめて容易に行なうこ とができる。 請求項3記載の考案では、ストッパ部材を第2アーム部材の先端側に設けてい るから、停止位置精度が高く強度的に有利なストッパ構造を実現することができ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るワークの移送装置の一実施例の全
体構成図を示すその正面断面図である。
【図2】その一実施例の上面図である。
【図3】本考案に係るワークの移送装置の他の実施例の
要部構成図である。
【符号の説明】
12 固定板(支持体) 17 旋回用エアーシリンダ 22 第1プーリー 24 第1回転軸 25 第1アーム部材 26 第2回転軸 28 第2プーリー 29 タイミングベルト(ベルト) 35 第2アーム部材 40 ワーク保持手段 50 規制手段 51 ストッパ部材 51a、51b ストッパ面 52A、52B ストップボルト 56 調整機構 61 当接部材

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体に回転不可に支持された第1プーリ
    ーと、 支持体に対し回転可能でかつ第1プーリーと同軸に支持
    された第1回転軸と、 基端側で第1回転軸に連結されるとともに、先端側で第
    1回転軸と平行な第2回転軸を回転自在に支持する第1
    アーム部材と、 第1プーリーのピッチ円半径に相当するピッチ円直径に
    形成され、第2回転軸に回転方向一体に支持された第2
    プーリーと、 第1プーリーおよび第2プーリーに巻き掛けられたベル
    トと、 基端側で第2回転軸に連結されるとともに、先端側にワ
    ーク保持手段を装着された第2アーム部材と、を備えた
    ワークの移送装置において、 前記第1アーム部材および第2アーム部材のうち何れか
    一方に、該一方から他方に向かって突出する移動可能な
    ストッパ部材と該ストッパ部材の移動を所定移動範囲内
    に規制する規制手段とを設けるとともに、 前記第1アーム部材および第2アーム部材のうち何れか
    他方に、第1アーム部材が所定旋回範囲の一端又は他端
    に旋回したときストッパ部材に当接する当接部材を設
    け、 第1アーム部材および第2アーム部材の相対回転により
    ストッパ部材が当接部材に当接し、かつ、ストッパ部材
    の移動が規制手段により規制されたとき、該ストッパ部
    材および当接部材を介して両アーム部材の相対回転が規
    制されるようにしたことを特徴とするワークの移送装
    置。
  2. 【請求項2】前記規制手段が、前記ストッパ部材の所定
    移動範囲を調整する調整機構を有することを特徴とする
    請求項1記載のワークの移送装置。
  3. 【請求項3】前記ストッパ部材が前記第2アーム部材の
    先端側に設けられたことを特徴とする請求項1又は2記
    載のワークの移送装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015163414A (ja) * 2014-02-28 2015-09-10 ファナック株式会社 2つの部材の相対回転運動を規制する固定装置を備えるロボット、及び固定装置
JP2020192616A (ja) * 2019-05-24 2020-12-03 ファナック株式会社 アーム固定装置

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