JPH0572345A - 放射線像撮像装置 - Google Patents
放射線像撮像装置Info
- Publication number
- JPH0572345A JPH0572345A JP3236182A JP23618291A JPH0572345A JP H0572345 A JPH0572345 A JP H0572345A JP 3236182 A JP3236182 A JP 3236182A JP 23618291 A JP23618291 A JP 23618291A JP H0572345 A JPH0572345 A JP H0572345A
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- radiation
- detectors
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 フォトンカウンティング方式の放射線像撮像
装置において、コンパレータ以下の回路数を増やすこと
なく、エネルギ弁別された画像を得る構造を提供する。 【構成】 アレイ内で互いに隣接する検出器について、
双方の出力を一方のアンプのみに導入し、このアンプの
出力を２つのコンパレータの双方に導き、かつ、２つの
コンパレータの基準電圧を互いに相違させる回路手段を
設ける。
装置において、コンパレータ以下の回路数を増やすこと
なく、エネルギ弁別された画像を得る構造を提供する。 【構成】 アレイ内で互いに隣接する検出器について、
双方の出力を一方のアンプのみに導入し、このアンプの
出力を２つのコンパレータの双方に導き、かつ、２つの
コンパレータの基準電圧を互いに相違させる回路手段を
設ける。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】 本発明は医用診断等に用いられ
るＸ線像をはじめとする放射線像の撮像装置に関し、更
に詳しくは、フォトンカウンティング方式を用いた放射
線像撮像装置に関する。
るＸ線像をはじめとする放射線像の撮像装置に関し、更
に詳しくは、フォトンカウンティング方式を用いた放射
線像撮像装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】 フォトンカウンティング方式に基づく
放射線像の撮像においては、原則的に、検出器に入射し
た放射線により発生するパルス信号を計数することによ
ってその放射線量を計測し、一つの検出器を画素とした
画像を形成する。このような方式の放射線像撮像装置で
は、一般に、多数の検出器を列状に並べたものを１列ま
たは複数列まとめた検出器アレイを走査するとともに、
各検出器ごとにアンプ、コンパレータおよびカウンタか
らなる計測回路を接続して、各検出器からの出力を電圧
パルスに変換し、しきい値を越えたパルスをカウンタで
計数して各検出器への入射線量を求め、その計数値（線
量）を画素濃度とした画像を得る。
放射線像の撮像においては、原則的に、検出器に入射し
た放射線により発生するパルス信号を計数することによ
ってその放射線量を計測し、一つの検出器を画素とした
画像を形成する。このような方式の放射線像撮像装置で
は、一般に、多数の検出器を列状に並べたものを１列ま
たは複数列まとめた検出器アレイを走査するとともに、
各検出器ごとにアンプ、コンパレータおよびカウンタか
らなる計測回路を接続して、各検出器からの出力を電圧
パルスに変換し、しきい値を越えたパルスをカウンタで
計数して各検出器への入射線量を求め、その計数値（線
量）を画素濃度とした画像を得る。
【０００３】このような放射線撮像装置を用いて、生体
の組織等をより正確に撮像して、高度な画像診断等を行
うことを目的として、放射線のエネルギを弁別して、エ
ネルギ別の画像を作る方法はすでに知られている。この
ようなエネルギ弁別を行う方式として、従来、各検出器
に接続されたアンプに、複数のコンパレータとカウンタ
を並列接続し、コンパレータの基準電圧をそれぞれ相違
させることにより、各コンパレータからそれぞれ異なる
エネルギの放射線量を得る方式が提案されている（例え
ば特開昭６０−８０７４６号）。
の組織等をより正確に撮像して、高度な画像診断等を行
うことを目的として、放射線のエネルギを弁別して、エ
ネルギ別の画像を作る方法はすでに知られている。この
ようなエネルギ弁別を行う方式として、従来、各検出器
に接続されたアンプに、複数のコンパレータとカウンタ
を並列接続し、コンパレータの基準電圧をそれぞれ相違
させることにより、各コンパレータからそれぞれ異なる
エネルギの放射線量を得る方式が提案されている（例え
ば特開昭６０−８０７４６号）。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】 ところで、この種の
検出器アレイでは、画素を小さくして空間分解能を向上
させるため、検出器は可能な限り密に配列される。検出
器を高密度に配列すると、それに接続されるアンプ、コ
ンパレータおよびカウンタに関してもより高密度に実装
する必要が生じる。例えばＣＴスキャナー等の断層画像
装置の検出部分にこのようなフォトンカウンティング方
式を採用する場合には、構造のコンパクトさが要求され
るが、上記した従来の提案のように各検出器に対して複
数のコンパレータとカウンタを並列に接続することは、
装置の小型化の阻害要因となるとともに、実装技術面に
おいても多くの困難が伴う。
検出器アレイでは、画素を小さくして空間分解能を向上
させるため、検出器は可能な限り密に配列される。検出
器を高密度に配列すると、それに接続されるアンプ、コ
ンパレータおよびカウンタに関してもより高密度に実装
する必要が生じる。例えばＣＴスキャナー等の断層画像
装置の検出部分にこのようなフォトンカウンティング方
式を採用する場合には、構造のコンパクトさが要求され
るが、上記した従来の提案のように各検出器に対して複
数のコンパレータとカウンタを並列に接続することは、
装置の小型化の阻害要因となるとともに、実装技術面に
おいても多くの困難が伴う。
【０００５】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
ので、従来のようにコンパレータ以下の計測回路数を増
加させることなく、コンパクトな構成のもとに、必要に
応じて放射線のエネルギを弁別して画像を構築すること
のできる放射線像撮像装置の提供を目的としている。
ので、従来のようにコンパレータ以下の計測回路数を増
加させることなく、コンパクトな構成のもとに、必要に
応じて放射線のエネルギを弁別して画像を構築すること
のできる放射線像撮像装置の提供を目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】 上記の目的を達成する
ための構成を、実施例に対応する図１を参照しつつ説明
すると、本発明では、検出器アレイ内の各検出器（１
ａ，１ｂ・・・・）にそれぞれ一つずつアンプ（２ａ，２ｂ
・・・・）、コンパレータ（３ａ，３ｂ・・・・）およびカウン
タ（４ａ，４ｂ・・・・）を直列に接続するとともに、互い
に隣接する検出器（１ａ，１ｂ）について、その出力の
双方をいずれか一方のアンプ（２ｂ）に導入して他方
（２ａ）を切り離す第１のスイッチング手段（スイッチ
５１，５２）と、この出力が導入されたアンプ（２ｂ）
の出力を２つのコンパレータ（３ａ，３ｂ）の双方に導
く第２のスイッチング手段（６１，６２）と、この２つ
のコンパレータの基準電圧のうち少なくとも一方を変化
させる回路手段（７）を設けている。
ための構成を、実施例に対応する図１を参照しつつ説明
すると、本発明では、検出器アレイ内の各検出器（１
ａ，１ｂ・・・・）にそれぞれ一つずつアンプ（２ａ，２ｂ
・・・・）、コンパレータ（３ａ，３ｂ・・・・）およびカウン
タ（４ａ，４ｂ・・・・）を直列に接続するとともに、互い
に隣接する検出器（１ａ，１ｂ）について、その出力の
双方をいずれか一方のアンプ（２ｂ）に導入して他方
（２ａ）を切り離す第１のスイッチング手段（スイッチ
５１，５２）と、この出力が導入されたアンプ（２ｂ）
の出力を２つのコンパレータ（３ａ，３ｂ）の双方に導
く第２のスイッチング手段（６１，６２）と、この２つ
のコンパレータの基準電圧のうち少なくとも一方を変化
させる回路手段（７）を設けている。
【０００７】
【作用】 エネルギ弁別を行わない通常のモードでは、
図２に示すように検出器１個についてアンプ、コンパレ
ータおよびカウンタが１個ずつ接続された状態で、従来
の通常のフォトンカウンティング方式に基づく計測が行
われる。エネルギ弁別を行う場合、第１および第２のの
スイッチング手段を駆動して図１に示すように２個の検
出器１ａ，１ｂの出力を１個のアンプ２ｂに導入し、そ
のアンプ２ｂからの出力パルスを２個のコンパレータ３
ａ，３ｂの双方に導くとともに、例えば一方のコンパレ
ータ３ａの基準電圧を通常の状態よりも大きくすると、
検出器１ａおよび１ｂに入射した放射線について、カウ
ンタ４ａには通常モードと同様のしきい値以上のエネル
ギを持つ放射線が、カウンタ４ｂにはそれよりも大きい
ある値以上のエネルギを持つ放射線が計数されることに
なり、いわば２個の検出器１ａと１ｂを１個の画素と見
なしたエネルギ別の画像を得ることができる。
図２に示すように検出器１個についてアンプ、コンパレ
ータおよびカウンタが１個ずつ接続された状態で、従来
の通常のフォトンカウンティング方式に基づく計測が行
われる。エネルギ弁別を行う場合、第１および第２のの
スイッチング手段を駆動して図１に示すように２個の検
出器１ａ，１ｂの出力を１個のアンプ２ｂに導入し、そ
のアンプ２ｂからの出力パルスを２個のコンパレータ３
ａ，３ｂの双方に導くとともに、例えば一方のコンパレ
ータ３ａの基準電圧を通常の状態よりも大きくすると、
検出器１ａおよび１ｂに入射した放射線について、カウ
ンタ４ａには通常モードと同様のしきい値以上のエネル
ギを持つ放射線が、カウンタ４ｂにはそれよりも大きい
ある値以上のエネルギを持つ放射線が計数されることに
なり、いわば２個の検出器１ａと１ｂを１個の画素と見
なしたエネルギ別の画像を得ることができる。
【０００８】
【実施例】 図１は本発明実施例の部分的回路構成図で
ある。多数の半導体放射線検出器１ａ，１ｂ，・・・・が１
列状もしくは複数列のマトリクス状に配列されて検出器
アレイＡを構成している。各検出器１ａ，１ｂ，・・・・に
は、それぞれ１個のプリ・メインアンプ２ａ，２ｂ，・・
・・、１個のコンパレータ３ａ，３ｂ，・・・・、および１個
のカウンタ４ａ，４ｂ・・・・が直列接続されている。
ある。多数の半導体放射線検出器１ａ，１ｂ，・・・・が１
列状もしくは複数列のマトリクス状に配列されて検出器
アレイＡを構成している。各検出器１ａ，１ｂ，・・・・に
は、それぞれ１個のプリ・メインアンプ２ａ，２ｂ，・・
・・、１個のコンパレータ３ａ，３ｂ，・・・・、および１個
のカウンタ４ａ，４ｂ・・・・が直列接続されている。
【０００９】検出器アレイＡを構成する多数の検出器に
ついて、それぞれ互いに隣接する２個の検出器同士が１
組をなし、これらに続く計測回路内には、図１に抽出し
て示すようなスイッチング素子が挿入されている。すな
わち、互いに隣接する２個１組の検出器１ａと１ｂのう
ち、一方の検出器１ａとプリ・メインアンプ２ａの間に
スイッチ５１が挿入されているとともに、このスイッチ
５１の前段部分と、他方の検出器１ｂ用のプリ・メイン
アンプ２ｂの入力端子がスイッチ５２を介して接続され
ている。
ついて、それぞれ互いに隣接する２個の検出器同士が１
組をなし、これらに続く計測回路内には、図１に抽出し
て示すようなスイッチング素子が挿入されている。すな
わち、互いに隣接する２個１組の検出器１ａと１ｂのう
ち、一方の検出器１ａとプリ・メインアンプ２ａの間に
スイッチ５１が挿入されているとともに、このスイッチ
５１の前段部分と、他方の検出器１ｂ用のプリ・メイン
アンプ２ｂの入力端子がスイッチ５２を介して接続され
ている。
【００１０】また、検出器１ａ用のプリ・メインアンプ
２ａとその出力を入力するコンパレータ３ａとの間には
スイッチ６１が挿入されているとともに、このスイッチ
６１の後段部分と、他方の検出器１ｂ用のコンパレータ
３ｂの入力端子とがスイッチ６２を介して接続されてい
る。以上の各スイッチ５１，５２，６１および６２は外
部に置かれた制御回路７からの指令によって後述するパ
ターンで切り換えられるとともに、検出器１ｂ用のコン
パレータ３ｂの基準電圧は、この制御回路７からの指令
により変更可能なように構成されている。
２ａとその出力を入力するコンパレータ３ａとの間には
スイッチ６１が挿入されているとともに、このスイッチ
６１の後段部分と、他方の検出器１ｂ用のコンパレータ
３ｂの入力端子とがスイッチ６２を介して接続されてい
る。以上の各スイッチ５１，５２，６１および６２は外
部に置かれた制御回路７からの指令によって後述するパ
ターンで切り換えられるとともに、検出器１ｂ用のコン
パレータ３ｂの基準電圧は、この制御回路７からの指令
により変更可能なように構成されている。
【００１１】次に、以上の本発明実施例の作用を使用方
法とともに述べる。まず、エネルギ弁別を行わない通常
の測定モードで撮像する場合には、全ての組における各
スイッチを図２に示す状態にセットするとともに、全て
のコンパレータ３ａ，３ｂ，・・・・の基準電圧をいずれも
しきい値電圧ＶTHに設定した状態で検出器アレイＡを走
査する。
法とともに述べる。まず、エネルギ弁別を行わない通常
の測定モードで撮像する場合には、全ての組における各
スイッチを図２に示す状態にセットするとともに、全て
のコンパレータ３ａ，３ｂ，・・・・の基準電圧をいずれも
しきい値電圧ＶTHに設定した状態で検出器アレイＡを走
査する。
【００１２】これにより、各検出器１ａ，１ｂ，・・・・か
らの出力は、しきい値電圧ＶTHを越える波高値を持つ電
圧パルスの全てが各カウンタ４ａ，４ｂ，・・・・によって
計数されることになり、各検出器１ａ，１ｂ，・・・・をそ
れぞれ１つの画素として、ある一定のエネルギを越える
放射線の線量を画素濃度とする通常の放射線像が得られ
る。
らの出力は、しきい値電圧ＶTHを越える波高値を持つ電
圧パルスの全てが各カウンタ４ａ，４ｂ，・・・・によって
計数されることになり、各検出器１ａ，１ｂ，・・・・をそ
れぞれ１つの画素として、ある一定のエネルギを越える
放射線の線量を画素濃度とする通常の放射線像が得られ
る。
【００１３】エネルギ弁別を行う場合には、各スイッチ
を図１に示す状態にセットするとともに、一対のコンパ
レータのうちの片方のコンパレータ３ｂの基準電圧を、
例えばＶTHよりも高い所定の電圧ＶB に設定して検出器
アレイＡを走査する。これにより、一対の検出器１ａと
１ｂの出力はともにプリ・メインアンプ２ｂに入力され
るとともに、そのプリ・メインアンプ２ｂの出力は双方
のコンパレータ３ａおよび３ｂに入力され、それぞれ互
いに異なる基準電圧ＶTHまたはＶB と比較される。その
結果、カウンタ４ａではＶTHを越える全ての波高値を持
つ電圧パルスが計数され、一方、カウンタ４ｂではそれ
よりも高いＶB を越える波高値を持つ電圧パルスが計数
されることになる。
を図１に示す状態にセットするとともに、一対のコンパ
レータのうちの片方のコンパレータ３ｂの基準電圧を、
例えばＶTHよりも高い所定の電圧ＶB に設定して検出器
アレイＡを走査する。これにより、一対の検出器１ａと
１ｂの出力はともにプリ・メインアンプ２ｂに入力され
るとともに、そのプリ・メインアンプ２ｂの出力は双方
のコンパレータ３ａおよび３ｂに入力され、それぞれ互
いに異なる基準電圧ＶTHまたはＶB と比較される。その
結果、カウンタ４ａではＶTHを越える全ての波高値を持
つ電圧パルスが計数され、一方、カウンタ４ｂではそれ
よりも高いＶB を越える波高値を持つ電圧パルスが計数
されることになる。
【００１４】この状態において、カウンタ４ａの計数結
果からカウンタ４ｂの計数結果を減じた値で画像を構成
すると、その画像は２個１組の検出器（１ａと１ｂ，・・
・・）をそれぞれ１つの画素とし、かつ、ＶTH〜ＶB の範
囲に対応するエネルギレベルの放射線の線量を画素濃度
とする放射線像が得られる。また、カウンタ４ｂの計数
結果により画像を構成すると、その画像は同じく２個１
組の検出器をそれぞれ１つの画素とし、かつ、ＶB に対
応するエネルギレベルを越える放射線の線量を画素濃度
とする放射線像が得られる。
果からカウンタ４ｂの計数結果を減じた値で画像を構成
すると、その画像は２個１組の検出器（１ａと１ｂ，・・
・・）をそれぞれ１つの画素とし、かつ、ＶTH〜ＶB の範
囲に対応するエネルギレベルの放射線の線量を画素濃度
とする放射線像が得られる。また、カウンタ４ｂの計数
結果により画像を構成すると、その画像は同じく２個１
組の検出器をそれぞれ１つの画素とし、かつ、ＶB に対
応するエネルギレベルを越える放射線の線量を画素濃度
とする放射線像が得られる。
【００１５】なお、以上の実施例においては、エネルギ
弁別を行うに当たって片方のコンパレータ４ｂの基準電
圧を高くして、カウンタ４ｂによってＶB よりも高い波
高値を持つ電圧パルスを計数したが、エネルギ弁別を行
う場合にのみ、コンパレータ４ｂの出力条件を逆転さ
せ、ＶB よりも低い電圧パルスが入力されたときに出力
を発生するように構成することもでき、この場合には、
カウンタ４ｂの計数結果によりＶB 以下のエネルギレベ
ルに対応する放射線による画像が得られ、カウンタ４ａ
の計数結果からカウンタ４ｂの計数結果を減じた値から
ＶB を越えるエネルギレベルに対応する放射線による画
像が得られる。
弁別を行うに当たって片方のコンパレータ４ｂの基準電
圧を高くして、カウンタ４ｂによってＶB よりも高い波
高値を持つ電圧パルスを計数したが、エネルギ弁別を行
う場合にのみ、コンパレータ４ｂの出力条件を逆転さ
せ、ＶB よりも低い電圧パルスが入力されたときに出力
を発生するように構成することもでき、この場合には、
カウンタ４ｂの計数結果によりＶB 以下のエネルギレベ
ルに対応する放射線による画像が得られ、カウンタ４ａ
の計数結果からカウンタ４ｂの計数結果を減じた値から
ＶB を越えるエネルギレベルに対応する放射線による画
像が得られる。
【００１６】また、本発明では、互いに隣接する２個の
検出器として、検出器列の列方向に隣接するもの、およ
び、列方向と直交する方向に隣接するもののいずれをも
採用することができる。更に、一対のコンパレータの双
方の基準電圧を任意に変化させ得るように構成すること
ができることは言うまでもない。
検出器として、検出器列の列方向に隣接するもの、およ
び、列方向と直交する方向に隣接するもののいずれをも
採用することができる。更に、一対のコンパレータの双
方の基準電圧を任意に変化させ得るように構成すること
ができることは言うまでもない。
【００１７】
【発明の効果】 以上説明したように、本発明によれ
ば、コンパレータやカウンタの数を増やすことなく、１
個の検出器についてそれぞれ１個のアンプ、コンパレー
タおよびカウンタを設けるとともに、必要に応じてスイ
ッチング手段を操作するだけで、互いに隣接する検出器
を１組として、これらに入射した放射線のエネルギ弁別
を行うことができるので、装置を大型化することなくコ
ンパクトな構成のもとにエネルギの異なる放射線画像を
得ることができる。また、この種の撮像装置がデジタル
出力であることも併せて、本発明によりコンパクト化さ
れることにより、ＣＴスキャナの検出部分への組み込み
も可能となり、エネルギ弁別能力を持つ断層画像装置と
しても応用可能となった。
ば、コンパレータやカウンタの数を増やすことなく、１
個の検出器についてそれぞれ１個のアンプ、コンパレー
タおよびカウンタを設けるとともに、必要に応じてスイ
ッチング手段を操作するだけで、互いに隣接する検出器
を１組として、これらに入射した放射線のエネルギ弁別
を行うことができるので、装置を大型化することなくコ
ンパクトな構成のもとにエネルギの異なる放射線画像を
得ることができる。また、この種の撮像装置がデジタル
出力であることも併せて、本発明によりコンパクト化さ
れることにより、ＣＴスキャナの検出部分への組み込み
も可能となり、エネルギ弁別能力を持つ断層画像装置と
しても応用可能となった。
【図１】 本発明実施例の部分回路構成図で、エネルギ
弁別を行う状態で示す図
弁別を行う状態で示す図
【図２】 同じく本発明実施例の部分回路構成図で、エ
ネルギ弁別を行わない状態で示す図
ネルギ弁別を行わない状態で示す図
１ａ，１ｂ・・・・半導体放射線検出器 ２ａ，２ｂ・・・・プリ・メインアンプ ３ａ，３ｂ・・・・コンパレータ ４ａ，４ｂ・・・・カウンタ ５１，５２，６１，６２・・・・スイッチ ７・・・・制御回路 Ａ・・・・検出器アレイ
Claims (1)
- 【請求項１】 半導体放射線検出器が複数個列状に並べ
られてなる検出器列を１列または複数列有する検出器ア
レイおよびその走査手段を備えるとともに、上記各検出
器には、それぞれ検出器出力を電圧パルスに変換増幅す
るアンプと、このアンプ出力を基準電圧と比較するコン
パレータと、このコンパレータからの出力を計数するカ
ウンタが接続され、この各カウンタの出力をそれぞれ画
素に対応させて放射線像を形成する装置において、上記
検出器アレイ内の互いに隣接する検出器について、その
出力の双方をいずれか一方のアンプに導入して他方を切
り離す第１のスイッチング手段と、この出力が導入され
たアンプの出力を２つのコンパレータの双方に導く第２
のスイッチング手段と、この２つのコンパレータの基準
電圧のうち少なくとも一方を変化させる回路手段を備え
たことを特徴とする放射線像撮像装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3236182A JPH07117586B2 (ja) | 1991-09-17 | 1991-09-17 | 放射線像撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3236182A JPH07117586B2 (ja) | 1991-09-17 | 1991-09-17 | 放射線像撮像装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0572345A true JPH0572345A (ja) | 1993-03-26 |
| JPH07117586B2 JPH07117586B2 (ja) | 1995-12-18 |
Family
ID=16996991
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3236182A Expired - Lifetime JPH07117586B2 (ja) | 1991-09-17 | 1991-09-17 | 放射線像撮像装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07117586B2 (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0772254A (ja) * | 1993-09-01 | 1995-03-17 | Fuji Photo Film Co Ltd | 放射線画像信号読出方法およびそれに用いられる放射線検出器 |
| JPH07229861A (ja) * | 1994-02-16 | 1995-08-29 | Dkk Corp | 放射線分析装置 |
| CN100372796C (zh) * | 2005-11-18 | 2008-03-05 | 郑州华宇耐火材料有限公司 | 复合硅砖 |
| JP2008536138A (ja) * | 2005-04-14 | 2008-09-04 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | Ｃｔにおけるエネルギー分布再構成 |
| JP2010530058A (ja) * | 2007-05-10 | 2010-09-02 | サントル ナシオナル ドゥ ラ ルシェルシェサイアンティフィク（セエヌエールエス） | 多色ｘ線源を有するｘ線撮像装置 |
| JP2011117969A (ja) * | 2003-07-12 | 2011-06-16 | Radiation Watch Ltd | 電離放射線検出装置 |
| JP4796254B2 (ja) * | 1999-09-29 | 2011-10-19 | ジョーダン・バレー・セミコンダクターズ・リミテッド | Ｘ線アレイ検出器 |
-
1991
- 1991-09-17 JP JP3236182A patent/JPH07117586B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (7)
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07117586B2 (ja) | 1995-12-18 |
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