JPH057197Y2 - - Google Patents

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JPH057197Y2
JPH057197Y2 JP1987035865U JP3586587U JPH057197Y2 JP H057197 Y2 JPH057197 Y2 JP H057197Y2 JP 1987035865 U JP1987035865 U JP 1987035865U JP 3586587 U JP3586587 U JP 3586587U JP H057197 Y2 JPH057197 Y2 JP H057197Y2
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tank
manhole cover
manhole
liquid
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【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案はタンクローリのマンホールカバに関す
る。
「従来の技術」、「考案が解決しようとする問題
点」 タンクローリにおいて液体を輸送する際には、
輸送中のタンクローリの旋回、振動等により積載
された液体が揺動し、一部が飛沫等となつて飛散
り、マンホールカバの下面に付着する。
しかし、従来のマンホール本体を開閉するため
のマンホールカバは、その下面が主として、平板
状若しくは緩やかな凹曲面状に形成されていたた
め、マンホールカバの下面に付着した液体の内、
ある程度の液体は直接その位置から、或いはマン
ホールカバの下面を例えば側部方向に伝わつて流
れ、再びタンク内に雫となつて垂れ落ちるが、残
りは垂れ落ちないで付着したままの状態を保持し
ている。係る現象が輸送中繰返し生ずるため、目
的地に到着した時点で、マンホールカバの下面に
はかなりの量の液体が付着しており、したがつ
て、荷卸し等のためにマンホールカバを開いた
際、この付着していた液体が、マンホールカバの
下面を伝わつて流れ、マンホール本体の外側周縁
部のタンク上に垂れ落ちる。
この垂れ落ちた液体を、そのまま放置した場合
には、塵埃等が付着してこの部位を著しく汚した
り、また、この部位が滑り易くなり、時に大きな
事故が生じたり、さらには、液体の種類によつて
は、塗装面が冒され錆等が発生し易く、タンクの
耐用年数が短縮する等の原因となつていた。
したがつて、このような問題の発生を未然に防
止するためには、垂れ落ちた液体を、その都度、
拭取る必要があるが、係る作業が面倒であると共
に、失念した場合にも、直接輸送作業に支障が生
じないため、つい疎かとなり、垂れ落ちた液体を
そのまま放置することが多く、故に、上記問題が
生ずることが、往往にあつた。
本考案は、上述の事情に鑑みなされたもので、
その目的とするところは、輸送中にマンホールカ
バの下面部に液体が付着した場合にも、付着した
液体の殆どすべてを、速やかに再びタンク内に垂
れ落とすことができ、したがつて、荷卸し等のた
めにマンホールカバを開いた際、マンホール本体
周縁部のタンク上に液体が垂れ落ちることは殆ど
なく、もつて、煩しい拭取り作業を要せず、垂れ
落ちた液体に起因する問題発生の防止を図ること
が可能なタンクローリのマンホールカバを提案す
ることにある。
「問題点を解決するための手段」 本考案は、上記目的を達成すべくなされたもの
で、その技術的手段は、次のとおりである。すな
わち、このタンクローリのマンホールカバは、輸
送中の旋回、振動等によりタンク内に積載された
液体が揺動し、一部が飛沫等となつてタンク内で
飛散するタンクローリにて用いられ、該タンクロ
ーリのタンク上面部に設けられたマンホール本体
を開閉するものである。そして、該マンホールカ
バの下面における前記マンホール本体の開口部に
対応する部位に、下方に徐々に尖つた頂部に向つ
て、下面が凹曲面状に下降傾斜する傾斜壁を有す
る水切用突起部を設けてなる。該水切用突起部
は、飛散して付着した前記液体を、直ちに該傾斜
壁を伝わつて該頂部に流し、頂部から零として上
記タンク内に垂れ落ちさせることが可能となつて
いる。
「作用」 本考案は上記手段よりなるので、以下の如く作
用する。すなわち、マンホールカバの下面におけ
るマンホール本体の開口部に対応する部位には、
頂部に向つて下降する傾斜壁を有する水切用突起
部が設けられているので、輸送中、タンクローリ
の旋回、振動等によつて積載された液体が揺動
し、一部が飛沫となつて飛散り、水切用突起部の
下面に付着した場合、これらの付着した液体は、
直ちに、傾斜壁が凹曲面状に下降傾斜した形状よ
りなるので、これを伝わつて頂部へと流れ、この
頂部が下方に徐々に尖つた形状よりなるので、こ
こで、ここで雫となつてタンク内に垂れ落ちるの
で、付着した殆どすべての液体は、速やかに再び
タンク内に垂れ落ちる。
したがつて、目的地において、荷卸し等のため
にマンホールカバを開く際には、既に、水切用突
起部の下面には付着した状態の液体が存在するこ
とは殆どなく、よつて、マンホールカバを開いて
も液体がマンホール本体の外側周縁部のタンク上
に垂れ落ちることはない。
「実施例」 以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて説
明する。
第1図において、1はタンクローリのタンク2
の上面部に設けられたマンホール部であり、この
マンホール部1は、マンホール本体3と、マンホ
ール本体3を開閉するためのマンホールカバ5
と、マンホールカバ5の開閉操作をするための開
閉装置6とからなつている。
マンホール本体3は、タンク2の開口に固着さ
れた周壁3aと、この周壁3aにおける上部の開
口縁部に設けられた開口縁フランジ部7とからな
り、この開口縁フランジ部7の内周によつて開口
部4が形成されていると共に、この開口縁フラン
ジ部7の上面部には上部が突出する態様にリング
状のパツキング8が装着されている。
マンホールカバ5は、下面が緩やかな凹曲面を
呈する断面略皿形状に形成され、マンホール本体
3の開口部4と略同一直径を有するマンホールカ
バ本体9と、このマンホールカバ本体9の周縁
に、マンホール本体3における開口縁フランジ部
7と対応する位置関係に補強部材11を介して固
着されたフランジ部10とからなり、マンホール
カバ本体9の下面には後述の水切用突起部12が
設けられている。
開閉装置6は、以下の如く構成されている。す
なわち、13はその中央下部に取付部材14を介
してマンホールカバ5の中心部を揺動自在に取付
けたアームであり、このアーム13の一端はタン
ク2上に立設された支持柱15に上下方向に回動
自在に枢着されており、その他端はタンク2上に
立設された係止装置16に係脱可能に設けられて
いる。17はマンホールカバ5のフランジ部10
を、マンホール本体3の開口縁フランジ部7に装
着されたパツキング8に密接せしめるための締付
ボルト18と操作ハンドル19とからなる締付装
置であり、締付ボルト18はアーム13の中央部
に鉛直状に螺合支持されていると共に、その突出
上端部には操作ハンドル19が止着されており、
アーム13の他端を係止装置16に係止し、マン
ホールカバ5により開口部4を閉鎖した後、操作
ハンドル19を操作することによつてマンホール
カバ5のフランジ部10は、締付ボルト18の加
圧によりマンホール本体3の開口縁フランジ部7
に装着されたパツキング8に圧接されるようにな
つている。
ところで、このタンクローリでは、輸送中の旋
回、振動等によりタンク2内に積載された液体が
揺動し、タンク2内で一部が飛沫等となつて上方
に飛散する。そして水切用突起部12は、このよ
うに上方に飛散して付着した液体を、直ちに傾斜
壁12bを伝わつて頂部12aに流し、頂部12
aから零としてタンク2内に垂れ落ちさせること
が可能となつている。
すなわち、12はマンホールカバ本体9の下面
に設けられた水切用突起部であり、この水切用突
起部12は、マンホールカバ本体9の下面全面を
覆う大きさを有する円錐状体よりなり、周部を形
成する傾斜壁12bは、図示のように下方に徐々
に尖つた頂部12aに向つて図示のように下面が
凹曲面状に下降傾斜するよう形成されており、基
端の周縁はその下面がフランジ部10の下面と面
一となるべくマンホールカバ本体9の下面に付設
されている。
以上説明した如く、本考案は、マンホール本体
3の開口部4と略同一直径を有するマンホールカ
バ本体9の下面に、下面全面を覆う大きさに形成
された水切用突起部12を、その基端下面がフラ
ンジ部10の下面と面一となるよう設けた構成よ
りなるので、輸送中、タンクローリの旋回、振動
等によつて積載された液体が揺動し、一部が飛散
り、水切用突起部12の下面に付着した場合に
も、一旦付着した液体は、直ちに、傾斜壁12b
が凹曲面状に下降傾斜した形状よりなるので、こ
れを伝わつて頂部12aへと流れ、この頂部12
aが下方に徐々に尖つた形状よりなるので、ここ
で雫となつてタンク2内へ垂れ落ち、また、マン
ホール本体3の開口縁フランジ部7とマンホール
カバ5のフランジ部10間の僅かな隙間内に飛散
り、フランジ部10の下面内周部に僅かな量の液
体が付着した場合も、フランジ部10の下面と水
切用突起部12における傾斜壁12bの基端下面
とが面一に接続されているため、その殆どは傾斜
壁12bを伝わつて流れ、タンク2内に垂れ落ち
る。したがつて、水切用突起部12、フランジ部
10の下面に付着した液体は、その殆どすべてが
速やかに再びタンク2内に垂れ落ちるので、目的
地において、荷卸し等のためにマンホールカバ5
を開く際には、開口部4に対応するマンホールカ
バ5の下面部には殆ど液体は付着しておらず、も
つて、マンホール部1の外側周縁部のタンク2上
に液体が滴ることは殆どない。
なお、水切用突起部の構成について、上述の実
施例においては円錐状体に形成したものを設ける
構成について説明したが、水切用突起部の構成
は、実施例に限定されるものではなく、例えば、
第2図に示す如く、マンホールカバ本体9の平面
において、その頂部22aがマンホールカバ本体
9の周縁部に、マンホールカバ本体9と同心の円
状に位置し、かつ、その内側傾斜壁22cが、図
示のように下方に徐々に尖つた周囲の頂部22a
に向つて下面が凹曲面状に下降傾斜し、全体的に
は略半球面状を呈すると共に、その外側傾斜壁2
2dが、図示のように下面が凹曲面状をなし内側
の頂部22aに向つて下降傾斜するよう形成され
た構成よりなる水切用突起部22を設けるようし
てもよい。
また、上述の各実施例においては、別個に形成
された水切用突起部12,22を、マンホールカ
バ本体9の下面に付設する構成について説明した
が、水切用突起とマンホールカバ本体とを一体形
成する構成であつても勿論よい。
「考案の効果」 以上詳述した如く、本考案に係るタンクローリ
のマンホールカバによれば、輸送中、マンホール
カバの下面部に液体が付着した場合にも、これら
の液体の殆どすべてを、速やかに再びタンク内に
垂れ落すことが可能なため、荷卸し等のためにマ
ンホールカバを開いた際、マンホール本体周縁部
のタンク上に液体が垂れ落ちることは殆どなく、
もつて、煩しい拭取り作業を要せず、タンク上に
垂れ落ちた液体に起因する問題発生、つまりタン
ク上における汚れ、滑り易さ、錆等の発生防止を
図ることが可能となり、従来この種タンクローリ
のマンホールカバが有していた問題点が一掃され
る等、その有する効果は顕著にして大なるものが
ある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
マンホール部の一部破断正面図、第2図は水切用
突起部の他の実施例を示す要部の縦断面図であ
る。 1……マンホール部、2……タンク、3……マ
ンホール本体、4……開口部、5……マンホール
カバ、7……開口縁フランジ部、8……パツキン
グ、9……マンホールカバ本体、10……フラン
ジ部、12,22……水切用突起部、12a,2
2a……頂部、12b……傾斜壁、22c……内
側傾斜壁、22d……外側傾斜壁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 輸送中の旋回、振動等によりタンク内に積載さ
    れた液体が揺動し、一部が飛沫等となつてタンク
    内で飛散するタンクローリにて用いられ、該タン
    クローリのタンク上面部に設けられたマンホール
    本体を開閉するためのマンホールカバにおいて、 該マンホールカバの下面における前記マンホー
    ル本体の開口部に対応する部位に、下方に徐々に
    尖つた頂部に向つて、下面が凹曲面状に下降傾斜
    する傾斜壁を有する水切用突起部を設け、 該水切用突起部は、飛散して付着した前記液体
    を、直ちに該傾斜壁を伝わつて該頂部に流し、頂
    部から零として上記タンク内に垂れ落ちさせるこ
    とが可能となつていること、を特徴とするタンク
    ローリのマンホールカバ。
JP1987035865U 1987-03-13 1987-03-13 Expired - Lifetime JPH057197Y2 (ja)

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JP1987035865U JPH057197Y2 (ja) 1987-03-13 1987-03-13

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54139109A (en) * 1978-04-07 1979-10-29 Pechiney Aluminium Device for closing dome of tank

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JPS54139109A (en) * 1978-04-07 1979-10-29 Pechiney Aluminium Device for closing dome of tank

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