JPH0571895U - 折りたたみ式ギタースタンド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ギターを立て掛けた時の安定性に優れ、また
携帯にも便利な折りたたみ式のギタースタンドを提供す
る。 【構成】 本体部材２０と中央脚３０および左右脚４０
よりなり、前記中央脚はその上部において前記本体部材
に前後に回動自在に軸着されており、前記左右脚は、そ
れぞれ、下部が前方へ屈曲する略Ｌ字状のギター保持部
４３を備えているとともに、その上部において前記本体
部材に左右に開閉自在に軸着されていることを特徴とす
る折りたたみ式ギタースタンド。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は折りたたみ式ギタースタンドに関する。

【０００２】

【従来の技術】

ギターなどのような自立性のない楽器を立てておくために、スタンドが用いら れる。 スタンドが設備されていない小さなスタジオや、ガレージ、公園などの屋外で 演奏する場合、このようなスタンドを持ち歩くのは面倒なので、壁やアンプの壁 面などに立て掛けられることが多い。 しかしながら、このような方法では、ギターの安定性がわるく、自然に倒れて しまったり人が引っ掛けて倒したりして、ギターを傷つけてしまうという問題が あった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

この考案は、このような問題点を解決するために提案されたものであって、ギ ターを立て掛けた時の安定性に優れ、また携帯にも便利な折りたたみ式のギター スタンドを提供しようとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

すなわち、この考案は、本体部材と中央脚および左右脚よりなり、前記中央脚 はその上部において前記本体部材に前後に回動自在に軸着されており、前記左右 脚は、それぞれ、下部が前方へ屈曲する略Ｌ字状のギター保持部を備えていると ともに、その上部において前記本体部材に左右に開閉自在に軸着されていること を特徴とする折りたたみ式ギタースタンドに係る。

【０００５】

【実施例】

以下添付の図面に従ってこの考案を詳細に説明する。 図１はこの考案のギタースタンドの側面図、図２はその背面図、図３はその折 りたたみ状態を示す側面図、図４はその背面図、図５は図１の５−５断面図、図 ６は図２の６−６断面図、図７は図１に示されるギタースタンドの７−７断面図 である。

【０００６】 図１および図２に示されるように、この考案のギタースタンド１０は本体部材 ２０と中央脚３０と左右の脚４０，４０とからなる。符号５０はギターへの当た りを和らげる緩衝パッドである。

【０００７】 この折りたたみ式ギタースタンド１０は、図３および図４に図示したように、 折りたたみ時には中央脚３０が閉脚した左右脚４０，４０の間にほぼ合着される ように構成されてコンパクトな形状となる。この実施例では、折りたたみ時の全 長がほぼ３０ｃｍであって、ギターケースのポケット内などにも容易に収納する ことができる。

【０００８】 図５に示されるように、本体部材２０は本体２１と前記本体２１から下方に延 設された二枚の板部材２２，２２よりなる。 前記本体２１には前記左右脚４０，４０が軸２６によって左右方向に開閉自在 に形成され、板部材２２，２２には中央脚３０がスタンドの前後方向に回動自在 に形成されている。

【０００９】 中央脚３０は略くの字状に曲折されていて、その上部３１が前記本体部材２０ の板部材２２，２２の間に挟着され、軸２４によってギタースタンド１０の前後 方向に回動自在に軸着されている。符号２５は前記本体部材２０に形成された軸 孔である。符号３７はゴムまたはスポンジなどからなる脚カバーである。 この中央脚３０の回動幅は、スタンドの大きさや保持されるギターの形状など によって適宜に定められるが、図６に示されるように、前記本体２１の板部材２ ２，２２の間に形成された壁部２８によって、前記中央脚３０の回動幅が決定さ れるとともに、スタンドを組み立てた時の前記中央脚３０の位置を保持固定する ことができる。

【００１０】 左右脚４０は、下部が前方に屈曲した略Ｌ字状のギター保持部４３を備えた脚 本体４１よりなり、その上部４２が前記本体材２０の本体２１に軸着されていて 、ギタースタンド１０の左右方向に開閉自在に形成されている。符号２６は軸、 ２７は本体部材２０に形成された軸孔である。 この脚本体４１は保持されるギターの安定性を高めるとともに、スタンドその ものの強度を高めるために、図７に示されるような断面コの字状に形成されるこ とが好ましい。 なお、この実施例ではギターとスタンドとが当たって傷などが付くのを防ぐた めに、前記ギター保持部４３表面にスポンジなどの緩衝部材４７が取り付けられ ている。

【００１１】 この左右脚４０の開脚角度はスタンドの大きさや保持されるギターの重量や形 状に応じて最も安定性の高い角度に設定されることが好ましく、図５に示される ように、前記本体部材２０の本体２１の上部２９に図のような傘状部１５を設け ることにより、前記傘状部１５の下面１６が左右脚４０の開脚角度を決定しその 開脚位置を保持する。

【００１２】

【考案の効果】

以上図示し説明したように、この考案の折りたたみ式ギタースタンドによれば 、ギターを立て掛けた時の安定性に優れているだけでなく、コンパクトに折りた たむことができるので、携帯にも大変便利である。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案のギタースタンドの側面図である。

【図２】その背面図である。

【図３】その折りたたみ状態を示す側面図である。

【図４】その背面図である。

【図５】図１の５−５断面図である。

【図６】図２の６−６断面図である。

【図７】図１に示されるギタースタンドの７−７断面図
である。

【符号の説明】

１０ 折りたたみ式ギタースタンド ２０ 本体部材 ２４ 軸 ２６ 軸 ３０ 中央脚 ４０ 左右脚 ４３ ギター保持部

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 本体部材と中央脚および左右脚よりな
   り、前記中央脚はその上部において前記本体部材に前後
   に回動自在に軸着されており、前記左右脚は、それぞ
   れ、下部が前方へ屈曲する略Ｌ字状のギター保持部を備
   えているとともに、その上部において前記本体部材に左
   右に開閉自在に軸着されていることを特徴とする折りた
   たみ式ギタースタンド。
2. 【請求項２】 請求項１において、中央脚および左右脚
   の折りたたみ時において、中央脚が左右脚に間にほぼ合
   着されるように構成された折りたたみ式ギタースタン
   ド。