JPH0571767U - 試料の分注希釈装置 - Google Patents

試料の分注希釈装置

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JPH0571767U
JPH0571767U JP1922492U JP1922492U JPH0571767U JP H0571767 U JPH0571767 U JP H0571767U JP 1922492 U JP1922492 U JP 1922492U JP 1922492 U JP1922492 U JP 1922492U JP H0571767 U JPH0571767 U JP H0571767U
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JP
Japan
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sample
way valve
dispensing
solvent
pump
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Pending
Application number
JP1922492U
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English (en)
Inventor
一夫 中村
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Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗浄の高速化が可能で且つシリンジも引いた
状態での洗浄も行うことの出来る試料の分注希釈装置を
提供すること。 【構成】 シリンジポンプ4により三方弁3を介してノ
ズル先端からサンプルル−プ2に試料を吸引・吐出しタ
ンク6に入れた希釈溶媒を吸引・吐出して希釈分注する
構成とした試料の分注希釈装置において、前記三方弁3
を三つの流通口のうちのいずれか二つを「開」に切換え
ることの出来る弁とすると共に、該三方弁3と溶媒を入
れたタンク6との間の流路にポンプ5を配置したことを
特徴とする試料の分注希釈装置。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、試料を化学分析する場合に試料の希釈、試薬の添加等前処理し、 多くの小容器に自動的に分注する試料の分注希釈装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、試料の化学分析を行う場合には試料に溶媒を加えて希釈し、更に試薬を 加えてから一定量を容器に分注して分析機器にかけることが多い。近時は多種の 試料を短時間の内に分析処理することが要請されるようになっており、試料の前 処理、分注等も極力自動化されつつある。図4はこのような従来の試料の分注希 釈装置の要部を示す図である。試料の採取、希釈、吐出は次のような手順で行わ れる。先ず、三方弁30をNO−COMとしてノズル1を採取溶液(図示せず )につけ、シリンジポンプ4で吸引してサンプルル−プ2に溶液を必要量取り込 む。次に三方弁30をNC−COMに切換えてシリンジポンプ4を吸引してタ ンク6の希釈用の溶媒を該シリンジポンプに吸引する。そして三方弁30をN O−COMに切換え、シリンジポンプ4で押し出すことにより採取溶液、希釈溶 媒を吐出する(この状態で流路系はすべて溶媒で満たされており、これが初期の 状態である。その後ノズル1は洗浄ポ−ト10に挿入し、シリンジポンプ4に よる溶媒の吸引、吐出を数回繰り返すことによりサンプルル−プ2やノズル1の 内外壁に残存する採取溶液を洗浄する(ノズル1の外壁は該ノズル1から吐出さ れた溶媒が洗浄ポ−トにたまりそれにより行われる)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記する従来の試料採取、希釈、分注方法では分注精度を上げるためには小容 量のシリンジを採用したり、動作速度を遅くする必要がある。一方洗浄を行う場 合は多量の溶媒を必要とすることが多くシリンジポンプで洗浄を行うと洗浄に要 する時間が多くなったり流量が少ないため充分洗浄出来なかったりする。また、 シリンジを動作させるのでシリンジを引いた状態での洗浄が出来ないという問題 がある。この考案はかかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とする所 は洗浄の高速化が可能で且つシリンジポンプを引いた状態での洗浄も行うことの 出来る試料の分注希釈装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
即ち、この考案は上記する課題を解決するために、シリンジポンプにより三方 弁を介してノズル先端からサンプルル−プに試料を吸引・吐出しタンクに入れた 希釈溶媒を吸引・吐出して希釈分注する構成とした試料の分注希釈装置において 、前記三方弁を三つの流通口のうちのいずれか二つを「開」に切換えることの出 来る弁とすると共に、該三方弁と溶媒を入れたタンクとの間の流路にポンプを配 置したことを特徴とする。
【0005】
【作用】
試料の分注希釈装置を上記手段とした時の作用について添付図の符号を用いて 説明する。この分注希釈装置では特に三方弁3を介してポンプ5から溶媒を直接 サンプルル−プ2方向へ送液して洗浄することが出来る。またこの三方弁3で3 bと3cとを「開」の状態としてシリンジポンプ4により分注を行うことが出来 るため効率の良い分注と洗浄とを行うことが出来る。 即ち、溶媒を分注するだけの作業の場合、シリンジポンプ4を吸引した状態か ら複数の容器に少量づつ分注を行うことがある。例えば図2で(B)の状態とし てシリンジポンプ4で溶媒を10ml吸引しておいて、(C)の状態に切換え、 10個の容器1mlづつ吐出する。このような場合に1つの容器に吐出した後、 ある時間をおいて次の容器へ吐出する際ノズル先端の溶媒が揮発したり外気の影 響を受けるたとがあり、ノズル付近の洗浄を廃液する必要が生じる。これは洗浄 と同様であるが、従来の方法だとシリンジポンプ4を直接動作させる必要がある が、この手段では送液用のポンプ5は廃液に用いることが可能であり、その間シ リンジポンプ4は溶媒の分注に最大限利用することが可能となる。従って洗浄と 分注が同時に可能となるため作業効率が極めて良くなる。
【0006】
【実施例】
以下、この考案の具体的実施例について図面を参照して説明する。 図1はこの考案の試料の分注希釈装置の具体的構成を示す図である。即ち、こ の試料の分注希釈装置では シリンジポンプ4とサンプルル−プ2との間には後 述する方式の三方弁3が配置され、また該三方弁3と溶媒タンク6との間の流路 にはポンプ5が配置される。
【0007】 図2は前記三方弁3の切り換え方法を示す図である。この三方弁3には三つの 流通口3aと3bと3cが設けられており、弁内の流路3dは3aと3b、3b と3c、3aと3cのように回転させて切り換えることが可能としてある。 即ち、この三方弁3は(A)に示すように、3aと3bとを「開」としてノズ ル1より試料をサンプルル−プ2へ吸入する動作と、(B)に示すように3bと 3cとを「開」としてシリンジポンプ4へ溶媒タンク6より溶媒を吸入する動作 と、(C)に示すように3bと3cとを「開」としてポンプ5により溶媒をサン プルル−プ2へ吐出させる動作と、を行うことが出来るようになっている。
【0008】 この試料の分注希釈装置では三方弁3と溶媒タンク6との間にポンプ5が配置 されるが、このポンプは溶媒タンク6の溶媒を切換弁方向に送液するポンプであ り大容量の送液が行なえるポンプを用いることが望ましいが、ギヤポンプ、ダイ ヤフラムポンプ、ペリスタ−ポンプ等を利用することも可能である。
【0009】 前記三方弁3において流路3dを切換える方式は特に限定せず切換動作の可能 な機構なら何でも良い。更に図3に示すようにバルブ三方においた流路に電磁バ ルブ3e、3f、3gを設置し組み合わせるようにしても良い。
【0010】 この考案にかかる試料の分注希釈装置の構成は以上のようであるが、次にその 作用について説明する。 この分注希釈装置では特に三方弁3を介してポンプ5から溶媒を直接サンプル ル−プ2方向へ送液して洗浄することが出来る。またこの三方弁3で3bと3c とを「開」の状態としてシリンジポンプ4により分注を行うことが出来るため効 率の良い分注と洗浄とを行うことが出来る。 即ち、溶媒を分注するだけの作業の場合、シリンジポンプ4を吸引した状態か ら複数の容器に少量づつ分注を行うことがある。例えば図2で(B)の状態とし てシリンジポンプ4で溶媒を10ml吸引しておく。そして(C)の状態に切換 え10個の容器1mlづつ吐出する。このような場合に1つの容器に吐出した後 、ある時間をおいて次の容器へ吐出する際ノズル先端の溶媒が揮発したり外気の 影響を受けるたとがあり、ノズル付近の洗浄を廃液する必要が生じる。これは洗 浄と同様であるが、従来の方法だとシリンジポンプ4を直接動作させる必要があ るが、この考案では送液用のポンプ5は廃液に用いることが可能であり、その間 シリンジポンプ4は溶媒の分注に最大限利用することが可能となる。従って洗浄 と分注が同時に可能となるため作業効率が極めて良くなる。
【0011】
【考案の効果】
この考案にかかる試料の分注希釈装置は以上詳述したような構成としたので、 精度が必要な分注希釈作業と精度は必ずしも必要ではないが送液の速度を優先し つつ洗浄作業も行うといういずれの操作も行うことが出来る。また、送液ポンプ を洗浄装置に組み込むことにより分注作業と洗浄作業とを個々に行うことが出来 るし、またシリンジポンプに依存しない洗浄を行うことが出来るので洗浄時間の 短縮、効率の良い洗浄液量を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の試料の分注希釈装置の具体的構成を
示す図である。
【図2】図2(A)は三方弁の流通口をサンプルル−プ
とシリンジポンプとの間で「開」とした状態を示す図で
あり、図2(B)は三方弁の流通口をシリンジポンプと
溶媒用のタンクとの間で「開」した状態を示す図であ
り、図2(C)は三方弁の流通口をサンプルル−プと溶
媒用のタンクとの間で「開」とした状態を示す図であ
る。
【図3】この考案の試料の分注希釈装置を構成する三方
弁の変形例である。
【図4】従来の試料の分注希釈装置の具体的構成を示す
図である。
【符号の説明】
1 ノズル 2 サンプルル−
プ 3 三方弁 4 シリンジポン
プ 5 ポンプ 6 溶媒タンク

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンジポンプにより三方弁を介してノ
    ズル先端からサンプルル−プに試料を吸引・吐出しタン
    クに入れた希釈溶媒を吸引・吐出して希釈分注する構成
    とした試料の分注希釈装置において、前記三方弁を三つ
    の流通口のうちのいずれか二つを「開」に切換えること
    の出来る弁とすると共に、該三方弁と溶媒を入れたタン
    クとの間の流路にポンプを配置したことを特徴とする試
    料の分注希釈装置。
JP1922492U 1992-02-28 1992-02-28 試料の分注希釈装置 Pending JPH0571767U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012247224A (ja) * 2011-05-25 2012-12-13 Tosoh Corp 検体希釈装置
JP2018138879A (ja) * 2017-02-24 2018-09-06 株式会社日立ハイテクノロジーズ 自動分析装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62231132A (ja) * 1986-03-31 1987-10-09 Shimadzu Corp 試料作成装置

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