JPH0571578A - 車両の振動または騒音低減装置 - Google Patents

車両の振動または騒音低減装置

Info

Publication number
JPH0571578A
JPH0571578A JP3227525A JP22752591A JPH0571578A JP H0571578 A JPH0571578 A JP H0571578A JP 3227525 A JP3227525 A JP 3227525A JP 22752591 A JP22752591 A JP 22752591A JP H0571578 A JPH0571578 A JP H0571578A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibration
vehicle
noise
vibrator
component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3227525A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Nagano
誠 長野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP3227525A priority Critical patent/JPH0571578A/ja
Publication of JPH0571578A publication Critical patent/JPH0571578A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両振動を十分に低減せしめると共に応答性
の低下を防止する。 【構成】 マイク20の検出信号はバンドパスフィルタ
21でエンジン爆発周波数1次成分と2次成分とに分離
される。1次成分は第1加振機制御回路22に、2次成
分は第2加振機制御回路23に出力される。第1加振機
制御回路22は、1次成分を低減するように第1加振機
7を振動させ、第2加振機制御回路23は、2次成分を
低減するように第2加振機8を振動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両の振動または騒音低
減装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開昭61−218427号公報には、
車両の振動を検出する振動センサと、この振動センサの
検出信号から振動モードごとに車両の振動を分離して取
り出すバンドパスフィルタと、車両の振動の各振動モー
ドごとにその成分を夫々打ち消すための制御信号を夫々
発生させる各制御回路と、各制御回路の各出力信号を加
算する加算回路とを備え、加算回路の出力信号に基づい
て単一の加振機を作動せしめることによって車両振動を
低減せしめるようにした車両振動低減装置が開示されて
いる。
【0003】この装置では、車両の振動の複数の異なる
周波数成分を低減することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの装置
では、各制御回路の各出力信号を加算回路で加算するた
めに、制御時間が長くなり応答性が低下するという問題
を生ずる。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め本発明によれば、複数のアクチュエータを備え、この
アクチュエータを作動せしめることによって車両の振動
または騒音とほぼ逆位相の振動または音を発生せしめて
車両の振動または騒音を低減せしめるようにした車両の
振動または騒音低減装置において、各アクチュエータを
夫々異なる周波数の車両の振動または騒音を低減せしめ
るように作動せしめる制御手段を備えている。
【0006】
【作用】各アクチュエータは夫々異なる周波数の車両の
振動または騒音を低減せしめるように作動せしめられ
る。このため車両の振動または騒音を、加算回路を用い
ることなく、十分に低減せしめることができる。
【0007】
【実施例】図1には車両の振動に起因するこもり音を低
減する車両の騒音低減装置の全体図を示す。図1を参照
すると、10は車両、1はラジエータである。図2には
ラジエータ1の正面図を、図3には図2の右側面図を示
す。図2および図3を参照すると、ラジエータ1の上端
はゴムで形成された支持体2を介してアッパサポート3
によって支持されており、ラジエータ1は上下動可能と
されている。ラジエータ1の下端は、ラジエータ1下端
のロアタンク4の左右両端で夫々アーム5,6を介して
第1および第2加振機7,8によって支持されている。
第1および第2加振機7,8はフロントクロスメンバ9
上に固定され、このフロントクロスメンバ9に連結され
た図示しないボデーフレーム上に内燃機関が取付けられ
ている。
【0008】図4には第1加振機7の拡大断面図を示
す。図4を参照すると、加振機7の下部に設けられた支
持ピストン11はフロントクロスメンバ9に固定されて
いる。支持ピストン11は加振機7の円筒状ケース12
内に下方から挿入され、ケース12の下端には円筒状の
ナット13が螺合せしめられている。支持ピストン11
はナット13を貫通している。ケース12およびナット
13は支持ピストン11の外周面に沿って摺動変位可能
であり、支持ピストン11とナット13との間には皿ば
ね14が配置され、このためケース12およびナット1
3は支持ピストン11に対して相対的に下方に向かって
付勢されている。ケース12内にはピエゾ圧電素子15
が配置され、ピエゾ圧電素子15の上端はケース12の
上底面に係合しており、ピエゾ圧電素子15の下端は支
持ピストン11の上端に係合している。ナット13の外
周は円環状のゴムブッシュ16を介してアーム5に連結
されている。
【0009】ピエゾ圧電素子15は印加電圧に応じて伸
縮し、ピエゾ圧電素子15が伸縮するとケース12およ
びナット13が支持ピストン11に対して相対的に変位
する。従ってピエゾ圧電素子15に印加される電圧を変
化せしめると電圧の変化に応じてナット13を支持ピス
トン11に対して相対的に振動せしめることができる。
このため、ピエゾ圧電素子15に、機関回転数に応じて
予め定められた周波数、位相、およびゲインを有する制
御電圧を印加して加振機7を振動せしめ、これによって
車両に発生する振動を相殺するようにラジエータ1を振
動せしめることができる。
【0010】なお、第2加振機8も第1加振機7と同様
の構成である。図5には車両振動に起因するこもり音の
スペクトルマップの一例を示す。この例では、エンジン
爆発周波数1次成分および2次成分が特に高い。そこ
で、本実施例では、こもり音のエンジン爆発周波数1次
成分および2次成分を低減する。再び図1を参照する
と、車室内の前部座席には車室内のこもり音を検出する
ためのマイク20が配置される。マイク20の検出信号
はバンドパスフィルタ21に入力される。バンドパスフ
ィルタ21はエンジン爆発周波数1次成分と2次成分と
を分離し、1次成分の信号を第1加振機制御回路22に
出力し、2次成分の信号を第2加振機制御回路23に出
力する。
【0011】第1加振機制御回路22は、こもり音の1
次成分の周波数に応じた周波数を有する正弦波を発生す
る。この正弦波の位相および振幅は、こもり音の1次成
分を低減せしめるようにフィードバック制御せしめられ
る。すなわち、正弦波の位相および振幅は、こもり音の
1次成分の位相と逆位相かつ同振幅となるようにフィー
ドバック制御せしめられる。第1加振機7は第1加振機
制御回路22の出力信号によって制御せしめられる。こ
れによってこもり音のエンジン爆発周波数1次成分を低
減せしめることができる。
【0012】第2加振機8も第2加振機制御回路23に
よって同様に制御され、これによってこもり音のエンジ
ン爆発周波数2次成分を低減せしめることができる。以
上のように本実施例によれば、こもり音のエンジン爆発
周波数1次成分および2次成分を低減せしめることがで
き、この結果、こもり音を十分に低減せしめることがで
きる。
【0013】また、各加振機7,8は正弦波信号によっ
て駆動され、従来装置のように加算回路によって加算さ
れた複雑な出力信号によって駆動されないため、各加振
機7,8は複雑な作動をせず耐久性が低下するという問
題もない。また、従来装置のように加算回路を用いるこ
となく、エンジン爆発周波数1次成分および2次成分等
を低減できるため、加算回路を用いることによる応答性
の低下を防止することができる。
【0014】なお、本実施例ではアクチュエータとして
複数の加振機を用いたが、複数のスピーカを用いてこも
り音と逆位相かつ同振幅の音を発生するようにフィード
バック制御してもよい。また、本実施例のマイク20の
かわりに、例えばステアリングに加速度センサを設け、
アイドル時におけるステアリングの振動を低減せしめる
ようにしてもよい。この場合には、加速度センサによっ
て検出された加速度の1次成分および2次成分に基づい
て、これらと逆位相かつ同振幅の振動を発生するように
各加振機7,8は夫々フィードバック制御せしめられ
る。これによって車両の振動が十分に低減せしめられ
る。
【0015】また、本実施例ではフィードバック制御に
ついて説明したが、機関回転数に基づいて1次成分およ
び2次成分の信号を作り、マップに基づいて制御するよ
うにしてもよい。
【0016】
【発明の効果】車両の振動または騒音を十分に低減せし
めることができる。また、従来装置のような加算回路は
不要であるため応答性が低下することを防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両の騒音低減装置の全体図である。
【図2】ラジエータの正面図である。
【図3】図2の右側面図である。
【図4】加振機の拡大断面図である。
【図5】こもり音のスペクトラムマップである。
【符号の説明】
7…第1加振機 8…第2加振機

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のアクチュエータを備え、該アクチ
    ュエータを作動せしめることによって車両の振動または
    騒音とほぼ逆位相の振動または音を発生せしめて車両の
    振動または騒音を低減せしめるようにした車両の振動ま
    たは騒音低減装置において、前記各アクチュエータを夫
    々異なる周波数の車両の振動または騒音を低減せしめる
    ように作動せしめる制御手段を備えた車両の振動または
    騒音低減装置。
JP3227525A 1991-09-07 1991-09-07 車両の振動または騒音低減装置 Pending JPH0571578A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3227525A JPH0571578A (ja) 1991-09-07 1991-09-07 車両の振動または騒音低減装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3227525A JPH0571578A (ja) 1991-09-07 1991-09-07 車両の振動または騒音低減装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0571578A true JPH0571578A (ja) 1993-03-23

Family

ID=16862273

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3227525A Pending JPH0571578A (ja) 1991-09-07 1991-09-07 車両の振動または騒音低減装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0571578A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06332472A (ja) * 1993-05-24 1994-12-02 Nissan Motor Co Ltd 能動型騒音制御装置及び能動型振動制御装置
US9835062B2 (en) 2015-11-06 2017-12-05 Hyundai Motor Company Vehicle combustion noise-masking control apparatus and method using the same

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06332472A (ja) * 1993-05-24 1994-12-02 Nissan Motor Co Ltd 能動型騒音制御装置及び能動型振動制御装置
US9835062B2 (en) 2015-11-06 2017-12-05 Hyundai Motor Company Vehicle combustion noise-masking control apparatus and method using the same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0797184A2 (en) Vibration/noise control system
US5409078A (en) Adaptively controlled vibration damping support apparatus for vehicle power unit including engine
JPH10282966A (ja) 車室内騒音低減装置
JPH0571578A (ja) 車両の振動または騒音低減装置
JPH07281676A (ja) 能動型振動騒音制御装置
JP3593866B2 (ja) 能動型騒音振動制御装置
JP3480181B2 (ja) 能動型騒音振動制御装置
JPH04342296A (ja) 能動型不快波制御装置
JP3371477B2 (ja) 車両用能動型振動制御装置及び車両用能動型騒音制御装置
JPH04302729A (ja) パワーユニット用マウント
JP3409567B2 (ja) 防振支持装置
JPH09273589A (ja) 振動騒音制御装置
JPH09317816A (ja) 能動型振動制御装置
JPH05126200A (ja) パワーユニツト用マウント
JPH09281975A (ja) 振動騒音制御装置
JP3275449B2 (ja) 能動型騒音制御装置及び能動型振動制御装置
JPH10307590A (ja) 能動型騒音制御装置及び能動型振動制御装置
JPH0844371A (ja) 能動型振動制御装置及び能動型騒音制御装置
JPH09158980A (ja) 能動型振動制御装置
JP4035961B2 (ja) 車体振動低減装置
JP3470430B2 (ja) 能動型振動制御装置および能動型振動制御方法
JP3289520B2 (ja) 防振支持装置
JPH0798594A (ja) 振動低減装置
JP3336946B2 (ja) 防振支持装置
JPH07223444A (ja) 振動制御装置及び能動型振動制御装置