JPH0571470A - 可変容量型揺動板式圧縮機の容量制御装置 - Google Patents

可変容量型揺動板式圧縮機の容量制御装置

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Publication number
JPH0571470A
JPH0571470A JP3261029A JP26102991A JPH0571470A JP H0571470 A JPH0571470 A JP H0571470A JP 3261029 A JP3261029 A JP 3261029A JP 26102991 A JP26102991 A JP 26102991A JP H0571470 A JPH0571470 A JP H0571470A
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JP
Japan
Prior art keywords
pressure
chamber
shaft
discharge
cylinder
Prior art date
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Pending
Application number
JP3261029A
Other languages
English (en)
Inventor
Juetsu Kurosawa
寿悦 黒沢
Mitsuya Ono
三也 小野
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Bosch Corp
Original Assignee
Zexel Corp
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Publication date
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  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧縮機起動時の急激なトルク変動を抑制し、
アイドリング時のエンジン回転の安定やエンジンストー
ルの防止を図るとともに、起動時の衝撃音の発生と異常
摩耗を防ぐ。 【構成】 ロータ40のボス部内周にシリンダ室36を
形成し、このシリンダ室36に吐出室10からの吐出ガ
スを導く高圧導入路35をシャフト7に設け、シャフト
7に環状ピストン37を摺動自在に装着し、前記シリン
ダ室36の圧力上昇につれてばね46を押圧するように
環状ピストン37をシリンダ室36に遊嵌し、吐出室1
0からの吐出ガスを高圧導入路35に導く高圧案内路2
8,29,26b,32をシリンダブロック2に設け、
吸入圧Psと吐出圧Pdとの圧力差に応じて開閉し、吐
出圧Pdが上昇して前記圧力差が所定値以上になると前
記高圧案内路を閉じるスプール弁27を、前記高圧案内
路の途中に配設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、可変容量型揺動板式
圧縮機の容量制御装置に関し、揺動板式圧縮機起動時の
急激な容量の増加を防ぐことができる容量制御装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の可変容量型揺動板式圧縮機とし
て、吸入室と揺動板が収容されたクランク室とを結ぶ連
通路を設け、この連通路の途中に、吸入圧が所定値以下
のとき連通路を閉じ、吸入圧が所定値以上のとき連通路
を開くコントロールバルブを配設し、このコントロール
バルブによりクランク室の圧力を調節して揺動板の傾斜
角を変化させるようにしたものがある(特開昭62−2
94782号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の可変容量型揺動
板式圧縮機においては、圧縮機停止時シャフトに装着し
たばねの付勢力により揺動板の傾斜角を小さくするよう
にしているが、圧縮機起動時の吸入圧は高いため、コン
トロールバルブが開き、揺動板が素早くフルストローク
側へ倒れ、容量が増える。始動開始の瞬間こそトルクは
小さいものの、特に熱負荷が高い場合には即時に全稼動
状態となり、急激なトルク上昇を招き、エンジンのアイ
ドリング状態においては、負荷変動によりアイドリング
回転の不安定、ひいてはエンジンストールを起こすおそ
れがある。また、圧縮機始動時のトルク上昇が急激なた
め、衝撃による騒音や異常摩耗が生じる。
【0004】この発明はこのような事情に鑑みてなされ
たもので、その課題は圧縮機起動時のトルク変動を抑制
し、エンジンの負担を軽減するとともに、起動時の騒音
や異常摩耗を防ぎ得る可変容量型揺動板式圧縮機の容量
制御装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めこの発明は、回転自在に支持されたシャフトと、この
シャフトに揺動自在に装着された揺動板と、前記シャフ
トに固定されたロータとを備え、前記前記揺動板を傾斜
小方向に付勢するばねを前記シャフトに装着し、吸入室
と前記揺動板が収容されたクランク室とを結ぶ連通路を
シリンダブロックに設け、吸入圧が所定値以下のときに
前記連通路を閉じ、吸入圧が所定値以上のとき前記連通
路を開くコントロールバルブを前記連通路の途中に設
け、このコントロールバルブにより前記クランク室の圧
力を調節して前記揺動板の傾斜角を変化させるようにし
た可変容量型揺動板式圧縮機の容量制御装置において、
前記ロータのボス部内周にシリンダ室を形成し、前記吐
出室からの吐出ガスを前記シリンダ室に導く高圧導入路
を前記シャフトに設け、前記シャフトにピストンを摺動
自在に装着し、前記シリンダ室の圧力上昇につれて前記
ばねを押圧する前記ピストンを前記シリンダ室に遊嵌
し、前記吐出室からの吐出ガスを前記高圧導入路に導く
高圧案内路を前記シリンダブロックに設け、吐出圧が上
昇して吸入圧との圧力差が所定値以上になると前記高圧
案内路を閉じる容量調整弁を、前記高圧案内路の途中に
配設した。
【0006】
【作用】圧縮機起動直後吸入圧と吐出圧との圧力差は小
さく、容量調整弁は開いており、シリンダブロックの高
圧案内路及びシャフトの高圧導入路を介してロータボス
部のシリンダ室に吐出ガスが供給され、シリンダ室の圧
力が上昇すると環状ピストンが摺動してばねを押圧して
揺動板に対するばねの付勢力が増し、揺動板の傾斜角は
クランク室圧力の下降に拘らず小さくなり、吐出容量は
小さくなる。その後吐出圧が高くなると吸入圧との圧力
差も大きくなり、容量調整弁が閉じて吐出ガスのシリン
ダ室への供給が停止され、シリンダ室の吐出ガスがクラ
ンク室に徐々にリークするに従ってピストンがシリンダ
室内に押し戻され、揺動板に対するばねの付勢力が小さ
くなり、揺動板の傾斜角度が次第に大きくなり、吐出容
量が大きくなる。
【0007】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づき説
明する。
【0008】図1はこの発明の一実施例に係る容量制御
装置を備えた可変容量型揺動板式圧縮機の縦断面図であ
り、同図中1は圧縮機のハウジングで、ハウジング1は
シリンダブロック2と、シリンダブロック2の一端面
(図中左端面)にバルブプレート3を介して気密に取り
付けられたリヤヘッド4と、前記シリンダブロック2の
他端面(図中右端面)に気密に取り付けられたフロント
ヘッド5とからなる。前記ハウジング1の内部には、前
記シリンダブロック2のフロントヘッド5側端面と、フ
ロントヘッド5の内周面及び内端面とによってクランク
室6が画成されている。前記シリンダブロック2には、
前記ハウジング1の略中心線上に沿って配設されたシャ
フト7を中心として且つその軸線をシャフト7のそれと
平行にして、周方向に所定間隔を存して複数個のシリン
ダ8が配設され、これらの各シリンダ8内には、ピスト
ン9がそれぞれ摺動自在に嵌装されている。
【0009】前記リヤヘッド4の一端面には、圧縮され
た冷媒ガスが吐出する吐出口(図示せず)が穿設されて
いる。前記リヤヘッド4の内部の略中央部には吐出室1
0が形成され、吐出室10は隔壁11により、第1室1
1と第2室102とに仕切られており、隔壁11に穿設
された絞り孔11aを介して、これら第1室101と第
2室102とが互いに連通されている。前記バルブプレ
ート3には、前記シリンダ8と第1室101とに連通す
る吐出ポート3aが穿設されており、吐出ポート3a
は、前記第1室101、絞り孔11a及び第2室102
順次介して、前記吐出口に連通している。前記吐出ポー
ト3aは吐出弁12にて開閉され、吐出弁12はバルブ
ストッパ30とともに前記バルブプレート3のリヤヘッ
ド4側にボルト14により固定され、ボルト14は前記
バルブプレート3の孔3bを介して前記シリンダブロッ
ク2の小径孔22cに螺合されている。ボルト14には
軸線方向に沿って高圧案内路20が設けてあり、高圧案
内路20の途中には調量機能を発揮するオリフィス20
aが設けてあり、吐出室10からシャフト7の端面側に
案内される冷媒ガスの流量を絞っている。前記吐出室1
0の外周側には吸入室15が形成され、吸入室15は前
記バルブプレート3に穿設された吸入ポート3cを介し
て、前記シリンダ8に連通されている。前記吸入ポート
3cは吸入弁31にて開閉されるもので、吸入弁31は
前記バルブプレート3のシリンダブロック2側に取り付
けられている。
【0010】前記吸入室15は図示しない吸入口を介し
て図示しない空気調和装置のエバポレータの出口に、ま
た、前記吐出室10は前記吐出口を介して図示しないコ
ンデンサの入口にそれぞれ接続されている。
【0011】前記シリンダブロック2の略中央部にはフ
ロントヘッド5側からリヤヘッド4に向かって大径孔2
2a、中径孔22b及び小径孔22cからなる連通孔が
順次シャフト軸に沿って穿設されている。この連通孔の
中径孔22b内にはラジアル軸受13が収納され、大径
孔22a内にはスラスト軸受17が設けられている。
【0012】また、前記シリンダブロック2には吸入室
15とクランク室6とを連通する連通路16が設けてあ
り、この連通路16の途中にはバルブチャンバ18が設
けられ、バルブチャンバ18内にはコントロールバルブ
19が収容されている。
【0013】前記コントロールバルブ19は、弁本体2
1とこの弁本体21を収容するバルブケース22とから
なる。弁本体21は、弁体21aと、吸入圧Psに応じ
て伸縮する低圧側ベローズ部21bと、吐出圧Pdに応
じて伸縮する高圧側ベローズ部21cとを一連に結合し
てなる。バルブケース22は円筒ケースであり、バルブ
ケース22の先端面には弁体21aを逃がす逃がし孔2
2aが設けられ、バルブケース22の後端面はリヤヘッ
ド4のシリンダブロック側端面に設けた高圧チャンバ2
3内に開口している。バルブケース22の先端部には周
方向に沿って一定間隔おきに通孔22bが設けられてい
る。バルブケース22は高圧チャンバ23内に収容した
バネ24によって図1右方向に付勢され、バルブケース
22の開口縁はバルブチャンバ18の内壁に当接してい
る。前記高圧チャンバ22とバルブチャンバ18とは遮
断されている。高圧チャンバ23は、連通路25を介し
て吐出室10に連通している。
【0014】また、バルブチャンバ18と吐出室10と
を連通する連通路26の途中にはスプール弁(容量調整
弁)27が配設されている。連通路26は、シリンダブ
ロック2に設けた通路26aとバルブチャンバ26bと
バルブプレート3に設けた孔26cとから構成される。
バルブチャンバ26b内には、弁体27aと、弁体27
aを孔26c側に付勢するコルイばね27bとが収容さ
れている。バルブチャンバ26bと吐出室10とは、シ
リンダブロック2に設けた通路28とバルブプレート3
に設けた通路29とを介しても連通している。また、バ
ルブチャンバ26bは中径孔22bの小径孔22c側端
部に形成された空間33に、通路32を介して連通して
いる。空間33とクランク室6とは、シール材34によ
って遮断されている。
【0015】前記シャフト7には、後述するシリンダ室
36に吐出ガスを供給する高圧導入路35が設けられて
いる。前記シャフト7のフロントヘッド5側外周面には
シャフト7の回転を揺動板取付部材39に伝達するロー
タ40が嵌着され、ロータ40はスラスト軸受41を介
して前記フロントヘッド5に支承されている。ロータ4
0と揺動板取付部材39の互いの対向面の下側部相互間
は、リンクアーム42を介して回動自在に連結されてい
る。即ち、リンクアーム42の一端は、ピン43により
ロータ40の一側面の下側部に回動自在に、他端はピン
44により前記揺動板取付部材39の一側面の下側部に
回動自在にそれぞれ連結されている。ロータ40のボス
部40aの内周にはシリンダ室36が形成されている。
このシリンダ室36内には後述する環状ピストン37が
遊嵌されている。
【0016】前記揺動板取付部材39の中心孔39a
は、前記シャフト7の外周に遊嵌され且つシャフト7の
軸線方向の略中間部外周に軸線方向に摺動可能に嵌装さ
れたヒンジボール45の外周に摺接している。ヒンジボ
ール45とロータ40との間のシャフト7の外周には、
バネ46及び環状ピストン37が摺動自在に装着されて
おり、バネ46により前記ヒンジボール45がシリンダブ
ロック2側(図中左方)に付勢されている。また、前記
ヒンジボール45よりシリンダブロック2側のシャフト
7にはストッパ47が突設され、ストッパ47とヒンジ
ボール45との間のシャフト7の外周には、複数個の皿
バネ48及びコイルバネ49が順次介装され、これらの
バネ48,49により、前記ヒンジボール45がフロン
トヘッド5側(図中右方)に付勢されている。
【0017】前記揺動板取付部材39には揺動板50が
回転自在に設けられている。揺動板50のピストン9と
対向する先端部50aと、ピストン9とは、両端部にボ
ール51a、51bをそれぞれ有するピストンロッド5
1によって互いに回動自在に連結されている。前記ピス
トン9は揺動板50の揺動運動に伴いピストンロッド5
1によってシリンダ8内を軸方向に往復摺動し、冷媒ガ
スの吸入、圧縮作用を行なうようになっている。
【0018】前記揺動板50には、その中心部付近から
外端部にかけてリストラントピン52が1個設けられ、
リストラントピン52の外端部付近の外周には、スリッ
パ53が回転自在に設けられている。
【0019】前記ハウジング1のスリッパ53が対向す
る内周面には、シリンダブロック2のフロントヘッド5
側端面からフロントヘッド5の内周面に亘って且つ前記
駆動軸7の軸方向に沿って2枚の案内板54が設けら
れ、前記リストラントピン52及びスリッパ53は前記
2枚の案内板54相互間に形成される溝に沿って動くよ
うになっている。従って、揺動板50は前記案内板54
によってシャフト7の円周方向の動きを拘束され、シャ
フト7の軸方向に沿って前記ヒンジボール45を支点と
して揺動運動を行なうようになっている。
【0020】次に上記構成の実施例の可変容量型揺動板
式圧縮機の作動を説明する。
【0021】シャフト7が回転すると、シャフト7はロ
ータ40及び揺動板取付部材39と共に回転する(この
回転に伴い揺動板50は揺動する)。圧縮機起動直後、
吸入圧Psが高いためコントロールバルブ19は開き、
クランク室6の圧力Pwが低いため揺動板50が素早く
傾斜しようとするが、吐出圧Pdよりも吸入圧Psとバ
ネ27bの付勢力との合力の方が大きいのでスプール弁
27は開き(図2(a))、吐出圧Pdが通路29,2
8、バルブチャンバ26b、空間33及び高圧導入路3
5を介してシリンダ室36に導入され、シリンダ室36
の圧力上昇により環状ピストン37がバネ46を押圧
し、これによりバネ46を介して揺動板50に傾斜を小
さくする付勢力が働き、揺動板50はほとんど傾斜せ
ず、小容量運転が行なわれることになる。その後、吐出
圧Pdが上昇して吐出圧Pdが吸入圧Psとバネ27b
との合力を上回るとスプール弁27が閉じ(図2
(b))、吐出ガスのシリンダ室36への供給が停止さ
れ、シリンダ室36内の吐出ガスが環状ピストン37の
外周とシリンダ室36内壁とのすき間からクランク室6
に徐々にリークするに従い、環状ピストン37がシリン
ダ室36内に押し戻され、揺動板50に対するバネ46
の付勢力が小さくなり、揺動板50の傾斜角度が次第に
大きくなり、全稼動運転が開始する。したがって、熱負
荷が高い場合に圧縮機を起動しても、図3に示すよう
に、急激なトルク上昇を招かないので、エンジンへの負
荷変動を小さくでき、エンジンのアイドリング回転を安
定させることができ、エンジンストールを防ぐことがで
きる。また、起動時のトルク上昇が急激なために起きる
衝撃による騒音や異常摩耗を防ぐことができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明の可変容量
型揺動板式圧縮機の容量制御装置によれば、圧縮機起動
直後吸入圧と吐出圧との圧力差は小さく、容量調整弁は
開いており、シリンダブロックの高圧案内路及びシャフ
トの高圧導入路を介してロータのボス部のシリンダ室に
吐出ガスが供給され、シリンダ室の圧力が上昇するとピ
ストンが摺動してばねを押圧し、揺動板に対するばねの
付勢力が増し、揺動板の傾斜角はクランク室圧力の下降
に拘らず小さくなり、吐出容量は小さくなるが、その後
吐出圧が高くなると吸入圧との圧力差も大きくなり、容
量調整弁が閉じ、吐出ガスのシリンダ室への供給は停止
し、シリンダ室の吐出ガスがクランク室に徐々にリーク
するに従ってピストンがシリンダ室内に押し戻され、揺
動板に対するばねの付勢力が小さくなり、揺動板の傾斜
角度が次第に大きくなり、吐出容量が大きくなる。した
がって、熱負荷が高い場合に圧縮機を起動しても、急激
なトルク上昇を招かないので、エンジンへの負荷変動を
小さくでき、エンジンのアイドリング回転を安定させる
ことができ、省燃費化も図れ、エンジンストールを防ぐ
ことができる。また、起動時のトルク上昇が急激なため
に起きる衝撃による騒音や異常摩耗を防ぐことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の一実施例に係る容量制御装置
を備えた可変容量型揺動板式圧縮機を示す縦断面図であ
る。
【図2】図2はスプール弁の開閉動作を説明するための
拡大断面図である。
【図3】図3は容量制御装置を備えた圧縮機の始動特性
を説明するための曲線図である。
【符号の説明】
2 シリンダブロック 6 クランク室 7 シャフト 15 吸入室 16 連通路 19 コントロールバルブ 26b バルブチャンバ 27 スプール弁 28,29,32 通路 35 高圧導入路 36 シリンダ室 37 環状ピストン 40 ロータ 46 バネ 50 揺動板
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年10月23日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めこの発明は、回転自在に支持されたシャフトと、この
シャフトに揺動自在に装着された揺動板と、前記シャフ
トに固定されたロータとを備え、前記揺動板を傾斜小方
向に付勢するばねを前記シャフトに装着し、吸入室と前
記揺動板が収容されたクランク室とを結ぶ連通路をシリ
ンダブロックに設け、吸入圧が所定値以下のときに前記
連通路を閉じ、吸入圧が所定値以上のとき前記連通路を
開くコントロールバルブを前記連通路の途中に設け、こ
のコントロールバルブにより前記クランク室の圧力を調
節して前記揺動板の傾斜角を変化させるようにした可変
容量型揺動板式圧縮機の容量制御装置において、前記ロ
ータのボス部内周にシリンダ室を形成し、前記吐出室か
らの吐出ガスを前記シリンダ室に導く高圧導入路を前記
シャフトに設け、前記シャフトにピストンを摺動自在に
装着し、前記シリンダ室の圧力上昇につれて前記ばねを
押圧する前記ピストンを前記シリンダ室に遊嵌し、前記
吐出室からの吐出ガスを前記高圧導入路に導く高圧案内
路を前記シリンダブロックに設け、吐出圧が上昇して吸
入圧との圧力差が所定値以上になると前記高圧案内路を
閉じる容量調整弁を、前記高圧案内路の途中に配設し
た。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【作用】圧縮機起動直後吸入圧と吐出圧との圧力差は小
さく、容量調整弁は開いており、シリンダブロックの高
圧案内路及びシャフトの高圧導入路を介してロータボス
部のシリンダ室に吐出ガスが供給され、シリンダ室の圧
力が上昇するとピストンが摺動してばねを押圧して揺動
板に対するばねの付勢力が増し、揺動板の傾斜角はクラ
ンク室圧力の下降に拘らず小さくなり、吐出容量は小さ
くなる。その後吐出圧が高くなると吸入圧との圧力差も
大きくなり、容量調整弁が閉じて吐出ガスのシリンダ室
への供給が停止され、シリンダ室の吐出ガスがクランク
室に徐々にリークするに従ってピストンがシリンダ室内
に押し戻され、揺動板に対するばねの付勢力が小さくな
り、揺動板の傾斜角度が次第に大きくなり、吐出容量が
大きくなる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転自在に支持されたシャフトと、この
    シャフトに揺動自在に装着された揺動板と、前記シャフ
    トに固定されたロータとを備え、前記前記揺動板を傾斜
    小方向に付勢するばねを前記シャフトに装着し、吸入室
    と前記揺動板が収容されたクランク室とを結ぶ連通路を
    シリンダブロックに設け、吸入圧が所定値以下のときに
    前記連通路を閉じ、吸入圧が所定値以上のとき前記連通
    路を開くコントロールバルブを前記連通路の途中に設
    け、このコントロールバルブにより前記クランク室の圧
    力を調節して前記揺動板の傾斜角を変化させるようにし
    た可変容量型揺動板式圧縮機の容量制御装置において、
    前記ロータのボス部内周にシリンダ室を形成し、前記吐
    出室からの吐出ガスを前記シリンダ室に導く高圧導入路
    を前記シャフトに設け、前記シャフトにピストンを摺動
    自在に装着し、前記シリンダ室の圧力上昇につれて前記
    ばねを押圧する前記ピストンを前記シリンダ室に遊嵌
    し、前記吐出室からの吐出ガスを前記高圧導入路に導く
    高圧案内路を前記シリンダブロックに設け、吐出圧が上
    昇して吸入圧との圧力差が所定値以上になると前記高圧
    案内路を閉じる容量調整弁を、前記高圧案内路の途中に
    配設したことを特徴とする可変容量型揺動板式圧縮機の
    容量制御装置。
JP3261029A 1991-09-12 1991-09-12 可変容量型揺動板式圧縮機の容量制御装置 Pending JPH0571470A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100444875B1 (ko) * 2002-10-16 2004-08-18 현대자동차주식회사 오일펌프의 소음저감구조
JP2015113766A (ja) * 2013-12-11 2015-06-22 株式会社豊田自動織機 容量可変型斜板式圧縮機

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