JPH057103Y2 - - Google Patents

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JPH057103Y2
JPH057103Y2 JP1988090031U JP9003188U JPH057103Y2 JP H057103 Y2 JPH057103 Y2 JP H057103Y2 JP 1988090031 U JP1988090031 U JP 1988090031U JP 9003188 U JP9003188 U JP 9003188U JP H057103 Y2 JPH057103 Y2 JP H057103Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は老人や身体障害者のような脚力が弱く
歩行の不自由な人が、歩行の補助具として、及び
歩行中における休息用の椅子として使用できる買
物用手押し車に関する。
〔従来技術とその問題点〕
老人や身体障害者のような脚力が弱く歩行の不
自由な人が、歩行の補助具として、また、歩行途
中における休息用の椅子としても使用できる買物
用手押し車は既に各種のものが知られている。
これらの手押し車は、一般的に、手押し杆を具
えた車に、商品を収容するカゴ状の物品収容体を
取り付け、また、このカゴ状の物品収容体の上面
開口部には硬質板等からなる座板を兼用する蓋板
を取り付けた構造とし、使用者は、手押し杆に掴
まりながら歩行を行うことにより歩行の補助を受
け、また、歩行途中で休息を必要とする場合は、
カゴ状の物品収容体の上面に形成した座板を兼用
する蓋板に腰を掛けることにより休息を行わせる
という構造となつている。
しかしながら、これら公知の手押し車は物品収
容体の上面開口部に、偏平な板状体からなる腰掛
け(座板)を兼用する蓋板が単に開閉自在に取り
付けられているだけであり、腰掛けを兼用する蓋
板の周縁部に格別の構造物が取り付けられていな
かつたため、使用者が蓋板面に座つた場合に腰部
の周囲を安定して保持出来ず、使用者の腰部(臀
部)が腰掛け上で横方向にズリ落ちる不安感をも
たらし、極めて不安定な使用感を与えるという欠
点が指摘されていた。
また、このような手押し車を使用する人は足腰
が弱いため、腰掛け(座板)を兼用する蓋板面に
腰を掛けた状態から立ち上がろうとする時に何ら
かの補助具に掴まることが出来れば容易に立ち上
がることができるが、上記した従来構造では蓋板
に腰を掛けた使用者が起立しようとする際に掴ま
るための構造物が存在しないため起立が行い難い
という欠点があることも指摘されていた。
〔考案の目的〕
本考案は上記した事情に鑑み、これに対応しよ
うとするものであり、物品収容体の上端に座床枠
を取り付け、且つ、前記座床枠には手摺杆を一体
的に起立形成することにより、使用者が起立する
際に前記手摺杆が使用者に対する起立補助具とし
て使用することができるようにした買物用の手押
し車の座床枠を提供せんとするものである。
また本考案の他の目的は、座床枠全体を意匠的
に優れた外観を持つよう形成し、しかも、強度的
にも優れた構造体として構成した買物用の手押し
車の座床枠を提供しようとするものである。
〔考案の要点〕
本考案は、上面を開口した物品収容体を取り付
けるよう構成してなる買物用手押し車において、
前記物品収容体は、その開口部の周縁が、買物用
手押し車に取り付けた平面コ字状の座床枠に取り
付けられており、かつ、前記座床枠はその両側壁
に、上端部が座床枠の両側壁の間隔よりも広くな
るよう手摺杆を一体的に起立させてなる買物用手
押し車の座床枠の構造を考案の要点としている。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面を参照して説明す
る。
本考案の買物用手押し車は、下端に車輪3,3
を具えた前脚杆1,1と、下端に車輪3,3を具
えた後脚杆2,2とを数本の連結杆4…4を介し
て側面X字状となるよう折り畳み自在に組み合わ
せるとともに、前脚杆1,1の上端に手押し杆5
を折り畳み自在に連結し、また、前脚杆1,1と
後脚杆の上端部とにコ字状の枠杆11,11を差
し渡すことにより躯体を構成している。
6は、前脚杆1,1と後脚杆2,2とで構成し
た躯体により囲まれる部分の内側に吊り下げた物
品収容体であり、上面を開口した角底袋状に形成
するとともに、その開口周縁部は、その上面に位
置させた平面コ字状の座床枠7の周縁部に取り付
けている。
なお、座床枠7はその後端部に小物入れ72を
一体的に形成することもできる。
小物入れ72を一体的に形成した座床枠7の下
端部は、前脚杆1,1及び後脚杆2,2の上端部
を結ぶよう取り付けたコ字状の枠杆11に固定し
ている。
座床枠7は適宜の硬度を有する合成樹脂を用い
て四角い枠状に形成するもので、前縁を除く三方
の辺には適宜高さを持つた壁面を平面コ字状に突
設形成し、これらの壁面によつて蓋板8を取り囲
むとともに使用者の腰部を支承できるようにして
いる。
蓋板8は、その側面部と座床枠7の側壁71,
71とに差し渡したリンク10,10等を介して
起立自在に取り付けるものであり、この蓋板8は
必要に応じ表裏両面を反転できるよう取りつける
こともできる。
蓋板8の表裏両面を反転自在とする場合には、
蓋板8の片面に蓋機能を持たせ、他方の面は使用
者が腰を掛けるための座面とすることがよく、こ
うすることによつて蓋板の面、特に着座を行う面
は常に汚れのない綺麗な状態を維持させることが
できる。
9,9は平面コ字状に形成された座床枠7のう
ち両側に位置する側壁71,71から上方に向か
つて起立させた手摺杆であり、対向する二つの手
摺杆9,9の間隔が座床枠7を構成する側壁7
1,71の幅員よりも少しだけ広くなるよう設定
している。
手摺杆9,9の間隔は、蓋板8面に座つた使用
者の腰部が手摺杆9,9によつて着座を妨害され
ないような間隔を持たせて設定されており、且つ
その高さは使用者が起立する際にその上端部を把
持するのに適当な高さとなるよう設定することが
望ましい。
なお、図示実施例において、手摺杆9,9は側
壁71,71の上端部から正面逆ハ字状を呈する
よう起立させているが、手摺杆9を起立させる手
段はこれに限定されるものではなく、例えば、側
壁71,71の両側部の外側から適宜の高さで逆
ハ字状に起立させたり、或いは側壁71,71の
側面から正面L字状に屈曲形成させた手摺杆(図
示しない)を起立させて取り付ける等任意の取り
付け手段を講ずることができる。
また、手摺杆9の形状も図示例示の形状に限定
される必要はなく、例えば手摺杆本体の形状を圧
偏された円形(横長の円形)等に形成し、この円
形の両端下部に取り付け用の脚を突設した形状と
する等所望とする各種の形状に形成することが可
能である。
また、手押し車本体の構造は図示実施例の構造
に限定されるものではなく、躯体の内側に、座床
枠7につり下げされた物品収容体6を収容できる
構造を持つたものであればどのようなものでも差
し支えないことは勿論である。
また、蓋板8の取り付け構造も例示した実施例
の構造に限定されない。
〔考案の効果〕
上記のように構成した本考案の効果は以下の通
りである。
(1) 座床枠7を平面コ字状に形成しているので使
用者の腰部はこの座床枠7によつてその周囲を
安定して支承され濫に左右に移動することがな
いので、従来の買物用手押し車の腰掛板が有し
ていた左右への移動に伴う不安定さを解消する
ことができた。
また本考案は平面コ字状に形成した座床枠7
の側壁71,71に手摺杆9,9を一体的に起
立形成したので蓋板8面に腰掛けた使用者が蓋
板8の面から立ち上がろうとする場合にこの手
摺杆9,9に掴まりながら起立動作を起こすこ
とができるので足腰の弱い紙葉者でも容易に起
立することが可能となる利点がある。
(2) 手摺杆9,9を側壁71,71から垂直に起
立させた場合には、手摺杆9,9が使用者の身
体の側面に密着した状態で起立しているため、
起立のために、使用者が手摺杆9,9に掴まる
ために身体との間に手を差し込もうとしても差
し込むことが困難であるなどの問題を生ずる
が、本考案は上記の通り、座床枠7の側壁7
1,71にその幅員よりも少しだけ広い間隔を
持たせて手摺杆9,9を起立させたので使用者
は容易に手摺杆9,9を掴むことが可能となり
極めて適切な状態で起立動作を行うことができ
るようになる。
(3) 蓋板8の面に腰掛けた使用者の身体(特に腰
部)は第一義的には座床枠7によつてその周囲
を支承されるが、本考案は側壁71,71の上
に更に手摺杆9,9を少しだけ幅広く起立させ
たのでこの手摺杆9,9によつて更に上方部位
までが支承されるようになり極めて安定した使
用感を得ることができる。
(4) 手摺杆9,9を逆ハ字状に起立させた場合に
はデザイン的にも美的に処理できる特徴があ
る。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示すものであり、第1図
は手押し車本体を正面側から捉えた斜視図、第2
図は同上図において閉止状態にある蓋板を反転し
た状態で示す斜視図、第3図は座床枠に対する手
摺杆の取り付けの一例を示す縦断側面図、第4図
は物品収容体及び蓋板部を分解して示す展開斜視
図である。 1……前脚杆、11……枠杆、2……後脚杆、
3……車輪、4……連結杆、5……手押し杆、6
……物品収容体、7……座床枠、71……側壁、
72……小物入れ、8……蓋板、9……手摺杆、
10……リンク。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 上面を開口した物品収容体を取り付けるよう
    構成してなる買物用手押し車において、前記物
    品収容体は、その開口部の周縁が、買物用手押
    し車に取り付けた平面コ字状の座床枠に取り付
    けられており、かつ、前記座床枠はその両側壁
    に、上端部が座床枠の両側壁の間隔よりも広く
    なるよう手摺杆を一体的に起立させてなる買物
    用手押し車の座床枠。 (2) 座床枠に起立させた手摺杆は、基端部に比し
    て上端部が少しだけ広がるよう逆ハ字状となる
    よう取り付けられるものである実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の買物用手押し車の座床
    枠。 (3) 座床枠は、腰掛を兼用する蓋板の側面を囲む
    ように形成され、且つ、側壁部分の内側におい
    て腰掛を兼用する蓋板を開閉自在に支持するも
    のである実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    買物用手押し車の座床枠。
JP1988090031U 1988-07-08 1988-07-08 Expired - Lifetime JPH057103Y2 (ja)

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JP1988090031U JPH057103Y2 (ja) 1988-07-08 1988-07-08

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JP1988090031U JPH057103Y2 (ja) 1988-07-08 1988-07-08

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JPH0211767U JPH0211767U (ja) 1990-01-25
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JPS5746211U (ja) * 1980-08-30 1982-03-15

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