JPH0570606U - 二重構造濾過装置 - Google Patents

二重構造濾過装置

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JPH0570606U
JPH0570606U JP1920792U JP1920792U JPH0570606U JP H0570606 U JPH0570606 U JP H0570606U JP 1920792 U JP1920792 U JP 1920792U JP 1920792 U JP1920792 U JP 1920792U JP H0570606 U JPH0570606 U JP H0570606U
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正典 小林
宏 宮地
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鐘紡株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐圧容器を廃棄することなく、フィルター交
換時の液漏れを防止し、交換作業が安全で清潔かつ迅速
に行ない得る濾過装置を提供する。 【構成】 耐圧容器と該耐圧容器に収納されるユニット
容器10とからなる。ユニット容器10は、耐圧容器に
セットすると流路を形成し、取り外すと流路を閉じる閉
止弁14,15を具備した導入口12と排出口13とを
有する。耐圧容器は、導入口12に嵌合する導入管3と
排出口13に嵌合する排出管4とを具備する。導入管及
び排出管の先端部は、切り欠き溝6,7が形成されてい
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、容器の中に濾過材を収納して一体化した使い捨てユニット容器を用 いた二重構造濾過装置の形状に関する。
【0002】
【従来の技術】
磁性塗料やインキ等の液体の濾過には、一般に円筒状のカートリッジフィルタ ーを収納した容器を、浄化しようとする液の配管に連結してフィルターの外側か ら内側に向けて液を通過せしめ、夾雑物や粒子の凝集塊を捕捉して浄化すること が行われている。
【0003】 カートリッジフィルターが一定量の夾雑物を捕捉し、その組織が閉塞する所謂 目詰まり状態になると、一旦その流れを止め内部のフィルターを新しいものと交 換する必要がある。濾過すべき液体は、揮発性や危険性あるいは毒性の強い有害 な溶剤を含む場合も多く、従ってフィルターの交換作業は著しい危険性を伴い、 特にその液漏れについては、十分注意する必要がある。
【0004】 かかる問題点を解決するため、実開平1−37690号公報には、フィルター 容器全体を使い捨てとして交換する濾過装置が開示されているが、この濾過装置 は構造的強度を持たせた高価な耐圧容器を使い捨てとするものであり、資源の無 駄使いであり経済的にも問題がある。また、実開平1−163514号公報には 、フィルター交換作業で厄介な容器内面の洗浄を省くためフィルターをフィルム で包み込んで使用し、使用後はフィルターをフィルムごと廃棄することが開示さ れているが、この方法は取り外す時点での液漏れや強度上の不安が残されている 。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上述のような事情からなされたものであり、本考案の目的は、高価な 耐圧容器を廃棄することなく、フィルター交換時の液漏れを防止し、交換作業が 安全で清潔かつ迅速に行ない得る二重構造濾過装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案の二重構造濾過装置は、耐圧容器と該耐圧容器に収納される使い捨てユ ニット容器とから構成される二重構造フィルター容器において、 前記耐圧容器は、一方の端面に濾過すべき液体の導入管を設け、他方の端面に 濾過した液体の排出管を設け、前記導入管及び排出管の端部には切り欠き溝を形 成し、 前記ユニット容器は、所定のカートリッジフィルターを内蔵すると共に、一方 の端部には前記導入管を嵌合し得る導入口と該導入口を閉鎖し得る閉止弁と該閉 止弁が着座するエンドキャップとを配設し、他方の端部には前記排出管を嵌合し 得る排出口と該排出口を閉鎖し得る閉止弁と該閉止弁が着座するエンドキャップ とを配設し、前記閉止弁は円板状の弁本体と該弁本体周囲に一定角度で取り付け られ前記エンドキャップに付設された弁脚ガイドに沿って摺動し且つ反発弾性に より元の角度に戻り前記導入口又は排出口を閉鎖するように指向、付勢された複 数の弁脚とからなり、 前記ユニット容器を前記耐圧容器に収納すると共に、前記導入管を前記導入口 に嵌合し且つ前記排出管を前記排出口に嵌合することにより流路が開放され、前 記ユニット容器を前記耐圧容器から取り外すと同時に前記導入口と排出口とが閉 鎖されるようになっていることを特徴とするものである。
【0007】
【実施例】
次に本考案の実施例を図面に基づいて具体的に説明する。
【0008】 図1は本考案の二重構造濾過装置の一実施例を示す縦断面図、図2は図1の二 重構造濾過装置の組立て説明図、図3は本考案の二重構造濾過装置の一実施例の 外観を示す斜視図である。図1の矢印は、液体の移動する方向を示すものである 。
【0009】 耐圧・耐久構造を有する金属製耐圧容器は、耐圧容器本体1とキャップ部材2 とに分割されており、両者はフランジ5とボルトナットあるいはクランプ等との カップリング手段によって一体化される。耐圧容器本体1は、ラインに直結して いる導入管3をその先端が耐圧容器内部に突出する形状で設けている。キャップ 部材2は排出管をその先端が耐圧容器内部に突出する形状で設けている。
【0010】 ユニット容器10は、円筒状をしたカートリッジフィルター11を内蔵し、一 端には円筒状部材22で形成した導入口12を他端には円筒状部材23で形成し た排出口13を有し、容器がセットされていないときにはそれぞれの口を塞ぐ閉 止弁14及び15を具備している。閉止弁14は導入側エンドキャップ16に着 座し、閉止弁15は排出側エンドキャップ17に着座している。導入側エンドキ ャップ16は、複数の支持脚18に支えられリング状ガイド21とによって固定 され、上面に配設した円筒状のカートリッジストッパ19がカートリッジフィル ター11の内孔に嵌合しカートリッジフィルター11の下端を支持すると共にカ ートリッジフィルター11の内孔を塞いでいる。排出側エンドキャップ17には 、カートリッジフィルター11の内孔に嵌合しカートリッジフィルター11の上 端を支持する円筒状のカートリッジストッパ20が設けられている。
【0011】 図4は上記実施例に使用した閉止弁14,15の外観を説明する外観斜視図で ある。閉止弁14及び15は円板状の弁本体31と該弁本体31の周囲に一定の 角度で取り付けられた複数(本実施例では4本)の弁脚32とからなり、弁脚3 2はエンドキャップ16,17に付設した各々の弁脚ガイド33にそって摺動す ると共に、弁本体31が導入口12又は排出口13を閉鎖するように指向、付勢 されている。弁本体31が押圧されたときは弁脚32は弁脚ガイド33にそって 外側に摺動し、弁本体31が押圧から開放されたときはまた元の位置に戻り、弁 本体31は円筒状部材22又は23に当接し導入口12あるいは排出口13を閉 鎖する。弁脚ガイドは、弁本体の位置を固定し、横へのずれや歪みを防止し且つ 弁脚が円滑に摺動し得るものであればその形状は特に限定されるものでなく、例 えばエンドキャップに溝を刻設したものであってもよい。
【0012】 図5は、導入管3及び排出管4の端部の形状の一実施態様を示す外観斜視図で ある。管の先端部には、複数(本実施例では4個)の切り欠き溝6,7を形成し ている。切り欠き溝の形状は特に限定されるものではなく、例えば矩形、半円形 、馬蹄形等の形状を挙げることができる。
【0013】 ユニット容器の材質については、ある程度の強度を有するものであれば特に限 定されるものではないが、使い捨てが可能で成形加工が容易であることから、例 えばポリエステル樹脂,ポリエチレン樹脂,ポリプロピレン樹脂,ポリカーボネ ート樹脂等の合成樹脂を挙げることができる。
【0014】
【作用】
図6は、ユニット容器10を耐圧容器1にセットしたときの導入管3とユニッ ト容器との装着関係を示す機構図である。導入管3は閉止弁14に当接しその先 端部が弁本体31を押し下げることにより、導入管3とユニット容器10のカー トリッジフィルター11の外側部分とが切り欠き溝6を介して開放状態となる。 導入管3に送られてきた濾過すべき液体は、切り欠き溝6を通過してユニット容 器内に流入する。排出口13付近における液体の移動はちょうどこの逆であって 、排出管4は閉止弁15に当接しその先端部が弁本体31を押し下げることによ り、排出管4とカートリッジフィルター11の内孔部分とが切り欠き溝7を介し て開放状態となる。濾過された液体は、カートリッジフィルター11の内孔から 弁脚32の間を通過し更に排出管4の先端部に形成された切り欠き溝7を通過し て排出管4へと導かれる。
【0015】 カートリッジフィルター11で濾過することに伴い、ユニット容器10の内部 圧力が上昇するが、ユニット容器10が耐圧容器1に内接しているため、圧力上 昇に伴うユニット容器自体の膨張、変形等を抑えることができ、破損等の発生を 未然に防止することができる。
【0016】 ユニット容器10を耐圧容器1から取り外した場合には、閉止弁14及び15 は導入管3又は排出管4によって押圧されないため、閉止弁14及び15は元の 位置に戻りそれぞれユニット容器の導入口12及び排出口13を閉じて塞ぐこと になる。このため、ユニット容器内の液体は容器外部に漏出することができず、 容器内に密閉されることになる。
【0017】
【考案の効果】
以上説明した通り、本考案の二重構造濾過装置は、使い捨てされるユニット容 器に濾過流路が含まれており、耐圧容器の内面は液に触れることがないため、交 換作業時に洗浄する必要がなく、手間や時間が極めて短縮されると共に、作業員 が悪臭に悩まされずに作業ができ、作業環境上の問題を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の二重構造濾過装置の一実施例を示す縦
断面図である。
【図2】図1の二重構造濾過装置の一組立て説明図であ
る。
【図3】本考案の二重構造濾過装置の一実施例の外観を
示す斜視図である。
【図4】本考案に係る閉止弁の一実施態様を説明する外
観斜視図である。
【図5】本考案に係る導入管及び排出管の先端部の形状
の一実施態様を示す外観斜視図である。
【図6】本考案の二重構造濾過装置の一実施例の使用状
態における導入管とユニット容器との装着関係を示す機
構図である。
【符号の説明】
1 耐圧容器本体 2 キャップ部材 3 導入管 4 排出管 5 フランジ 6,7 切り欠き溝 10 ユニット容器 11 カートリッジフィルター 12 導入口 13 排出口 14,15 閉止弁 16 導入側エンドキャップ 17 排出側エンドキャップ 18 支持脚 19,20 カートリッジストッパ 21 リング状ガイド 22,23 円筒状部材 24 Oリング 31 弁本体 32 弁脚 33 弁脚ガイド

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐圧容器と該耐圧容器に収納される使い
    捨てユニット容器とから構成される二重構造フィルター
    容器において、 前記耐圧容器は、一方の端面に濾過すべき液体の導入管
    を設け、他方の端面に濾過した液体の排出管を設け、前
    記導入管及び排出管の端部には切り欠き溝を形成し、 前記ユニット容器は、所定のカートリッジフィルターを
    内蔵すると共に、一方の端部には前記導入管を嵌合し得
    る導入口と該導入口を閉鎖し得る閉止弁と該閉止弁が着
    座するエンドキャップとを配設し、他方の端部には前記
    排出管を嵌合し得る排出口と該排出口を閉鎖し得る閉止
    弁と該閉止弁が着座するエンドキャップとを配設し、前
    記閉止弁は円板状の弁本体と該弁本体周囲に一定角度で
    取り付けられ前記エンドキャップに付設された弁脚ガイ
    ドに沿って摺動し且つ反発弾性により元の角度に戻り前
    記導入口又は排出口を閉鎖するように指向、付勢された
    複数の弁脚とからなり、 前記ユニット容器を前記耐圧容器に収納すると共に、前
    記導入管を前記導入口に嵌合し且つ前記排出管を前記排
    出口に嵌合することにより流路が開放され、前記ユニッ
    ト容器を前記耐圧容器から取り外すと同時に前記導入口
    と排出口とが閉鎖されるようになっていることを特徴と
    する二重構造濾過装置。
JP1920792U 1992-02-28 1992-02-28 二重構造濾過装置 Expired - Lifetime JP2542546Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006129481A1 (ja) * 2005-05-30 2006-12-07 Entegris, Inc. 強化容器を有するガス精製装置
US11994487B2 (en) 2018-02-28 2024-05-28 Toyo Corporation Measuring container, measuring system and measuring method

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006129481A1 (ja) * 2005-05-30 2006-12-07 Entegris, Inc. 強化容器を有するガス精製装置
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