JPH0570302A - 有害動物類忌避組成物 - Google Patents

有害動物類忌避組成物

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JPH0570302A
JPH0570302A JP23347891A JP23347891A JPH0570302A JP H0570302 A JPH0570302 A JP H0570302A JP 23347891 A JP23347891 A JP 23347891A JP 23347891 A JP23347891 A JP 23347891A JP H0570302 A JPH0570302 A JP H0570302A
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JP
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resin
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alkyl
carbon atoms
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JP23347891A
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English (en)
Inventor
Mitsutoshi Narasaki
光敏 楢崎
Hisao Morita
久雄 守田
Noriyoshi Nishiyama
知徳 西山
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MIKASA KAGAKU KOGYO KK
Original Assignee
MIKASA KAGAKU KOGYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 760mmHgの下で150℃以上の沸点を
有する、特定の有機アミン、第4級アミン、含窒両性活
性剤またはその誘導体を含有する有害動物類忌避組成
物。 【効果】 本発明によれば、人間と同じ動物相である、
犬、猫、ネズミを始めとした有害動物に忌避作用を示す
有害動物類忌避組成物が提供される。この有害動物類忌
避組成物は、忌避力が公知の有機酸、ケトン、アルコー
ル、アルデヒド、炭化水素、天然由来のテルペノイドま
たはそのオリゴマー、あるいは合成樹脂と共に、各種忌
避組成物または二次加工品を作ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、犬,猫,ネズミ,ウサ
ギ,イノシシ,モグラ,シカ,イタチ,カラス,カチガ
ラス,スズメ,ハト,ムクドリ,ゴキブリ,シロアリ,
アリ,イガ,ダニ,イガイ,フナムシ,アブラムシ,ウ
ミホタル,ナメクジ等の有害又は不快動物の忌避組成物
に関するものである。
【0002】現今、温暖化,オゾン層破壊,酸性雨,放
射線汚染等、人為的な要因による地球規模での環境汚染
により、環境を悪化させている。これが対策として全世
界の取り組み方が討議されその協力方が要請されてい
る。この考え方は、1種の地球環境主義とも称され、各
国,国家主義よりも優先されるべき国際連合的な運動と
なりつつある。すなわち、地球温暖化防止のための二酸
化炭素の削除、オゾン層保護のためのハロン系化合物の
生産禁止、森林乱伐の防止等の施策が考慮されるように
なった。
【0003】かかる地球環境保護優先の時代に人類が平
和に繁栄永続をはかるためには、食糧の生産や住環境の
整備には人類以外の生物との係わりにおいては、お互い
に生物、特に動物との共有共栄をはかるのが最も望まし
い。
【0004】本発明の有害動物類忌避剤の研究及び作用
は、その目的に沿える一大利点を有する技術に関するも
のである。
【0005】
【従来の技術】農作物のネズミ,ノウサギ,イノシシ,
スズメ,カモ等の有害動物の忌避剤として、明治来より
北海道にて魚油及びナフタリンを混合したものが用いら
れていたのが、わが国における忌避剤の最初といわれて
いる。
【0006】その後、クレオソート,シクロヘキシミ
ド,β−ナフトール,チュウラム,チオフェン類,レモ
ングラス油,ジアリルスルフィッド及び酸化鉄粉が用い
られている。また、カ,ダニ,ノミ等の吸血性昆虫に
は、フタル酸ジメチル,エチルヘキサンジオール,イン
ダロン及びジエチルトルアミドが用いられている。
【0007】一般に忌避剤には、嗅覚による嗅覚忌避剤
(olfactory repellent)と味覚に
よる味覚忌避剤(gustatory repelle
nt)があり、前者には精油(essential o
il)、植物ゴム樹脂があり、後者には有機酸,アルコ
ール,アルカロイド,タンニン,配糖体等がある。
【0008】また、粘着等、触覚忌避剤(toucho
ry repellent)等の機能によるものも有効
である。
【0009】生物界では、自己保存のため、外から攻撃
する動物に対し、不快な臭気,味覚をもつものが普通で
ある。これは特に植物においてみられ、精油,アルカロ
イド及び配糖体がこの意義を持ち、また、動物間の種の
保存にも蟻酸,酪酸,サルチルアルデヒド,メルカプタ
ン,アリル化合物等がその働きをしている。
【0010】従来、有害動物忌避剤として用いられてい
るものに、ゴキブリにモノテルペノイド(特開昭53−
86021号公報)、鳥に不飽和アルコール及びアルデ
ヒド(特開昭53−101531号公報)、犬,猫,鳥
獣に高級ケトン及び青葉アルコール,桂皮アルデヒド,
ケトン(特公昭57−25521号公報)、ネズミ,ウ
サギにグアサジン(特開昭57−67507号公報)、
有害鳥獣にグアサンとチュウラム(特開昭59−253
06号公報)、吸血害虫に環状テレピンアルコール(特
開昭57−179101号公報)、鳥類にプロチオホス
とチュウラム(特開昭59−10504号公報)、犬,
猫にメントールとエチルトルアミド(特開昭60−14
2903号公報)、鳥害にクレオソートとピリジン(特
開昭61−56110号公報)、森林有害獣にチュウラ
ムと動植油(特開昭61−12005号公報)、犬,猫
等にレモングラス油等をエチレンー酢酸ビニル共重合体
ビーズに含浸したもの(特開昭61−172801号公
報)、犬,猫等にグリコールエーテル類(特開昭61−
194001号公報,特開昭61−267501号公
報)、ダニ,ヘビ等にグリコールエーテル(特開昭61
−289002号公報)、犬,猫等に高級ケトン,アル
コール,アルデヒド類(特開昭61−289003号公
報)、ネズミにシキミ酸とカラシ配糖体(特開昭61−
291507号公報)、ハエ,カにリモネン(特開昭6
2−409号公報)、犬,猫にビス(2−クロロイソプ
ロピルエーテル)(特開昭62−12702号公報)、
モグラにシキミ酸とカラシ配糖体(特開昭62−455
08号公報)、ハト,ハエ等にリモネン(特開昭62−
164602号公報)、フジツボ,イガイに多環式テル
ペノイド配糖体(特開昭63−41495号公報)等が
ある。
【0011】この他、本発明の関連特許たる有害動物忌
避剤として、特定テルペノイド化合物モノマーと平均分
子量1000以下の低重合物又低共重合物の併用物(特
開平1−294601号公報及びchem.abst,
113巻(1990).73059n)ブラシル酸(特
開平1−96101号公報)、カシューナッツオイル
(特開平1−96102号公報)、農薬害虫ミナミキイ
ロアザミウマにチアゾール系化合物(特開昭64−38
003号公報)、スリップスにシンナムアルデヒド(特
開平1−261303号公報)、コクゾウムシに雲母粉
を相溶したポリエチレン袋(特開平1−203303号
公報)、ケアリ等にl−メントン(特開平2−4540
1号公報)、一般害虫にプロピル−メチル−ペンテナミ
ド等アミド化合物(特開平2−53758号公報,特開
平2−56455号公報,特開平2−62852号公
報)、レモングラスを発泡スチロールと相溶したもの
(特開平2−56402号公報)、ハエ,ゴキブリにリ
ナロール等テルペノイドモノマー(特開平2−6720
2号公報)及び害虫忌避にベンジルエーテル(特開平3
−133904号公報)等がある。有害動物忌避剤とし
て、アルキルベンゼン,ジフェニル,アルキルフェノー
ル,ジエチレングリコールアルキルエーテルアセテート
系より1種以上とテルペノイド化合物の併用(特願平2
−71622号)がある。含窒化合物として、Nメチル
シクロペンタンカルボキサミドが害虫用として(特開平
2−4702号公報)、同様にアミド化合物(特開平2
−53758号公報,特開平2−62852号公報)、
また、シトロネラールとグリコールより得られるシトロ
ネラール誘導体(特開平2−32035号公報)、ジエ
チルトルアミドとρ−メタン混合物(特開平2−133
906号公報)、また特定テルペノイドとテルペノイド
モノマーとフェノール系モノマーのオリゴマー,ポリブ
デンの混合物(特願平3−49933号)が開示されて
いる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
有害動物忌避剤より、更に効果が高く、かつ持続効果に
優れ、人畜に低毒性でマイルドな匂いを有するような忌
避組成物を提供することを目的とするものである。すな
わち、炭素数の限定された疎水基を有する有機脂肪族ア
ミン又は第4級アンモニウム塩,両性活性剤のうち、
色,臭,蒸気圧等の物性より選択された強力な有害動物
類忌避組成物の完成を目標とした。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するため、含窒素化合物を徹底的に検討し、低級
脂肪族第1,第2,第3級アミン又はポリアミン及び/
又は塩化ベンザルコニウムを始めとした第4級アンモニ
ウム塩,両性界面活性剤が有害動物の強力な忌避源であ
ることを見い出した。
【0014】これら含窒素化合物の脂肪族アミンは、ア
ンモニアNH3 の水素を炭化水素残基で置換したもの
で、置換水素数1〜3個をそれぞれ第1級アミンRNH
2
【0015】
【化5】
【0016】第3級アミンR1 ・R2 ・R3 ・Nと分類
される。
【0017】また、無機アンモニウム塩に相当する第4
級アンモニウムR1・R2 ・R3 ・N・X(Xは陰イオ
ン)があり、陽性石ケンとして有用な機能を有する。
【0018】第1級及び第2級アミンは、相当する脂肪
酸とアンモニアより製造されるが、第3級アミンは、相
当ジアミンをアンモニアと作用させて作る。また、塩
酸,硫酸,燐酸,酢酸,乳酸,クエン酸,脂肪酸,アル
キルフェノールで中和すれば、酸残基が付加したアミン
塩となり、カチオン活性組成を示す。また、第3級のア
ルキルアミン,アルキルイミダゾールと相当アルキルハ
ライドより、陽イオン活性剤が得られる。また、モノク
ロル酢酸と相当第3級アミンよりカルボキシベタイン型
第1級アミンとアクリル酸よりアミノカルボン酸塩,高
級アルコールとアミノエタノールアミンよりイミダゾリ
ン系両性界面活性剤が得られる。
【0019】以下、第1級アミンとして、沸点,常圧1
50℃以上のもの(分子式,分子量,沸点)の順に示せ
ば次の如くなる。表中番号は本発明組成品原料番号を示
す。 (1) ヘプチルアミン (C715NH2 115.2 155℃) (2) オクチルアミン (C817NH2 129.2 177℃) (3) ノニルアミン (C919NH2 143.2 202℃) (4) デシルアミン (C1021NH2 157.3 217℃) (5) ウンデシルアミン (C1123NH2 171.3 240℃) (6) ドデシルアミン (C1225NH2 185.3 248℃) (7) トリデシルアミン (C1327NH2 199.4 265℃) (8) テトラデシルアミン (C1429NH2 213.4 291℃) (9) ヘキサデシルアミン (C1633NH2 214.5 330℃) (10)オクタデシルアミン (C1837NH2 269.5 349℃) (11)オレイルアミン (C1835NH2 267.5 330℃) (12)モノエタノールアミン (NH224OH 61.1 170℃) (13)イソプロパノールアミン(NH236OH 75.1 160℃) (14)パラクロルアニリン (C64ClNH2 127.6 232℃) (15)3.4ジクロルアニリン(C63Cl2NH2162 272℃) (16)2.5ジクロルアニリン(C63Cl2NH2162 251℃) (17)ベンジルアミン (C65CH2NH2107.2 185℃) (18)α−ナフチルアミン (C107 NH2 143.2 299℃) (19)β−ナフチルアミン (C107 NH2 143.2 299℃) (20)ピペラジノエチレンアミン (NHC48NC24NH2 129.2 222℃) 又は、第2級アミンのうち対称型として、下記のものが
挙げられる。
【0020】 (21)ジヘキシルアミン ((C6 13)2NH 185.4 193℃) (22)ジオクチルアミン ((C8 17)2NH 241.5 297℃) (23)ジラウリルアミン ((C1225)2NH 354 融点47℃) (24)ジヘキサデシルアミン ((C1633)2NH 466 融点67℃) (25)ジオクタデシルアミン ((C1837)2NH 522 融点72.3℃) (26)ジエタノールアミン ((C24OH)2NH 105.1 269℃) (27)ジイソプロパノールアミン ((C37OH)2NH 133.2 249℃) 混成第2級アミンとしては、多数のものが挙げられる
が、その一例として、 (28)エチルヘキサデシルアミン ((C25)(C1633)NH 269 195℃/15mmHg) (29)プロピルイソアミルアミン ((C37)(C5 11)NH 129 150℃) (30)ブチルイソブチルアミン ((C49)(isoC49)NH 129 82℃/80mmHg) (31)ブチルヘキサデシルアミン ((C49)(C1633)NH 297 195℃/6mmHg) また、第3級アミンとして対称型は、 (32)トリ−n−プロピルアミン ((C37)3N 143 156℃) (33)トリ−n−ブチルアミン ((C49)3N 185 216℃) (34)トリイソブチルアミン ((isoC49)3N 185 192℃) (35)トリ−n−アミルアミン ((nC511)3N 230 130℃/14mmHg) (36)トリイソアミルアミン ((isoC511)3N 230 235℃) (37)トリヘキシルアミン ((C613)3N 269 264℃) (38)トリヘプチルアミン ((C715)3N 310 330℃) (39)トリオクチルアミン ((C817)3N 365 365℃) (40)トリヘキサデシルアミン ((C1633)3N 689 融点39℃) (41)トリエタノールアミン ((C25OH)3N 149.2 360℃) (42)トリイソプロパノールアミン ((iso C3 7 OH)3N 191.2 306℃) (43)メチルジエタノールアミン ((C24OH)2NCH3 119 242℃) (44)ジエチルエタノールアミン ((C25)2NC24OH 117.2 162℃) (45)ジプロピルエタノールアミン ((C37)2NC24OH 145.3 191℃) (46)ジブチルエタノールアミン ((C49)2NC24OH 173.3 229℃) (47)ジメチルオクチルアミン (C817N(CH3)2 213.4 191℃) (48)ジメチルドデシルアミン (C1225N(CH3)2 213 122℃/5mmHg) (49)ジメチルヘキサデシルアミン (C1633N(CH3)2 269 174℃/5mmHg) (50)ジメチルオクタデシルアミン (C1837N(CH3)2 297 193℃/5mmHg) (51)メチルプロピルデシルアミン ((CH3)(C37)(C1021)N 203 90℃/5mmHg) (52)メチルブチルイソブチルアミン ((CH3)(C49)(iC49)N 143 82℃/75mmHg) (53)ジエチルヘキサデシルアミン ((C25)2(C613)N 157 355℃) また、ドデシルアミンにエチレンオキシドを2〜20m
ol付加した化合物
【0021】
【化6】
【0022】本品は乳化剤としても作用し有用である。
【0023】ステアリルアミンに同様付加した化合物
【0024】
【化7】
【0025】本品も乳化剤として広範囲に利用できる。
【0026】また、脂肪酸ポリアミンはアミノ基2個以
上を有し、脂肪族ポリハロゲン化物とアンモニアより合
成される。アミノ基2個のジアミンは液体又は低融点の
固体であり、水に溶ける。エチレンジアミンは、また乾
溜するとピペラジンとなり、多くの金属と容易に配位化
合物をつくる。
【0027】以下、常圧下、沸点150℃以上のものを
挙げると、次のものがある。
【0028】以下、原料番号,原料名(分子式,沸点)
の順に示せば、 (56)ジエチルエチルエチレンジアミン ((C25)2NC24NH(C25) 55℃/13mmHg) (57)テトラエチルエチレンジアミン ((C25)2NC24N(C25)2 65℃/8mmHg) (58)ジプロピルエチレンジアミン ((C37)2NC24NH2 88℃/30mmHg) (59)ジブチルエチレンジアミン ((C49)2NC24NH2 99℃/13mmHg) (60)テトラメチルエチレンジアミン ((CH3)2 NC2 4 N(CH3)2 166℃) 次に、沸点150℃以上で固型のものを原料番号,原料
名(分子式,融点)の順に挙げれば、 (61)N−オクチルエチレンジアミン (C817NHC24NH2 30℃) (62)N−デシルエチレンジアミン (C1021NHC24NH2 36℃) (63)N−ドデシルエチレンジアミン (C1225NHC24NH2 37℃) (64)N−ヘキサデシルエチレンジアミン (C1633NHC24NH2 56℃) (65)N−オクタデシルエチレンジアミン (C1837NHC24NH2 64.5℃) また、ステアリルプロピレンジアミンにエチレンオキシ
ドを2〜20mol付加した化合物
【0029】
【化8】
【0030】も有害動物に忌避力があり、その界面活性
機能の具備した原料として、忌避組成物の配合製剤化に
広く利用される。
【0031】また、第1級,第2級,第3級アミンは、
いずれも酸性物質と容易に付加物を作り、固型化するも
のが多い。たとえば、ドデシルアミンアセテート及びハ
イドロクロライド,ステアリルアミンアセテート,オレ
エート,フェノレート,ペンタクロルフェノレート等も
有効である。
【0032】次に第4級アンモニウム塩としては、テト
ラアルキルアンモニウム塩型として種々アルキル残基の
組合せで、数多くのものがあるが、最も殺菌力の強いも
のとして、ジメチルジデシルアンモニウムクロライドが
ある。ベンザルコニウム型としては、ラウリルジメチル
ベンジルアンモニウムクロライドがあり、ベンゼトニウ
ム塩としては、ジメチルベンジルオクタフェノキシエト
キシエチルアンモニウムクロライドが挙げられる。ま
た、エチレンジアミンあるいはエタノールアミノエチレ
ンアミンと脂肪酸よりアルキルイミダゾリン又はアミノ
エチレンイミダゾリンも本発明有害動物忌避機能を有す
る。
【0033】以下、第4級アンモニウム塩の分子式を示
せば、下記のものがある。
【0034】 (67)塩化ジメチルジデシルアンモニウム (CH3)2(C1021)2+Cl- (68)塩化ベンザルコニウム (CH3)2(C1327)(C65CH2)N+Cl- (69)塩化ベンゼトニウム (CH3)2(C65CH2)〔C81765(OC24)2〕N+Cl- (70)塩化ラウリルピリジニウム塩 〔(C5 5 + ) C1225〕Cl- (71)塩化ステアリル3ピコリウム塩 〔(CH354+)C1633〕Cl- (72)塩化ラウリルメチルイミダゾリウム塩
【0035】
【化9】
【0036】また、両性界面活性剤として、カルボキシ
ベタイン型,アミノカルボン酸塩型及びイミダゾリン型
があり、分子式中にアニオン性親水基及びカチオン性親
水基を持つものも本発明に利用できる。
【0037】これらは、ジメチルアルキルアミンとクロ
ル酢酸ソーダを60〜80℃加温して、たとえば、(7
3)ジメチルラウリルカボキシベタイン
【0038】
【化10】
【0039】また、RNH−(CH2)nCOOH型とし
て、たとえば、 (74)Nラウリルアミノアセテート C1225NHCH2COOH がある。
【0040】また、高級脂肪酸とアミノエチルエタノー
ルアミンとの反応で得られる2−ラウリルNカルボキシ
メチルヒドロキシエチルイミダゾリウムベタイン(7
5)
【0041】
【化11】
【0042】がある。これは、目に対する刺激が少な
く、化粧用洗剤として利用されるが、本発明組成品の乳
化剤機能成分として応用範囲が広い。また、本発明は、
特定テルペノイド及びテルペノイドのホモ又はヘテロコ
オリゴマー及びテルペノイドモノマーとフェノール系,
スチレン系,ビニル系又はマイレン酸系モノマーとの分
子量3000以下の低共重合物(ヘテロコオリゴマー)
の併用も忌避作用を著しく向上させる。
【0043】テルペノイドとしては、ミルセン,アロオ
シメント,シトラール,リナロール,リモネン,ジペン
テン,テルピネン,ターピネオール,アネトール,ピネ
ン,ノポール,カンフェン,ノピルアセテート,ゲラニ
オール,イソボルニルアセテート等が利用できる。
【0044】また、本発明は他の動物忌避機能化合物、
高級ケトン,桂皮アルデヒド,アルキル(炭素数6〜1
8)アルデヒド,ハロゲン化アリル,フェニルエーテ
ル,ベンジルエーテル,イソボルニルアセテート,イソ
ボルニルチオシアネート,オクタクロルジプロピルエー
テル,ドデシルベンゼン,ジフェニル,エチルジフェニ
ル,ジエチルジフェニル,メチルナフタレン,テルフェ
ニル,アルキル(炭素数4〜12)フェノール,フェニ
ルフェノール,ジフェニルチオエーテル,ジベンジルチ
オフェノール,メチルナフチルエーテル,エチルナフチ
ルエーテル,ジエチレングリコールエチルエーテルアセ
テート,ジエチレングリコールブチルエーテルアセテー
ト,ポリオキシプロピレングリセロールより選ばれた1
種以上を併用することができる。
【0045】また、殺虫剤,殺菌剤,除草剤を始め、農
薬成分を加えての忌避機能を倍加させることができる。
【0046】また、本発明組成物成分は、常圧沸点15
0℃以上のものを選定して残効を図っているが、更にそ
の気散放出速度を制限するため、βサイクロデキストリ
ンをホストとして包接することができる。また、アラビ
アゴム,ゼラチン等や、ポリアクリル酸,珪酸カルシウ
ム等でマイクロカプセル化したり、微細気孔を有する合
成ゼオライトに浸漬固定化することもできる。
【0047】かくして、本発明有害動物類忌避剤の製剤
型として、粉剤,乳剤,粒剤,液剤,ペースト剤,水和
剤,燻煙型として利用できる。更にまた、生ゴム,再生
ゴム,アクリル系樹脂,ロジン,コーパール,ダンマ
ル,ポリテルペン樹脂,塩化ポリブテン,塩化ポリアル
キレン樹脂,ポリウレタン樹脂,石油樹脂,クマロン樹
脂,インデン樹脂,ポリアミド樹脂,ポリカーボネート
樹脂,エポキシ樹脂,弗素樹脂,炭素樹脂,珪素樹脂よ
り選ばれた1種以上を相溶賦型することができる。すな
わち、電線,光ファイバー,OA機器プラスチック,シ
ート,マット,ファイル,プレート,ブロック,ネット
等として成型できる。
【0048】かくして、成型加工品に有害動物、たとえ
ば、ハエ,カ,ネズミ,ゴキブリ,シロアリ,イエア
リ,犬,猫,イタチ,モグラ等への忌避機能を与えるこ
とができる。
【0049】以下、本発明有害動物忌避組成の実施例を
挙げる。
【0050】
【実施例】
実施例1 粒剤 天然軽石(平均粒径1.5mm)84部に下記表1の成
分配合液15部を転動吸油させ、1部の無機珪酸微粉末
を粉衣させ、忌避粒剤を得る。
【0051】
【表1】
【0052】実施例2 乳剤 下記表2の成分配合液92部にポリオキシエチレン(n
=20)ノニルフェニルエーテル5.6部、ドデシルベ
ンゼンスルホン酸カルシウム2.4部を混合溶解して、
忌避乳剤を得る。
【0053】
【表2】
【0054】実施例3 エアゾール剤 下記表3の成分配合乳剤原液50%の水乳化液360ミ
リリットルに液化石油ガス90ミリリットルを耐圧エア
ゾール容器に充填して、忌避エアゾールを得る。
【0055】
【表3】
【0056】実施例4 忌避テープ 下記表4の成分配合液90部にポリメタアクリル50%
乳化重合液3部を加えて混合し、これにトリレンジイソ
シアネート(TDI)6部を加えた液を厚さ1mm、巾
5cmの不織布テープ(木綿30%,ポリエステル20
%,ナイロン繊維50%)に忌避剤相溶樹脂分として7
0%になるごとく浸漬塗布後、硬化させて忌避テープを
得る。
【0057】
【表4】
【0058】実施例5 粘着乳剤 下記表5の成分配合液50部にポリブテン(平均分子量
約2350)15部、ポリオキシエチレン(n=5)ラ
ウリルエステル5部、ベンジルエーテル15部、キシレ
ン15部を加えて粘着乳剤を得る。
【0059】
【表5】
【0060】実施例6 ゲル剤 下記表6の成分配合液90部にジベンジリデンソルビト
ール1部、ジメチルホルムアミド2部及び12−ヒドロ
キシステアリン酸7部を約65〜70℃に加温して溶か
し、放冷後忌避ゲルを得る。
【0061】
【表6】
【0062】実施例7 粉剤 下記表7の成分配合液10部、平均粒度1000mμの
パーライト微粉末10部及び平均粒度40mμのカオリ
ン微粉末80部を混合して忌避粉剤を得る。
【0063】
【表7】
【0064】実施例8 粘着ペースト剤 下記表8の成分配合液50部にサルフェートテルペン液
(ピネン15%,ターピネオール14%、ジペンテン1
1%、アネトール5%、フェランドレン4%、セドレン
2%、ボルネオール6%、P−サイメン3%、ロンギホ
ーレン4%、その他テルペン炭化水素36%)15部、
生ゴム2部及びポリオキシエチレン(n=5)ラウリル
エーテル5部を加えて溶かし、これにポリアクリル系吸
水樹脂微粉末3部を懸濁させ、水25部を入れて粘着ペ
ースト剤を得る。
【0065】
【表8】
【0066】実施例9 殺虫,殺菌性動物忌避乳剤 下記表9の成分配合液50部、農薬活性成分10部、ジ
メチルスキルホキシド5部及び灯油20部を均一に溶か
し、ポリオキシエチレン(n=11)ノニルフェニテル
エーテル12部、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウ
ム3部を加えて殺虫,殺菌性有害動物忌避組成乳剤を得
る。
【0067】
【表9】
【0068】No.36,37,38は低毒性殺虫剤、
No.39は持続性殺菌忌避剤として利用できる。
【0069】実施例 10 有害動物忌避塗料 下記表10の成分配合液30部、プロピオン酸ビニル樹
脂15部、生理活性剤5部、メチルイソブチルケトン1
0部、トルエン20部及びキシレン20部を均一に溶解
して、有害動物忌避塗料を得る。
【0070】
【表10】
【0071】これらは、殺虫防バイ忌避剤魚網防汚塗料
として利用できる。
【0072】実施例 11 鳥類忌避粘着剤 下記表11の成分配合液35部、殺虫成分5部、(5
4)(E.O 8モル)5部、パラフィンワックス4部
を加温して均一にし、これをポリビニルアルコール1部
を溶解した水溶液50部に撹拌しながら加え、均一に分
散させ、鳥類忌避粘着剤を得る。これは強力なハト,カ
ラス,スズメ等の忌避粘着剤として利用できる。
【0073】
【表11】
【0074】ピネンオリゴマー:塩化アンモニウムを触
媒として重合させた2量体20%,3量体70%,4量
体10%の混合物 ピネンジペンテンオリゴマー:ピネン及びジペンテン当
量オリゴマーで平均分子量約850のもの アロオシメンオリゴマー:アロオシメンポリマーの熱分
解物で平均分子量310のもの 実施例12 有害動物忌避剤含有合成樹脂成型体 下記表12の成分配合液40部及び合成樹脂60部を混
合,加熱均一にし、電線被覆体として射出成形又は加熱
ロールしてシートする。
【0075】
【表12】
【0076】これらは、ネズミ, ゴキブリ, アリ等有害
動物の強力な忌避力を有する電線組成物である。
【0077】実施例13 有害動物忌避ペースト剤 下記表13の成分配合液70部に無水珪酸微粉末20部及び50
%酢酸ビニル乳化重合液10部を加えて混合し、直径約5
cm、高さ7cmのポリエチレン瓶に160g充填して
ペースト剤を得る。
【0078】
【表13】
【0079】これらは、密閉系電信機器(接続端子凾,
電話機等)、コンピュータ、食品自動販売機等に開放し
設置するとき、ハエ,ゴキブリ,アリ等の食害又は営巣
を長期にわたって防止することができる。
【0080】実施例14 食害防止種子粉衣剤 下記表14の成分配合液33部に無水珪酸17部を加え
て混合粉砕し、これに無水石膏25部、カオリン25部
加え、混合して粉衣剤を得る。
【0081】
【表14】
【0082】これらの粉衣剤は、ダイズ又はトウモロコ
シの種子の2%を水を用いて粉衣すれば、発芽生育まで
スズメ,カラス,ハト等の食害による欠株が完全に防止
できる。
【0083】実施例15 害虫忌避ネット 下記表15の原料組成及び生理活性剤液40部、石油樹
脂30部をメチルエチルケトン30部に溶かした液に、
目開き4mm、m2 当たり目付け105gのポリプロピ
レン網を浸漬、風乾後、害虫忌避ネットを得る。
【0084】
【表15】
【0085】これらは、ゴキブリ, ウンカ, カメムシ,
メイ虫, カ及びハエ等害虫の強力な忌避資材である。
【0086】実施例16 有害動物忌避電線 下記表16の原料配合液及び生理活性剤の混合液15
部、塩素化ポリエチレン85部の含浸物を、1mmφ5
kvの架橋ポリエチレン絶縁ケーブル上に0.2mmの
厚さで押出し被覆して有害動物忌避電線を得る。
【0087】
【表16】
【0088】本電線はネズミ,シロアリに食害されるこ
ともなく、微生物のカビ等の発生もなく、安定なもので
ある。
【0089】実施例17 持続性鳥類忌避剤 下記表17の原料配合液5部をゲストとしてβ−サイク
ロデキストリンをホスト化合物として25部及び水50
部を加えて4時間混練する。濾過脱水乾燥して忌避成分
約15%含有の包接化物を得る。これに粒径46μmの
カオリン微粉末を当量加え粉砕混合して持続性のある鳥
類忌避粉剤を得ることができる。
【0090】
【表17】
【0091】実施例18 鳥類忌避乳剤 下記表18の原料配合液30部、ターピネオール10
部、ゲラニオール10部、イソボルニルアセテート10
部、d−リモネン20部、ポリオキシエチレン(n=1
2)オクチルフェノール10部、軽油10部を混合溶解
して、鳥類忌避乳剤を得る。本品1容に水3容を加える
と鳥類忌避散布液となり、芳香性のある忌避剤が得られ
る。
【0092】
【表18】
【0093】実施例19 兎忌避剤 下記表19の原料配合液30部、ロジン樹脂10部、ピ
ネンジペンテンオリゴマー(実施例11分)40部、乳
化剤20部(本発明品)を混合して兎忌避剤を得る。
【0094】
【表19】
【0095】実施例20 ゴキブリシート 下記表20の原料配合液10部、ジエチルトルアミド5
部、ピリダフェンチオン3部、酸化チタン(アナターゼ
型)8部、塩素化ポリエチレン(塩素含量35%)74
部を加温混練し、加熱ローラーで厚さ1mmに架橋シー
ト化する。本品は電話機,コンピュータ等電機機器の下
に敷き、ゴキブリ等の侵入を防止できる。
【0096】
【表20】
【0097】実施例21 防虫ブロック(食品自動販売
機内ゴキブリ,アリ等侵入防止剤) パーライト粒(2〜3mm)80部、ポリプロピレン繊
維5部、石膏10部、ゼラチン2部、ポリビニルアルコ
ール3部に水20部を加え混練、15cm×7.5cm
×3.0(厚さ)cmの型に入れ風乾燥して吸油ブロッ
ク約65gを作る。これに下記表21の原料配合液10
0gを含油させ防虫ブロックを得る。
【0098】
【表21】
【0099】本品は麺類自動販売機(幅1.2m,奥行
0.8m,高さ1.0m)1台に本ブロック1個内部底
部に設置して、12ヶ月以上ゴキブリ,ハエ,アリ等の
侵入痕跡は見られなかった。
【0100】 実施例22 防炎,防鼠,防蟻,防黴ケーブル 下記表22原料配合液10部、ピネン,ジペンテンコオ
リゴマー(当量比、平均分子量約850)5部、ジペン
テンフェノールコオリゴマー(当量比、平均分子量約3
25)5部、デカブロモジフェニル5部、無水珪酸5
部、炭素微粉10部、ステアリン酸鉛3部、ポリ塩化ビ
ニル(平均重合度1500)62部の含浸物を1mmφ
5kvの架橋ポリエチレン絶縁ケーブル上に0.2mm
の厚さで押出し被覆する。本品は、鼠,シロアリ,発カ
ビ防止性で、かつ防災性の忌避電線を得る。
【0101】
【表22】
【0102】実施例23 ネズミ忌避粉剤 下記表23の原料配合液80部を平均粒径8μmの多孔
質ゼオライト20部に圧力1×10-3mmHgの減圧下
1時間含浸固定させ忌避原料を得た。
【0103】
【表23】
【0104】次に各試料番号忌避剤10部にカオリン粉
末(平均粒径53μm)10部と混合すれば、忌避剤2
%粉剤を得る。これを50g/m2 の割で天井裏に撒粉
すれば、ネズミの出没を1年以上なくすことができる。
【0105】 実施例24 忌避剤マイクロカプセルフロアブル ゼラチン10部、アラビヤゴム10部を水200部の中
に掻き混ぜ、50℃に加温し、酢酸でpH3.5にす
る。この液に原料配合液80部を撹拌しながら、5℃に
冷却する。
【0106】次に30%ホルマリン1部を加え、10%
NaOH液でpH9.0にした後、濾過脱水する。残渣
100部を固形分50%のアクリル酸系乳化重合液10
0部中に分散させ、マイクロカプセル化忌避剤含有40
%フロアブルを得る。
【0107】
【表24】
【0108】本品と等量の水を加えて2倍液を作り、ゴ
キブリ, ネズミ及びイタチの出没個所にm2 当たり50
ミリリットル散布すれば、それら動物の出没を抑えるこ
とができる。
【0109】
【発明の効果】以上の実施例及び試験例に示した如く、
本発明有害動物忌避組成物は、人間と同じ動物相である
犬,猫,ネズミを始めとした有害動物に忌避作用を有す
るものである。
【0110】本発明の組成物原料は、大別すれば、沸点
150℃(常圧)以上の比較的性質の穏やかな有機アミ
ンや第4級アミン及び含窒両性活性剤,その誘導体に関
するものである。更に、忌避力公知の有機酸,ケトン,
アルコール,アルデヒド,炭化水素及び天然由来のテル
ペノイドまたそのオリゴマー又は合成樹脂と共に、各種
忌避組成物又は二次加工品を作ることができる。
【0111】このように、有害動物種別に対し、上記本
発明の数多い素材の中から最も有効な組成物を選択し得
るため、本発明の特徴である有害動物種に対し、強力な
選択的忌避作用を有する組成物を比較的容易に製造し得
るというメリットがある。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 忌避成分として、760mmHgの下で
    150℃以上の沸点を有し、下記の一般式(1)で表さ
    れる有機アミンを含有する有害動物類忌避組成物。 【化1】 式中、R1 及びR2 は水素、炭素数1〜3又は8〜18
    のアルキル基、炭素数1〜3のアルカノール基、ハロア
    リル基、ベンジル基、ナフチル基、ポリ(n=4〜2
    4)オキシエチレン基、アルキルアミノポリ(n=4〜
    24)オキシエチレン基、R3 は炭素数1〜3あるいは
    8〜18のアルキル基、アルキルカルボキシ基、ヒドロ
    キシアルキレン基及びピラジノエチレン基を表す。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の塩基性化合物と、塩酸,
    燐酸,硫酸,クエン酸,コハク酸,リンゴ酸,フェノー
    ル,アルキルフェノール,ハロフェノール,アルキルハ
    ロフェノール,アルキルベンゼンスルフォン酸からなる
    群から選ばれる無機有機酸との中和付加物を含有する有
    害動物類忌避組成物。
  3. 【請求項3】 忌避成分として、第4級アンモニウム塩
    で、一般式(2)で表されるアルキルアリルアンモニウ
    ム塩、一般式(3)で表されるピリジニウム塩又は及び
    一般式(4)で表されるイミダゾール塩を含有する有害
    動物類忌避組成物。 【化2】 式中、R1 及びR2 は炭素数4〜18のアルキル基、ベ
    ンジル基、アルキルフェニルジエトキシ基、Xはハロゲ
    ンを表す。 【化3】 式中、R1 は水素又は炭素数1〜3のアルキル基、R2
    は炭素数8〜18のアルキル基ハロゲンを表す。 【化4】 式中、R1 は炭素数12〜18のアルキル基、R2 は炭
    素数1〜4又は8〜24のアルキル基を表す。
  4. 【請求項4】 忌避成分として、カルボキシベタイン型
    又はアミノカルボン酸,塩型の両性界面活性剤を含有す
    る有害動物類忌避組成物。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項記載の組成
    物より選ばれた1種以上の成分と、ミルセン,アロオシ
    メン,シトラール,リナロール,テルピネン,リモネ
    ン,ジペンテン,ピネン,ターピネオール,アネトー
    ル,ノポール,カンフェン,ノピルアセテート,ゲラニ
    オール,イソボルニルアセテートより選ばれたテルペン
    モノマー及びこれ等の低重合物又は低共重合物又はこれ
    等のテルペンモノマーとフェノール系、スチレン系、ビ
    ニル系、マイレン酸系モノマーとの平均分子量3000
    以下の低共重合物との併用を特徴とする有害動物類忌避
    組成物。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の組成物に、殺虫,殺菌,
    除草,植物生長調整の生物活性機能物質又は及び高級ケ
    トン桂皮アルデヒド,炭素数6〜18のアルキルアルデ
    ヒド,ジアルキルアミド,ジアルキルフタレート,ハロ
    ゲン化アルキル等、ハロゲン化アリル,フェニルエーテ
    ル,ベンジルエーテル,イソボルニルアセテート,イソ
    ボルニルチオシアネート,オクタクロルジプロピルエー
    テル,ジデシルベンゼン,ジフェニル,エチルジフェニ
    ル,ジエチルジフェニル,メチルナフタレン,テルフェ
    ニル,アルキル(炭素数4〜12)フェノール,フェニ
    ルフェノール,ジフェニルチオエーテル,ジベンジルチ
    オフェノール,メチル又はエチルナフチルエーテル,ジ
    エチレングリコールエチルエーテルアセテート,ジエチ
    レングリコールブチルエーテルアセテート,ポリ(n=
    2〜8)オキシプロピレングリセロールより選ばれた1
    種以上を併用してなる有害動物類忌避組成物。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項記載の組成
    成分のサイクロデキストリン又は尿素をホストとした包
    接化合物又は有機無機化合物を皮膜壁素材としたマイク
    ロカプセル化物又はゼオライト等に含浸した1種以上の
    成分を含有する有害動物類忌避組成物。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項記載の組成
    成分に合成界面活性剤,天然又は再生ゴム,アクリル系
    樹脂,ロジン,コーパール,ダンマル,ポリテルペン樹
    脂,塩素系ポリブテン樹脂,塩化ポリアルキレン樹脂,
    ポリウレタン樹脂,石油樹脂,クマロン樹脂,インデン
    樹脂,ポリアミド樹脂,ポリカーボネート樹脂,エポキ
    シ樹脂,弗素樹脂,炭素樹脂,珪素樹脂より選ばれた1
    種以上を相溶賦型した有害動物類忌避組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08276188A (ja) * 1994-12-08 1996-10-22 Antoine Vanlaer マクロ生物の付着を防止し、および/またはマクロ生物を除去し、および/またはマクロ生物を制御するために、水および該水と接触する表面を処理する方法、該処理のための組成物およびペイント
EP1463794A1 (en) * 2002-01-09 2004-10-06 Croda, Inc. Immidazoline quats
JP2012176918A (ja) * 2011-02-28 2012-09-13 Sumika Enviro-Science Co Ltd 陸生無脊椎動物忌避組成物

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