JPH0569312U - パティキュレート補集量測定装置 - Google Patents

パティキュレート補集量測定装置

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JPH0569312U
JPH0569312U JP993892U JP993892U JPH0569312U JP H0569312 U JPH0569312 U JP H0569312U JP 993892 U JP993892 U JP 993892U JP 993892 U JP993892 U JP 993892U JP H0569312 U JPH0569312 U JP H0569312U
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JP
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exhaust gas
amount
particulate
exhaust
oxygen concentration
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JP993892U
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恵次 井上
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Mitsubishi Motors Corp
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Mitsubishi Motors Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディーゼルパティキュレートフィルタ(DP
F)に推積するパティキュレートの自己再生量(自己燃
焼量)を測定して運転状況によって変化するパティキュ
レートの推積量を求め、フィルタ再生時期を司る設定閾
値を補正してDPFの耐久性を図る。 【構成】排ガス中のパティキュレートを補集、燃焼する
排気ガス後処理装置5の前後に、上記排気後処理装置5
に流入する上記排気ガス中の酸素濃度と同後処理装置5
から流出される処理済の排気ガス中に含まれる酸素濃度
を出力する酸素濃度センサ10,11を配設し、該各セ
ンサ10,11を該センサからの出力の差によって上記
排気ガス後処理装置5におけるパティキュレート自己再
生量D1を求る制御手段8に接続した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、排気ガス後処理装置に補集されるパティキュレートの捕集量を測定 する測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
排気ガス中に含まれるパティキュレートを補集して燃焼し、排気ガスを浄化す る排気ガス後処理装置が知られている。この装置は、ディーゼルパティキュレー トフィルタ(DPF)で排ガス中のパティキュレートを補集し、一定量それが推 積すると、ヒータによって加熱して推積したパティキュレートを燃焼させてDP Fの再生を行なっている。
【0003】 このような装置におけるパティキュレートの補集量の測定には、現在、背圧検 知、直接検知、及び積算検知方式等が採用されているが、中でも積算検知方式は 、エンジン回転数と負荷情報であるアクセル開度と排煙濃度から単位時間当たり のパティキュレート補集量を算出して積算し、その積算値が設定した閾値を超え た時点で上記パティキュレートを燃焼させてDPFの再生を行なっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、パティキュレートは通常700℃前後で燃焼するので、排気温だけ では燃焼しにくく、ヒータ等の加熱装置で加熱して燃焼させており、上述した閾 値はそのときにフィルタに補集しているであろうパティキュレート量を想定して 設定されている。しかしながら、パティキュレートの中には、その状態によって 上述した温度(700℃)よりも低い温度(350℃)前後で自己着火して燃焼 する(自己再生する)ものもあり、想定したパティキュレート補集量と実際のパ ティキュレート補集量との間に開きが出てしまう。現在の閾値の設定に関しては 、パティキュレートの自己再生量が加味されていないので、上記設定した閾値を 基準にフィルタを燃焼させてしまうと、過剰にフィルタを燃焼させてしまい、フ ィルタの耐久性に問題が生じる。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこで、本考案では、エンジン排気系から排出される排気ガス中に含まれるパ ティキュレートを補集、燃焼させる排気ガス後処理装置の前後に一対をもって配 設され、上記排気後処理装置に流入する上記排気ガス中の酸素濃度と上記排気ガ ス後処理装置から流出する処理済の排気ガス中に含まれる酸素濃度を検出する酸 素濃度センサと、上記各酸素濃度センサと接続し、該センサからの検出値の差に よって上記排気ガス後処理装置における自己再生量を求る制御手段とからなるパ ティキュレート補集量測定装置を提案する。
【0006】
【作用】
排気ガス後処理装置に流入する未処理の排気ガス中の酸素濃度と上記排気ガス 後処理装置から流出する処理済の排気ガス中の酸素濃度を酸素濃度センサで検出 して制御手段に出力し、制御手段でその出力差から自己再生量(自己燃焼量)を 算出するので、排気ガス後処理装置に流入するパティキュレート流入量から自己 再生量を引くことでディーゼルパティキュレートフィルタに補集されるパティキ ュレート補集量が算出される。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例を説明する。図1において、符号1はディーゼルエンジ ンを示す。このエンジン1の排気路2にはプリマフラ3、排気シャットバルブ4 を介して排気ガス後処理装置5が配置されている。排気シャットバルブ4と排気 ガス後処理装置5の間には、エアポンプ6につながる導入路7が接続していて、 適時にこのポンプ6から二次エアが排気ガス後処理装置5に導入される。なお、 排気シャットバルブ4と排気ガス後処理装置5を迂回してバイパス路12が形成 され、同路には常閉の開閉弁14が装着される。
【0008】 排気シャットバルブ4及び開閉弁14はコントローラ8に接続しており、コン トローラ8から送られる出力信号によって排気路2を開時にバイパス路12を閉 じ、排気路2を閉時にバイパス路12を開く様に制御され、排気ガス後処理装置 5への排気ガスの流入を規制している。
【0009】 排気ガス後処理装置5は、エンジン1の排気マニホールドから排出される排気 ガス中に含まれるパティキュレート(Pct)を補集するハニカム構造を有する セラミック製のフィルタ部であるディーゼルパティキュレートフィルタ(DPF )9を中心に、図示しない通気性のある熱遮断部材及び加熱装置であるヒータ等 がキャニング容器内に収容されている。
【0010】 排気ガス後処理装置5の前後にそれぞれ位置する排気路2a,2bには、コン トローラ8に接続する酸素濃度センサ(以下、「O2センサ」と記す)10,1 1がそれぞれ配設されており、このセンサ10,11とコントローラ8によって パティキュレート補集量測定装置12が構成されている。
【0011】 O2センサ10は、排気ガス後処理装置5に流入する未処理の排気ガス中の酸 素濃度を検出し、O2センサ11は、排気ガス後処理装置5から流出される処理 済の排気ガス中の酸素濃度を検出するものであって、検出結果を酸素濃度情報と してコントローラ8に出力している。
【0012】 コントローラ8は、周知のマイクロコンピュータでその要部が構成されており 、図示しない電源回路を介して電源に接続される。このコントローラ8の図示し ない入力回路には上述したセンサ10,11が接続されており、これらからの出 力信号が適時に制御回路に取り込まれる。
【0013】 コントローラ8の記憶手段は、図2乃至図5に示すようなDPF再生処理のプ ログラムや、排気ガス中の酸素濃度差を算出する各種マップ、算出式を各エリア に取り込み記憶できる書き込み専用ROMや、エンジンメインスイッチのオン、 オフに関係無く記憶処理する不揮発性メモリも具備している。
【0014】 このようにコントローラ8は、パティキュレート補集量測定装置12の制御装 置100として、図3に示すように、Pct排出量算出手段101、Pct自己 燃焼量算出手段102、Pct補集量算出手段103及びPct補集量域判定手 段104の機能を有する。
【0015】 Pct排出量算出手段101は、排ガス後処理装置5に流入する単位排気量当 たりのパティキュレート量をエンジン回転数Neとアクセル開度θと排煙濃度( ボッシュスモーク率)から算出し、Pct自己燃焼量算出手段102は、O2セ ンサ10からの酸素濃度情報とO2センサ11からの酸素濃度情報を取り込み、 その酸素濃度の偏差(酸素消費量)からパティキュレートの自己燃焼量を算出す る。 Pct推積量算出手段103は、パティキュレート排出量とパティキュレート 自己燃焼量の偏差からDPFに推積するパティキュレート推積量を算出し、Pc t補集量域判定手段104は、パティキュレート補集量が予め設定される閾値を 超えているか否かを判定し、その判定結果に応じてDPF再生信号ΔUを出力す る。
【0016】 以下、パティキュレート補集量測定装置12の制御動作をコントローラ8の行 なう制御プログラムに沿って説明する。
【0017】 コントローラ8にはステップ1でエンジン回転数Ne,アクセル開度θに出力 信号を取り込む。ステップ2では図2(a),(b)に示すマップを用いて単位 排気量当たりのPct排出量Cを算出し、ステップ3でそのPct排出量Cを時 間積分して単位時間当たりのPct排出量、すなわち単位時間単位排気量に対す るPct排出量C1を算出してそれをストアする。図2(a)は、車両をシャー シダイナモ上で一定条件で走行させ、単位時間当たりに排出される排気ガスを採 取して濾過し、濾紙の汚染度合を反射光式の測定装置で算出した試験データ値で ある排煙濃度を用いて作成した排煙濃度(ボッシュスモーク濃度)に対するPc t排出量Cを求めたPct排出量算出マップであり、図2(b)は、エンジン回 転数Neとアクセル開度θに対する排煙濃度を示した排煙濃度算出マップである 。つまり、エンジン回転数Neとアクセル開度θからボッシュスモーク濃度%を 求めたマップを作成することで、単位時間、単位排気量に対するPctの排気ガ ス後処理装置5への流入量C1を算出するわけである。
【0018】 排気ガス後処理装置5に対するPctの流入量C1が算出されると、ステップ 4に進む。ステップ4では、O2センサ10,11から送られる酸素濃度情報D 1,D2が入力され、ステップ5でそれらD1,D2の偏差を求めて、図4を用 いてパティキュレートの自己着火による燃焼量D(自己再生量)を算出し、ステ ップ6で燃焼量D時間積分して単位時間当たりのPct燃焼量D1を算出しスト アする。図4は、排ガス後処理装置5に流入する排気ガス中に含まれる酸素濃度 出力値D1と同後処理装置から流出する排気ガス中に含まれる酸素濃度出力値D 2との偏差である酸素消費量(酸素濃度)に対するPct燃焼量Dを示したマッ プである。
【0019】 単位時間当たりのPct流入量C1と単位時間当たりのPct燃焼量D1が算 出されると、ステップ7で両者の偏差を求めてDPFに推積するPct補集量B が算出され、ステップ8でこの補集量Bが設定閾値Sと同等あるいはそれ以上か を否かが判断される。Pct補集量Bが設定閾値と同等もしくはそれ以上と判断 れると、ステップ9に進み、DPF再生信号ΔUがコントローラ8から発せられ て排気シャットバルブ4や開閉弁14をオンし、ヒータ等が作動される。これに よってシャットバルブ4を閉じ、開閉弁14を開き、DPF5の再生(強制燃焼 )が行われる(ステップ10)。また、Pct補集量Bが未だ閾値Sに達しない 場合は、補集量Bが閾値Sになるまで、ステップ7の捕集量算出が行われる(ス テップ11)。
【0020】 このように、O2センサ10,11を排気ガス後処理装置5の流入側と排出側 に位置する排気路2a,2bに配設し、そのセンサ10,11から送られる酸素 濃度情報D1,D2からパティキュレートの自己再生量D(自己着火による燃焼 量)を算出するので、走行中にDPFに推積するPct量Bをより正確に検知す ることができるき、閾値Sをより適切に設定することができる。
【0021】
【考案の効果】
本考案によれば、試験データを基に設定した閾値を運転状態に応じて補正でき るので、排気ガス後処理装置のDPFフィルタを過剰に燃焼させる心配も薄れフ ィルタの耐久性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例であるパティキュレート補集
量測定装置の概略構成図である。
【図2】(a)は図1のパティキュレート補集量測定装
置で用いるパティキュレート排出量基準マップ、(b)
は同じく図1のパティキュレート補集量測定装置で用い
るパティキュレート流入用を示すマップである。
【図3】本考案のパティキュレート補集量測定装置の制
御ブロック図である。
【図4】図1のパティキュレート補集量測定装置で用い
るパティキュレート燃焼量の特性を示すマップである。
【図5】図1のパティキュレート補集量測定装置で用い
るDPF再生処理ルーチンのフローチャートである。
【符号の説明】
1 エンジン 5 排気ガス後処理装置 10,11 酸素濃度センサ(O2センサ) 8(100) 制御手段 12 パティキュレート補集量測定装置

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンの排気系から排出される排気ガス
    中に含まれるパティキュレートを補集、燃焼する排気ガ
    ス後処理装置の前後に一対をもって配設され、上記排気
    後処理装置に流入する上記排気ガス中の酸素濃度と上記
    排気ガス後処理装置から流出す処理済の排気ガス中に含
    まれる酸素濃度を出力する各酸素濃度センサと、上記各
    酸素濃度センサと接続し、該センサからの出力の差によ
    って上記排気ガス後処理装置におけるパティキュレート
    自己再生量を求る制御手段とからなるパティキュレート
    補集量測定装置。
JP993892U 1992-02-28 1992-02-28 パティキュレート補集量測定装置 Withdrawn JPH0569312U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002544423A (ja) * 1999-05-07 2002-12-24 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 排ガス後処理システムを備えた内燃機関の制御のための方法及び装置
WO2004076827A1 (ja) * 2003-02-26 2004-09-10 Ngk Insulators, Ltd. 排気ガス浄化フィルタのスート堆積量予測方法およびコンピュータプログラムプロダクト
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Effective date: 19960606