JPH0568456A - 自動魚釣機 - Google Patents

自動魚釣機

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JPH0568456A
JPH0568456A JP26122391A JP26122391A JPH0568456A JP H0568456 A JPH0568456 A JP H0568456A JP 26122391 A JP26122391 A JP 26122391A JP 26122391 A JP26122391 A JP 26122391A JP H0568456 A JPH0568456 A JP H0568456A
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JP
Japan
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tension
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fish
electric reel
yarn
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JP26122391A
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Satoshi Sogabe
敏 曽我部
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Furuno Electric Co Ltd
Original Assignee
Furuno Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 棚の水深が深いときにも、釣針に掛かった魚
を自動で水面近傍まで引き寄せる。 【構成】 道糸12の先端部近傍に、釣針15が結ばれた幹
糸13の張力を検出する張力検出部を設け、この張力検出
部の出力が魚掛かりを示すときには、リール制御部によ
って電動リール本体11に道糸12の巻き上げを行わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電動リール本体の制御
を行うことにより、釣針に掛かった魚を自動で水面近傍
まで引き寄せる自動魚釣機に関する。
【0002】
【従来の技術】魚釣りを効率的にすることを可能とする
機器の1つに電動リールがあるが、この電動リールは道
糸の巻き上げ機能のみでなく、キーボードからの操作に
よって自動的に『棚取り』と『しゃくり』とを行う機種
(特開昭58-152431)、あるいはリール内部に設けた圧力
センサを用いることによって釣糸の張力を検出すると共
にその表示を行い、表示された張力に基づいて釣り人が
ドラック強度の調節を行うことを可能とする機種 (特開
昭61-128832)が提案されている。
【0003】また釣竿本体に直接に取り付けられたスト
レンゲージを用いてその撓みを検出することにより、魚
掛かりの表示を行うようにした釣竿(実開昭63-18625
4)、あるいはスプールに巻回された釣糸に加えられる振
動または釣竿に加えられた振動を加速度センサを用いて
検出することにより魚掛かりを知らせる装置(特開昭63
-287433)が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の『自動棚取り』
と『しゃくり』とを行う機種 (特開昭58-152431)では、
魚が掛かったかどうかの判定が釣り人に任されているこ
とから、常にその近傍に釣り人が付いている必要があ
り、釣糸の張力の表示を行う機種 (特開昭61-128832)も
同様であって、魚が掛かったときには必ず釣り人が対応
する必要がある。
【0005】また釣竿本体の撓みを検出する釣竿(実開
昭63-186254)、スプールに巻回された釣糸に加えられる
振動または釣竿に加えられた振動を加速度センサを用い
て検出する装置(特開昭63-287433)では、魚の泳層が深
いときや潮が流れているとき等のように、繰り出される
釣糸長が長くなるような場合では、釣糸に対する海水の
抵抗やオモリ、マキエカゴ、テンビン等の抵抗が大きく
なって、魚が掛かったことによる釣糸の張力の変化は、
竿先あるいはスプール位置近傍では極めて僅かとなり、
魚掛かりの検出の精度が極めて低下するため、魚掛かり
の判定は釣り人が行わなければならないという問題が生
じていた。
【0006】本発明は上記課題を解決するため創案され
たものであり、その目的は、棚の水深が深いときにも、
釣針に掛かった魚を自動で水面近傍まで引き寄せること
のできる自動魚釣機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明の自動魚釣機は、電動リール本体の制御を行うこ
とにより魚の釣り上げを行う自動魚釣機に適用し、道糸
の先端部近傍に取り付けられ、釣針が結ばれた幹糸の張
力を検出する張力検出部と、この張力検出部の出力が魚
掛かりを示すときには、電動リール本体に道糸の巻き上
げを行わせるリール制御部とを備えた構成を用いる。ま
た張力検出部をオモリの中に組み込む構成とする。また
張力検出部の出力を、道糸内に設けられた一対の導電体
を用いて伝送する構成を用いる。また道糸は、断面の中
央部が導電体であり、周囲が絶縁体であって、電動リー
ルから張力検出部に到る道糸の導電体を一方の電力供給
線とし、張力検出部から船体に到る海水を他方の電力供
給線とする構成とする。また張力検出部の近傍に水深を
検出する水深センサを設ける。また電動リール本体の近
傍に設けられた傾斜センサと加速度センサとの出力に基
づいて電動リールからの道糸の繰り出しの調節を行うこ
とにより、船体に与えられる傾斜と上下動とを補正する
構成とする。
【0008】
【作用】張力検出部は道糸の先端部近傍に取り付けられ
ていることから、棚の水深が深いときでも、張力検出部
と釣針とを連結する幹糸の長さは、水の抵抗による影響
を殆ど受けることのない長さとなる。そのため魚掛かり
による幹糸の張力の変化は、水の抵抗によって減ぜられ
ることなく張力検出部に伝えられることから、張力検出
部は、殆ど減衰することなく伝えられた張力の変化を検
出する。リール制御部は、この張力検出部によって検出
された張力変化に基づいて魚掛かりの判定を行い、魚掛
かりと判定したときには電動リール本体により道糸の巻
き上げを行わせる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しつつ説明する。
【0010】図1は、本発明の一実施例を示す概略説明
図である。
【0011】図において、電動リール本体11が竿元側に
取り付けられた釣竿20は、船体18の一方の船縁に取り付
けられていて、この電動リール本体11には、船体18の海
水側に設けられた電極16が接続されると共にバッテリ31
の出力が導かれている。
【0012】また電動リール本体11のスプールに巻回さ
れた道糸12は、釣竿20に取り付けられた各ガイド201 と
竿先ローラ202 とを通して海水中に導かれており、この
道糸12の先端部にはオモリ14が取り付けられている。そ
してオモリ14の道糸12取り付け側と対向する端部には、
サルカン149 を介して幹糸13が結ばれており、この幹糸
13には、それぞれに釣針15が結ばれたハリスが結ばれて
いる。
【0013】図5は、道糸12の構成を示す断面図であ
る。
【0014】道糸12は、その中心部に導電体である金属
線121 が設けられていて、その周囲は、絶縁体122 によ
り被覆された構成となっている。
【0015】図4は、オモリ14の内部に設けられた張力
検出部を含む複数のブロックの電気的構成を示す説明図
である。
【0016】オモリ14の内部には、周囲の水圧を検出す
る圧力センサが、オモリ14の水深を検出する水深センサ
19として設けられており、サルカン149 を介して幹糸13
が結ばれた荷重センサが、幹糸13の張力を検出する張力
検出部17として設けられている。またオモリ14の内部に
は、これらセンサ17、19の信号処理を行うセンサ処理部
143 、およびセンサ処理部143 の出力を電流に変換する
電流制御部145 とが共に設けられていて、荷重センサ17
の出力と圧力センサ19の出力とは共にセンサ処理部143
に導かれ、センサ処理部143 の出力は電流制御部145 に
与えられている。
【0017】また圧力センサ19と荷重センサ17およびセ
ンサ処理部143 からなるブロック144 には、電流制御部
145 からの出力がその動作電源として与えられており、
電流制御部145 の出力とブロック144 の電源の接地側と
は共にオモリ14の外壁141 に接続されている。そして電
流制御部145 には、電源入力として道糸12内の導体121
が導かれている。
【0018】なお、これらのブロックはその全てが、オ
モリ14の内部に気密に取り付けられている。
【0019】図2は、電動リール本体11に設けられた制
御ブロックの電気的構成を示すブロック線図である。
【0020】電動リール本体11の上面にはキーボード21
と表示部22とが設けられていて、キーボード21の出力21
1 はリール制御部23に与えられ、表示部22にはリール制
御部23からの出力221 が導かれている。また電動リール
本体11の内部には、船体18の傾斜を検出する傾斜センサ
25と、船体18の垂直方向の加速度を検出する加速度セン
サ26とが設けられていて、各センサ25、26の出力は共に
補正値演算部24に導かれている。
【0021】補正値演算部24とリール制御部23とは、出
力241 、242 による双方向の接続となっており、電極16
はデータ入力部27に接続されている。そしてデータ入力
部27の出力271 はリール制御部23に与えられている。ま
たリール制御部23からの出力281 は駆動部28を介して電
動リール本体11に送出されており、電動リール本体11よ
り送出され、道糸12の糸送り量を示す出力282 はリール
制御部23に導入されている。また道糸12内部の金属線12
1 には、図示されていない電源部 (駆動部28内部に設け
られている)の出力が、電動リール本体11を介して接続
されている。
【0022】以上の構成において、リール制御部23、補
正値演算部24、データ入力部27は、電動リール本体11内
に組み込まれたマイクロコンピュータにより実行される
ソフトウエアを主要部として構成されている。
【0023】図3は、リール制御部23の電気的構成の詳
細を示すブロック線図である。
【0024】キーボード21の出力211 はデータ記憶部23
1 に与えられており、データ記憶部231 の出力は、魚掛
判定部232、糸送制御部233 、誘い制御部234 、巻上制
御部235 、および表示制御部237 に与えられている。ま
たデータ記憶部231 の出力242 は補正値演算部24に送出
されている。
【0025】データ入力部27の出力271 は、魚掛判定部
232 と糸送制御部233 、および巻上制御部235 に送出さ
れており、魚掛判定部232 の出力は、巻上制御部235 と
表示制御部237 とに導かれている。また電動リール本体
11からの糸送り量を示す出力282 は、糸送制御部233 と
巻上制御部235 とに与えられている。そして糸送制御部
233 の出力は、誘い制御部234 と表示制御部237 とに与
えられ、巻上制御部235 の出力は表示制御部237 に導入
されている。
【0026】また加算器236 には、糸送制御部233 の出
力、誘い制御部234 の出力、巻上制御部235 の出力、お
よび補正値演算部24の出力241 が導かれていて、加算器
236の出力281 は駆動部28に送出されている。また表示
制御部237 の出力221 は表示部22に与えられている。
【0027】以下に、本発明の一実施例についての動作
説明を行うが、先ず主要部の部分的な動作説明を行った
後、全体の動作説明に移る。
【0028】補正値演算部24には、出力242 によって、
電動リール本体11の船体18上の取り付け位置に関するデ
ータおよび船体18の幅が与えられることから、補正値演
算部24は、傾斜センサ25の出力と加速度センサ26の出力
とに基づくことによって、竿先ローラ202 の垂直方向に
おける位置変化を演算し、演算結果を出力241 として加
算器236 に送出する。
【0029】つまり補正値演算部24の出力241 を除く3
つの出力のみを加算した場合には、その加算結果は、波
によって変化することのない水面として想定された想定
水面からの深さを示す出力となるのであるが、上記3つ
の出力に出力241 を加算した出力 (加算器236 の出力28
1)は、船体18の揺動に伴った竿先ローラ202 の垂直方向
の変化を加味した水深を示すデータとなる。
【0030】この出力281 が導かれた駆動部28は、出力
281 により示される深さにオモリ14が位置するように電
動リール本体11の制御を行う。
【0031】またオモリ14の内部には、道糸12内の金属
線121 、オモリ14の外壁141 、海水、電極16とにより構
成されるループによって電流が供給される構成となって
おり、オモリ14の内部に設けられた圧力センサ19の出力
および荷重センサ17の出力は、センサ処理部143 におい
て所定の信号処理が与えられた後、電流制御部145 に送
出される。そのため電流制御部145 は、センサ処理部14
3 の出力に従って、オモリ14の外壁141 に流れる電流i1
3 が、4〜20mAの電流となるように動作する電圧電流変
換回路としての動作を行うのであるが、電流i13 は、ブ
ロック144 に流れる電流をi11 とすると、 i13 = i11 + i12 として示されることになるので、電流制御部145 は、ブ
ロック144に流れる電流i14 ( i14 = i11 ) を、4〜20m
Aの電流値から常に減じた電流i12 を出力する動作を行
う。
【0032】なお上記動作を可能とするため、ブロック
144 の消費電流i14 は i14 < 4 〔mA〕 を満たす値の2mAとなっており、電流制御部145 は電流
i12の一部を電源とする動作を行う。
【0033】また圧力センサ19の出力と荷重センサ17の
出力とは、時分割でもって順次送出される構成となって
いる。
【0034】そのため電極16が接続されたデータ入力部
27には、これらの圧力センサ19に対応する電流出力と荷
重センサ17に対応する電流出力とが時分割でもって導か
れることになるため、これら2種のデータの分離と電流
電圧変換とを行い、電圧に変換された荷重センサ17の出
力については魚掛判定部232 と巻上制御部235 とに送出
し、圧力センサ19の出力については糸送制御部233 に送
出する。
【0035】以下、本発明の一実施例の全体の動作につ
いての説明を行う。
【0036】キーボード21を用いることによって、船体
18の幅、釣竿20の取り付け位置、道糸12の糸送り速度、
棚の深さ、『あやし』あるいは『しゃくり』等の種類、
釣り上げ予定の魚の種類等の各種データの入力を行う。
これらのデータは、データ記憶部231 に記憶されると共
に表示制御部237 に送出され、表示部22において表示さ
れる。
【0037】以上の初期設定の動作を終了すると各釣針
15への餌付けを行うと共に釣竿20を海面側に倒し、餌付
けを終了した釣針15を海面に向かって投げ込む。そして
後、キーボード21を用いて動作開始の入力を行う。
【0038】糸送制御部233 は、設定された糸送り速度
でもって道糸12の繰り出しを行うと共に、圧力センサ19
からの信号 (出力271 として与えられる) による水深
と、電動リール本体11からの繰出長( 道糸12の太さ、ス
プールの径および回転数に基づく) を示す出力282 とに
基づいて補間演算を行う。そしてその演算値を水深とし
て表示制御部237 に送出することにより、その値を表示
部22に表示させる。つまり表示部22には、沈み行くオモ
リ14の水深が刻々と表示される。
【0039】また演算された水深が設定された棚の深さ
に接近したときには、糸送り速度を徐々に減速させつ
つ、設定された水深となったとき、糸送りの停止を行
う。そして誘い制御部234 に動作開始の指示を与える。
【0040】この指示が与えられた誘い制御部234 は、
各魚種毎に予めプログラムされたデータのうちから、設
定された魚種に対応するデータに従い、電動リール本体
11による道糸12の巻き上げと糸送りとを交互に繰り返す
ことによって、対象魚に対応する『あやし』、あるいは
『しゃくり』等の誘いを釣針15に与える。
【0041】このとき潮流の影響によって道糸12がふく
らみ、釣針15の水深が変化したときには、その変化が出
力271 により示されることから、糸送制御部233 は、電
動リール本体11から糸送りを行わせることにより、釣針
15の水深の変化を自動で補正する。
【0042】この水深の補正を伴った誘い動作によって
釣針15に魚が掛かったときには、張力検出部17からの張
力信号である出力271 に基づき、魚掛判定部232 によっ
てその判定が行われるのであるが、この判定は、各魚種
のそれぞれに対応して予めプログラムされていた張力の
波形変化と魚掛判定荷重とに基づいて行われる。そして
魚掛かりと判定したときには、巻き上げ動作の開始を巻
上制御部235 に指示すると共に、表示制御部237 には魚
が掛かったことを知らせる。
【0043】魚が掛かったことを知らされた表示制御部
237 は、表示部22内に設けられたブザーを鳴動させる制
御を行うことによって、釣り人に魚が掛かったことを知
らせる。
【0044】また巻き上げ開始の指示が与えられた巻上
制御部235 は、魚の口切れを防止すると共に幹糸13の弛
みをも同時に防止するため、オモリ14より送出され、出
力271 によって与えられる幹糸13の張力が予めプログラ
ムされた範囲内の値となるように、電動リール本体11の
巻き上げ速度の制御を行いつつ、釣針15に掛かった魚を
水面に向かって引き寄せる。
【0045】そして電動リール本体11からの出力282 に
従い、魚が水面近くに引き寄せられたことが検出された
ときには、電動リール本体11の巻き上げ速度を減速させ
る制御を行いつつ、さらに魚の引き寄せを行い、魚が船
縁まで引き寄せられると電動リール本体11の巻き上げ動
作を停止させる。そして引き寄せが終了したことを表示
制御部237 に知らせる。そのため表示制御部237 は、表
示部22内のブザーを鳴動させると共に引き寄せの終了を
示すLEDを点滅させ、釣り人に引き寄せの終了を知ら
せる。
【0046】上記表示により魚の引き寄せが終了したこ
とを知らされた釣り人は、釣れた魚に応じて、ある場合
にはタモ網による取り込み、またある場合には幹糸13を
引き上げての魚の取り込みを行い、再び釣針15への餌付
けとその投げ込み、再度の動作開始の入力を行うことに
より、上記した動作を再開させる。
【0047】なお上記動作中には、波の影響による船体
18の上昇と下降および船体18のローリングにより生じる
竿先ローラ202 の位置変化が原因となって、上記の各制
御に誤差を与えることとなるが、この誤差は、電動リー
ル本体11に出力281 を送出する加算器236 に与えられた
補正値演算部24の出力241 により、常にその誤差値が補
正される。
【0048】以上説明したように、本実施例において
は、張力検出部17をオモリ14に組み込んだ構成としてい
ることから、釣具としての形状は、既に扱われていた釣
具と同様の形状となるため、その取り扱いが容易となっ
ている。
【0049】また張力検出部17への電力の供給について
は、道糸12の内部の導電体121 を一方の電力供給線と
し、オモリ14の外壁141 から釣船に到る海水を他方の電
力供給線としているので、電力の供給が簡単となってい
る。
【0050】また張力検出部17の出力を電流の変化とし
て船体18に伝送する構成としているため、ノイズに強く
なり、幹糸13の張力の変化を誤差なく船体18側に伝送す
ることが可能となっている。
【0051】また張力検出部17の近傍に水深を検出する
水深センサ19を設けた構成としていることから、潮流の
影響によりオモリ14の水深が変化したときには、その補
正を行うことが可能となっている。
【0052】なお本発明は上記実施例に限定されず、張
力検出部17の出力を船体18側に伝送するその他の伝送方
法としては、道糸12の内部にグラスファイバを組み込む
ことにより、このグラスファイバを用いて張力検出部17
の出力を船体18側に伝送する構成等とすることが可能で
ある。
【0053】また巻上制御部235 による動作について
は、幹糸13の張力を監視しつつ、張力が一定の範囲内の
値となるように巻き上げ速度を制御する構成とした場合
について説明したが、その他の構成として、例えば巻き
上げ速度を一定とする定速度巻き上げとする構成等が可
能である。
【0054】また道糸については、その内部に1つの導
電体121 を設けた構成とした場合について説明したが、
その他の構成として、図6に示すように、道糸12a の内
部に一対の導電体121a、121bを設けた構成とし、図5に
示す電流制御部145 への電流の供給については (図4で
は121 により供給されている)、導電体121aを用いて行
うと共に、電流i13 については、導電体121bを用いるこ
とにより船体18に導く構成とすることが可能である。
【0055】
【発明の効果】本発明に係る自動魚釣機は、道糸の先端
部近傍に、釣針が結ばれた幹糸の張力を検出する張力検
出部を設けていることから、棚の水深が深いときでも、
張力検出部と釣針とを連結する幹糸の長さは、水の抵抗
による影響を殆ど受けることのない長さとなり、魚掛か
りによる幹糸の張力の変化は、水の抵抗によって減ぜら
れることなく張力検出部に伝えられる。また張力検出部
の出力が魚掛かりを示すときには、リール制御部によっ
て電動リール本体に道糸の巻き上げを行わせているの
で、棚の水深が深いときにも、釣針に掛かった魚を自動
で水面近傍まで引き寄せることが可能になるという効果
を奏すると共に、複数の釣竿の同時使用が可能になり、
省力化を行うことが可能になるという効果をも併せ持
つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す概略説明図である。
【図2】電動リール本体に設けられた制御ブロックの電
気的構成を示すブロック線図である。
【図3】リール制御部の電気的構成の詳細を示すブロッ
ク線図である。
【図4】オモリの内部に設けられた張力検出部を含む複
数のブロックの電気的構成を示す説明図である。
【図5】道糸の構成を示す断面図である。
【図6】道糸の第2の実施例の構成を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
11 電動リール本体 12、12a 道糸 13 幹糸 14 オモリ 15 釣針 17 張力検出部 18 船体 19 水深センサ 23 リール制御部 25 傾斜センサ 26 加速度センサ 121 、121a、121b 導電体 122 絶縁体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A01K 95/00 Z 8602−2B

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動リール本体の制御を行うことにより
    魚の釣り上げを行う自動魚釣機であって、 道糸の先端部近傍に取り付けられ、釣針が結ばれた幹糸
    の張力を検出する張力検出部と、 この張力検出部の出力が魚掛かりを示すときには、前記
    電動リール本体に前記道糸の巻き上げを行わせるリール
    制御部とを備えたことを特徴とする自動魚釣機。
  2. 【請求項2】 前記張力検出部をオモリの中に組み込ん
    だことを特徴とする請求項1記載の自動魚釣機。
  3. 【請求項3】 前記張力検出部の出力を、前記道糸内に
    設けられた一対の導電体を用いて伝送することを特徴と
    する請求項1または請求項2記載の自動魚釣機。
  4. 【請求項4】 前記道糸は、断面の中央部が導電体であ
    り、周囲が絶縁体であって、前記電動リールから前記張
    力検出部に到る前記道糸の前記導電体を一方の電力供給
    線とし、前記張力検出部から船体に到る海水を他方の電
    力供給線としたことを特徴とする請求項1または請求項
    2記載の自動魚釣機。
  5. 【請求項5】 前記張力検出部の近傍に水深を検出する
    水深センサを設けたことを特徴とする請求項1または請
    求項2または請求項3または請求項4記載の自動魚釣
    機。
  6. 【請求項6】 前記電動リール本体の近傍に設けられた
    傾斜センサと加速度センサとの出力に基づいて前記電動
    リールからの道糸の繰り出しの調節を行うことにより、
    船体に与えられる傾斜と上下動とを補正することを特徴
    とする請求項1または請求項2または請求項3または請
    求項4または請求項5記載の自動魚釣機。
JP26122391A 1991-09-11 1991-09-11 自動魚釣機 Pending JPH0568456A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6211418B1 (en) 1997-08-01 2001-04-03 Nippon Petrochemicals Company Limited Method for producing trimethylhydroquinone
KR102127086B1 (ko) * 2019-12-25 2020-06-25 제주특별자치도(제주특별자치도해양수산연구원장) 스마트 지깅 낚시 장치
KR20210117626A (ko) * 2020-03-19 2021-09-29 주식회사 바낙스 전동릴과 스마트단말 연동 시스템 및 스마트 단말을 통한 전동릴 제어 방법

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