JPH0566976A - マスタフアイル管理方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】マスタファイルの不必要となったレコードの削
除後も、同一キーの排除、必要データの検索を可能とす
る。 【構成】チェックマスタ５にマスタファイル管理データ
を持ち、マスタファイル２を削除時に、マスタファイル
２中の必要データ及び削除フラグをチェックマスタ５に
登録する事によって、以降のマスタファイル２に対する
同一キーの排除，必要データの検索を、チェックマスタ
５を参照することにより実現する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は情報処理システムにおい
てマスタファイルのファイル容量を削減するマスタファ
イル管理方式に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、マスタファイルは、必要な情報を
すべて１つのレコード上に保有し、ある一定の処理終了
後にレコード上のほとんどの情報が不要となった場合で
も、同一キーを排除する目的の為に、もしくは一部の必
要な情報（例えば状態フラグ）を検索時に表示する為、
マスタファイル上に当該レコードを残しておくのが通例
となっている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上述した従来のマスタ
ファイル管理方式では、マスタファイル上の１件のレコ
ード長が大きく大量のレコードが発生する場合にはマス
タファイルの容量が膨大となり、外部記憶装置が必要以
上に大きくなったり、マスタファイル上のレコードの検
索処理やマスタファイルの別媒体（磁気ディスクや磁気
テーブ）への格納処理に長時間を要するという欠点があ
る。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明のマスタファイル
管理方式は、マスタファイルの管理データを有するチェ
ックマスタを利用して、更新時のチェックを行うことに
よってマスタファイルの削除後も同一キーの排除および
必要情報の採取を実行し、マスタファイルの容量を削減
するようにして構成される。

【０００５】また、本発明のマスタファイル管理方式
は、マスタファイルとは別にチェック用マスタファイル
を用意し、ある一定の処理が終了したレコードについて
は前記レコードの特徴を示す項目のみを抜き出して前記
チェック用マスタファイル上の１レコードとして作成
し、前記マスタファイル上から当該レコードを削除し、
マスタファイルの容量を削減するようにして構成され
る。

【０００６】

【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。

【０００７】図１は本発明の一実施例を示す説明図、図
２はファイル形式を示す説明図である。

【０００８】更新モジュール１がマスタファイル２に対
して更新を行う場合、チェックマスタ５のマスタ管理デ
ータ部の参照を行い、マスタファイル２に対しての更新
処理実行の可否の判断を行う。

【０００９】マスタファイル２に対して更新がチェック
マスタ５のマスタファイル管理データによって更新でき
ると判断できた場合は、マスタファイル２のデータ部の
更新とチェックマスタ５のマスタファイル管理データ部
の更新を行う。例えばキー「０００１」に対して削除処
理を行う場合は、チェックマスタ５のキー部「０００
１」のマスタファイル管理データ部を参照して削除処理
実行可能であるかの判断を行い、削除処理可能であれば
マスタファイル２のキー部「０００１」のレコードの削
除と，チェックマスタ５のキー部「０００１」のレコー
ドのマスタファイル管理データ部に削除を行った情報
と，参照時必要となるデータのチェックマスタ５への登
録を行う。

【００１０】次に、検索モジュール４よりキー「０００
２」の検索処理命令の発行時には、チェックマスタ５の
キー「０００２」のマスタファイル管理データ部を参照
し、マスタファイル２のキー「０００２」のマスタファ
イル管理データ部の内容がマスタファイル２にデータが
存在する事を示す内容であれば、マスタファイル２の検
索を行いマスタファイル２のキー「０００２」のデータ
部を検索モジュール４に渡す。また、チェックマスタ５
のキー「０００２」のマスタファイル２の削除済みを示
すものであれば、検索モジュール４にチェックマスタ５
のマスタファイル管理データを渡す。

【００１１】

【発明の効果】以上説明したように本発明は、ある一定
の処理終了後にレコード上のほとんどの情報が不用とな
ったレコードを削除する時に、チェック用マスタに必要
なデータのみを登録してマスタファイルを管理する事に
より、マスタファイルを削除する事によるデメリット
（同一キーの削除，検索時のレコードの表示等ができな
い）をなくし、マスタファイル容量の削減し、マスタフ
ァイル上のレコードの検索処理やマスタファイルの別媒
体（磁気ディスクや磁気テープ）への格納処理に要する
時間を短縮できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示す説明図。

【図２】ファイルの形式を示す説明図。

【符号の説明】

１ 更新マジュール ２ マスタファイル ４ 検索モジュール ５ チェックマスタ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 マスタファイルの管理データを有するチ
   ェックマスタを利用して、更新時のチェックを行うこと
   によってマスタファイルの削除後も同一キーの排除およ
   び必要情報の採取を実行し、マスタファイルの容量を削
   減することを特徴とするマスタファイル管理方式。
2. 【請求項２】 マスタファイルとは別にチェック用マス
   タファイルを用意し、ある一定の処理が終了したレコー
   ドについては前記レコードの特徴を示す項目のみを抜き
   出して前記チェック用マスタファイル上の１レコードと
   して作成し、前記マスタファイル上から当該レコードを
   削除し、マスタファイルの容量を削減するこを特徴とす
   る請求項１記載のマスタファイル管理方式。