JPH0566219U - エンジンにおけるシリンダブロックの冷却装置 - Google Patents

エンジンにおけるシリンダブロックの冷却装置

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JPH0566219U
JPH0566219U JP526292U JP526292U JPH0566219U JP H0566219 U JPH0566219 U JP H0566219U JP 526292 U JP526292 U JP 526292U JP 526292 U JP526292 U JP 526292U JP H0566219 U JPH0566219 U JP H0566219U
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JP
Japan
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cylinder
refrigerant
cylinder block
wall
engine
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Application number
JP526292U
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English (en)
Inventor
裕央 島田
勝則 中村
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案はエンジンのシリンダブロックの加熱
部を均等に能率よく冷却できるようにした。 【構成】 シリンダブロック1に複数のシリンダ4を囲
むように主冷媒ジャケット26を設けたエンジンにおい
て、シリンダブロック1の長手方向の外側面に沿って
前、後冷媒ギャラリ29,30を設け、それらの冷媒ギ
ャラリ29,30と、主冷媒ジャケット26とを各シリ
ンダ4の両側に対応してシリンダ外壁6に開口した前、
後連通孔34,35を介して連通する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はエンジンにおけるシリンダブロックの、水等の冷媒による冷却装置に 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来多気筒シリンダブロックにおいて、複数のシリンダを囲むように冷却水通 路を設け、この通路の外側に冷却水入口通路と冷却水出口通路とを重合配置し、 冷却水を冷却水入口通路−冷却水通路−冷却水出口通路へと流通させるようにし たものは既に公知である(実開昭61−57124号公報参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが前記従来のものでは、シリンダ群の一側を冷却して昇温した冷却水が シリンダ群の他側へと流れるため、シリンダ群の冷却能率が悪いばかりでなくそ れらの全周を均等に冷却するのに不十分であるという課題がある。
【0004】 本考案はかゝる実情にかんがみてなされたもので複数のシリンダをきわめて能 率良く、均等に冷却できるように、特にシリンダブロックとシリンダヘッドとを 一体化したモノエンジンブロックに実施して有効な新規なエンジンにおけるシリ ンダブロックの冷却装置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的達成のため本考案の特徴とするところは、複数のシリンダと、シリン ダ外壁間に、シリンダを囲むように主冷媒ジャケットを設けたシリンダブロック において、前記シリンダ外壁の長手方向に沿う両側面に、冷媒の流入口に連通す る前、後冷媒ギャラリを設け、それらのギャラリと前記主冷媒ジャケットとを、 各シリンダの両側に対応してシリンダ外壁に開口した連通孔を介して連通したこ とにある。
【0006】
【実施例】
以下、図面により本考案をシリンダブロックとシリンダヘッドとを一体化した モノエンジンブロックに実施した場合の実施例について説明する。
【0007】 図1は、図2の1−1線に沿うエンジンブロックの一部の縦断面図、図2は、 図1の2−2線に沿う縦断面図、図3は、図2の3−3線に沿う横断面図、図4 は、図2の4−4線に沿う横断面図である。
【0008】 図1,2においてエンジンの主体部分を構成するエンジンブロックBは、シリ ンダブロック1の上部にシリンダヘッド2を一体に連設してなる、いわゆるモノ ブロックに構成され、シリンダブロック1は、3つのシリンダ4を境界壁5を介 して連設したサイアミーズシリンダ体3を備え、このサイアミーズシリンダ体3 の上部とシリンダ外壁6との間には、後に詳述するブロック側冷媒ジャケットJ Bが設けられる。各シリンダ4には通常のようにピストン15が摺動自在に嵌合 され、このピストン15はコンロッドを介して図示しないクランク軸に連接され る。
【0009】 一方前記シリンダヘッド2には3つのシリンダ4に対応して燃焼室9が形成さ れ、さらに該燃焼室9に連通する吸気、および排気ポート10,11、燃料噴射 弁18の取り付けられる燃料通路12、吸、排気弁16,17の弁ガイド孔13 ,14等が設けられ、燃焼室9、吸、排気ポート10,11等の加熱部を囲繞す るようにヘッド側冷媒ジャケットJHが設けられる。
【0010】 さらにシリンダヘッド2の上部には動弁室20が形成され、この動弁室20内 には、動弁カム21、ロッカアーム22等よりなる、動弁機構23が収容されて いる。動弁室20の開口上面にはパッキンを介してヘッドカバー24が固着され る。
【0011】 シリンダブロック1と、シリンダヘッド2との連接部には燃焼室9の天井壁8 より一体に連続してデッキ壁7が形成され、このデッキ壁7は前記シリンダ外壁 6まで延びており、前記燃焼室9の天井壁8と、シリンダ外壁6とを一体に橋架 結合しており、さらにデッキ壁7は、ブロック側冷媒ジャケットJBとヘッド側 冷媒ジャケットJH間を仕切る仕切壁であり、またシリンダブロック1と、シリ ンダヘッド2との連接部の補強壁となっている。
【0012】 次に図1,2に図3,4を併せ参照して、シリンダブロック1のブロック側冷 媒ジャケットJBの具体的構造を説明すると、サイアミーズシリンダ体3の上部 、すなわち燃焼室9との近傍部はこれと一体のシリンダ外壁6により囲繞され、 それら間にはサイアミーズシリンダ体3を囲むように主冷媒ジャケット26が形 成される。シリンダ4の配列方向に沿う前記シリンダ外壁6の前後の外面は各シ リンダ4の中央部に対応して複数の平坦な前、後取付面31,32が形成され、 それらの取付面31,32に断面長円形の冷媒通路27,28を形成した対をな す、前、後冷媒ギャラリ29,30がパッキンを介して複数の連結ボルト33に より固着される。前記シリンダ外壁6の前、後面にはシリンダ4毎に前、後それ ぞれ3つの前、後の連通孔34,35が穿設され、これらの連通孔34,35を 通して前記前、後の冷媒通路27,28と主冷媒ジャケット26が連通される。
【0013】 図2,4に示すようにシリンダ外壁6の長手方向の一端壁には、流入口36お よびこの入口36を前、後冷媒ダクト29,30の一端に連通する連絡通路37 ,38が形成され、さらに前記流入口36の開口端に流入管39が接続されてい る。
【0014】 ヘッド側冷媒ジャケットJHの、前記流入口36と反対側の端部には、該ヘッ ド側冷媒ジャケットJHに連通する流出口40が開口され、この流出口40に流 出管41が連通される。前記流入管39と流出管41間には冷媒回路Cが接続さ れ、この冷媒回路Cには通常のように冷媒ポンプPおよびラジエタRが直列に接 続される。
【0015】 図3に明瞭に示すように前記デッキ壁7には、前記ブロック側冷媒ジャケット JBの主冷媒ジャケット26とヘッド側冷媒ジャケットJHとを連通する複数の 冷媒連通口42が各シリンダ4の周方向に間隔をあけて穿設されている。さらに シリンダ4間の各境界壁5の上部には、それぞれ該境界壁5に沿い、デッキ面7 に開放される有底の冷媒流通路43が形成されている。
【0016】 次にこの実施例の作用について説明すると、いまエンジンが運転され、冷媒ポ ンプPが駆動されると、水等の冷媒は、図4に矢印で示すように流入管39、流 入口36および分岐通路37,38を通って前後の冷媒通路27,28に略均等 に分流し、さらにそれらの冷媒通路27,28から複数の前、後の連通孔34, 35を通り、主冷媒ジャケット26の各シリンダ4の前後の対応部に略均等に分 流され、さらに主冷媒ジャケット26を流れる冷媒の一部は境界壁5上部の冷媒 流通路43を流通しつゝサイアミーズシリンダ体3を均一に能率よく冷却するこ とができる。
【0017】 さらに主冷媒ジャケット26を流れる冷媒はデッキ壁7に開口した複数の冷媒 連通口42を通ってヘッド側冷媒ジャケットJHへと流れてシリンダヘッド2を 冷却したのち流出口40、流出管41を通ってラジエタRに流入して冷却された のち冷媒ポンプPに吸込まれる。
【0018】 なお、前記実施例では、本考案を3気筒直列エンジンに実施した場合を説明し たが、これを他の型式の多気筒エンジンにも実施することができ、またエンジン ブロックを、シリンダブロックとシリンダヘッドとを一体化したモノブロックエ ンジンについて説明したが、それらを別体にしてガスケットを介して結着してな る通常のエンジンブロックにも本考案を実施できることは勿論である。
【0019】
【考案の効果】
以上のように請求項1の考案によれば、シリンダ外壁の長手方向に沿う両側面 に、冷媒の流入口に連通する前、後冷媒ギャラリを一体に設け、それらのギャラ リと前記主冷媒ジャケットとを、各シリンダの両側に対応してシリンダ外壁に開 口した連通孔を介して連通したので、主冷媒ジャケットには、各シリンダ毎に同 程度に冷却された冷媒を均一に流通させることができ、複数のシリンダを常に均 等に能率よく冷却することができ、エンジン性能の向上に寄与することができる 。
【0020】 また請求項2の考案によれば、シリンダブロックの長手方向の一端部に冷媒の 流入口を設け、この流入口と前記前、後冷媒ギャラリとを、前記冷媒ジャケット と重合配設した分岐通路を介して連通したので、この分岐通路を別部材としてシ ール性を確保しつつ取付ける必要がなく組付容易となると共に、シリンダブロッ クの流入口よりシリンダブロックに流入した冷媒がシリンダからの熱をうけにく く冷たい冷媒を主冷媒通路に供給することができ、前記請求項1の考案の効果を 一層高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2の1−1線に沿うエンジンブロックの一部
の縦断面図
【図2】図1の2−2線に沿う縦断面図
【図3】図2の3−3線に沿う横断面図
【図4】図2の4−4線に沿う横断面図
【符号の説明】
4 シリンダ 6 シリンダ外壁 26 主冷媒ジャケット 29 前冷媒ギャラリ 30 後冷媒ギャラリ 34,35 連通孔 36 流入口 37,38 分岐通路

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のシリンダ(4)と、シリンダ外壁
    (6)間に、シリンダ(4)を囲むように主冷媒ジャケ
    ット(26)を設けたシリンダブロックにおいて、前記
    シリンダ外壁(6)の長手方向に沿う両側面に、冷媒の
    流入口(36)に連通する前、後冷媒ギャラリ(29,
    30)を設け、それらのギャラリ(29,30)と前記
    主冷媒ジャケット(26)とを、各シリンダ(4)の両
    側に対応してシリンダ外壁(6)に開口した前、後連通
    孔(34,35)を介して連通したことを特徴とする、
    エンジンにおけるシリンダブロックの冷却装置。
  2. 【請求項2】 前記シリンダブロックの長手方向の一端
    部に冷媒の流入口(36)を設け、この流入口(36)
    と前記前、後冷媒ギャラリ(29,30)とを、前記冷
    媒ジャケット(26)と重合配設した分岐通路(37,
    38)を介して連通してなる第1項記載のエンジンにお
    けるシリンダブロックの冷却装置。
JP526292U 1992-02-12 1992-02-12 エンジンにおけるシリンダブロックの冷却装置 Pending JPH0566219U (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102014118060A1 (de) 2013-12-10 2015-06-11 Steyr Motors Gmbh Zylinderblock einer flüssigkeitsgekühlten Verbrennungskraftmaschine in Monoblock-Bauweise und Gießform zu dessen Herstellung
JP2019011765A (ja) * 2018-09-12 2019-01-24 株式会社クボタ 水冷エンジン
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