JPH0566138A - 電磁流量計 - Google Patents

電磁流量計

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JPH0566138A
JPH0566138A JP22790691A JP22790691A JPH0566138A JP H0566138 A JPH0566138 A JP H0566138A JP 22790691 A JP22790691 A JP 22790691A JP 22790691 A JP22790691 A JP 22790691A JP H0566138 A JPH0566138 A JP H0566138A
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electrode
electrodes
capacitance
capacitance type
divided
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JP22790691A
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Ichiro Wada
一郎 和田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、測定流体とシールドドライブ用電
極との間の電気的な容量を小さくして流量測定の応答速
度を上げること、また測定管内の磁界の強さおよび流速
分布に拘らず高精度に流体の流量を測定することにあ
る。 【構成】 測定管2に小分割化された静電容量形電極3
a,3a′,3b,3b′,…およびこれら静電容量形
電極ごとに個別にシールドドライブ用電極4a,4
a′,4b,4b′,…を設けるとともに、これら静電
容量形電極の出力のうち対または複数の組をもって各増
幅器10a,10b,…に送出し、ここでローインピー
ダンスに変換した後、検出起電力と同電位の電圧を対応
するシールドドライブ用電極にフィードバックする。さ
らに、これら増幅器10a,10b,…の出力を信号処
理手段20に導き、ここで各増幅器出力に適宜な重み付
けを施して加重平均化することにより、流体の流量を測
定する電磁流量計である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は静電容量形電極を有する
電磁流量計の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の静電容量形電極を用いた電磁流
量計においては、その静電容量形電極がアースレベルの
導体から十分に離して配置する必要があるが、このこと
は静電容量形電極を金属性パイプに直接取り付けて流体
の流量を測定することができないことを意味する。
【0003】そこで、従来,金属性パイプに代えて図7
に示すようにセラミックス性パイプまたはテフロン管な
どの測定管51を用いた電磁流量計が開発されている。
この電磁流量計は、測定管51に一対の静電容量形電極
52,52が対向するように設置され、これら電極5
2,52から測定流体53の流速に応じて静電容量的に
変化して得られる起電力Es,−Esを入力側ハイイン
ピーダンスのインピーダンス変換部54に導き、ここで
ローインピーダンスの出力es,−esに変換した後、
差動増幅器(図示せず)に送出する構成である。
【0004】さらに、この電磁流量計は、静電容量形電
極52,52の検出容量が測定管51外側のコイル,金
属ケース,信号変換手段の電源等からの外部電位による
影響を受けるのを回避する意味から、これら静電容量形
電極52,52の外側を覆うようにシールドドライブ用
電極55,55が設けられ、これらシールドドライブ用
電極55,55に対して、インピーダンス変換部54か
ら静電容量形電極52,52で検出される起電力Es,
−Esと同電位のローインピーダンスの電圧es,−e
sを印加することにより、これら電極52,55間の静
電容量とは無関係に電流が流れないようにしている。ま
た、この測定管51の外側に外筐,外筐蓋等が設けられ
るが、このとき外筐,外筐蓋等とシールドドライブ用電
極55,55とは静電容量を介して外筐,外筐蓋等から
電極55,55側へ電流が流れるが、シールドドライブ
用電極55,55がローインピーダンスとなっているの
で測定に影響を与えず、かつ、外部からの飛び込みノイ
ズはシールドドライブ用電極55,55で受け止めら
れ、静電容量形電極52,52には何ら影響を与えずに
流体の流量を測定できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような静電容量形電磁流量計の場合、次のような問題点
が指摘されている。
【0006】その1つは、測定流体53と構造体との間
の静電容量結合を断ち切ってノイズの混入を防止するた
めにシールドドライブ用電極55,55が設けられてい
るが、これらシールドドライブ用電極55,55は一対
の静電容量形電極52,52を囲むように設けているの
で、口径の大きな測定管51の場合には応答速度の面で
問題となる。
【0007】すなわち、一般に、口径の小さい測定管5
1の場合、静電容量形電極52とシールドドライブ用電
極55との間、或いはシールドドライブ用電極55と測
定流体53との間の静電容量が小さいので、流体の流速
の変化に対して必要な応答速度をもって流体の流量を測
定することができる。しかし、口径の大きな測定管51
の場合には、各電極52を取り囲むシールドドライブ用
電極55の面積が大きくなり、それに伴ってシールドド
ライブ用電極55と流体53との間の静電容量が著しく
大きくなることから測定の応答速度が非常に遅くなり、
流体の流速変化に追従できず、測定誤差となって現われ
る問題がある。
【0008】他の1つは、測定管51内部にほぼ一様な
流速の流体が流れ、かつ、測定管51の全周に複数のシ
ールドドライブ用電極を設け、これら複数のシールドド
ライブ用電極に対して静電容量形電極52の出力の抵抗
分割出力をフィードバックすることも考えられるが、測
定管51内の磁界の強さおよび測定管51内の流速分布
の違いなどから静電容量形電極52,52における測定
管内各部位の測定寄与率が異なり、さらに出力インピー
ダンスの違いなどから、流体の流量を高精度に測定でき
ない問題がある。
【0009】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、流体の流速変化に対して適切な応答速度で流体の流
量を測定し得、また測定管内の磁界の強さおよび流速分
布の影響を低減化しうる電磁流量計を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】先ず、請求項1,2に対
応する発明は上記課題を解決するために、測定管に設置
する前記静電容量形電極を分割化するとともに、これら
分割された静電容量形電極に個別にシールドドライブ用
電極を設け、また、各分割静電容量形電極の出力をロー
インピーダンスに変換してそれぞれ対応するシールドド
ライブ用電極にフィードバックする信号増幅部を設け、
さらに信号増幅部の出力にそれぞれ磁界の強さや流速分
布などに応じて重み付けを施し、さらに加重平均化処理
を行って流体の流量に比例する信号を得る信号処理手段
を設けた電磁流量計である。
【0011】次に、請求項3に対応する発明は、分割さ
れた静電容量形電極に個別にシールドドライブ用電極を
設けたものを静電容量電極集合体とし、これら複数の静
電容量電極集合体を前記測定管の流体流通方向にそって
配置してなる電磁流量計である。
【0012】さらに、請求項4に対応する発明は、請求
項1,2と同様に分割された静電容量形電極に個別にシ
ールドドライブ用電極を設け、かつ、この分割されたシ
ールドドライブ用電極にフィードバックする信号増幅部
を設けるが、この信号増幅部の各出力の中から所望の出
力だけを取り出して流体の流量に比例する信号を得る構
成としたものである。
【0013】さらに、請求項5に対応する発明は、請求
項3に記載するように測定管の流体流通方向にそって複
数の静電容量電極集合体を配置したものに対し、さらに
請求項2,4に記載する回路構成を付加したものであ
る。
【0014】
【作用】従って、請求項1,2に対応する発明は以上の
ような手段を講じたことにより、分割された静電容量形
電極にそれぞれ個別にシールドドライブ用電極を設けた
ので、口径の大きな測定管でも各シールドドライブ用電
極の面積が小さくなり、これに伴って測定流体とシール
ドドライブ用電極との間の静電容量が小さくなり、流量
測定時の応答速度を上げることができる。また、請求項
2に対応する発明の場合には、信号増幅器の各出力に対
して測定管内の磁界の強さおよび必要に応じて流速分布
に応じて重み付けを施して処理することにより、高精度
に流体の流量を測定することが可能となる。
【0015】さらに、請求項3に対応する発明では、測
定管の流体流通方向に分割して複数の静電容量電極集合
体を配置したことにより、流体流通方向にそって異なる
磁界の強さに対しても重み付けを考慮しながら信号処理
を行うことができる。
【0016】さらに、請求項4に対応する発明は、信号
増幅部の各出力のうち、流量測定上最も望ましい出力を
取り出して信号処理することから、信号処理系の構成を
簡素化できる。
【0017】さらに、請求項5に対応する発明は、測定
管の流体流通方向に配置された複数の静電容量電極集合
体について、請求項2および請求項4に係わる信号処理
系を接続することにより、流量測定の応答速度が上げら
れ、かつ、測定管内の磁束の強さおよび必要に応じて流
速分布に応じて重み付けを施して処理できるので、流体
の流量を高精度に測定できる。
【0018】
【実施例】以下、請求項1,2に係わる発明の一実施例
について図1および図2を参照して説明する。これらの
図において1は磁界発生装置(図示せず)から発生する
磁界と流体とが作用することにより流体に誘起する起電
力を静電容量的に検出する測定管部であって、この測定
管部1には、誘電体例えばセラミックスやテフロンなど
の測定管2に、当該測定管2内の流体と直接接触しない
ような状態で小分割化された小分割静電容量形電極3
a,3a′、3b,3b′、…が設けられ、さらにこれ
ら小分割静電容量形電極3a,3a′、3b,3b′、
…にそれぞれ外側から個別に囲むように小分割シールド
ドライブ用電極4a,4a′、4b,4b′、…が設け
られている。
【0019】なお、静電容量形電極およびシールドドラ
イブ用電極の数,つまり分割数は、流体とシールドドラ
イブ用電極4a,4a′,4b,4b′,…との間の電
気的な容量がシールドドライブ用電極4a,4a′,4
b,4b′,…の面積に依存すること、測定管2内の磁
界の強さおよび流速分布が流量測定の寄与率に関係する
ことなどから、これら電気的な容量、磁界の強さおよび
流速分布等を考慮しながら定めるものとし、さらに必要
に応じて製造上の問題やコストなどを考慮して定めるも
のとする。
【0020】また、測定管1には電極群を2分する位置
に相対向するようにアース電極5,5が設けられ、これ
は後述する増幅器の中点または増幅器のアースラインと
電気的に接続される。さらに、前記静電容量形電極3
a,3a′、3b,3b′、…およびシールドドライブ
用電極4a,4a′,4b,4b′,…よりそれぞれリ
ード線が導出され、後続の信号増幅部10に接続されて
いる。
【0021】この信号増幅部10は、例えば対をなす静
電容量形電極(3a,3a′)、(3b,3b′)、…
の出力を、それぞれ入力側ハイインピ…ダンスの増幅器
10a,10b,…で受けて例えば増幅度“1”で増幅
しローインピーダンスに変換した後、各静電容量形電極
(3a,3a′)、(3b,3b′)、…に対応するシ
ールドドライブ用電極(4a,4a′)、(4b,4
b′)、…にフィードバックする構成である。なお、増
幅器10a,10b,…の中点はアースされている。
【0022】従って、これら静電容量形電極(3a,3
a′)、(3b,3b′)、…によって検出された静電
容量の変化に対応して変化する起電力(Ea,E
a′)、(Eb,Eb′)、…と、これら増幅器10
a,10b,…からのフイードバック出力(ea,e
a′)、(eb,eb′)、…は同電位となるので、静
電容量の変化に拘らず、静電容量形電極3a,3a′、
3b,3b′、…とシールドドライブ用電極4a,4
a′,4b,4b′,…との間で電流が流れず、外部か
らの飛び込みノイズに対してシールドドライブ用電極4
a,4a′、4b,4b′、…で阻止することができ、
静電容量形電極3a,3a′、3b,3b′、…には測
定上何ら影響を与えるようなことがない。
【0023】なお、静電容量形電極3a,3a′、3
b,3b′、…の出力はそれぞれ対をなす状態で各増幅
器10a,10b,…に導入するようにしたが、例えば
各静電容量形電極3a,3a′、3b,3b′、…と増
幅器とを1対1の状態で接続してもよく、或いは対でな
く複数の静電容量形電極の出力ごとに増幅器に入力する
構成であってもよい。
【0024】20は各増幅器10a,10b,…の出力
を取り込んで所定の演算処理を行う信号処理手段であっ
て、具体的には各増幅器10a,10b,…の出力を取
り込んで測定管2内の磁界の強度および流速分布に応じ
て重み付けを施した後、これら重み付け後の各出力の総
和を増幅器の数で除算して平均値を求めることにより、
測定管1内のの流量に比例した信号を得るものである。
【0025】従って、以上のような実施例の構成によれ
ば、小分割化された静電容量形電極3a,3a′、3
b,3b′、…にそれぞれ個別にシールドドライブ用電
極4a,4a′、4b,4b′、…を設けたので、口径
の大きな測定管2でもその分割数に応じて各シールドド
ライブ用電極4a,4a′、4b,4b′、…の面積が
小さくなり、これに伴って測定流体とシールドドライブ
用電極との間の静電容量が小さくなり、流量測定の応答
速度を上げることができる。また、各増幅器10a,1
0b,…の出力に重み付けを施して処理することによ
り、測定管2内の磁界の強さおよび必要に応じて流速分
布を考慮しつつ高精度に流体の流量を測定することがで
きる。
【0026】なお、上記実施例では、静電容量形電極を
対の関係,つまり3a:3a′、3b:3b′、…の関
係をもたせて構成したが、例えば1:nの関係、つまり
電極3aに対してn個の電極3a′,3b,3b′,…
を順次切り替えながら対をなすようにして流量検出信号
を取り込む構成でもよく、或いはi(i=2以上):n
の関係をもって必要な静電容量形電極の出力を選択的に
切り替えて流量検出信号を取り込む構成であってもよ
い。
【0027】次に、請求項3に係わる発明の一実施例に
ついて図3および図4を参照しながら説明する。通常、
この種の電磁流量計は、磁界発生装置のコイル形状や静
電容量形電極の配置などから測定管部1の流体流通方向
の位置と起電力信号波形(図示実線イ)とは図3
(a),(b)のような関係となるが、測定管部1から
取り出すべき起電力信号波形は理想的には図示点線
(ロ)のように高レベル、かつ、フラットな状態で取り
出すことが望ましい。図中,6は外筐、7はフランジで
ある。
【0028】そこで、この電磁流量計は、図4に示すよ
うに小分割化された静電容量形電極に個別にシールドド
ライブ用電極を施して静電容量電極集合体とし、かかる
複数の静電容量電極集合体8A,8B,…を測定管2の
流体流通方向に対し複数個配置してなるものである。
【0029】図4(a)は測定管2の流体流通方向の中
央部に位置する静電容量電極集合体8Aを構成する静電
容量電極3aa,3aa′、3ba,3ba′、…およ
びそのシールドドライブ用電極4aa,4aa′、4b
a,4ba′、…との設置状態を示し、同図(b)は複
数の静電容量電極集合体8A,8B,…の配置状態を示
し、同図(c)はN個目の静電容量電極集合体6Nを構
成する静電容量電極3an,3an′、3bn,3b
n′、…およびそのシールドドライブ用電極4an,4
an′、4bn,4bn′、…との設置状態を示す図で
ある。
【0030】従って、このような実施例の構成によれ
ば、各静電容量電極集合体8A,8B,…ごとに図1の
ように信号増幅部10A,10B,…を接続し、かつ、
これら信号増幅部10A,10B,…の各増幅器出力ご
とに重み付けを施すようにすれば、図3のような理想的
な流量検出信号を取り出すことができる。このことは、
測定流体とシールドドライブ用電極との間の静電容量を
小さくして流量測定の応答速度を上げられ、また、測定
管2内の磁束の強度および必要に応じて流速分布を考慮
しつつ高精度に流体の流量を測定でき、磁界発生装置の
コイル形状や静電容量形電極の配置などに左右されず
に、安定な流量検出信号を得ることができる。
【0031】さらに、請求項4に係わる発明の一実施例
について図5を参照しながら説明する。この電磁流量計
は、測定管部1および信号増幅部10のインピーダンス
変換機能は図1とほぼ同様な構成および機能を有してお
り、特に異なるところは、信号増幅部10を構成する複
数の増幅器10a,10b,…の出力のうち、流量測定
上、最も平均化した流量信号を検出可能な一対の静電容
量形電極例えば3c,3c′の出力を選択して信号処理
手段20′に送出し、ここで適宜な信号処理を行って流
量信号を得るものである。
【0032】さらに、請求項5に係わる発明の一実施例
について図6を参照して説明する。この電磁流量計は、
図4に示すように測定管2の流体流通方向に複数の静電
容量電極集合体8A,8B,…を配置した電磁流量計に
おいて、各静電容量電極集合体8A,8B,…ごとに図
1または図5に示すような信号変換系10a,10b,
…,10n、20(20′)を接続し、或いは任意の1
個または複数個の静電容量電極集合体に対して図6
(b)に示すようにインピーダンス変換の目的で信号増
幅部を設けた構成である。その他、本発明はその要旨を
逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、次
のような種々の効果を奏する。
【0034】請求項1,2の発明では、静電容量形電極
を小分割化するとともに、これら小分割静電容量形電極
に個別に小分割シールドドライブ用電極を設けことによ
り、測定流体とシールドドライブ用電極との間の静電容
量が小さくなり、流量測定の応答速度を上げることがで
き、また、測定管内の磁束の強度および流速分布に応じ
て適宜に信号処理して高精度に流体の流量を測定でき
る。
【0035】次に、請求項3の発明では、測定管の流体
流通方向に複数の静電容量電極集合体を配置したことに
より、測定管の流体流通方向に対してほぼ一定の流量検
出能力をもって流体の流量を測定できる。
【0036】さらに、請求項4の発明では、複数の信号
増幅部の出力のうち、流量測定上最も望ましい出力を取
り出して信号処理するので、流量測定の応答速度を上げ
られるばかりでなく、信号処理系の構成を簡素化するこ
とができる。
【0037】さらに、請求項5の発明は、流量測定の応
答速度を上げられ、かつ、高精度に流体の流量を測定で
き、しかも測定管の流体流通方向に対しほぼ一定の流量
検出能力をもって流体の流量を測定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1,2の発明に係わる静電容量形電極
を用いた電磁流量計の一実施例を示す構成図。
【図2】 図1の電磁流量計の測定管部のみを示す図で
あって、同図(a)は縦断面図、同図(b)は同図
(a)の図示右側方向から見た図。
【図3】 請求項3の発明の一実施例である電磁流量計
を実現するために、従来問題となっていた測定管の流体
流通方向の起電力の関係を示す図。
【図4】 請求項3の発明の一実施例である電磁流量計
を説明するための図であって、同図(a)は測定管中央
部分に配置された静電容量電極集合体の縦断面図、同図
(b)は測定管の図示左側半分に配置される複数の静電
容量電極集合体を示す図、同図(c)はN番目に配置さ
れた静電容量電極集合体の縦断面図。
【図5】 請求項4の発明に係わる静電容量形電極を用
いた電磁流量計の一実施例を示す構成図。
【図6】 請求項5の発明である電磁流量計を説明する
ための図であって、同図(a)はある静電容量電極集合
体とその信号処理回路系とを示す構成図、同図(b)は
他の静電容量電極集合体とその信号処理回路系との関係
を示す図。
【図7】 従来の静電容量形電極を用いた電磁流量計の
概略構成を示す図。
【符号の説明】
1…測定管部、2…測定管、3a,3a′,3aa,3
aa′、3b,3b,3ab,3ab′,… …静電容
量形電極、4a,4a′,4aa,4aa′、4b,3
b,3ab,3ab′,… …シールドドライブ用電
極、8A,8B,……静電容量電極集合体、10…信号
増幅部、10a,10b,… …増幅器、20,20′
…信号処理手段。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電容量形電極を有する電磁流量計にお
    いて、 測定管に設置する前記静電容量形電極を分割化するとと
    もに、これら分割された静電容量形電極に個別にシール
    ドドライブ用電極を設け、各分割静電容量形電極の出力
    をインピーダンス変換してそれぞれ対応するシールドド
    ライブ用電極にフィードバックすることを特徴とする電
    磁流量計。
  2. 【請求項2】 静電容量形電極を有する電磁流量計にお
    いて、 電気的な容量および測定管内の磁界の強さの面から、当
    該測定管に設置する前記静電容量形電極を分割化すると
    ともに、これら分割された静電容量形電極に個別にシー
    ルドドライブ用電極を設けてなる静電容量電極集合体
    と、この静電容量電極集合体の各分割静電容量形電極の
    出力を個別または前記測定管内の磁界の強さの面から対
    または組をなすように取り込んでローインピーダンスに
    変換した後、それぞれ対応するシールドドライブ用電極
    にフィードバックする信号増幅部と、この信号増幅部の
    各出力にそれぞれ所望の重み付けを施し、さらに加重平
    均化処理を行って流体の流量に比例する信号を得る信号
    処理手段とを備えたことを特徴とする電磁流量計。
  3. 【請求項3】 静電容量形電極を有する電磁流量計にお
    いて、 測定管に設置する前記静電容量形電極を分割化するとと
    もに、これら分割された静電容量形電極に個別にシール
    ドドライブ用電極を設けてなる静電容量電極集合体を、
    前記測定管内の流体流通方向にそって複数個配置したこ
    とを特徴とする電磁流量計。
  4. 【請求項4】 静電容量形電極を用いた電磁流量計にお
    いて、 測定管に設置する前記静電容量形電極を分割化するとと
    もに、これら分割された静電容量形電極に個別にシール
    ドドライブ用電極を設けてなる静電容量電極集合体と、
    この静電容量電極集合体の各分割静電容量形電極の出力
    を個別または前記測定管内の磁界の強さの面から対また
    は組をなすように取り込んでローインピーダンスに変換
    した後、それぞれ対応するシールドドライブ用電極にフ
    ィードバックする信号増幅部と、この信号増幅部の各出
    力の中から所望とする出力を取り出して流体の流量に比
    例する信号を得る信号処理手段とを備えたことを特徴と
    する電磁流量計。
  5. 【請求項5】 静電容量形電極を有する電磁流量計にお
    いて、 測定管に設置する前記静電容量形電極を分割化するとと
    もに、これら分割された静電容量形電極に個別にシール
    ドドライブ用電極を設けてなる静電容量電極集合体を前
    記測定管内の流体流通方向にそって複数個配置する電極
    配置手段と、この電極配置手段を構成する各静電容量電
    極集合体からの分割静電容量形電極の出力を個別または
    前記測定管内の磁界の強さの面から対または組をなすよ
    うに取り込んでローインピーダンスに変換した後、それ
    ぞれ対応するシールドドライブ用電極にフィードバック
    する信号増幅部と、この信号増幅部の各出力の中から所
    望とする出力を取り出し、或いはこれら信号増幅部の出
    力にそれぞれ所望の重み付けを施して加重平均化処理に
    より、流体の流量に比例する信号を得る信号処理手段と
    を備えたことを特徴とする電磁流量計。
JP22790691A 1991-09-09 1991-09-09 電磁流量計 Pending JPH0566138A (ja)

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