JPH0565922A - シール機能を備えた軸受装置 - Google Patents
シール機能を備えた軸受装置Info
- Publication number
- JPH0565922A JPH0565922A JP3303735A JP30373591A JPH0565922A JP H0565922 A JPH0565922 A JP H0565922A JP 3303735 A JP3303735 A JP 3303735A JP 30373591 A JP30373591 A JP 30373591A JP H0565922 A JPH0565922 A JP H0565922A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bearing device
- magnetic
- sealing function
- magnet
- annular magnet
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- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/72—Sealings
- F16C33/76—Sealings of ball or roller bearings
- F16C33/762—Sealings of ball or roller bearings by means of a fluid
- F16C33/763—Sealings of ball or roller bearings by means of a fluid retained in the sealing gap
- F16C33/765—Sealings of ball or roller bearings by means of a fluid retained in the sealing gap by a magnetic field
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)
- Sealing Of Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 シール機能を備えた従来の軸受装置では、非
磁性ハウジングを使用する必要のあることから、シール
取付スペースの増加、シール取付作業の手数増加という
不具合があるため、これを解消する。 【構成】 磁性流体を保持するための環状磁石7を径方
向着磁することによって、軸受の内外両輪1、2、及び
ボール3を磁気回路構成部材となし、これにより非磁性
ハウジングを不要とする。また変形能の良好なFe−C
r−Co系磁石7を使用することで、環状磁石の加工容
易化及び圧入、カシメ法等の簡易取付手法の採用による
シール取付作業の容易化を図る。
磁性ハウジングを使用する必要のあることから、シール
取付スペースの増加、シール取付作業の手数増加という
不具合があるため、これを解消する。 【構成】 磁性流体を保持するための環状磁石7を径方
向着磁することによって、軸受の内外両輪1、2、及び
ボール3を磁気回路構成部材となし、これにより非磁性
ハウジングを不要とする。また変形能の良好なFe−C
r−Co系磁石7を使用することで、環状磁石の加工容
易化及び圧入、カシメ法等の簡易取付手法の採用による
シール取付作業の容易化を図る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は磁気ディスク記憶装置
等に使用するシール機能を備えた軸受装置に関するもの
である。
等に使用するシール機能を備えた軸受装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来のシール機能を備えた軸受装置の一
例を図2に示す。同図において、21は内輪、22は外
輪を示し、内外両輪21、22間にボール23が配置さ
れている。24、24はリテーナで、ボール23を保持
する機能を有するもの、また25、25はシールド板
で、グリース等の外方への飛散を防止する機能を有する
ものである。そしてさらに上記内外両輪21、22間に
はシール装置Sが介設されている。このシール装置S
は、厚さ方向に着磁された環状磁石26と、その両側に
接着された磁性体製の一対の環状のポールピース27、
27とから成るシール体28を有するもので、シール体
28の外周部が非磁性ハウジング29を介して外輪22
の内周面に接着剤30にて接着、固定されている。そし
て上記各ポールピース27、27の内周面と内輪21の
外周面との間には、磁性流体31、31が介設されてい
る。
例を図2に示す。同図において、21は内輪、22は外
輪を示し、内外両輪21、22間にボール23が配置さ
れている。24、24はリテーナで、ボール23を保持
する機能を有するもの、また25、25はシールド板
で、グリース等の外方への飛散を防止する機能を有する
ものである。そしてさらに上記内外両輪21、22間に
はシール装置Sが介設されている。このシール装置S
は、厚さ方向に着磁された環状磁石26と、その両側に
接着された磁性体製の一対の環状のポールピース27、
27とから成るシール体28を有するもので、シール体
28の外周部が非磁性ハウジング29を介して外輪22
の内周面に接着剤30にて接着、固定されている。そし
て上記各ポールピース27、27の内周面と内輪21の
外周面との間には、磁性流体31、31が介設されてい
る。
【0003】上記のように外輪22とシール体28との
間に非磁性ハウジング29を介設してあるのは、次のよ
うな理由による。すなわち、シール体28の外周部を外
輪22の内周部に直接装着した場合には、外輪22が磁
性体であることから、この部分での磁気漏洩が増加して
しまい、磁性流体31、31の保持能力が低下してしま
うという不具合が生ずるため、シール体28の外周側で
の磁気漏洩を減少させる目的で非磁性ハウジング29を
介設してあるのである。
間に非磁性ハウジング29を介設してあるのは、次のよ
うな理由による。すなわち、シール体28の外周部を外
輪22の内周部に直接装着した場合には、外輪22が磁
性体であることから、この部分での磁気漏洩が増加して
しまい、磁性流体31、31の保持能力が低下してしま
うという不具合が生ずるため、シール体28の外周側で
の磁気漏洩を減少させる目的で非磁性ハウジング29を
介設してあるのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記従来のシ
ール機能を備えた軸受装置には、上記のような非磁性ハ
ウジング29の使用に起因して次のような欠点が生ず
る。まず第1には、シール取付スペースが増加するとい
うことであり、また第2には、シール取付作業に多くの
手数を要するということである。
ール機能を備えた軸受装置には、上記のような非磁性ハ
ウジング29の使用に起因して次のような欠点が生ず
る。まず第1には、シール取付スペースが増加するとい
うことであり、また第2には、シール取付作業に多くの
手数を要するということである。
【0005】この発明は上記従来の欠点を解決するため
になされたものであって、その目的は、シール取付スペ
ースを減少し得ると共に、シール取付作業の手数を減少
することが可能なシール機能を備えた軸受装置を提供す
ることにある。
になされたものであって、その目的は、シール取付スペ
ースを減少し得ると共に、シール取付作業の手数を減少
することが可能なシール機能を備えた軸受装置を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで請求項1のシール
機能を備えた軸受装置は、磁性材料より成る内外両輪間
に磁性材料製の転動体を配置して成る軸受装置におい
て、径方向に異極の配された環状の鉄−クロム−コバル
ト系磁石の外周部を、上記外輪の内周部に取着すると共
に、この環状磁石の内周面と内輪との間に磁性流体を介
設したことを特徴としている。
機能を備えた軸受装置は、磁性材料より成る内外両輪間
に磁性材料製の転動体を配置して成る軸受装置におい
て、径方向に異極の配された環状の鉄−クロム−コバル
ト系磁石の外周部を、上記外輪の内周部に取着すると共
に、この環状磁石の内周面と内輪との間に磁性流体を介
設したことを特徴としている。
【0007】請求項2のシール機能を備えた軸受装置
は、上記請求項1において、上記環状磁石の外周部にお
いても、上記環状磁石と外輪との間に磁性流体を介設し
ていることを特徴としている。
は、上記請求項1において、上記環状磁石の外周部にお
いても、上記環状磁石と外輪との間に磁性流体を介設し
ていることを特徴としている。
【0008】また請求項3のシール機能を備えた軸受装
置は、磁性材料より成る内外両輪間に磁性材料製の転動
体を配置して成る軸受装置において、径方向に異極の配
された環状の鉄−クロム−コバルト系磁石の内周部を、
上記内輪の外周部に取着すると共に、この環状磁石の外
周面と外輪との間に磁性流体を介設したことを特徴とし
ている。
置は、磁性材料より成る内外両輪間に磁性材料製の転動
体を配置して成る軸受装置において、径方向に異極の配
された環状の鉄−クロム−コバルト系磁石の内周部を、
上記内輪の外周部に取着すると共に、この環状磁石の外
周面と外輪との間に磁性流体を介設したことを特徴とし
ている。
【0009】請求項4のシール機能を備えた軸受装置
は、上記請求項3において、上記環状磁石の内周部にお
いても、上記環状磁石と内輪との間に磁性流体を介設し
ていることを特徴としている。
は、上記請求項3において、上記環状磁石の内周部にお
いても、上記環状磁石と内輪との間に磁性流体を介設し
ていることを特徴としている。
【0010】請求項5のシール機能を備えた軸受装置
は、上記請求項2及び請求項4において、上記磁性流体
が導電性流体であることを特徴としている。
は、上記請求項2及び請求項4において、上記磁性流体
が導電性流体であることを特徴としている。
【0011】
【作用】上記請求項1及び請求項3のシール機能を備え
た軸受装置においては、径方向に着磁された環状磁石、
内外両輪及び転動体によって構成される経路内に磁気回
路が形成され、磁性流体はこの磁気回路内において、環
状磁石の内周部と内輪との間、又は外周部と外輪との間
に保持される。
た軸受装置においては、径方向に着磁された環状磁石、
内外両輪及び転動体によって構成される経路内に磁気回
路が形成され、磁性流体はこの磁気回路内において、環
状磁石の内周部と内輪との間、又は外周部と外輪との間
に保持される。
【0012】また請求項2及び請求項4のシール機能を
備えた軸受装置においては、環状磁石の取着部も磁性流
体によってシールされることになる。
備えた軸受装置においては、環状磁石の取着部も磁性流
体によってシールされることになる。
【0013】さらに請求項5のシール機能を備えた軸受
装置によれば、磁性流体及び環状磁石を導電経路として
も利用し得ることになる。
装置によれば、磁性流体及び環状磁石を導電経路として
も利用し得ることになる。
【0014】
【実施例】図1にはこの考案のシール機能を備えた軸受
装置の実施例を示している。図1において、1は内輪、
2は外輪をそれぞれ示し、内外両輪1、2間に転動体と
してのボール3が配置されている。これら内外両輪1、
2及びボール3は、いずれも磁性材料によって形成され
ているものとする。4はリテーナ、5はシール板をそれ
ぞれ示しているが、これら機能は図2に基づいて説明し
た従来例のものと同様である。
装置の実施例を示している。図1において、1は内輪、
2は外輪をそれぞれ示し、内外両輪1、2間に転動体と
してのボール3が配置されている。これら内外両輪1、
2及びボール3は、いずれも磁性材料によって形成され
ているものとする。4はリテーナ、5はシール板をそれ
ぞれ示しているが、これら機能は図2に基づいて説明し
た従来例のものと同様である。
【0015】そして外輪2の内周部の軸方向の端部近傍
の位置には、径大部6が形成され、この径大部6内の奥
端部の位置に環状磁石7の外周部が嵌入されている。こ
こで使用している環状磁石7は、鉄−クロム−コバルト
系(Fe−Cr−Co系)磁石であって、径方向着磁が
なされ、径方向の内外に異極を有するものである。この
環状磁石7の外周面は、上記径大部6の内周面に対し
て、隙間なく密接するのが最も好ましい訳であるが、現
実には加工精度上、このような状態が確実には得難いこ
とから、両者間に若干のクリアランスを設けておき、こ
のクリアランス内に磁性流体8を配置している。なおこ
の理由については後述する。そして上記環状磁石7の内
周面と内輪1の外周面との間のクリアランス内に、さら
に磁性流体9が配置されている。
の位置には、径大部6が形成され、この径大部6内の奥
端部の位置に環状磁石7の外周部が嵌入されている。こ
こで使用している環状磁石7は、鉄−クロム−コバルト
系(Fe−Cr−Co系)磁石であって、径方向着磁が
なされ、径方向の内外に異極を有するものである。この
環状磁石7の外周面は、上記径大部6の内周面に対し
て、隙間なく密接するのが最も好ましい訳であるが、現
実には加工精度上、このような状態が確実には得難いこ
とから、両者間に若干のクリアランスを設けておき、こ
のクリアランス内に磁性流体8を配置している。なおこ
の理由については後述する。そして上記環状磁石7の内
周面と内輪1の外周面との間のクリアランス内に、さら
に磁性流体9が配置されている。
【0016】上記シール機能を備えた軸受装置において
は、環状磁石7の外周部から外輪2、ボール3、内輪1
をそれぞれ経由して環状磁石7の内周部へと至る経路に
磁気回路が形成され、各磁性流体8、9は、この磁気回
路中に保持される。すなわちこの実施例では、内外両輪
1、2及びボール3をいずれも磁気回路を構成する部材
として利用しているのであり、そのため従来のような磁
気漏洩防止のために非磁性ハウジングを使用する必要は
生じない。したがってこの点において従来よりもシール
取付スペースを低減し得るし、またシール取付作業の手
数を減少することが可能である。
は、環状磁石7の外周部から外輪2、ボール3、内輪1
をそれぞれ経由して環状磁石7の内周部へと至る経路に
磁気回路が形成され、各磁性流体8、9は、この磁気回
路中に保持される。すなわちこの実施例では、内外両輪
1、2及びボール3をいずれも磁気回路を構成する部材
として利用しているのであり、そのため従来のような磁
気漏洩防止のために非磁性ハウジングを使用する必要は
生じない。したがってこの点において従来よりもシール
取付スペースを低減し得るし、またシール取付作業の手
数を減少することが可能である。
【0017】上記において、鉄−クロム−コバルト系磁
石7を使用しているのは、次のような理由による。それ
は鉄−クロム−コバルト系磁石7は、ステンレス鋼に近
い機械的特性を備え、プレス等の塑性加工や機械加工を
行い得るものであることから、環状磁石7の加工を容易
に行えることに加えて、さらに上記外輪2の径大部6へ
の圧入による取付、カシメ法による取付が、割れ等の不
具合発生に対する過大な配慮を要することなく、容易に
行えるためである。ところで鉄−クロム−コバルト系磁
石7の特性を生かすためには、パーミアンス係数(P=
B/H)の大きなところ、つまりBの大なる状態で使用
する必要があるが、 P=B/H=K・〔(シール面積)×(磁石長さ)〕 ÷〔(シールギャップ)×(磁石断面積)〕 となることから、上記のように比較的薄肉の環状磁石7
に径方向着磁を施すことで、鉄−クロム−コバルト系磁
石の特性を発揮させているのである。
石7を使用しているのは、次のような理由による。それ
は鉄−クロム−コバルト系磁石7は、ステンレス鋼に近
い機械的特性を備え、プレス等の塑性加工や機械加工を
行い得るものであることから、環状磁石7の加工を容易
に行えることに加えて、さらに上記外輪2の径大部6へ
の圧入による取付、カシメ法による取付が、割れ等の不
具合発生に対する過大な配慮を要することなく、容易に
行えるためである。ところで鉄−クロム−コバルト系磁
石7の特性を生かすためには、パーミアンス係数(P=
B/H)の大きなところ、つまりBの大なる状態で使用
する必要があるが、 P=B/H=K・〔(シール面積)×(磁石長さ)〕 ÷〔(シールギャップ)×(磁石断面積)〕 となることから、上記のように比較的薄肉の環状磁石7
に径方向着磁を施すことで、鉄−クロム−コバルト系磁
石の特性を発揮させているのである。
【0018】また上記のように環状磁石7の外周部と外
輪2の内周部6との間にも磁性流体8を配置してあるた
め、この部分もシールされることになる訳であるが、こ
の結果、環状磁石7の外輪2への取着構造そのものには
密封性が必要ではなくなり、そのため高い取付精度を要
さず、圧入、カシメ等の簡易な手法によって環状磁石7
の取付が可能となる。したがってこの点においてもシー
ル取付作業の手数を減少し得る。
輪2の内周部6との間にも磁性流体8を配置してあるた
め、この部分もシールされることになる訳であるが、こ
の結果、環状磁石7の外輪2への取着構造そのものには
密封性が必要ではなくなり、そのため高い取付精度を要
さず、圧入、カシメ等の簡易な手法によって環状磁石7
の取付が可能となる。したがってこの点においてもシー
ル取付作業の手数を減少し得る。
【0019】なお上記実施例では、外輪2の内周部に環
状磁石7の外周部を取付、固定する構造の説明をしてい
るが、内輪1の外周部に環状磁石7の内周部を取付、固
定する構造においても、その内外を上記とは逆にすれば
略同様に実施可能であり、上記同様の利点が得られる。
また上記各磁性流体8、9を導電性磁性流体とした態様
にても実施可能であり、この場合には上記利点に加え
て、さらに導電経路形成のための作業等が不要になると
の利点が生じる。
状磁石7の外周部を取付、固定する構造の説明をしてい
るが、内輪1の外周部に環状磁石7の内周部を取付、固
定する構造においても、その内外を上記とは逆にすれば
略同様に実施可能であり、上記同様の利点が得られる。
また上記各磁性流体8、9を導電性磁性流体とした態様
にても実施可能であり、この場合には上記利点に加え
て、さらに導電経路形成のための作業等が不要になると
の利点が生じる。
【0020】
【発明の効果】上記請求項1及び請求項3のシール機能
を備えた軸受装置においては、径方向に着磁された環状
磁石、内外両輪及び転動体によって構成される経路内に
磁気回路が形成され、磁性流体がこの磁気回路内におい
て、環状磁石の内周部と内輪との間、又は外周部と外輪
との間に保持されるようにしてあるので、従来のように
磁気漏洩防止のための非磁性ハウジングを使用する必要
がなく、そのためシールそのものの取付スペースを低減
し得ると共に、シール取付に要する手数を低減できる。
さらに環状磁石を鉄−クロム−コバルト系磁石で形成し
てあるので、磁石そのものの加工及びカシメ、圧入等に
よる磁石の取付作業を容易化できるという利点も生じ
る。
を備えた軸受装置においては、径方向に着磁された環状
磁石、内外両輪及び転動体によって構成される経路内に
磁気回路が形成され、磁性流体がこの磁気回路内におい
て、環状磁石の内周部と内輪との間、又は外周部と外輪
との間に保持されるようにしてあるので、従来のように
磁気漏洩防止のための非磁性ハウジングを使用する必要
がなく、そのためシールそのものの取付スペースを低減
し得ると共に、シール取付に要する手数を低減できる。
さらに環状磁石を鉄−クロム−コバルト系磁石で形成し
てあるので、磁石そのものの加工及びカシメ、圧入等に
よる磁石の取付作業を容易化できるという利点も生じ
る。
【0021】また請求項2及び請求項4のシール機能を
備えた軸受装置においては、環状磁石の取着部も磁性流
体によってシールされることになるので、この取付部そ
のものに密封性が要求されることはなく、そのため高い
取付精度を要さず、圧入、カシメ等の簡易な取付手法で
のシール取付が可能になり、この点においてもシール取
付作業の手数を低減できる。
備えた軸受装置においては、環状磁石の取着部も磁性流
体によってシールされることになるので、この取付部そ
のものに密封性が要求されることはなく、そのため高い
取付精度を要さず、圧入、カシメ等の簡易な取付手法で
のシール取付が可能になり、この点においてもシール取
付作業の手数を低減できる。
【0022】さらに請求項5のシール機能を備えた軸受
装置においては、導電経路形成のための作業を不要にし
得ることにもなる。
装置においては、導電経路形成のための作業を不要にし
得ることにもなる。
【図1】この発明のシール機能を備えた軸受装置の一実
施例の要部断面図である。
施例の要部断面図である。
【図2】従来のシール機能を備えた軸受装置の一実施例
の要部断面図である。
の要部断面図である。
1 内輪 2 外輪 3 ボール(転動体) 6 径大部 7 環状磁石 8 磁性流体 9 磁性流体
Claims (5)
- 【請求項1】 磁性材料より成る内外両輪間に磁性材料
製の転動体を配置して成る軸受装置において、径方向に
異極の配された環状の鉄−クロム−コバルト系磁石の外
周部を、上記外輪の内周部に取着すると共に、この環状
磁石の内周面と内輪との間に磁性流体を介設したことを
特徴とするシール機能を備えた軸受装置。 - 【請求項2】 上記環状磁石の外周部においても、上記
環状磁石と外輪との間に磁性流体を介設していることを
特徴とする請求項1のシール機能を備えた軸受装置。 - 【請求項3】 磁性材料より成る内外両輪間に磁性材料
製の転動体を配置して成る軸受装置において、径方向に
異極の配された環状の鉄−クロム−コバルト系磁石の内
周部を、上記内輪の外周部に取着すると共に、この環状
磁石の外周面と外輪との間に磁性流体を介設したことを
特徴とするシール機能を備えた軸受装置。 - 【請求項4】 上記環状磁石の内周部においても、上記
環状磁石と内輪との間に磁性流体を介設していることを
特徴とする請求項3のシール機能を備えた軸受装置。 - 【請求項5】 上記磁性流体が導電性流体であることを
特徴とする請求項2又は請求項4のシール機能を備えた
軸受装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3303735A JPH0565922A (ja) | 1991-09-04 | 1991-09-04 | シール機能を備えた軸受装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3303735A JPH0565922A (ja) | 1991-09-04 | 1991-09-04 | シール機能を備えた軸受装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0565922A true JPH0565922A (ja) | 1993-03-19 |
Family
ID=17924640
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3303735A Pending JPH0565922A (ja) | 1991-09-04 | 1991-09-04 | シール機能を備えた軸受装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0565922A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013161625A1 (ja) * | 2012-04-26 | 2013-10-31 | グローブライド株式会社 | 磁性流体シール付き軸受 |
JP2015065900A (ja) * | 2013-09-30 | 2015-04-13 | グローブライド株式会社 | 魚釣用リール |
EP2865911A1 (en) * | 2013-10-25 | 2015-04-29 | Globeride, Inc. | Fishing reel and bearing therefor |
CN104595368A (zh) * | 2013-10-30 | 2015-05-06 | 古洛布莱株式会社 | 钓鱼用卷线器轴承的磁性流体密封结构及钓鱼用卷线器 |
JP2015089358A (ja) * | 2013-11-06 | 2015-05-11 | グローブライド株式会社 | 磁性流体シール付き軸受、及び磁性流体シール付き軸受を配設した魚釣用リール |
-
1991
- 1991-09-04 JP JP3303735A patent/JPH0565922A/ja active Pending
Cited By (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9091302B2 (en) | 2012-04-26 | 2015-07-28 | Globeride, Inc. | Bearing with magnetic fluid seal |
JP2013228044A (ja) * | 2012-04-26 | 2013-11-07 | Globeride Inc | 磁性流体シール付き軸受 |
CN103842675A (zh) * | 2012-04-26 | 2014-06-04 | 古洛布莱株式会社 | 具有磁性流体密封件的轴承 |
KR20150005899A (ko) * | 2012-04-26 | 2015-01-15 | 글로브라이드 가부시키가이샤 | 자성 유체 시일이 구비된 베어링 |
WO2013161625A1 (ja) * | 2012-04-26 | 2013-10-31 | グローブライド株式会社 | 磁性流体シール付き軸受 |
US9611893B2 (en) | 2012-04-26 | 2017-04-04 | Globeride, Inc. | Bearing with magnetic fluid seal |
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