JPH0564679U - 自動製氷装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動製氷装置の製氷皿を外した場合に、確実
に自動製氷の給水動作を停止させるようにした構造を供
するものである。 【構成】 製氷皿１は、同保持枠２に対して所定の距離
だけ引出したあと着脱可能に形成されており、同製氷皿
１の移動と一体に移動可能なストッパー５が設けられ、
同ストッパー５の引出し位置において、上記検出レバー
３が当接する様に構成されている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は電気冷蔵庫等に構成される自動製氷装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、家庭用の電気冷蔵庫に設けられる自動製氷装置は製氷皿が取外すことが できなかった。しかし、製氷皿は水の溜まる所であり、常に洗浄しなければ不衛 生である等の問題があった。これを改善するために、必要に応じて製氷皿を取外 せる様にすることが望ましいが、自動製氷装置である以上、この製氷皿を外した 状態で、これに関係なく自動的に給水動作が始まると、冷凍庫内が水びたしにな る問題点を有していた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は上記従来の欠点に鑑みなされたものであって、自動製氷装置の製氷皿 を外した場合に、確実に自動製氷の給水動作を停止させるようにした構造を提供 するものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記の課題を解決するために、駆動装置に上記製氷皿を引出し着脱可能に保持 してなる保持枠を形成し、同保持枠と製氷皿底部との間に挟持され、該製氷皿の 着脱動作と連動して引出されるストッパーを設け、このストッパーは引出された 位置で前記検出レバー下面に当接され、同検出レバーを係止するようにした。

【０００５】

【作用】

上記の構成によれば、上記製氷皿は常に保持枠内に保持されており、清掃時等 必要に応じて取り出す場合には、保持枠から一定の距離だけ引出さないと外れな い様になっている。この動作を利用して、製氷皿の底部と保持枠との間に挟持さ れて製氷皿移動と一体的に移動するストッパーを設けることによって、同製氷皿 を取出すと、このストッパーが手前側に引出されると共に、このストッパーが引 出された際、自動製氷装置の検出レバーの下面に当接され、同検出レバーの検出 動作を停止させる。これによって、この後の自動製氷動作が中断されるとともに 給水動作が停止され、冷凍庫内が水びたしになるのを防止することができる。ま た、上記製氷皿が保持枠内に戻されるとストッパーも復帰し、自動製氷装置の機 能も元に戻される。

【０００６】

【実施例】

本考案の実施例を添付図面を参照して説明すると、図１において、１は自動製 氷装置の製氷皿であって、同製氷皿１は冷凍庫内に裝設された保持枠２内に着脱 自在に取付けられる。この保持枠２の側近には検出レバー３を具えた駆動装置４ が設けられている。また、上記製氷皿１の側部には凹部１１をもつ縁部１２が形 成され、保持枠２の保持縁２１にはこの縁部１２に対応する切欠２２が形成され ている。また、製氷皿１の中央底部１３と保持枠２の中央底部２３の間には、こ れに挟まれる形の係合片５１を具えたストッパー５が前後移動自在に設けられて いる。このストッパー５の引出し位置において、上記検出レバー３が当接する様 に構成されている。 上記の構成により、自動製氷装置の動作中には図２の様に、製氷皿１は保持枠 ２内に収容されている。この形で、ストッパー５は後退した位置にあり、予めプ ログラムされた上記駆動装置４の検出レバー３の下向きの回転運動により、製氷 装置の下部にある氷ストッカーの氷収納レベルが検出されたあと、つぎの製氷動 作に移り、給水装置が作動して製氷皿１内に給水が行われる。このあと製氷が行 われ製氷皿１内が氷結すると、上記駆動装置４により保持枠２の軸２４が駆動さ れ、これと一体に製氷皿１が裏返しにされて、中の氷がストッカー内に落とし込 まれる。つぎに、清掃のために上記製氷皿１を保持枠２の保持縁２１に沿って手 前方向に引出すと、切欠２２に縁部１２が位置したところで上方に引上げて取出 すことができる。この製氷皿１の移動と一体に係合片５１が引出され、ストッパ ー５が手前側に送出される。このストッパー５の引出し位置において、上記駆動 装置４の検出レバー３が回転すると、このストッパー５に当たってその動きが止 められ、ストッカー内に氷が充満している場合と同様に、製氷皿１が取外された ことが検出される。これによって、この後の製氷動作が中断されるとともに給水 動作が停止され、冷凍庫内が水びたしになるのを防止することができる。また、 上記製氷皿１が保持枠２内に戻されるとストッパー５も復帰し、自動製氷装置の 機能も元にもどされる。

【０００７】

【考案の効果】

以上の様に、本考案の自動製氷装置によると、製氷皿を清掃する際に、保持枠 から一定の距離だけ引出さないと外れない様になっているので、この動作を利用 して、この製氷皿の移動と一体的に移動するストッパーを設けることによって、 同製氷皿を取出すとストッパーが手前側に引出され、この引出されたストッパー に検出レバーを当接させて、同検出レバーの検出動作を停止させる。 これによって、この後の給水動作が停止され、冷凍庫内が水びたしになるのを 未然に防止することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の自動製氷装置の一実施例を示す要部分
解斜視図である。

【図２】本考案の自動製氷装置の要部斜視図である。

【符号の説明】

１ 製氷皿 ２ 保持枠 ３ 検出レバー ４ 駆動装置 ５ ストッパー

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 製氷皿と、この製氷皿を回動させてなる
   駆動装置と、貯氷量を検出する検出レバーを具えてなる
   自動製氷装置において、上記駆動装置に上記製氷皿を引
   出し着脱可能に保持してなる保持枠を形成し、同保持枠
   と製氷皿底部との間に挟持され、該製氷皿の着脱動作と
   連動して引出されるストッパーを設け、このストッパー
   は引出された位置で前記検出レバー下面に当接され、同
   検出レバーを係止してなることを特徴とする自動製氷装
   置。