JPH0563354U - 可変座圧シート - Google Patents

可変座圧シート

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JPH0563354U
JPH0563354U JP1389292U JP1389292U JPH0563354U JP H0563354 U JPH0563354 U JP H0563354U JP 1389292 U JP1389292 U JP 1389292U JP 1389292 U JP1389292 U JP 1389292U JP H0563354 U JPH0563354 U JP H0563354U
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Japan
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air
cushion
seat
cushions
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憲二 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 座圧を部分的に変更可能として座骨神経など
を圧迫することなく尻部全体を支える。 【構成】 シートクッション18の奥部には、二組の同
心円状エアクッション15a,15b及び15d,15
eからなる座骨部クッション15f,15gと、この二
つの座骨部クッション15f,15gの間に配設された
エアクッション15cからなる尾骨部クッション15h
とが配設されている。各エアクッション15a〜15e
は給排気弁13a〜13eに接続され、当該給排気弁1
3a〜13eを介してエアポンプ11と外気とに接続可
能となっている。リモートスイッチ17を操作すると給
排気制御部16が給排気弁13とエアポンプ11を制御
してエアクッション15a〜15eの加圧及び減圧を行
なわしめる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両用シートに関し、特に、座圧を変更可能な可変座圧シートに関 する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の可変座圧シートとして、図4に示す動きをするものが知られて いる。 同図に示す可変座圧シートは、シートクッション1が前端部1aの高さを保持 したまま後端部1bの高さを上下に変更可能となっている。そして、着座状態で 後端部1bの高さを上下に変化させると、大腿部と尻部との圧力バランスが変化 するので、座圧を変化させることができる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
座骨付近には座骨神経などの太い神経が通っており、かかる神経を圧迫すると しびれや傷みの原因となるため、シートにおいてはこれらを圧迫しないようにし て尻部全体を受けとめる必要がある。従って、尻部の座位置においても支えて良 い部分と圧迫してはいけない部分とを分け、部位ごとに座圧を変える必要がある 。しかし、上述した従来の可変座圧シートにおいては、全体的な座圧を変化させ ることができるものの、部分的な座圧の調整をすることができないという課題が あった。
【0004】 本考案は、上記課題にかんがみてなされたもので、座圧を部分的に変更可能と して座骨神経などを圧迫することなく尻部全体を支えることが可能な可変座圧シ ートの提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1にかかる考案は、シートクッションの着座 位置における奥部近辺に配設されて上下方向の座圧を緩衝する複数のエアクッシ ョンと、上記エアクッションに加圧空気を供給するエアポンプと、上記エアポン プとエアクッションとの間に配設されて各エアクッションに対する加圧空気の給 排を制御して座圧調整を行なう加圧制御機構とを備えた構成としてある。
【0006】
【作用】
上記のように構成した請求項1にかかる考案においては、エアポンプより供給 される加圧空気の給排を加圧制御機構にて制御し、シートクッションの着座位置 における奥部近辺に配設された複数のエアクッションにおける圧力を個々に変化 させると、当該シートクッションの着座位置では個々のエアクッションにて上下 方向の座圧が緩衝されるため、当該エアクッションの配置状態に対応して座圧が 変化する。
【0007】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、エアクッションの配置状態に対応して着座位置 における座圧を変化させることができるため、支えて良い部分と圧迫してはいけ ない部分とを分けて尻部を支持することが可能な可変座圧シートを提供すること ができる。 また、エアクッションとしたのでシート内にモータやギアなどを配設する必要 がなく、既存のシートに対しても容易に適用できる。
【0008】
【実施例】
以下、図面にもとづいて本考案の実施例を説明する。 図1は本考案の一実施例にかかる可変座圧シートの概略構成を示す図、図2は エアクッションの配置状態を示す透視斜視図、図3はエアクッションの断面図で ある。 図において、加圧空気を供給するエアポンプ11は分岐されたエアチューブ1 2a〜12eに接続され、各エアチューブ12a〜12eは給排気弁13a〜1 3eに接続されている。また、給排気弁13a〜13eにはエアチューブ14a 〜14eを介してエアクッション15a〜15eが接続されており、同給排気弁 13a〜13eはエアチューブ12a〜12eとエアチューブ14a〜14eと の接続及びエアチューブ14a〜14eと外気との接続、さらに各エアチューブ 12a〜12e,14a〜14eの閉塞という三状態をとることができる。
【0009】 エアポンプ11と給排気弁13は給排気制御部16に接続され、給排気制御部 16はリモートスイッチ17による指示に応じてエアポンプ11の作動と各給排 気弁13の作動とを指示する。ここで、リモートスイッチ17は押しボタン17 a〜17jを備えており、押しボタン17aと押しボタン17bとがそれぞれエ アクッション15aの吸気と排気を指示し、以下、同様にして他の押しボタン1 7c〜17jがエアクッション15b〜15eの吸気と排気を指示する。すなわ ち、これらの給排気弁13と給排気制御部16とリモートスイッチ17とで加圧 制御機構を構成している。
【0010】 エアクッション15a〜15eは、図2及び図3に示すように、同心状に配設 した二つの座骨部クッション15f(15a,15b),15g(15d,15 e)と、両座骨部クッション15f,15gとの間に配設された尾骨部クッショ ン15hとを構成している。ここでエアクッション15b,15dは円筒状に形 成されて両座骨部クッション15fの中心部に配設され、エアクッション15a ,15eはエアクッション15b,15dの周囲を取り囲むドーナツ状に形成さ れている。
【0011】 また、これらのエアクッション15a〜15eは、弾性材料から構成されてお り、また、一枚の底板15i上に突出して形成され、上面の壁材は厚板状に形成 されるとともに側面の壁材は薄板にて蛇腹状に形成されている。なお、シートク ッション18には着座位置の奥部に上記エアクッション15を内蔵可能な凹部1 8aが形成されている。
【0012】 次に、上記構成からなる本実施例の動作を説明する。 シートクッション18上に座るときに、着座者は座骨が座骨部クッション15 f,15gにおける中側のエアクッション15b,15d上に位置するように着 座する。 着座したときに左側の座骨が特にシートクッション18に当接する場合は、座 骨の周りで座圧を負担すればよいので、座骨部クッション15fにおける内側の エアクッション15bを低圧とするか、外側のエアクッション15aを高圧とす ればよい。外側のエアクッション15aを高圧とする場合は、リモートスイッチ 17の押しボタン17aを押下する。
【0013】 押しボタン17aを押下すると、給排気制御部16は、エアクッション15a に加圧空気を吸気するためにエアポンプ11を作動せしめるとともに給排気弁1 3aにてエアチューブ12aとエアチューブ14aとを連結せしめる。これによ り、エアポンプ11が加圧した空気はエアチューブ12aと給排気弁13aとを 介してエアチューブ14aに供給され、さらにエアクッション15a内に供給さ れる。従って、エアクッション15a内は加圧され、尾骨の周囲の部分で座圧を 負担する割合が高くなる。
【0014】 これに対し、座骨部クッション15fにおける内側のエアクッション15bを 低圧とするならば、リモートスイッチ17の押しボタン17dを押下する。する と、給排気制御部16はエアクッション15b内の空気を排気すべく、給排気弁 13bを制御して同エアクッション15bに連通するエアチューブ14bを外気 に連通せしめる。これにより、エアクッション15b内の空気は給排気弁13b を介して排気され、当該エアクッション15bは低圧となって座圧を座骨の頭頂 部で支持する割合が減少する。
【0015】 一方、着座したときに座骨の周囲が特にシートクッション18に当接するよう であれば、座骨で座圧を負担するようにすればよく、座骨部クッション15fに おける内側のエアクッション15bを高圧とするか、外側のエアクッション15 aを低圧とする。また、右側の座骨の当接具合についても同様である。 座骨とともに座圧の負担がかかる尾骨についても同様に行なう。すなわち、尾 骨が特にシートクッション18に当接するようである場合は尾骨部クッション1 5hの圧力を下げればよいし、尾骨がシートクッションに全く当接しないようで ある場合は尾骨部クッション15hの圧力を上げればよい。尾骨部クッション1 5hの圧力を下げるにはリモートスイッチ17の押しボタン17fを押下し、給 排気制御部16から給排気弁13cを制御せしめてエアチューブ14cを外気に 連通させる。また、尾骨部クッション15hの圧力を上げるにはリモートスイッ チ17の押しボタン17eを押下し、給排気制御部16にてエアポンプ11を作 動せしめるとともに給排気弁13cを制御せしめてエアチューブ12cとエアチ ューブ14cとを連通させる。これにより、エアポンプ11からの加圧空気がエ アクッション15cに供給されて圧力が増加する。
【0016】 なお、上述した実施例においては、同心円状の二つのエアクッションとその間 に配置したエアクッションとを使用しているが、これらの形状については他の形 状とすることもできる。例えば、座骨部クッションにおける外側のエアクッショ ンを半径方向に更に分割したり、前後方向の着座範囲を長くするために長円状と したりすればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例にかかる可変座圧シートの概
略構成を示す図である。
【図2】エアクッションの配置状態を示す透視斜視図で
ある。
【図3】エアクッションの断面図である。
【図4】従来の可変座圧シートの作動を示す概略構成図
である。
【符号の説明】
11…エアポンプ 12a〜12e,14a〜14e…エアチューブ 13a〜13e…給排気弁 15a〜15e…エアクッション 15f,15g…座骨部クッション 15h…尾骨部クッション 16…給排気制御部 17…リモートスイッチ 17a〜17j…押しボタン 18…シートクッション

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートクッションの着座位置における奥
    部近辺に配設されて上下方向の座圧を緩衝する複数のエ
    アクッションと、 上記エアクッションに加圧空気を供給するエアポンプ
    と、 上記エアポンプとエアクッションとの間に配設されて各
    エアクッションに対する加圧空気の給排を制御して座圧
    調整を行なう加圧制御機構とを具備することを特徴とす
    る可変座圧シート。
JP1992013892U 1992-02-12 1992-02-12 可変座圧シート Expired - Fee Related JP2588563Y2 (ja)

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JP2011127766A (ja) * 2002-05-03 2011-06-30 Robert B Chaffee バルブを作動させるための電気機械デバイスを備えたセルフシールバルブ

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