JPH0563131U - 衛星放送受信用チューナ - Google Patents

衛星放送受信用チューナ

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JPH0563131U
JPH0563131U JP103993U JP10399391U JPH0563131U JP H0563131 U JPH0563131 U JP H0563131U JP 103993 U JP103993 U JP 103993U JP 10399391 U JP10399391 U JP 10399391U JP H0563131 U JPH0563131 U JP H0563131U
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JP
Japan
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signal
frequency
voltage
intermediate frequency
circuit
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Withdrawn
Application number
JP103993U
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English (en)
Inventor
利光 衣川
Original Assignee
アルプス電気株式会社
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Publication date
Application filed by アルプス電気株式会社 filed Critical アルプス電気株式会社
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Publication of JPH0563131U publication Critical patent/JPH0563131U/ja
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  • Superheterodyne Receivers (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 選局回路3と、局部発振器4と、混合器5
と、BPF6と、VCO14と、位相比較器9と、直流
増幅器10と、AFC回路12とを具備し、選局回路3
が、AFC電圧が中間周波信号の正規の周波数に対応し
た電圧になるように、局部発振信号の発振周波数を制御
する衛星放送受信用チューナにおいて、VCO14の温
度特性をBPF6の温度特性にほぼ等しくなるように設
定する。 【効果】 受信時にC/N比が悪化した場合でも、装置
全体の性能が悪化しない。また、PLL復調回路のキャ
プチャレンジを最小限にでき、S/N比が向上する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、衛星放送を受信するテレビ受信機等において、BSコンバータか ら出力される高周波信号を中間周波信号に変換する衛星放送受信用チューナに関 する。
【0002】
【従来の技術】
図3は従来の衛星放送受信用チューナの構成例を示すブロック図であり、この 図において、1は図示せぬBSコンバータから出力された高周波信号が入力され る入力端子、2は高周波信号を増幅する高周波増幅器、3は視聴者によって選択 されたチャンネルに応じた選局電圧を出力する選局回路、4は選局電圧によって 発振周波数が制御された局部発振信号を出力する局部発振器、5は高周波増幅器 2の出力信号を局部発振信号と混合して中間周波信号に変換する混合器、6は中 間周波信号を通過させるSAW(表面弾性波)デバイス等のバンドパスフィルタ (以下、BPFという)である。
【0003】 また、7は中間周波信号から複合映像信号を復調するPLL復調回路である。 PLL復調回路7において、8は所定の周波数の発振信号を出力する電圧制御発 振器(以下、VCOという)、9は中間周波信号の位相と発振信号の位相とを比 較して位相比較信号を出力する位相比較器、10は位相比較信号を増幅する直流 増幅器であり、直流増幅器10の出力信号は、PLL復調回路7から復調信号、 即ち、複合映像信号として出力されると共に、VCO8の制御電圧入力端子に入 力される。これにより、発振信号の周波数が制御される。
【0004】 さらに、11は複合映像信号が出力される出力端子、12は複合映像信号の平 均直流電圧を検出してAFC(自動周波数制御)電圧を出力するAFC回路であ り、選局回路3は、このAFC電圧を入力してこのAFC電圧が、正規の電圧、 すなわち、中間周波信号の正規の中間周波数(402.78MHz)に対応した 電圧になるように、局部発振信号の発振周波数を制御する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、衛星放送受信用チューナにおいては、受信環境が悪い場合でも、中 間周波信号を欠落させることなく、PLL復調回路7に入力する必要があるとと もに、PLL復調回路7も常に入力される中間周波信号に対して最も良好な特性 となる必要がある。
【0006】 ところが、BPF6に用いられるSAWデバイス、たとえば、リチウムナイオ レート(Lib3)の場合、84ppm/゜C程度の温度特性を有しているた め、BPF6の中心周波数は、周囲温度が常温から上昇すると、図4に示すよう に、周波数f0からΔfだけ低くなってしまう。 したがって、高周波増幅器2の出力信号が混合器5において正規の周波数の中 間周波信号に変換されていても、変換された中間周波信号がBPF6を通過する と、高域側のチャンネル端のエネルギー成分が欠落してしまうという問題があっ た。これにより、受信環境が悪く、C/N比が悪化した場合には、装置全体の性 能が劣化してしまうという問題があった。
【0007】 また、PLL復調回路7が常に入力される中間周波信号に対して最も良好な特 性であるためには、中間周波信号成分がPLL復調回路7のキャプチャレンジに 入っている必要があるが、PLL復調回路7のキャプチャレンジも、図5の斜線 部分に示すような温度特性を有している。このキャプチャレンジの温度特性は、 おもに、図5の直線aに示すVCO8の温度特性に起因している。 したがって、周囲温度が変化すると、中間周波信号成分がPLL復調回路7の キャプチャレンジからはずれてしまうという問題があった。このため、PLL復 調回路7のキャプチャレンジを広くする必要があり、この結果、S/N比が低下 してしまうという問題があった。
【0008】 この考案は、このような背景の下になされたもので、受信時にC/N比が悪化 した場合でも、装置全体の性能が悪化することなく、また、PLL復調回路のキ ャプチャレンジを最小限にでき、S/N比を向上させることができる衛星放送受 信用チューナを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この考案は、視聴者によって選択されたチャンネルに応じた選局電圧を出力す る選局回路と、前記選局電圧によって発振周波数が制御された局部発振信号を出 力する局部発振器と、高周波信号と前記局部発振信号とを混合して中間周波信号 に変換する混合器と、前記中間周波信号を通過させるバンドパスフィルタと、所 定の周波数の発振信号を出力する電圧制御発振器と、前記中間周波信号の位相と 前記発振信号の位相とを比較して位相比較信号を出力する位相比較器と、前記位 相比較信号を増幅し、その出力信号によって前記発振信号の周波数を制御する直 流増幅器と、該直流増幅器の出力信号の平均直流電圧を検出してAFC電圧を出 力するAFC回路とを具備し、前記選局回路が、前記AFC電圧が前記中間周波 信号の正規の周波数に対応した電圧になるように、前記局部発振信号の発振周波 数を制御する衛星放送受信用チューナにおいて、前記電圧制御発振器の温度特性 を前記バンドパスフィルタの温度特性にほぼ等しくなるように設定することを特 徴としている。
【0010】
【作用】
上記構成によれば、たとえば、周囲温度が上昇してバンドパスフィルタの中心 周波数が低くなっても、電圧制御発振器の温度特性がバンドパスフィルタの温度 特性にほぼ等しいので、電圧制御発振器の発振信号の中心周波数もバンドパスフ ィルタの中心周波数とほぼ同様に低くなり、混合器において変換された中間周波 数信号の中心周波数は、バンドパスフィルタの中心周波数からずれることはない 。
【0011】
【実施例】
以下、図面を参照して、この考案の一実施例について説明する。図1はこの考 案の一実施例による衛星放送受信用チューナの構成を示すブロック図であり、こ の図において、図3の各部に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省 略する。この図に示す衛星放送受信用チューナにおいては、PLL復調回路7に 代えて、PLL復調回路13が新たに設けられている。このPLL復調回路13 には、図2の破線bに示すBPF6の温度特性にほぼ等しい温度特性(図2の直 線a参照)を有するVCO14が図3のVCO8に代えて新たに設けられている 。VCO14の温度特性は、具体的には、たとえば、共振回路に用いられるコン デンサの温度特性や直流バイアス回路に挿入されるダイオード等の半導体素子の 順方向電圧の温度特性等を利用してBPF6の温度特性とほぼ等しい温度特性と する。 これにより、PLL復調回路13のキャプチャレンジの温度特性は、図2の斜 線部分に示すようになる。
【0012】 このような構成において、たとえば、この衛星放送受信用チューナの周囲温度 が上昇してBPF6の中心周波数が、図4に示すように、Δfだけ低くなっても 、VCO14の温度特性がBPF6の温度特性にほぼ等しいので、VCO14の 発振信号の中心周波数もほぼΔfだけ低くなり、混合器5において変換された中 間周波数信号の中心周波数は、BPF6の中心周波数からずれることはない。 したがって、この中間周波信号は、BPF6を通過しても、高域あるいは低域 のチャンネル端のエネルギー成分が欠落することはない。 これにより、受信時にC/N比が悪化した場合でも、装置全体の性能が悪化す ることがない。
【0013】 また、混合器5において変換された中間周波数信号の中心周波数は、PLL復 調回路13のキャプチャレンジの中心周波数と一致している。 したがって、PLL復調回路13のキャプチャレンジを最小限にすることがで き、S/N比を向上させることができる。
【0014】
【考案の効果】 以上説明したように、この考案によれば、受信時にC/N比が悪化した場合で も、中間周波数信号の中心周波数がバンドパスフィルタの中心周波数からずれな いので、装置全体の性能が悪化することがないという効果がある。 また、中間周波数信号の中心周波数がPLL復調回路のキャプチャレンジの中 心周波数となるので、PLL復調回路のキャプチャレンジを最小限にでき、S/ N比を向上させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例による衛星放送受信用チュ
ーナの構成を示すブロック図である。
【図2】PLL復調回路13のキャプチャレンジの温度
特性の一例を示す図である。
【図3】従来の衛星放送受信用チューナの構成例を示す
ブロック図である。
【図4】BPF6の周波数特性の温度による変化を説明
するための図である。
【図5】PLL復調回路7のキャプチャレンジの温度特
性の一例を示す図である。
【符号の説明】
3 選局回路 4 局部発振器 5 混合器 6 BPF 7,13 PLL復調回路 8,14 VCO 9 位相比較器 10 直流増幅器 12 AFC回路 13 PLL復調回路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 視聴者によって選択されたチャンネルに
    応じた選局電圧を出力する選局回路と、前記選局電圧に
    よって発振周波数が制御された局部発振信号を出力する
    局部発振器と、高周波信号と前記局部発振信号とを混合
    して中間周波信号に変換する混合器と、前記中間周波信
    号を通過させるバンドパスフィルタと、所定の周波数の
    発振信号を出力する電圧制御発振器と、前記中間周波信
    号の位相と前記発振信号の位相とを比較して位相比較信
    号を出力する位相比較器と、前記位相比較信号を増幅
    し、その出力信号によって前記発振信号の周波数を制御
    する直流増幅器と、該直流増幅器の出力信号の平均直流
    電圧を検出してAFC電圧を出力するAFC回路とを具
    備し、前記選局回路が、前記AFC電圧が前記中間周波
    信号の正規の周波数に対応した電圧になるように、前記
    局部発振信号の発振周波数を制御する衛星放送受信用チ
    ューナにおいて、 前記電圧制御発振器の温度特性を前記バンドパスフィル
    タの温度特性にほぼ等しくなるように設定することを特
    徴とする衛星放送受信用チューナ。
JP103993U 1991-12-17 1991-12-17 衛星放送受信用チューナ Withdrawn JPH0563131U (ja)

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JPH0563131U true JPH0563131U (ja) 1993-08-20

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JP103993U Withdrawn JPH0563131U (ja) 1991-12-17 1991-12-17 衛星放送受信用チューナ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009016817A1 (ja) * 2007-07-31 2009-02-05 Panasonic Corporation 発振器とこれを用いた受信装置及び電子機器

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