JPH0562276A - 光磁気記録装置 - Google Patents

光磁気記録装置

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JPH0562276A
JPH0562276A JP22143291A JP22143291A JPH0562276A JP H0562276 A JPH0562276 A JP H0562276A JP 22143291 A JP22143291 A JP 22143291A JP 22143291 A JP22143291 A JP 22143291A JP H0562276 A JPH0562276 A JP H0562276A
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JP
Japan
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magnetic field
magneto
recording
optical
optical recording
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Withdrawn
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JP22143291A
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English (en)
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Yoshio Suzuki
良夫 鈴木
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Hitachi Ltd
Maxell Holdings Ltd
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Hitachi Ltd
Hitachi Maxell Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】記録時の印加磁界が、環境によって変動しない
ようにし、安定した固定磁界光変調オーバーライトを行
う。 【構成】光磁気ディスク1上に記録ビーム2を照射し記
録を行うとき、磁界検出素子5を記録がなされる位置の
近くに置き、磁界をモニターする。検出された信号を判
断回路6に送り、判断結果を、印加磁界制御器4にフィ
ードバックし、磁界が常にオーバーライトが良好に行わ
れる範囲内にあるように制御する。 【効果】磁界を10Oe以内の精度で制御し、これによ
り固定磁界での光強度変調オーバーライトを、安定して
行うことが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザ光などのエネル
ギービームを用いて情報の記録,再生,消去を行う光磁
気記録にかかわり、特に、固定した印加磁界のもとで、
光強度変調によりオーバーライトを行う光磁気記録方式
に適する。
【0002】
【従来の技術】光磁気記録におけるオーバーライトの手
法には、磁界変調方式および光変調方式がある。
【0003】磁界変調方式では、光磁気記録膜に連続的
に光を照射し、記録部分を照射光エネルギーで昇温さ
せ、同時に、記録すべき情報をもとに変調させた磁界を
印加することにより、光磁気記録膜の磁化を反転させ
て、オーバーライトを行なう(例えば特開昭60−251539
号など)。磁界変調オーバーライト方式では、高速で数
百Oeの強度の磁界をスイッチングすることが可能な磁
界発生用電磁石が必要とされる。このために、記録再生
装置における磁界印加機構が複雑になる。
【0004】一方、光変調方式によりオーバーライトを
行なう方式の1つとして、2層の磁性膜を使う方式(特
開昭62−175948号)が、考案されている。この方式は、
交換相互作用により磁気的に結合した2層の磁性膜から
なる記録媒体を用い、記録の都度に、初期化用の磁界の
印加により記録膜の初期化を行なう。この、2層磁性膜
方式は、初期化用磁石として、数kOeの強度の磁石を
装置内に組み込まなければならないために、記録再生装
置が大形になりやすいという欠点がある。
【0005】光変調でオーバーライトを行うもう1つの
方式として、固定磁界によるオーバーライト方式〔アイ
イーイーイー トランザクションズ オン マグネティ
クスエムエージー23巻(IEEE Trans. Magnetics MA
G23)1987,pp.171−173〕がある。こ
の方式では、所定の時間幅のレーザパルスで記録磁区を
形成し、前記レーザパルスより短い時間幅のレーザパル
スを前記記録磁区上に照射して、既存の記録磁区を消滅
させ、光パルスの長短を変調することによって直接オー
バーライトを行なう。本発明は、この、固定磁界でオー
バーライトを行う光磁気記録方式に関するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】固定磁界オーバーライ
ト方式は、記録と消去を同じ磁界で行うために、記録が
もっぱらなされる磁界領域と、消去がもっぱらなされる
磁界領域との間にはさまれた狭い磁界領域に、記録媒体
への印加磁界を設定しなければならない。もし仮に、磁
界がこの狭い領域から記録優位側に外れると、オーバー
ライト時に既存情報の消去が十分できなくなる。また逆
に、磁界が消去優位側の方に外れると、記録が十分にな
されず、信号出力が減少する。このように記録と消去が
ともに可能な磁界の範囲は、50Oe程度の幅〔ジャパ
ニーズ ジャーナル オブ アプライド フィジクス
(Japan.J.Appl.Phys.),vol.28,Suppl.28−3(1
989)pp.33および、ジャーナル オブ アプライ
ド フィジクス(J.Appl.Phys.),vol.67(199
0),pp.4423〕である。さらに、その中でも良
好な記録消去特性が得られる領域は、10Oe程度の幅
に限られる。すなわち、固定磁界オーバーライト光磁気
記録を実現するためには、印加磁界を10Oe程度以上
の精度で、コントロールする必要がある。この磁界精度
は、装置内の部品からの漏れ磁界や、装置外の環境磁界
により容易に影響される程度の大きさであり、また使用
する磁石の特性の経時変化によっても、簡単にこの許容
範囲から外れてしまうことが考えられる。本発明の目的
は、上記の欠点をのぞき、環境の変化によって、光磁気
記録媒体に印加される磁界の大きさが変動しないよう
な、光磁気記録装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、媒体に印加
される磁界の強度を、磁界検出素子により検出し、その
検出信号を磁界印加機構にフィードバックし、磁界印加
機構の調節により、記録媒体に印加される磁界が、常
に、前もって決められた特定の範囲内にあるように制御
する機能を有する光磁気記録装置を用いることにより達
成される。
【0008】
【作用】図1に、本発明を用いた光磁気記録装置の概念
図を示す。光磁気ディスク1上に記録ビーム2を照射し
記録を行う。このとき、磁界印加機構3により、光磁気
ディスク1上の記録がなされている部分に、磁界が印加
される。この磁界の強度は、印加磁界制御器4により制
御可能である。磁界検出素子5を記録がなされる位置の
近くに置き、磁界をモニターする。検出された信号は、
判断回路6に送られ、記録位置での磁界がオーバーライ
トに最適な磁界に対し、どちら側にどれだけずれている
かを判断する。この判断結果を、印加磁界制御器4にフ
ィードバックし、ずれを補正する方向に磁界印加機構3
の状態を調節する。このようなフィードバック機構を働
かせることにより、記録時の磁界を常にオーバーライト
が良好に行われる範囲内にあるようにすることができ
る。
【0009】磁界検出素子としては、ホール素子,磁気
抵抗素子などが、使用可能である。印加磁界の調節方法
としては、磁界印加機構3として電磁石を用い、これに
流す電流を制御する方法が一例として考えられる。ある
いは、磁界印加機構3として永久磁石を用い、その媒体
に対する距離や方向を変えること、もしくは磁界還流経
路を変えることによっても、印加磁界を調節する方法も
可能である。電磁石を用いる方法は、早いスピードでの
制御が可能であるという長所があるのに対し、永久磁石
を用いる方法は、装置の電力消費を、小さくできるとい
う長所がある。
【0010】
【実施例】以下実施例によって、本発明を詳細に説明す
る。
【0011】(実施例1)図2に、実施例1の光磁気記
録装置の概念図を示す。磁界印加機構として、電磁石8
を用いる。磁界の強度は、電磁石用電源9において、電
磁石8へ供給する電流を変えることにより、制御するこ
とが可能である。磁界検出素子として、ホール素子10
を用いる。検出されたホール電圧は、比較器11におい
て、基準電圧発生器12の電圧と比較され、記録位置で
の磁界がオーバーライトに最適な磁界に対し、どちら側
にどれだけずれているかが、判断される。この判断結果
を、電磁石用電源9にフィードバックし、ずれを補正す
る方向に電磁石8への供給電流を調節する。このような
フィードバック機構を働かせることにより、記録時の磁
界が、常に、オーバーライトが良好に行われる範囲内に
あるように制御することができる。この方式では、電磁
石8のインダクタンスが十分小さければ、1kHz程度
までの高速で変動する磁場成分を補正でき、例えば、光
ヘッド上のアクチュエータからの漏れ磁界などに関して
も、補正可能である。ホール素子の感度および長期信頼
性から、本実施例の方式により、容易に10Oe以内の
精度で磁界を制御することが可能である。
【0012】(実施例2)図3に、実施例2の光磁気記
録装置の概念図を示す。実施例1と同様に、磁界印加機
構としては電磁石8を、磁界検出素子としては、ホール
素子10を用いる。磁界の制御方法および検出方法は、
実施例1と同じである。本実施例では、ホール素子10
を、光ヘッド13上の対物レンズ15の近くに搭載す
る。光ヘッド13は、記録しようとするトラックの位置
にあわせて、レール14上を移動する。このとき、ホー
ル素子10も光ヘッド13とともに移動する。この機構
により、ホール素子の位置を、常に、記録がなされる位
置の近くに置くことができ、また、記録位置とホール素
子との相対的な位置関係も常に同一に保てる。それによ
り、光磁気ディスク上のどのトラックに記録を行ってい
るときも、同一の精度で印加磁界の制御が可能である。
また、この機構を用いると、仮に電磁石の発生する磁界
が、ディスクの径方向に関し均一でなく、分布を持って
いても、それを補正するように電磁石への電流を調整す
ることになるため、記録時に常にオーバーライトに最適
な磁界が記録位置にかかるように制御することができ
る。
【0013】(実施例3)図4に、実施例3の光磁気記
録装置の概念図を示す。磁界印加機構として、永久磁石
16を用いる。磁界の強度の制御は、DCモータ17に
より歯車18とラック19を介して永久磁石16の位置
を動かし、光磁気ディスク1表面と永久磁石16の距離
を変えることにより行う。磁界検出素子として、磁気抵
抗素子20を用いる。電圧に変換された磁界信号は、比
較器11において、基準電圧発生器12の電圧と比較さ
れ、記録位置での磁界がオーバーライトに最適な磁界に
対し、どちら側にどれだけずれているかが、判断され
る。この判断結果を、DCモータ駆動電源21にフィー
ドバックし、ずれを補正する方向に永久磁石16の位置
を移動する。このようなフィードバック機構を働かせる
ことにより、記録時の磁界を常にオーバーライトが良好
に行われる範囲内にあるようにすることができる。この
方式は、実施例1の場合と異なり、高速で変動する磁界
成分を補正することには適さないが、電磁石の替わりに
永久磁石を用いることにより、装置の消費電力を小さく
できる。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、光磁気記録媒体に印加
される磁界を10Oe以内の精度で制御することがで
き、これによって、固定磁界での光強度変調オーバーラ
イトを、環境磁界などの変化に影響されずに安定して行
うことが可能となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を用いた光磁気記録装置の概念図。
【図2】実施例1の光磁気記録装置の概念図。
【図3】実施例2の光磁気記録装置の概念図。
【図4】実施例3の光磁気記録装置の概念図。
【符号の説明】
1…光磁気ディスク、2…記録ビーム、3…磁界印加機
構、4…印加磁界制御器、5…磁界検出素子、6…判断
回路、7…ディスク回転軸、8…電磁石、9…電磁石用
電源、10…ホール素子、11…比較器、12…基準電
圧発生器、13…光ヘッド、14…レール、15…対物
レンズ、16…永久磁石、17…DCモータ、18…歯
車、19…ラック、20…磁気抵抗素子、21…DCモ
ータ駆動電源。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光学ヘッドと、記録媒体に磁界を印加する
    磁界印加機構を含む、光磁気記録装置において、記録媒
    体に印加される磁界の強度を、磁界検出素子により検出
    し、その検出信号を磁界印加機構にフィードバックし、
    磁界印加機構の調節により、記録媒体に印加される磁界
    が、常に、前もって決められた特定の範囲内にあるよう
    に制御する機能を有することを特徴とする、光磁気記録
    装置。
  2. 【請求項2】磁界検出素子がホール素子もしくは磁気抵
    抗素子よりなる請求項1記載の光磁気記録装置。
  3. 【請求項3】磁界検出素子が光学ヘッドに搭載されてお
    り、記録媒体上で記録されるトラックの位置が移動した
    場合に、磁界検出素子も光学ヘッドとともに移動し、常
    に、記録媒体上で記録がなされる位置の近くで、磁界を
    検出することを特徴とする請求項1記載の光磁気記録装
    置。
  4. 【請求項4】磁界印加機構が電磁石よりなる請求項1記
    載の光磁気記録装置。
JP22143291A 1991-09-02 1991-09-02 光磁気記録装置 Withdrawn JPH0562276A (ja)

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JP22143291A JPH0562276A (ja) 1991-09-02 1991-09-02 光磁気記録装置

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JP22143291A JPH0562276A (ja) 1991-09-02 1991-09-02 光磁気記録装置

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JPH0562276A true JPH0562276A (ja) 1993-03-12

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ID=16766653

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JP22143291A Withdrawn JPH0562276A (ja) 1991-09-02 1991-09-02 光磁気記録装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004051640A1 (ja) * 2002-11-29 2004-06-17 Fujitsu Limited 光磁気記憶媒体の再生方法およびその方法を用いた光磁気記憶装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19981203