JPH0562176U - 車両用全閉形誘導電動機 - Google Patents

車両用全閉形誘導電動機

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JPH0562176U
JPH0562176U JP659892U JP659892U JPH0562176U JP H0562176 U JPH0562176 U JP H0562176U JP 659892 U JP659892 U JP 659892U JP 659892 U JP659892 U JP 659892U JP H0562176 U JPH0562176 U JP H0562176U
Authority
JP
Japan
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vehicle
hollow shaft
induction motor
motor
cooling
Prior art date
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Pending
Application number
JP659892U
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English (en)
Inventor
龍次 海老塚
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Toyo Electric Manufacturing Ltd
Original Assignee
Toyo Electric Manufacturing Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両用誘導電動機の軸受嵌着部付近の中空軸
の冷却効果を高め、電動機の小形軽量化を図ることにあ
る。 【構成】 たわみ板継手をもち回転子軸を中空軸とした
車両用全閉形誘導電動機において、前記中空軸の少なく
とも冷却ファン側の軸受嵌着部付近の内径側に、冷却フ
ィンを嵌着し、冷却表面積を増加した構成である。

Description

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】
本考案は、鉄道電気車両主電動機として使用される全閉形誘導電動機に関する ものである。
【０００２】
【従来の技術】
近年絶縁物の耐熱温度が向上し、ポリイミドフィルムやポリイミド樹脂を使用 した絶縁システムでは、耐熱温度は 200℃を越えるシステムもある。 ところが、メンテナンスフリーをめざす全閉形誘導電動機では、開放形誘導電 動機に比べて電動機内部の各部温度が同じ温度に近づく傾向にあり、従ってもっ とも耐熱温度の低い部分を基準に各部の温度を抑えている。 すなわち、全閉形誘導電動機の場合、回転子を支える軸受およびその潤滑のた めのグリースは、コイルの絶縁物の耐熱温度に比べ低く、現在約 100℃程度が限 度である。 これがために、電機子軸を中空にして冷却風を通すなどして軸受の温度の低減 を図っている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、十分な効果は得ることはできず電動機全体の温度を下げるため には導体を太くしたり、鉄心断面を大きくするなどが必要となり容易に小形軽量 化ができない。 本考案は上述した点に鑑みて創案されたもので、その目的とするところは中空 軸の冷却効果を高め、小形軽量化を図る車両用全閉形誘導機を提供するものであ る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
つまり、その目的を達成するための手段は、たわみ板継手をもち回転子軸を中 空軸しとた車両用全閉形誘導電動機において、前記中空軸の少なくとも冷却ファ ン側の軸受嵌着部付近の内径側に冷却フィンを嵌着した構成とするものである。
【０００５】
【作用】
電動機が回転することによりたわみ板が回転したわみ板付近の空気圧が負圧に なり、空気は反たわみ板の方からたわみ板側に向け中空軸の中を流れ、中空軸の 内壁から熱をうばって電動機外へ排出するとともに、軸受付近の内径に冷却ファ ンを配設することにより、さらに効果的に軸受部分を冷却することになる。
【０００６】
【実施例】
本考案の一実施例を図面に基づいて詳述する。 図１は本考案の車両用全閉形誘導電動機の断面図で、１は電動機枠、２は固定 子、３は回転子、４は回転子３の中空軸、５，６は軸受、７は冷却ファン、８は 可撓継手腕、９は可撓継手たわみ板、10は冷却フィン、11は電動機内部空気循環 用配管で場合により冷却器とすることもある。12は中空軸内を通過する空気の流 れである。 また、冷却フイン10の一実施例を図２に示す。 図１において、中空軸４の軸方向に通風し得るよう軸方向に冷却フィン10を設 け、良熱伝導性材質（例えば、アルミニュウム材）を用いて構成し、中空軸４内 に圧入などにより固定されてなる。
【０００７】 全閉形誘導電動機においては、中空軸４に装着した冷却ファン７により電動機 内部の空気を循環させるので、電動機内部の温度分布は冷却ファン近辺が最も高 い状態にある。 したがって、回転子軸の中空軸内に配設する冷却フィン10は、中空軸内全長に わたり、あるいは分散して配設することが考えられるが、少なくとも最も温度上 昇の高い冷却ファン７側の軸受部に配設することが最も効果的である。
【０００８】
【考案の効果】
以上に述べたごとく本考案によれば、電動機の他の部分に比べ温度を低く抑え る必要のある軸受部の放熱を良くすることができ、従って軸受部の温度を下げる ことができ、全閉の電動機は全述のごとく電動機各部の温度が大きく変らないよ うになるが、本考案のように、軸受部分を積極的に冷却すことにより、従来のご とく導体を太くしたりして電動機全体の損失を下げることなく軸受部の許容温度 内で電動機の小形軽量化を図ることが可能となる。 特に、車両用電動機は車両台車枠内に装着され、占有容積を制限されるため、 本考案により電動機の外形寸法を縮小することができる点に効果がある。
【０００９】
【図面の簡単な説明】
【図１】本考案の一実施例を示す車両用全閉形誘導点動
機の軸方向断面図である。
【図２】本考案の冷却フィンの斜視図である。
【００１０】
【符号の説明】 １ 電動機枠 ２ 固定子 ３ 回転子 ４ 中空軸 ５ 軸受 ６ 軸受 ７ 冷却ファン ８ 可撓継手腕 ９ 可撓継手たわみ板 10 冷却フィン 11 空気循環用配管 12 空気の流れ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】 たわみ板継手をもち回転子軸を中空軸と
    した車両用全閉形誘導電動機とおいて、前記中空軸の少
    なくとも冷却ファン側の軸受嵌着部付近の内径側に、冷
    却ファンを嵌着したことを特徴とする車両用全閉形誘導
    電動機。
JP659892U 1992-01-22 1992-01-22 車両用全閉形誘導電動機 Pending JPH0562176U (ja)

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