JPH0562081U - プリント基板装着用ラック - Google Patents

プリント基板装着用ラック

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JPH0562081U
JPH0562081U JP217592U JP217592U JPH0562081U JP H0562081 U JPH0562081 U JP H0562081U JP 217592 U JP217592 U JP 217592U JP 217592 U JP217592 U JP 217592U JP H0562081 U JPH0562081 U JP H0562081U
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rack
printed circuit
rack body
circuit board
mounting
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JP217592U
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昭次 安福
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ユニオンエレックス株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 僅かなスペースに収容可能で、輸送コストや
保管コストを低減する。 【構成】 アルミ押出または引抜き成形により形成さ
れ、端部を連結されてラック本体11を構成する横枠部
材12及び縦枠部材13と、前記ラック本体11上に架
設されて、プリント基板Pを支持する対向する枠部材に
取付ける縦用及び横用の2種類の長さからなる桟部材2
5とを具備するため、プリント基板装着用ラックの非使
用時には、各枠部材12,13を分離することで、枠状
のラック本体11に比較して収容スペースを大幅に縮小
可能である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、プリント基板に電子部品を実装する際に使用されるプリント基板 装着用ラックに関し、特に、複数枚のプリント基板をラック本体上に整列状態で 装着できるように構成したプリント基板装着用ラックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のプリント基板装着用ラックとしては、実開昭58−15349 3号公報に記載されたものを挙げることができる。
【0003】 図7はこの従来のプリント基板装着用ラックの全体構成を示す斜視図、図8は 従来のプリント基板装着用ラックを重ね積みした状態を示す一部破断正面図であ る。
【0004】 図に示すように、プリント基板装着用ラックのラック本体1は、断面略コ字状 のチャンネル材からなる横枠部材2及び縦枠部材3を相互にスポット溶接して、 全体として略長方形の枠状に構成されている。ラック本体1の四隅には支持脚4 がスポット溶接され、各支持脚4の下端には、外方に拡開する嵌合段部4aがプ レス成形されるとともに、高さ規制板5が水平にスポット溶接されている。また 、横枠部材2及び縦枠部材3の側面には複数の掛止孔2b及び3aが形成されて いる。
【0005】 両横枠部材2の上部に相対向して平行に延びる箇所をガイド部2aとし、これ らのガイド部2a間には4本の木製の桟部材7が架設されている。各桟部材7の 両端に形成されたスリット7aは、それぞれガイド部2aに挿入され、各桟部材 7はガイド部2aに案内されて移動可能になっている。各桟部材7間には多数枚 のプリント基板Pが配設され、これらのプリント基板Pの両端は、各桟部材7の 両側に形成された段部7bに載置されている。最も端の桟部材7にはゴム紐等か らなる弾性部材8が係合し、その弾性部材8の両端に連結されたフック9は、前 記横枠部材2の掛止孔2bに掛止されて、弾性部材8の付勢力でプリント基板P が各桟部材7間に整列保持されている。
【0006】 このように、プリント基板装着用ラック上には多数枚のプリント基板Pが整列 保持され、各プリント基板Pには、コンデンサや抵抗等の各種の電子部品が実装 される。そして、実装後のプリント基板装着用ラックは、図8に示すように、複 数段重ね積みした状態で保管され、その支持脚4の規制板5は、下段の別のラッ ク本体1上に当接して、各プリント基板装着用ラックを所定間隔に保持し、プリ ント基板Pの干渉を防止する。また、このときの支持脚4の嵌合段部4aは、下 段のラック本体1に嵌め込まれて、水平方向の位置ずれを防止する。図8から明 らかなように、この支持脚4の嵌合段部4aは若干広めに拡開されて、ラック本 体1の外側面から離間し、プリント基板装着用ラックの重ね積みが容易にできる ように配慮されている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
従来のプリント基板装着用ラックは、上記したように横枠部材2及び縦枠部材 3を相互にスポット溶接して、枠状のラック本体1を構成しているため、かなり 大きな収容スペースを必要とし、その非使用時、例えば、トラック等による輸送 時や倉庫での保管時には、多くの台数を一括して扱うことができず、輸送コスト や保管コストが高騰する可能性があった。
【0008】 また、重ね積みしたプリント基板装着用ラックの間隔を保持するために、支持 脚4に規制板5をスポット溶接する必要があり、しかも、重ね積みを容易にする ために、支持脚4に嵌合段部4aをプレス成形して、ラック本体1の外側面より 離間させる必要がある。したがって、製造時の工程数が多く、製造コストの高騰 の要因となっていた。
【0009】 そこで、本考案は、僅かなスペースに収容可能で、輸送コストや保管コストを 低減することができ、また、製造時の工程数を減少させて、製造コストを低減す ることができるプリント基板装着用ラックの提供を課題とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案にかかるプリント基板装着用ラックは、アルミ押出または引抜 きにより形成され、端部を連結されてラック本体を構成する枠部材と、前記ラッ ク本体上に架設されて、プリント基板を支持する対向する枠部材に取付ける縦用 及び横用の2種類の長さからなる複数本の桟部材とを設けたものである。
【0011】 請求項2の考案にかかるプリント基板装着用ラックは、アルミ押出または引抜 きにより形成され、端部を対応させて枠状に配設された枠部材と、アルミ押出ま たは引抜きにより形成されて、前記枠部材の端部を連結してラック本体を構成し 、前記ラック本体の複数段重ね積み時に、上下両端を相互に当接させて、各ラッ ク本体を間隔保持する支持脚と、前記ラック本体上に架設されて、プリント基板 を支持する対向する枠部材に取付ける縦用及び横用の2種類の長さからなる複数 本の桟部材とを設けたものである。
【0012】 請求項3の考案にかかるプリント基板装着用ラックは、前記枠部材のアルミ押 出成形時に、側面の支持脚が連結される箇所に取付座を突設したものである。
【0013】
【作用】
請求項1の考案においては、各枠部材を分離できるため、プリント基板装着用 ラックの非使用時には、枠状のラック本体に比較して収容スペースを大幅に縮小 可能であり、しかも、縦用及び横用の2種類の長さからなる複数本の桟部材は、 プリント基板を支持する面を縦長形状または横長形状を自在に形成することがで き、そのプリント基板の形状を特定することがない。
【0014】 請求項2の考案においては、請求項1の考案の作用に加えて、支持脚の上下両 端を相互に当接させて各ラック本体の間隔を保持しているため、支持脚を長手方 向に同一断面をなす単純な形状とすることができ、その結果、各支持脚をアルミ 押出または引抜きにより単一の工程で形成して、製造時の工程数を減少できる。
【0015】 請求項3の考案においては、請求項2の考案の作用に加えて、取付座の厚み分 だけ、各支持脚がラック本体の側面より離間し、その結果、ラック本体の重ね積 み時に、上下のラック本体が少々位置ずれしていても、容易に重ね積み可能であ り、しかも、この取付座は、枠部材のアルミ押出または引抜き時に同時に形成さ れるため、製造時の工程数の増加を未然に防止可能である。
【0016】
【実施例】
以下、本考案を具体化した一実施例を説明する。
【0017】 図1は本考案の一実施例であるプリント基板装着用ラックの全体構成を示す分 解斜視図、図2は本考案の一実施例であるプリント基板装着用ラックの全体構成 を示す組立斜視図である。
【0018】 図に示すように、本実施例におけるプリント基板装着用ラックのラック本体1 1は、端部を相互に対応させて配設された計4本の横枠部材12及び縦枠部材1 3から構成されており、全体として略長方形の枠状をなしている。これらの枠部 材12,13は共にアルミ押出成形により形成され、長手方向に略コ字状の同一 断面形状をなしている。横枠部材12の上下幅は、縦枠部材13の上下幅より若 干大きく設定され、縦枠部材13の端部は横枠部材12の端部に嵌め込まれてい る。各枠部材12,13の外側面の中間位置及び最下位置には、前記したアルミ 押出成形時に、上部取付座14と下部取付座15がそれぞれ長手方向全体に突設 されている。
【0019】 ラック本体11の四隅には、アルミ押出成形により形成された断面略L字状の 支持脚17がそれぞれ配設され、各支持脚17の一側面は、横枠部材12の上部 取付座14及び下部取付座15の端部にタッピングねじ18にて固定され、各支 持脚17の他側面は、縦枠部材13の上部取付座14の端部にタッピングねじ1 9にて固定され、その結果、横枠部材12と縦枠部材13の端部が相互に連結さ れて、前記したラック本体11が構成されている。このように、各支持脚17は 、上部取付座14及び下部取付座15上に固定されていることから、ラック本体 11の外側面に対し、上部取付座14及び下部取付座15の厚み分だけ外方に離 間している。各支持脚17の上端は、前記上部取付座14の上部に位置し、また 、支持脚17の下端は、所定の寸法分だけ下方に突出して、後述するように、プ リント基板装着用ラックの重ね積み時に、各プリント基板装着用ラックを所定間 隔に保持する。
【0020】 なお、図1に示すように、各枠部材12,13と支持脚17には事前に小径の 下穴20が穿設され、タッピングねじ18,19の螺入により雌ネジが切られて 、相互に連結されるようになっている。そして、各枠部材12,13と支持脚1 7の下穴20が穿設される位置には、アルミ押出成形時に、長手方向に沿ってご く細い案内溝21,22が形成されており、これらの案内溝21,22は、下穴 20の穿設時に位置的な目安となるとともに、ドリルの先端を案内して、穿設作 業を行ない易くしている。
【0021】 前記両横枠部材12の上部に相対向して平行に延びる箇所をガイド部12aと するとともに、縦枠部材13の上部に相対向して平行に延びる箇所をガイド部1 3aとし、両ガイド部12a,13aの上面には、枠部材12,13のアルミ押 出成形時に、その長手方向全体に延びる一対の突条23,24が突設されている 。両横枠部材12のガイド部12a間には、縦枠部材13とほぼ同一長さの4本 の桟部材25が架設され、これらの桟部材25は、枠部材12,13と同様に、 アルミ押出成形により形成されて、両側に段部25bを備えた断面凸状をなして いる。各桟部材25の両端に形成されたスリット25aは、それぞれガイド部1 2aに挿入され、各桟部材25はガイド部12aに案内されながら横枠部材12 に沿って移動可能になっている。各桟部材25の両端にはねじ孔25cが穿設さ れて、上方よりソケットボルト26が螺入され、そのソケットボルト26の先端 がガイド部12a上に圧接して、桟部材25を任意の位置で固定するようになっ ている。
【0022】 各桟部材25間には多数枚のプリント基板Pが配設され、これらのプリント基 板Pの両端は、各桟部材25の段部25b上に載置されて、整列保持されている 。そして、前記した枠部材12,13や支持脚17と同様に、桟部材25のねじ 孔25cが穿設される位置には、アルミ押出成形時に、長手方向に沿ってごく細 い案内溝27が形成されており、ねじ孔25cの穿設時に位置的な目安となると ともに、ドリルの先端を案内して、穿設作業を行ない易くしている。
【0023】 なお、このプリント基板装着用ラックには、前記した桟部材25とは別に、横 枠部材12とほぼ同一長さの桟部材も用意されて、両縦枠部材13のガイド部1 3a間に架設できるようになっており、プリント基板Pの縦横比に応じて、それ ぞれの桟部材25が使い分けられる。即ち、縦用及び横用の2種類の長さからな る複数本の桟部材25は、プリント基板Pを支持する面を縦長形状または横長形 状を自在に形成することができ、そのプリント基板Pの形状に応じて任意に設定 することができる。
【0024】 次に、上記のように構成されたプリント基板装着用ラックの使用手順を説明す る。
【0025】 図3は本考案の一実施例であるプリント基板装着用ラックを重ね積みした状態 を示す正面図、図4は本考案の一実施例であるプリント基板装着用ラックを重ね 積みした状態を示す図3のX−X線断面図、図5は本考案の一実施例であるプリ ント基板装着用ラックの収容状態を示す斜視図である。
【0026】 プリント基板Pに電子部品を実装するには、まず、前記ソケットボルト26を 緩めて各桟部材25を移動可能な状態にし、それらの桟部材25の位置を調整し ながら、図2に示すように、隣接する桟部材25間にプリント基板Pを順次配設 して、その両端を桟部材25の段部25bに載置する。その後、ソケットボルト 26の頭部を保持して締め付けると、その先端がガイド部12a上に圧接して、 プリント基板Pを整列保持した状態で各桟部材25が固定される。したがって、 それらのプリント基板Pにコンデンサや抵抗等の各種の電子部品を実装すること ができる。
【0027】 また、プリント基板Pへの電子部品の実装後、図3及び図4に示すように、プ リント基板装着用ラックは複数段重ね積みされて保管され、その支持脚17の下 端は、下段の別のプリント基板装着用ラックの支持脚17の上端に当接する。つ まり、各支持脚17は垂直方向に相互に連続して、プリント基板装着用ラックを 所定間隔に保持し、プリント基板Pの干渉を防止する。前記したように、各支持 脚17は、上部取付座14及び下部取付座15上に固定されていることから、そ れらの取付座14,15の厚み分だけラック本体11の外側面より側方に離間し 、その結果、プリント基板装着用ラックの重ね積み時に、上下のラック本体11 が少々位置ずれていても、容易に重ね積みすることができる。なお、この重ね積 み時のプリント基板装着用ラックは、支持脚17の下端を下段側のラック本体1 1の外側面上部に嵌合させて、水平方向への位置ずれを規制される。
【0028】 そして、このように支持脚17の上下両端を相互に当接させて、各プリント基 板装着用ラックの間隔を保持していることから、従来技術で説明したプリント基 板装着用ラックのように、支持脚4に間隔保持のための規制板5をスポット溶接 する必要がなく、各支持脚17を長手方向に同一断面をなす単純な形状とするこ とができる。その結果、各支持脚17をアルミ押出成形により単一の工程で形成 して、製造時の工程数の減少を図ることが可能となる。
【0029】 しかも、プリント基板装着用ラックの重ね積みを容易にするための上部取付座 14及び下部取付座15は、横枠部材12や縦枠部材13のアルミ押出成形時に 同時に形成されるため、これらの支持座14,15を形成するための独立した工 程を必要とせず、製造時の工程数の増加を未然に防止可能である。
【0030】 なお、従来のプリント基板装着用ラックと本実施例のプリント基板装着用ラッ クとの重ね積みを行なう場合には、各支持脚17にストッパとしてのネジの螺着 、ボルト・ナットによるボルトの固着、リベットの固着、或いは従来のように他 の部材を取付けて、それによってプリント基板装着用ラック相互間の間隔を確保 してもよい。
【0031】 また、本実施例のプリント基板装着用ラックでは、横枠部材12、縦枠部材1 3、支持脚17及び桟部材25の全ての部材が、軽量で腐食に強いアルミ製であ ることから、例えば、これらの部材を鋼材で製造した場合に比較して、プリント 基板装着用ラックの搬送時の労力を大幅に軽減可能であるとともに、腐食の虞が 極めて少なく長期の使用に耐え得る。かつ、全ての部材が導電性に富む材料であ るから、身体に帯電した電荷によって、電子部品を破壊することがない。
【0032】 更に、前記した横枠部材12、縦枠部材13、支持脚17及び桟部材25は、 アルミ押出成形後にそれぞれ所定長さに切断して製品として使用するが、例えば 、横枠部材12、縦枠部材13及び桟部材25の切断長さを適宜調整するだけで 、ラック本体11の縦横寸法を容易に変更可能であり、また、支持脚17の切断 長さを適宜調整するだけで、重ね積み時のラック本体11の間隔を容易に変更可 能である。したがって、このようにアルミ押出成形を採用することで、プリント 基板装着用ラックの仕様変更に柔軟に対応できるという利点もある。
【0033】 勿論、縦用及び横用の2種類の長さからなる複数本の桟部材25を使用するこ とによって、桟部材25を縦配置または横配置に設定でき、プリント基板Pを支 持する面を縦長形状または横長形状を自在に形成することができ、そのプリント 基板Pの形状に応じて任意に取付け空間を形成することができる。
【0034】 加えて、前記したように、横枠部材12、縦枠部材13、支持脚17及び桟部 材25に案内溝21,22,27が形成されていることから、タッピングねじ1 8,19用の下穴20やソケットボルト26のネジ孔25cを穿設する際には、 それらの案内溝21,22,27を位置的な目安とし、かつ、それらの案内溝2 1,22,27にてドリルの先端を案内しながら、容易に穿設作業を行なうこと が可能である。
【0035】 一方、このプリント基板装着用ラックの非使用時、例えば、トラック等による 輸送時や倉庫での保管時を説明すると、まず、各桟部材25のソケットボルト2 6を緩めて、その両端のスリット25aを横枠部材12のガイド部12aより離 脱させて、ラック本体11より桟部材25を分離する。次いで、各支持脚17を 固定するタッピングねじ18,19をドライバ等で緩めて、これらの支持脚17 、横枠部材12及び縦枠部材13を分解する。そして、図5に示すように、並列 配置した横枠部材12内に、各支持脚17と桟部材25を配置するとともに、そ の横枠部材12内に、より幅狭の縦枠部材13を嵌め込むと、プリント基板装着 用ラックが要する収容スペースは、図2に示す組立時の枠状のラック本体11に 比較して大幅に縮小され、限られた輸送スペースや保管スペース内に多数台のプ リント基板装着用ラックを収容することが可能となる。
【0036】 勿論、例えば、横枠部材12とその両端の2個の支持脚17とを一体に取付け た状態で、保管及び流通の形態とすることができる。特に、本実施例のこの種の 形態では、工場出荷する際に、枠状のラック本体11の脚(支持脚17)が固定 されていることから、4本のビスで組付けることができ、その組立効率が向上す る。
【0037】 なお、収容時の各部材の組合せは、図5に示すものに限定されず、その他にも 種々の組合せ状態で、各部材を収容可能である。また、プリント基板装着用ラッ クの分解時において、タッピングねじ18やソケットボルト26は、図5に示す ように、紛失防止のために支持脚17や桟部材25から完全に取り外さないのが 望ましく(図示はしないが、タッピングねじ19も同様)、このようにすれば、 プリント基板装着用ラックの再組立が容易となる利点もある。
【0038】 このように、上記実施例のプリント基板装着用ラックは、アルミ押出成形によ り形成され、支持脚17にて端部を着脱可能に連結されて、略長方形の枠状をな すラック本体11を構成する横枠部材12及び縦枠部材13と、前記ラック本体 11上に着脱可能に架設されて、プリント基板Pを支持する桟部材25とを具備 している。これを請求項1の考案の実施例とすることができる。
【0039】 したがって、横枠部材12及び縦枠部材13を分解できるため、プリント基板 装着用ラックの非使用時には、枠状のラック本体11に比較して収容スペースを 大幅に縮小可能である。その結果、限られた輸送スペースや保管スペース内に多 数台のプリント基板装着用ラックを収容して、輸送コストや保管コストを飛躍的 に低減することができる。
【0040】 また、横枠部材12及び縦枠部材13が、軽量で腐食に強いアルミ製であるこ とから、プリント基板装着用ラックの搬送時の労力を大幅に軽減して、電子部品 の実装作業の効率を向上させることができ、かつ、腐食せずに長期の使用に耐え て、その維持費を安価に抑制することができる。
【0041】 そして、縦用及び横用の2種類の長さからなる複数本の桟部材25は、プリン ト基板Pを支持する面を縦長形状または横長形状を自在に形成することができ、 そのプリント基板Pの形状に応じて任意に設定することができる。
【0042】 更に、アルミ押出成形した横枠部材12や縦枠部材13の切断長さを適宜調整 するだけで、ラック本体11の縦横寸法を容易に変更できるため、プリント基板 装着用ラックの仕様変更に柔軟に対応することができる。
【0043】 また、上記実施例のプリント基板装着用ラックは、アルミ押出成形により形成 され、端部を対応させて略長方形の枠状に配設された横枠部材12及び縦枠部材 13と、アルミ押出成形により形成されて、前記隣接する横枠部材12及び縦枠 部材13の側面の端部を着脱可能に連結してラック本体11を構成し、かつ、上 端を前記ラック本体11の側面の最上部より下側に位置させて、ラック本体11 の側面上部を露出させるとともに、下端を下方に突出させ、前記ラック本体11 の複数段重ね積み時に、上下両端を相互に当接させて垂直に連続して、各ラック 本体11を所定間隔に保持するとともに、下端を下段側のラック本体11の側面 上部に嵌合させて、水平方向への位置ずれを規制される4つの支持脚17と、前 記ラック本体11上に着脱可能に架設されて、プリント基板Pを支持する桟部材 25とを具備している。これを請求項2の考案の実施例とすることができる。
【0044】 したがって、請求項1の考案の作用効果に加えて、支持脚17の上下両端を相 互に当接させて、各プリント基板装着用ラックの間隔を保持しているため、支持 脚17を長手方向に同一断面をなす単純な形状とすることができ、その結果、各 支持脚17をアルミ押出成形により単一の工程で形成して、製造時の工程数を減 少させ、製造コストを大幅に低減することができる。
【0045】 また、アルミ押出成形した支持脚17の切断長さを適宜調整するだけで、重ね 積み時のラック本体11の間隔を容易に変更できるため、プリント基板装着用ラ ックの仕様変更に柔軟に対応することができる。
【0046】 更に、上記実施例のプリント基板装着用ラックは、前記ラック本体11を構成 する各枠部材12,13のアルミ押出成形時に、その側面の支持脚17が連結さ れる箇所に上部取付座14及び下部取付座15を突設している。これを請求項3 の考案の実施例とすることができる。
【0047】 したがって、請求項2の考案の作用効果に加えて、上部取付座14及び下部取 付座15の厚み分だけ、各支持脚17がラック本体11の外側面より離間して、 プリント基板装着用ラックを容易に重ね積みすることができ、しかも、これらの 上部取付座14や下部取付座15は、横枠部材12及び縦枠部材13のアルミ押 出成形時に同時に形成されるため、製造時の工程数の増加を未然に防止して、前 記した製造コストをより一層低減することができる。
【0048】 ところで、上記実施例の枠部材は、断面略コ字状をなす計4本の横枠部材12 及び縦枠部材13として構成されているが、本考案を実施する場合には、これに 限定されるものではなく、アルミ押出成形により形成され、端部を着脱可能に連 結されて、枠状のラック本体11を構成するものであればよい。したがって、例 えば、その断面形状や本数を変更して構成することも可能である。
【0049】 また、上記実施例の支持脚は、断面L字状をなす4つの支持脚17として構成 されているが、本考案を実施する場合には、これに限定されるものではなく、ア ルミ押出成形により形成され、横枠部材12と縦枠部材13の端部を連結して、 ラック本体11を構成するとともに、重ね積みされた各ラック本体11を所定間 隔に保持可能なものであればよい。したがって、例えば、その断面形状や数を変 更して構成したり、或いは、横枠部材12と縦枠部材13のいずれかに、事前に スポット溶接等で着脱不能に固定して構成することも可能である。
【0050】 更に、上記実施例の取付座は、横枠部材12や縦枠部材13の外側面に上下に 配置された上部取付座14及び下部取付座15として構成されているが、本考案 を実施する場合には、これに限定されるものではなく、各支持脚17をラック本 体11の外側面より離間させて、そのラック本体11の重ね積みの便宜を図るこ とができるものであればよい。したがって、例えば、上下いずれかの取付座14 ,15を省略して構成したり、或いは、図6に示すように、上側取付座14の上 面を、ラック本体11の外方ほど下側に傾斜させて、ラック本体11の重ね積み 時に、その傾斜面により、上方からの支持脚17を自己の支持脚17上の正規の 位置に案内するように構成することも可能である。図6は本考案の一実施例であ るプリント基板装着用ラックにおける上部取付座の別例を示す図3のY−Y線に 対応する断面図である。
【0051】 なお、上記実施例では、アルミの押出成形により形成する場合について説明し たが、本発明を実施する場合には、アルミの引抜き成形でも同様である。
【0052】
【考案の効果】
以上のように、請求項1の考案のプリント基板装着用ラックは、アルミ押出ま たは引抜き成形により形成され、端部を連結されてラック本体を構成する枠部材 と、前記ラック本体上に架設されて、プリント基板を支持する桟部材とを具備す るため、プリント基板装着用ラックの非使用時には、各枠部材を分離することで 、枠状のラック本体に比較して収容スペースを大幅に縮小可能であり、限られた 輸送スペースや保管スペース内に多数台のプリント基板装着用ラックを収容して 、輸送コストや保管コストを飛躍的に低減することができ、また、枠部材が軽量 で腐食に強いアルミ製であることから、搬送時の労力を大幅に軽減して、電子部 品の実装作業の効率を向上させることができ、かつ、腐食せずに長期の使用に耐 えて、その維持費を安価に抑制することができ、しかも、押出または引抜き成形 後の枠部材の切断長さを適宜調整するだけで、容易にラック本体の縦横寸法を変 更でき、仕様変更に柔軟に対応することができる。即ち、縦用及び横用の2種類 の長さからなる複数本の桟部材は、プリント基板を支持する面を縦長形状または 横長形状に自在に形成することができ、そのプリント基板の形状に応じて任意に 設定することができる。
【0053】 請求項2の考案のプリント基板装着用ラックは、アルミ押出または引抜き成形 により形成され、端部を対応させて枠状に配設された枠部材と、アルミ押出また は引抜き成形により形成されて、前記枠部材の端部を連結してラック本体を構成 し、前記ラック本体の複数段重ね積み時に、上下両端を相互に当接させて、各ラ ック本体を間隔保持する支持脚と、前記ラック本体上に架設されて、プリント基 板を支持する桟部材とを具備するため、請求項1の考案の効果に加えて、支持脚 の上下両端を相互に当接させて各ラック本体の間隔を保持し、支持脚を長手方向 に同一断面をなす単純な形状とすることができ、その結果、各支持脚をアルミ押 出または引抜き成形により単一の工程で形成して、製造時の工程数を減少させて 、その製造コストを大幅に低減することができ、かつ、押出または引抜き成形後 の支持脚の切断長さを適宜調整するだけで、容易に重ね積み時のラック本体の間 隔を変更でき、仕様変更に柔軟に対応することができる。
【0054】 請求項3の考案のプリント基板装着用ラックは、前記枠部材のアルミ押出また は引抜き成形時に、側面の支持脚が連結される箇所に取付座を突設したため、請 求項2の考案の効果に加えて、取付座の厚み分だけ、各支持脚がラック本体の側 面より離間し、その結果、ラック本体の重ね積み時に、上下のラック本体が少々 位置ずれしていても、容易に重ね積み可能であり、しかも、この取付座は、枠部 材のアルミ押出または引抜き成形時に同時に形成されるため、製造時の工程数の 増加を未然に防止して、前記した製造コストをより一層低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案の一実施例であるプリント基板装
着用ラックの全体構成を示す分解斜視図である。
【図2】図2は本考案の一実施例であるプリント基板装
着用ラックの全体構成を示す組立斜視図である。
【図3】図3は本考案の一実施例であるプリント基板装
着用ラックを重ね積みした状態を示す正面図である。
【図4】図4は本考案の一実施例であるプリント基板装
着用ラックを重ね積みした状態を示す図3のX−X線断
面図である。
【図5】図5は本考案の一実施例であるプリント基板装
着用ラックの収容状態を示す斜視図である。
【図6】図6は本考案の一実施例であるプリント基板装
着用ラックにおける上部取付座の別例を示す図3のY−
Y線に対応する断面図である。
【図7】図7は従来のプリント基板装着用ラックの全体
構成を示す斜視図である。
【図8】図8は従来のプリント基板装着用ラックを重ね
積みした状態を示す一部破断正面図である。
【符号の説明】
11 ラック本体 12 横枠部材(枠部材) 13 縦枠部材(枠部材) 14 上部取付座(取付座) 15 下部取付座(取付座) 17 支持脚 25 桟部材 P プリント基板

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミの成形により形成され、端部を着
    脱可能に連結されて、枠状のラック本体を構成する複数
    本の枠部材と、 前記ラック本体上に着脱可能に架設されて、プリント基
    板を支持する対向する枠部材に取付ける縦用及び横用の
    2種類の長さからなる複数本の桟部材とを具備すること
    を特徴とするプリント基板装着用ラック。
  2. 【請求項2】 アルミの成形により形成され、端部を対
    応させて枠状に配設された複数本の枠部材と、 アルミの成形により形成されて、前記隣接する枠部材の
    側面の端部を連結してラック本体を構成し、かつ、上端
    を前記ラック本体の側面の最上部より下側に位置させ
    て、ラック本体の側面上部を露出させるとともに、下端
    を下方に突出させ、前記ラック本体の複数段重ね積み時
    に、上下両端を相互に当接させて垂直に連続して、各ラ
    ック本体を所定間隔に保持するとともに、下端を下段側
    のラック本体の側面上部に嵌合させて、水平方向への位
    置ずれを規制される複数の支持脚と、 前記ラック本体上に着脱可能に架設されて、プリント基
    板を支持する対向する枠部材に取付ける縦用及び横用の
    2種類の長さからなる複数本の桟部材とを具備すること
    を特徴とするプリント基板装着用ラック。
  3. 【請求項3】 前記ラック本体を構成する各枠部材は、
    アルミの成形時に、側面の支持脚が連結される箇所に取
    付座が突設されたことを特徴とする請求項2に記載のプ
    リント基板装着用ラック。
JP217592U 1992-01-24 1992-01-24 プリント基板装着用ラック Pending JPH0562081U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008089191A (ja) * 2006-09-29 2008-04-17 Mitsubishi Electric Corp 空気調和機の室外ユニット

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