JPH0561372A - ヒータ及び定着装置 - Google Patents

ヒータ及び定着装置

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JPH0561372A
JPH0561372A JP22421591A JP22421591A JPH0561372A JP H0561372 A JPH0561372 A JP H0561372A JP 22421591 A JP22421591 A JP 22421591A JP 22421591 A JP22421591 A JP 22421591A JP H0561372 A JPH0561372 A JP H0561372A
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JP
Japan
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heating element
holder
conductive substrate
heater
adhesive
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JP22421591A
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English (en)
Inventor
Yuji Yamanaka
祐二 山中
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Canon Inc
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱良導電性基板と断熱ホルダーの熱膨張差に
基づくヒータの反りを防止し、且つ、接着剤の耐久性を
向上させる。 【構成】 良熱伝導性基体を抵抗発熱体の発熱領域外の
片側一端でホルダーに接着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は良熱伝導性の基体と、こ
の基体上に設けられた抵抗発熱体を有するヒータ、及
び、このヒータを用いた定着装置に関する。
【0002】[背景技術]従来、加熱方式の定着装置と
しては、所定の温度に維持された加熱ローラと、弾性層
を有して該加熱ローラに圧接する加圧ローラとによって
未定着のトナー画像が形成された記録材を挟持搬送しつ
つ加熱する熱ローラ定着方式の定着装置が多用されてい
る。
【0003】この熱ローラ定着装置は加熱ローラの周面
全体を正確に一定温度を維持しなくてはならない。
【0004】このため加熱ローラは大きな熱容量を必要
とし、加熱ローラ表面を所定の定着温度に立ち上げる迄
のいわゆるウォームアップタイムを長く必要とする。
【0005】そこで出願人は特開平2−157878号
公報、特開平2−253282号公報等で、アルミナ等
の良熱伝導性の基体上に抵抗発熱体を設けたヒータを用
い、このヒータの熱でフィルムと密着した記録材上の画
像を加熱定着する定着装置を提供した。
【0006】この定着装置は熱容量が小さく、また、ニ
ップ側に集中的に熱を向けているためアォームアップタ
イムが短く、更に省電力も達成できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように熱集中を行
なうために良熱伝導性基体を断熱材からなるホルダーで
断熱支持を行なっている。
【0008】この良熱伝導性基体をホルダーに固定する
際、長手方向で全域もしくは多数ヶ所でしっかりと接着
すると次のような問題がある。
【0009】図5、図6とこの問題を説明する。
【0010】良熱伝導性基体と断熱ホルダーとは線膨張
係数が異なる。
【0011】このため図5に示されるように良熱伝導性
基体3をホルダー2に5ヶ所で接着剤Cにより接着する
と通電発熱時に線膨張係数の違いにより図6に示す通り
反りが生じることがある。
【0012】このように反りが生じると定着フィルムが
中央部に寄って凸状に折れて定着不良となる恐れがあ
る。
【0013】そこで出願人は先にそこで特願平2−17
9096号で長手方向で一箇所で接着することを提案し
た。
【0014】しかし、通電発熱時、基板及びホルダーは
170℃〜230℃の高温になる。
【0015】このため長手方向で1ヶ所のみの接着では
接着剤が熱により劣化するため確実に長期間良熱伝導性
基体をホルダーに固定することは難しい。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明は、線状の抵抗発熱体を有する良熱伝導性基体と、こ
の基体を断熱支持するホルダーと、を有するヒータにお
いて、上記基体は長手方向で抵抗発熱体の発熱領域外で
上記ホルダーに接着されていることを特徴とするもの、
特には、上記基体は片側一端でホルダーに接着されてい
ることを特徴とするもの、及び、良熱伝導性基体と、こ
の良熱伝導性基体の長手方向に沿って線状に設けられた
抵抗発熱体と、良熱伝導性基体を断熱支持するホルダー
と、を有し、抵抗発熱体からの熱で記録材上の画像を加
熱定着する定着装置において、上記基体は長手方向で抵
抗発熱体の発熱領域外で上記ホルダーに接着されている
ことを特徴とするもの、特には、上記基体は片側一端で
ホルダーに接着されていることを特徴とするものであ
る。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。
【0018】図1、図2、図3は本発明の実施例のヒー
ターユニットを示す図で、図1は正面図、図2は拡大
図、図3はA−A断面図である。
【0019】このヒーターユニットは加熱体1と、この
加熱体1を断熱支持するホルダー2とからなる。
【0020】加熱体1を断熱支持するホルダー2は、高
耐熱性・剛性を有するもので、例えばPPS(ポリフェ
ニレンサルファイド)・PAI(ポリアミドイミド)・
PI(ポリイミド)・PEEK(ポリエーテルエーテル
ケトン)・液晶ポリマー等の高耐熱性樹脂や、これらの
樹脂とセラミックス・金属・ガラス等との複合材料など
で構成できる。
【0021】加熱体1は良熱伝導性基板3と、この良熱
伝導性基板3の一面側に設けられた抵抗発熱体4と、他
面側に設けられた検温素子5(図4)と抵抗発熱体を保
護する保護層6(図4)からなる。
【0022】良熱伝導性基板3は、耐熱性・絶縁性・低
熱容量の部材であり、一例として厚み1.0mm・巾1
6mm・長さ340mmのアルミナ基板である。
【0023】発熱体4は基板3の下面(フィルム7との
対面側)の略中央部に長手に沿って、例えば、Ag/P
d(銀パラジウム)、Ta2N等の電気抵抗材料を厚み
約10μm・巾1〜3mmにスクリーン印刷等により塗
工し、その上に表面保護層として耐熱ガラスが約10μ
mコートされている。
【0024】検温素子5は一例として基板3の上面(発
熱体4を設けた面とは反対側の面)の略中央部にスクリ
ーン印刷等により塗工して具備されたPt膜等の低熱容
量の測温抵抗体である。検温素子としては、他に低熱容
量のサーミスタなどを基板3に当接配置する構成にして
もよい。
【0025】良熱伝導性基板3は図2に示す接着領域に
おいて、ホルダー2に接着する。接着剤は、エポキシ接
着剤である。又、シリコーン接着剤、又はアクリル樹脂
から成る粘着テープ、シリコン樹脂から成る粘着テープ
でも良い。
【0026】このように接着領域は抵抗発熱体の発熱領
域である加熱領域外で、特に加熱領域から距離aへだて
られている。
【0027】このように温度の低い領域で接着すること
により接着剤の耐久性を向上させることができる。
【0028】この距離aは1〜5mmが好ましい。10
4は電極端子であり、コンタクト板103に接続されて
いる。コンタクト板103は、ホルダー2にビス取めさ
れ、一端は、ヒーター電極部4aにハンダ付けされてい
る。このため、良熱伝導性基板とホルダー2とが相対移
動を生じるとコンタクト板103あるいはハンダ105
において、破壊が生じる。
【0029】そこで、上記接着領域において、良熱伝導
性基板とホルダーを固定することにより、上記破壊を防
止することができた。
【0030】また、もう一方の端部側は長手方向でフリ
ー状態であり、良熱伝導性基板とホルダーとの熱膨張の
差を許容できる。
【0031】尚、電極は長手方向の自由度が得られるよ
うに図7に示すようにクリップ式電極108を用いてい
る。
【0032】図4に前述のヒータを用いた定着装置の断
面図を示す。
【0033】7はエンドレスベルト状の定着フィルムで
あり、左側の駆動ローラ8と、右側の従動ローラ9と、
該両ローラ8・9間の下方にフィルム7の移動方向と交
差する方向に沿って配置した加熱体としての低熱容量線
状加熱体1の、該3部材8・9・1間に懸回張設してあ
る。
【0034】従動ローラ9はエンドレスベルト状の定着
フィルム7のテンションローラを兼ねさせており、該定
着フィルム7は駆動ローラ8の時計方向回転駆動に伴な
い時計方向に所定の周速度、即ち画像形成部側から搬送
されてくる未定着トナー画像Taを上面に担持した記録
材Pの搬送速度と同じ周速度をもってしわや蛇行、速度
遅れなく回動駆動される。
【0035】10は加圧部材としての、シリコンゴム等
の離型性の良いゴム弾性層12を有する加圧ローラであ
り、前記のエンドレスベルト状定着フィルム7の下行側
フィルム部分を挟ませて前記加熱体1の下面に対して不
図示の付勢手段により例えば総圧4〜7kgの当接圧を
もって対向圧接させてあり、記録材Pの搬送方向に順方
向の反時計方向に軸11を中心に回転する。
【0036】本例の加熱体1の場合は、線状又は帯状を
なす分岐発熱体4に対し、その長手方向両端部より、記
録材サイズに応じて、電極端子を選択し、通電すること
で、発熱体4を紙サイズに応じて発熱領域を変えること
ができる。
【0037】この記録材サイズに応じた通電方法は特開
平3−144477号公報に詳細に記載されている。
【0038】通電はAC100Vであり、検温素子5の
検知温度に応じてトライアックを含む不図示の通電制御
回路により通電する位相角を制御することにより、通電
電力を制御している。
【0039】定着フィルム7は耐熱性・離型性・耐久性
等のある、一般に総厚100μm以下、好ましくは40
μm以下の単層或いは複合層フィルムを使用できる。
【0040】次に、この定着装置の動作について説明す
る。
【0041】画像形成スタート信号によりこの定着装置
が用いられる不図示の画像形成装置が画像形成動作して
定着装置60へ搬送された、未定着のトナー画像Taを
上面に担持した記録材シートPはガイド18に案内され
て加熱体1と加圧ローラ10との圧接部(定着ニップ
部)の、定着フィルム7と加圧ローラ10との間に進入
して、未定着トナー画像面がシートPの搬送速度と同一
速度で同方向に回動状態の定着フィルム7の下面に密着
して面ズレ・しわ・寄りを生じることなく定着フィルム
7と一緒に重なり状態で加熱体1と加圧ローラ10との
相互圧接部間を挟圧力を受けつつ通過していく。
【0042】加熱体1は画像形成スタート信号により所
定のタイミングで通電加熱されるので、トナー画像Ta
は圧接部において加熱を受けて軟化・溶融像Tbとな
る。
【0043】定着フィルムは、ヒータ支持体2の曲率の
大きいエッジ部S(曲率半径が約2mm)において、急
角度(屈曲角度θが略45°)で走行方向が転向する。
従って、定着フィルム7と重なった状態で圧接部を通過
して搬送されたシートPは、エッジ部Sにおいて定着フ
ィルム7から曲率分離し、排紙トレイへ排紙されてゆ
く。排紙される時までにはトナーは十分冷却固化しシー
トPに完全に定着した状態(トナー画像Tc)となって
いる。
【0044】また、本例において加熱体1のうち発熱体
4及び基板3の熱容量が小さく、かつこれらが支持体2
により断熱支持されているので、圧接部における加熱体
1の表面温度は短時間にトナーの融点(又はトナーPへ
の定着可能温度)に対して十分な高温に昇温するので、
加熱体1をあらかじめ昇温させておく(いわゆるスタン
バイ温調)必要がなく、省エネルギーが実現でき、しか
も機内昇温も防止できる。
【0045】
【発明の効果】以上説明した通り本発明によれば通電発
熱により熱膨張が発生してもヒーターの反りや曲りを発
生しない。
【0046】また、接着剤の耐久性も向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のヒータの正面図である。
【図2】図1に示したヒータの部分拡大図である。
【図3】図1に示したヒータの断面図である。
【図4】本発明の実施例の定着装置の断面図である。
【図5】本発明が解決する問題を説明するための平面図
である。
【図6】本発明が解決する問題を説明するための断面図
である。
【図7】図1に示したヒータの部分拡大断面図である。
【符号の説明】
1 加熱体 2 ホルダー 3 良熱伝導性基体 4 抵抗発熱体

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線状の抵抗発熱体を有する良熱伝導性基
    体と、この基体を断熱支持するホルダーと、を有するヒ
    ータにおいて、 上記基体は長手方向で抵抗発熱体の発熱領域外で上記ホ
    ルダーに接着されていることを特徴とするヒータ。
  2. 【請求項2】 上記基体は片側一端でホルダーに接着さ
    れていることを特徴とする請求項1のヒータ。
  3. 【請求項3】 上記ヒータは抵抗発熱体に通電する電極
    を有し、上記基体は電極と対向する位置で上記ホルダー
    に接着されていることを特徴とする請求項1もしくは2
    のヒータ。
  4. 【請求項4】 良熱伝導性基体と、この良熱伝導性基体
    の長手方向に沿って線状に設けられた抵抗発熱体と、良
    熱伝導性基体を断熱支持するホルダーと、を有し、抵抗
    発熱体からの熱で記録材上の画像を加熱定着する定着装
    置において、 上記基体は長手方向で抵抗発熱体の発熱領域外で上記ホ
    ルダーに接着されていることを特徴とする定着装置。
  5. 【請求項5】 上記基体は片側一端でホルダーに接着さ
    れていることを特徴とする請求項4の定着装置。
  6. 【請求項6】 上記抵抗発熱体に通電する電極を有し、
    上記基体は電極と対向する位置で上記ホルダーに接着さ
    れていることを特徴とする請求項4もしくは5の定着装
    置。
  7. 【請求項7】 上記装置は更に記録材と密着している移
    動するフィルムを有し、記録材上の画像はフィルムを介
    して加熱されることを特徴とする請求項4からの6の定
    着装置。
JP22421591A 1991-09-04 1991-09-04 ヒータ及び定着装置 Pending JPH0561372A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016114619A (ja) * 2014-12-10 2016-06-23 キヤノン株式会社 定着装置
JP2020038400A (ja) * 2019-12-12 2020-03-12 キヤノン株式会社 画像加熱装置

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016114619A (ja) * 2014-12-10 2016-06-23 キヤノン株式会社 定着装置
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20000411