JPH0560907A - 二重焦点レンズ - Google Patents
二重焦点レンズInfo
- Publication number
- JPH0560907A JPH0560907A JP3252928A JP25292891A JPH0560907A JP H0560907 A JPH0560907 A JP H0560907A JP 3252928 A JP3252928 A JP 3252928A JP 25292891 A JP25292891 A JP 25292891A JP H0560907 A JPH0560907 A JP H0560907A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- liquid crystal
- circumferential direction
- circumferential
- lenses
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Liquid Crystal (AREA)
- Eyeglasses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 径の大きな二重焦点レンズを提供する。
【構成】 液晶1をアクリルやガラス等の光学部材から
成る2枚のフレネルレンズ2で挟み、円周部分をシール
3で覆う。また、ラビングを円周方向に施すことによっ
て液晶の分子軸を円周方向に並ばせる。液晶は分子軸方
向とそれに垂直な方向とでは屈折率が異なるために、自
然光を入射すると円周方向の偏光と垂直方向の偏光によ
って2個の焦点が生ずる。
成る2枚のフレネルレンズ2で挟み、円周部分をシール
3で覆う。また、ラビングを円周方向に施すことによっ
て液晶の分子軸を円周方向に並ばせる。液晶は分子軸方
向とそれに垂直な方向とでは屈折率が異なるために、自
然光を入射すると円周方向の偏光と垂直方向の偏光によ
って2個の焦点が生ずる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、老視用の眼鏡レンズ等
に応用が可能な二重焦点レンズに関するものである。
に応用が可能な二重焦点レンズに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の老視用眼鏡レンズは遠用部と近用
部が位置的に分離されており、それぞれの視野の広さに
限界がある。
部が位置的に分離されており、それぞれの視野の広さに
限界がある。
【0003】また、コンタクトレンズや人工水晶体で
は、例えば米国特許公報第4995714号に記載され
ているように、ゾーンプレートによる回折を用いた二重
焦点レンズが知られている。
は、例えば米国特許公報第4995714号に記載され
ているように、ゾーンプレートによる回折を用いた二重
焦点レンズが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、眼鏡レ
ンズのように大きなレンズをゾーンプレートによって作
成することは、ゾーン数が多いためになかなか困難であ
る。
ンズのように大きなレンズをゾーンプレートによって作
成することは、ゾーン数が多いためになかなか困難であ
る。
【0005】本発明の目的は、容易に製作し得る径の大
きな二重焦点レンズを提供することにある。
きな二重焦点レンズを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの本発明に係る二重焦点レンズは、ラビングされたフ
レネルレンズ面を液晶に接する構成としたことを特徴と
するものである。
めの本発明に係る二重焦点レンズは、ラビングされたフ
レネルレンズ面を液晶に接する構成としたことを特徴と
するものである。
【0007】
【作用】上述の構成を有する二重焦点レンズは、ラビン
グを施すことにより液晶の分子軸を揃え、液晶は分子軸
方向とそれに垂直な方向とでは屈折率が異なっているた
めに、自然光を入射したときに、液晶の分子軸に平行な
偏光と垂直な偏光方向で異なって焦点を持つ。
グを施すことにより液晶の分子軸を揃え、液晶は分子軸
方向とそれに垂直な方向とでは屈折率が異なっているた
めに、自然光を入射したときに、液晶の分子軸に平行な
偏光と垂直な偏光方向で異なって焦点を持つ。
【0008】
【実施例】本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明
する。図1は第1の実施例の断面図、図2は正面図であ
り、中心の液晶1はアクリルやガラス等の光学部材から
成る2枚のフレネルレンズ2により挟み込まれ、円周部
分はシール3で覆われている。また、ラビングが円周方
向に施されており、液晶の分子軸は円周方向に並んでい
る。ラビングは一般に凹凸があると困難であるが、円周
方向はフレネルレンズ2の溝と平行な方向なので問題は
ない。
する。図1は第1の実施例の断面図、図2は正面図であ
り、中心の液晶1はアクリルやガラス等の光学部材から
成る2枚のフレネルレンズ2により挟み込まれ、円周部
分はシール3で覆われている。また、ラビングが円周方
向に施されており、液晶の分子軸は円周方向に並んでい
る。ラビングは一般に凹凸があると困難であるが、円周
方向はフレネルレンズ2の溝と平行な方向なので問題は
ない。
【0009】液晶1とフレネルレンズ2の屈折率に差が
あれば屈折力が生ずるが、液晶は分子軸方向とそれに垂
直な方向では屈折率が異なるために、自然光を入射する
と図3に示すように円周方向と放射方向の偏光が異なる
焦点を持ち、二重焦点レンズとして機能する。
あれば屈折力が生ずるが、液晶は分子軸方向とそれに垂
直な方向では屈折率が異なるために、自然光を入射する
と図3に示すように円周方向と放射方向の偏光が異なる
焦点を持ち、二重焦点レンズとして機能する。
【0010】図4は本発明を眼鏡レンズに応用した第2
の実施例の断面図であり、2枚のレンズ4、5の間にフ
レネル液晶レンズ6が設けられている。また、ラビング
は第1の実施例と同様に円周方向に施されている。眼鏡
レンズの周辺部7はレンズの加工を考えて液晶レンズ6
は存在せず、この部分ではレンズ4、5を単に貼り合わ
せている。
の実施例の断面図であり、2枚のレンズ4、5の間にフ
レネル液晶レンズ6が設けられている。また、ラビング
は第1の実施例と同様に円周方向に施されている。眼鏡
レンズの周辺部7はレンズの加工を考えて液晶レンズ6
は存在せず、この部分ではレンズ4、5を単に貼り合わ
せている。
【0011】この場合も、自然光を入射すると第1の実
施例と同様に2つの焦点が生ずる。
施例と同様に2つの焦点が生ずる。
【0012】図5(a) 、(b) は第3の実施例に使用する
2個のシリンドリカルフレネルレンズ8、9の正面図で
ある。シリンドリカルフレネルレンズ8、9の凹凸面を
向かい合わせ、液晶が間に挟み込まれ、ラビングをそれ
ぞれの境界面付近では溝に沿った方向に施すと、両側の
液晶分子軸が90°のTN型となる。
2個のシリンドリカルフレネルレンズ8、9の正面図で
ある。シリンドリカルフレネルレンズ8、9の凹凸面を
向かい合わせ、液晶が間に挟み込まれ、ラビングをそれ
ぞれの境界面付近では溝に沿った方向に施すと、両側の
液晶分子軸が90°のTN型となる。
【0013】この場合に、縦偏光と横偏光で焦点が異な
る二重焦点レンズとなり、屈折力が異なるシリンドリカ
ルフレネルレンズを組合わせると、乱視用レンズとな
る。
る二重焦点レンズとなり、屈折力が異なるシリンドリカ
ルフレネルレンズを組合わせると、乱視用レンズとな
る。
【0014】なお、液晶の片側にフレネルレンズを接
し、他側は平面的な光学部材であってもよい。
し、他側は平面的な光学部材であってもよい。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る二重焦
点レンズは、比較的大きなレンズにすることが可能であ
り、液晶を使用しているが通常の液晶素子と異なって、
電極も偏光板も不要なので構成が単純で透過率も高い。
また、眼鏡レンズに応用すれば遠視用、近視用共に広視
野な眼鏡レンズを作成することが可能である。
点レンズは、比較的大きなレンズにすることが可能であ
り、液晶を使用しているが通常の液晶素子と異なって、
電極も偏光板も不要なので構成が単純で透過率も高い。
また、眼鏡レンズに応用すれば遠視用、近視用共に広視
野な眼鏡レンズを作成することが可能である。
【図1】第1の実施例の断面図である。
【図2】正面図である。
【図3】透過光束の説明図である。
【図4】第2の実施例の断面図である。
【図5】第3の実施例に使用するシリンドリカルフレネ
ルレンズの正面図である。
ルレンズの正面図である。
1、6 液晶 2 フレネルレンズ 3 シール 4、5 レンズ 8、9 シリンドリカルフレネルレンズ
Claims (1)
- 【請求項1】 ラビングされたフレネルレンズ面を液晶
に接する構成としたことを特徴とする二重焦点レンズ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3252928A JPH0560907A (ja) | 1991-09-03 | 1991-09-03 | 二重焦点レンズ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3252928A JPH0560907A (ja) | 1991-09-03 | 1991-09-03 | 二重焦点レンズ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0560907A true JPH0560907A (ja) | 1993-03-12 |
Family
ID=17244122
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3252928A Pending JPH0560907A (ja) | 1991-09-03 | 1991-09-03 | 二重焦点レンズ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0560907A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020048714A (ko) * | 2000-12-18 | 2002-06-24 | 병 호 이 | 입체 디스플레이 시스템 |
KR200447955Y1 (ko) * | 2009-08-31 | 2010-03-04 | 임창민 | 다중 적층 렌즈 |
JP2012512422A (ja) * | 2008-12-15 | 2012-05-31 | エシロール アンテルナシオナル (コンパニー ジェネラル ドプティック) | 可変屈折力の光学素子 |
KR101866193B1 (ko) * | 2017-01-13 | 2018-06-11 | 경북대학교 산학협력단 | 이중 초점 렌즈 및 그 제조 방법 |
WO2018131816A1 (ko) * | 2017-01-13 | 2018-07-19 | 경북대학교 산학협력단 | 이중 초점 렌즈 및 그 제조 방법 |
KR20180083636A (ko) * | 2017-01-13 | 2018-07-23 | 경북대학교 산학협력단 | 액정상 고분자를 이용한 이중 초점 렌즈 |
-
1991
- 1991-09-03 JP JP3252928A patent/JPH0560907A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020048714A (ko) * | 2000-12-18 | 2002-06-24 | 병 호 이 | 입체 디스플레이 시스템 |
JP2012512422A (ja) * | 2008-12-15 | 2012-05-31 | エシロール アンテルナシオナル (コンパニー ジェネラル ドプティック) | 可変屈折力の光学素子 |
KR200447955Y1 (ko) * | 2009-08-31 | 2010-03-04 | 임창민 | 다중 적층 렌즈 |
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WO2018131816A1 (ko) * | 2017-01-13 | 2018-07-19 | 경북대학교 산학협력단 | 이중 초점 렌즈 및 그 제조 방법 |
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