JPH0560553U - 塗料ミスト除去装置 - Google Patents

塗料ミスト除去装置

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Publication number
JPH0560553U
JPH0560553U JP171792U JP171792U JPH0560553U JP H0560553 U JPH0560553 U JP H0560553U JP 171792 U JP171792 U JP 171792U JP 171792 U JP171792 U JP 171792U JP H0560553 U JPH0560553 U JP H0560553U
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JP
Japan
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cleaning liquid
exhaust chamber
side wall
paint mist
cleaning
Prior art date
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Pending
Application number
JP171792U
Other languages
English (en)
Inventor
渡辺  誠
Original Assignee
株式会社大氣社
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社大氣社 filed Critical 株式会社大氣社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 塗料ミスト含有気体Arと洗浄液Wsとを合
流状態で高速通過させた後、その合流流体を吐出口11
から排気室12の側壁19へ向けて排気室中へ吐出する
洗浄流路13を設け、排気室12の底部に洗浄液受け入
れ槽17を設け、側壁19の下端部から洗浄液受け入れ
槽17の側へ張り出す張出床部20を設けた塗料ミスト
除去装置において、排気室12における塗料滓の付着堆
積を軽減する。 【構成】 吐出口11からの吐出洗浄液Weを斜め下向
きに変向させる変向案内面22aを設け、この変向案内
面22aにより変向した洗浄液Weが張出床部20の上
方近傍で側壁19の下端部に集中的に衝突するように変
向案内面22aを配置してある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、塗料ミスト含有気体と洗浄液とを合流状態で高速通過させた後、そ の合流流体を吐出口から排気室の側壁へ向けて排気室中へ吐出する洗浄流路を設 け、前記排気室の底部に洗浄液受け入れ槽を設け、前記側壁の下端部から前記洗 浄液受け入れ槽の側へ張り出す張出床部を設けた塗料ミスト除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記の塗料ミスト除去装置は(図4参照)、塗料ミスト含有気体Arを洗浄液 Wsとの合流状態で洗浄流路13中を高速通過させることで、気体Ar中の塗料 ミストを洗浄液Wsに捕捉させて気体Arから塗料ミストを除去し、そして、塗 料ミストを除去した気体Aeは洗浄流路13の吐出口11から排気室12中に吐 出したのち、適宜排気手段により排気室12から導出する一方、塗料ミストを捕 捉した洗浄液Weは洗浄流路13の吐出口11から排気室12中に吐出したのち 排気室底部の洗浄液受け入れ槽17に回収するようにしたものである。
【0003】 又、塗料ミスト除去後の気体Aeに対するエリミネータ15への洗浄液飛散を 抑止する等の観点から、洗浄流路13における吐出口11の吐出向きとして排気 室12の側壁19に向かう向きを採用したものである。
【0004】 ところで、従来、この種の塗料ミスト除去装置においては、同図4に示すよう に、洗浄流路13の吐出口11から吐出させた塗料ミスト捕捉洗浄液Weを排気 室12における側壁19や底部の所定箇所に集中的に衝突させるように吐出洗浄 液Weを排気室12中の飛散過程において変向させるといった配慮はなされてお らず、吐出口11から排気室12の側壁19へ向けて吐出した洗浄液Weは飛散 状態で排気室12の側壁19にそのまま衝突する状態となっていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 しかし、上記の従来装置では、塗料ミスト捕捉洗浄液Weが飛散状態で排気室 側壁19の広い部分に衝突することにより、その洗浄液We中の塗料滓(捕捉塗 料分)が排気室側壁19の広い部分にわたって付着堆積し、又、それのみならず 、その側壁19の下端部から排気室底部の洗浄液受け入れ槽17の側へ張り出さ せた張出床部20(一般に側壁19におけるマンホール21に対するステップと して利用される)においても多量の塗料滓堆積が生じ、このため、付着堆積した 塗料滓を除去する清掃メンテナンスの必要頻度が高く、又、その清掃メンテナン スに多大の労力と経費を要する問題があった。
【0006】 本考案の目的は、洗浄流路の吐出口から排気室の側壁に向けて吐出させた塗料 ミスト捕捉洗浄液を合理的な形態で変向案内することにより、排気室における塗 料滓の付着堆積を効果的に軽減する点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案による塗料ミスト除去装置の特徴構成は、塗料ミスト含有気体と洗浄液 とを合流状態で高速通過させた後、その合流流体を吐出口から排気室の側壁へ向 けて排気室中へ吐出する洗浄流路を設け、前記排気室の底部に洗浄液受け入れ槽 を設け、前記側壁の下端部から前記洗浄液受け入れ槽の側へ張り出す張出床部を 設けた構成において、 前記吐出口からの吐出洗浄液を斜め下向きに変向させる変向案内面を設け、こ の変向案内面により変向した洗浄液が前記張出床部の上方近傍で前記側壁の下端 部に集中的に衝突するように前記変向案内面を配置してあることにあり、その作 用・効果は次の通りである。
【0008】
【作用】
つまり、上記の特徴構成においては(図1参照)、吐出口11からの吐出洗浄 液We、すなわち、塗料ミスト捕捉洗浄液Weを上記の変向案内面22aにより 斜め下向きに変向させることにより、その吐出洗浄液Weが排気室側壁19の広 い部分にわたって飛散状態で衝突することを阻止し、これにより、排気室側壁1 9における塗料滓の付着堆積を防止する。
【0009】 ところで、上記の如く吐出洗浄液Weを斜め下向きに変向させることにおいて 、変向後の洗浄液Weを排気室12におけるいずれの箇所に衝突させるかについ ては、例えば、図2に示すように、洗浄液Weを前記の張出床部20の上面に衝 突させるように変向案内面22aを配置した場合、側壁19と張出床部20との 角部に衝突洗浄液Weの渦流が生じるために、その角部において塗料滓の多量堆 積が生じ、又、図3に示すように、洗浄液Weを受け入れ槽17中に直接に投入 するように変向案内面22aを配置した場合、受け入れ槽17における貯留洗浄 液Weと投入洗浄液Weとの衝突による飛散洗浄液や投入過程の一部飛散洗浄液 が張出床部20上に至るために、やはり、張出床部20上で塗料滓の多量堆積が 生じてしまう。
【0010】 これに対し、本考案の上記特徴構成においては、変向案内面22aにより変向 した洗浄液Weが張出床部20の上方近傍で側壁19の下端部に集中的に衝突す るように変向案内面22aを配置することにより、その集中衝突する洗浄液We そのものの洗い流し作用(すなわち、集中衝突から受け入れ槽17に流入するま での過程での洗い流し作用)をもって、側壁19における洗浄液衝突位置での塗 料滓の付着堆積、及び、側壁19と張出床部20との角部や張出床部20の上面 における塗料滓の堆積を防止する。
【0011】
【考案の効果】
以上、作用の結果、本考案の特徴構成によれば、排気室における塗料滓の付着 堆積を効果的に防止できて、付着堆積した塗料滓を除去する清掃メンテナンスの 必要頻度、並びに、それに要する労力・経費を大きく低減し得るに至った。
【0012】
【実施例】
次に実施例を説明する。
【0013】 図1において1は塗装ブース、2は被塗物3をブース内搬送するコンベア、4 は被塗物3を自動的に吹き付け塗装する塗装装置である。
【0014】 ブース内におけるトンネル状塗装室5の天井部は、そのほぼ全面から換気用空 気Asを下向きに吹き出す天井吹出口6とし、又、塗装室5の床部は塗装室5に おける室内空気Arの下方への通過を許す格子床7とし、天井吹出口6からの換 気空気Asの吹き出しと、格子床7を介しての室内空気Arの排気とをもって、 塗装室5中に漂う余剰の吹き付け塗料ミストを室内空気Arとともに塗装室5か ら排出する。
【0015】 格子床7の下方には、溢水樋8から溢水する洗浄水Wsをブース巾方向の中央 部に向けて流下させる流下板9を設け、又、左右の流下板9における下流端縁間 には、ブース長手方向に延びるスリット状開口10を設け、このスリット状開口 10を塗装室5に対する吸引排気口として機能させる。
【0016】 そして、スリット状開口10から吸入した室内空気Ar、すなわち、塗料ミス ト含有空気Arを流下板9の下流端縁からスリット状開口10に流入する洗浄水 Wsとの合流状態で高速通過させて、その合流流体を吐出口11から流下板9下 方の排気室12中へ吐出する洗浄流路13を設け、この洗浄流路13の通過過程 で空気Ar中の塗料ミストを洗浄水Wsに捕捉させて、空気Ar中から塗料ミス トを除去する。
【0017】 排気室12はブース巾方向の一端側において排気ダクト14に接続し、また、 排気室12において排気ダクト14に向かう空気経路途中にはエリミネータ15 を設け、洗浄流路13の吐出口11から排気室12中に吐出した合流流体のうち の空気、すなわち、塗料ミストが除去された空気Aeはエリミネータ15で水切 りしたのち、排気室12から排気ダクト14に導出して排気ファン16により系 外に排出する。
【0018】 一方、洗浄流路13の吐出口11から排気室12中に吐出した合流流体のうち の洗浄水、すなわち、塗料ミストを捕捉した洗浄水Weは、排気室12の底部に 設けた受け入れ槽17に受け入れたのち、塗料滓除去装置18により含有塗料滓 (捕捉塗料分)を分離除去した上で溢水樋8に返送して再使用する。
【0019】 洗浄流路13の吐出口11は排気ダクト14の接続側とは反対側の排気室側壁 19に向けて開口させ、これにより、吐出口11からの吐出洗浄水Weがエリミ ネータ15に対し直接に飛散することによるエリミネータ水切り負荷の過大化や エリミネータ15での洗浄水中塗料滓の付着堆積を防止して、エリミネータ15 の水切り効果を高く安定的に維持する。
【0020】 又、排気ダクト14の接続側とは反対側の排気室側壁19には、その下端部か ら受け入れ槽17の側へ張り出させた張出床部20を排気室内ステップとして利 用する状態の排気室内メンテナンス用マンホール21を設けてある。
【0021】 22は、吐出口11からの吐出洗浄水Weを一面に衝突させて斜め下向きに変 向させる案内板であり、吐出口11から側壁19に向けて吐出した洗浄水Weが 側壁19の広い部分にわたって飛散状態で衝突することを上記案内板22による 変向をもって阻止し、これにより、マンホール21を含めた側壁19の広い部分 で洗浄水Weの飛散衝突による塗料滓の付着堆積が生じることを防止する。
【0022】 又、案内板22において吐出洗浄水Weを衝突させる面、すなわち、変向案内 面22aは、それに対する衝突により変向した洗浄水Weが前記の張出床部20 の上方近傍で側壁19の下端部に集中的に衝突するように配置し、これにより、 集中衝突する洗浄水Weそのものの洗い流し作用(すなわち、集中衝突から受け 入れ槽17に流入するまでの過程での洗い流し作用)をもって、側壁19におけ る洗浄液衝突位置での塗料滓の付着堆積、及び、側壁19と張出床部20との角 部や張出床部20の上面における塗料滓の堆積を防止する。
【0023】 尚、変向案内面22aには吐出洗浄水Weが強く衝突することから、上記と同 様に衝突洗浄水Weそのものの洗い流し作用により変向案内面22a自身での塗 料滓の付着堆積も防止される。
【0024】 又、吐出口11から空気Aeとともに吐出される洗浄水Weは大径の水滴状態 で吐出されるものと微細な水滴状態で吐出されるものとが混在するが、吐出洗浄 水Weを強い勢いで変向案内面22aに衝突させることにより、それら水滴を変 向案内面22a上で水膜化して、吐出口11からの吐出後、気流に乗った状態で エリミネータ15にまで至る微細水滴の量を低減でき、これにより、エリミネー タ15の水切り負荷を更に軽減できる。
【0025】 〔別実施例〕 次に別実施例を列記する。
【0026】 変向案内面22aを排気室12中に形成する部材構造は種々の構成変更が可能 であり、又、変向案内面22aそのものの形状も、前述の実施例の如き屈折面形 状を採用するに代えて、単なる平面形状や屈曲面形状を採用してもよい。
【0027】 側壁19と張出床部20との角部の断面形状を弧状にして、洗浄液流下の円滑 化を図ってもよい。
【0028】 側壁19に対するマンホール21の形成は省略してもよく、又、他の箇所にマ ンホールを形成してもよい。
【0029】 塗料ミスト除去対象の気体Ar、及び、洗浄液Wsは夫々、空気や水に限定さ れるものではない。
【0030】 尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利にするため符号を記す が、該記入により本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を示す断面図
【図2】比較例を示す部分断面図
【図3】他の比較例を示す部分断面図
【図4】従来例を示す断面図
【符号の説明】
11 吐出口 12 排気室 13 洗浄流路 17 洗浄液受け入れ槽 19 側壁 20 張出床部 22a 変向案内面 Ar 塗料ミスト含有気体 Ws,We 洗浄液

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗料ミスト含有気体(Ar)と洗浄液
    (Ws)とを合流状態で高速通過させた後、その合流流
    体を吐出口(11)から排気室(12)の側壁(19)
    へ向けて排気室中へ吐出する洗浄流路(13)を設け、
    前記排気室(12)の底部に洗浄液受け入れ槽(17)
    を設け、前記側壁(19)の下端部から前記洗浄液受け
    入れ槽(17)の側へ張り出す張出床部(20)を設け
    た塗料ミスト除去装置であって、 前記吐出口(11)からの吐出洗浄液(We)を斜め下
    向きに変向させる変向案内面(22a)を設け、この変
    向案内面(22a)により変向した洗浄液(We)が前
    記張出床部(20)の上方近傍で前記側壁(19)の下
    端部に集中的に衝突するように前記変向案内面(22
    a)を配置してある塗料ミスト除去装置。
JP171792U 1991-11-26 1992-01-22 塗料ミスト除去装置 Pending JPH0560553U (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP171792U JPH0560553U (ja) 1992-01-22 1992-01-22 塗料ミスト除去装置
US07/980,621 US5286268A (en) 1991-11-26 1992-11-23 Paint mist removing apparatus

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JP171792U JPH0560553U (ja) 1992-01-22 1992-01-22 塗料ミスト除去装置

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JPH0560553U true JPH0560553U (ja) 1993-08-10

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ID=11509321

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JP171792U Pending JPH0560553U (ja) 1991-11-26 1992-01-22 塗料ミスト除去装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10625314B2 (en) 2016-03-30 2020-04-21 Trinity Industrial Corporation Cleaning water feeding tool, water sprinkling cleaning apparatus, and method for cleaning paint collecting path

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