JPH0560279A - ホースの接続構造 - Google Patents

ホースの接続構造

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JPH0560279A
JPH0560279A JP3213800A JP21380091A JPH0560279A JP H0560279 A JPH0560279 A JP H0560279A JP 3213800 A JP3213800 A JP 3213800A JP 21380091 A JP21380091 A JP 21380091A JP H0560279 A JPH0560279 A JP H0560279A
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JP
Japan
Prior art keywords
hose
pipe member
thick
connection structure
hoses
Prior art date
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Pending
Application number
JP3213800A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Mitsui
研一 三井
Isao Fukusono
功 福園
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
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Pending legal-status Critical Current

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  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)
  • Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】分岐パイプと、分岐パイプに挿着されたホース
と、ホースと分岐パイプの結合部分を覆う樹脂製被覆部
とからなるホース接続構造において、ホースの締結強度
をさらに向上させる。 【構成】分岐パイプは環状突起をもつ複数の筒部と、厚
肉部とからなり、厚肉部とホース先端面との間には間隙
が形成され、樹脂製被覆部が間隙を充填していることを
特徴とするホースの接続構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2方向分岐ホース、3
方向分岐ホースなどの分岐部に利用されるホースの接続
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ホースの接続構造として、例えば
特開昭62−233591号公報等に開示されたものが
知られている。この接続構造は図4に示すように、3方
向に分岐する分岐パイプ100と、分岐パイプ100の
それぞれの分岐筒に挿着されたホース201、202、
203と、ホースと分岐パイプの結合部分を覆う樹脂製
被覆部300とから構成されている。
【0003】このホース接続構造を形成するには、分岐
パイプ100の分岐筒をそれぞれホース201〜203
に挿入する。その後それぞれのホースと分岐パイプ10
0の結合部分を金型内に配置し、成形により結合部分に
樹脂製被覆部300を形成する。このとき樹脂製被覆部
300は、0.5%以上の収縮率で収縮して固化するの
で、それぞれのホースには縮径の力が作用する。これに
よりそれぞれのホースは、樹脂製被覆部300と分岐パ
イプ100との間で強く挟持され、高いシール圧力が得
られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記したホ
ースの接続構造において、ホースの締結強度をさらに向
上させることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明のホースの接続構造は、ホースと、表面に抜け止め用
の環状突起をもちホースに挿入された筒部と、筒部の開
口から後方に形成されホースの挿入の位置決め用の厚肉
部と、からなるパイプ部材と、ホースとパイプ部材の接
続部分全周に被覆され型成形により形成された樹脂製被
覆部と、からなるホースの接続構造において、厚肉部と
ホース先端面との間には間隙が形成され、樹脂製被覆部
が間隙を充填していることを特徴とするホースの接続構
造。
【0006】本発明のホースの接続構造は、パイプ部材
とホースと樹脂製被覆部とから構成される。ホースは従
来と同様に各種ホースを用いることができる。中でも中
間に補強糸層が編組された補強ホースを用いることが好
ましい。パイプ部材は複数の筒部と、複数の筒部の間に
設けられた厚肉部とから構成される。筒部の表面には、
従来と同様に抜け止め用の環状突起が形成されている。
そして厚肉部は筒部の開口から後方部分に形成され、主
としてホースの挿入の位置決めとしての機能をもつ。
【0007】樹脂製被覆部はホースとパイプ部材の接続
部分全周に被覆され、型成形により形成された従来と同
様のものをいう。本発明の最大の特徴は、厚肉部とホー
ス先端面との間には間隙が形成され、樹脂製被覆部がそ
の間隙を充填しているところにある。このような構成と
したことにより、成形時の射出圧および樹脂製被覆部の
収縮時の圧力により、ホース端部にはパイプ部材の筒部
表面の環状突起に向かって押圧される力が作用する。こ
れにより抜け止めやシール気密性能を一層向上させるこ
とができる。なお、この間隙はパイプ部材の周方向に部
分的に形成されていてもよく、一周するリング状に形成
されていてもよい。
【0008】さらにホースに補強ホースを用いた場合に
は、端面には補強糸層が表出し、樹脂製被覆部の成形時
に溶融樹脂がその補強糸層に含浸する作用が期待され
る。これにより補強糸層の表出部分と樹脂製被覆部とが
一体的に結合され、使用時のホースの脈動などに起因す
る端面からの補強糸層の素抜けが防止される。したがっ
て補強糸層が締結部分に確実に存在し、補強糸層の素抜
けによるホース強度の低下を防止することができる。
【0009】
【発明の作用および効果】本発明のホースの接続構造で
は、ホース先端面と厚肉部との間には間隙が形成され、
樹脂製被覆部がその間隙を充填している。したがってホ
ース端面には、樹脂製被覆部から略軸方向と径方向内方
へ向かう力の合力が作用し、その合力は筒部表面に設け
られた環状突起に向かう方向に作用する。これによりホ
ース端部は樹脂製被覆部と環状突起との間で挟持される
こととなり、抜け止め性能を一層向上させることができ
る。また、上記合力によりホース先端部は圧縮変形を受
けるため、先端部に弾性反力が生まれシール性が向上す
る。さらに補強糸層への樹脂の含浸が期待され、補強糸
の素抜けを防止することができる。
【0010】これらの作用により、本発明のホースの接
続構造によれば、従来の接続構造に比べてホースの抜け
止め性能が向上し、かつ耐久性を向上させることができ
る。
【0011】
【実施例】以下実施例により具体的に説明する。 (実施例1)図1に本発明の一実施例の接続構造の断面
図を示す。この接続構造は、2本のホース1と、ホース
1にそれぞれ挿入され2方向に分岐するパイプ部材2
と、ホース1とパイプ部材2の接続部分全周に被覆され
た樹脂製被覆部3とから構成される。
【0012】ホース1は図2に拡大して示すように、内
管ゴム層10と、外皮ゴム層11と、内管ゴム層10と
外皮ゴム層11の間に介在する補強糸層12とからなる
補強ホースである。このホース1はまず内管ゴム層10
を押出成形し、その表面に補強糸を編組して補強糸層1
2を形成する。そしてさらにその表面に外皮ゴム層11
を押出成形し、一体的に加硫して形成されたものであ
る。
【0013】パイプ部材2は、左右両側に延び、表面に
抜け止め用の複数の環状突起21をもつ筒部20と、両
側の筒部20の間に形成された厚肉部22と、から構成
される。環状突起21は、筒部20の開口側から厚肉部
22側に向かって径が除々に増大するテーパ表面をも
ち、後端に軸方向に対して垂直な平面をなすリング状の
壁部21aをもつ。また厚肉部22はほぼホース1の厚
さに相当する厚さで筒部20から径方向に突出し、筒部
20との境界部は中央部に向かうにつれて径が増大する
テーパ表面22aとなっている。
【0014】そして樹脂製被覆部3はパイプ部材2のほ
ぼ全体を覆う位置に設けられ、厚肉部22のテーパ表面
22aとホース1の先端面との間に形成された間隙部分
を充填する断面三角状のリング状の充填部30を有して
いる。この接続構造を形成するには、先ず左右に延びる
2つの筒部20をそれぞれホース1に挿入する。このと
きホース1端面の一部が厚肉部22のテーパ表面22a
に当接することで挿入の位置が決まる。そしてホース1
が挿着されたパイプ部材2を成形型内に配置し、射出成
形により樹脂製被覆部3を形成する。このとき溶融樹脂
は、ホース1端面と厚肉部22のテーパ表面22aとの
間に形成されたリング状の間隙にも充填され、充填部3
0が形成される。
【0015】本実施例の接続構造によれば、充填部30
の存在位置では、成形時の樹脂圧力及び収縮の圧力によ
りホース1の端面を押圧する力が作用し、ホース1の端
部には環状突起21の壁部21aに向かって押圧される
力が作用する。したがってホース1端部は、環状突起2
1と充填部30との間で圧縮された状態となり、圧縮変
形も生じてその反力により抜け止め力およびシール気密
性が向上している。
【0016】さらに充填部30は、一部補強糸層12内
に含浸して一体的に硬化しており、補強糸層12の素抜
けが防止されている。これにより耐久性が向上してい
る。 (実施例2)図3に、本発明の第2の実施例のホースの
接続構造を示す。この実施例ではパイプ部材2を3方向
に分岐する分岐管としたこと以外は実施例1と同様であ
り、3方向に分岐した筒部20の厚肉部22とホース1
との間に、それぞれリング状の充填部30が形成されて
いる。本実施例の接続構造においても実施例1の接続構
造と同様の作用効果を奏し、抜け止め強度の向上および
耐久性の向上の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のホースの接続構造の断面図
である。
【図2】図1の要部拡大断面図である。
【図3】本発明の第2の実施例のホースの接続構造の断
面図である。
【図4】従来のホースの接続構造の断面図である。
【符号の説明】
1:ホース 2:パイプ部材
3:樹脂製被覆部 21:筒部 21:環状突起
22:厚肉部 12:補強糸層 30:充填部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホースと、 表面に抜け止め用の環状突起をもち該ホースに挿入され
    た筒部と、該筒部の開口から後方に形成され該ホースの
    挿入の位置決め用の厚肉部と、からなるパイプ部材と、 該ホースと該パイプ部材の接続部分全周に被覆され型成
    形により形成された樹脂製被覆部と、からなるホースの
    接続構造において、 該厚肉部と該ホース先端面との間には間隙が形成され、
    該樹脂製被覆部が該間隙を充填していることを特徴とす
    るホースの接続構造。
JP3213800A 1991-08-26 1991-08-26 ホースの接続構造 Pending JPH0560279A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100468465B1 (ko) * 2001-07-05 2005-01-31 (주)도원엔지니어링건축사사무소 합성수지관용 연결관
KR100609868B1 (ko) * 2005-05-02 2006-08-22 주식회사 평온하이텍 니플과 이 니플이 채택된 열전달파이프 조립체
KR100595071B1 (ko) * 1996-05-21 2007-05-17 발레오 씨커레자 아비타코로 에스페아 제1파이프및적어도하나의제2파이프의액밀결합방법및장치

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KR100595071B1 (ko) * 1996-05-21 2007-05-17 발레오 씨커레자 아비타코로 에스페아 제1파이프및적어도하나의제2파이프의액밀결합방법및장치
KR100468465B1 (ko) * 2001-07-05 2005-01-31 (주)도원엔지니어링건축사사무소 합성수지관용 연결관
KR100609868B1 (ko) * 2005-05-02 2006-08-22 주식회사 평온하이텍 니플과 이 니플이 채택된 열전달파이프 조립체

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