JPH0560272A - 配管用支持具における保持体 - Google Patents

配管用支持具における保持体

Info

Publication number
JPH0560272A
JPH0560272A JP3244889A JP24488991A JPH0560272A JP H0560272 A JPH0560272 A JP H0560272A JP 3244889 A JP3244889 A JP 3244889A JP 24488991 A JP24488991 A JP 24488991A JP H0560272 A JPH0560272 A JP H0560272A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engaging
piece
raceway
mounting member
base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3244889A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0733877B2 (ja
Inventor
Shoji Okada
昭司 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyokuto Kogyo KK
Original Assignee
Kyokuto Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyokuto Kogyo KK filed Critical Kyokuto Kogyo KK
Priority to JP3244889A priority Critical patent/JPH0733877B2/ja
Publication of JPH0560272A publication Critical patent/JPH0560272A/ja
Publication of JPH0733877B2 publication Critical patent/JPH0733877B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L3/00Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets
    • F16L3/24Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets with a special member for attachment to profiled girders
    • F16L3/243Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets with a special member for attachment to profiled girders the special member being inserted in the profiled girder
    • F16L3/2431Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets with a special member for attachment to profiled girders the special member being inserted in the profiled girder the special member being inserted and subsequently rotated to a limited extent

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Supports For Pipes And Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 基体と回動自在成る係合体とによって取付部
材及びレースウエイに対して簡易なる取付を可能にし、
作業者に与える操作力の負担を著しく軽減させて作業能
率を向上させ、又保持体の位置設定を容易と成す。 【構成】 固定片8、8aに挿入溝を形成する基体と、該
基体に回動自在に取付ける取付部材のネジ溝と係合すべ
き係合片を形成する係合体とから成り、該係合体の垂直
部表面と基体の固定片の係合部の縁部との間隔を、少な
くとも取付部材の外径より若干小に設定するもの、又レ
ースウエイの傾斜掛止壁に当接する傾斜縁部を形成する
基体と、該基体に回動自在に取付ける係合体とから成
り、該係合片の端縁部の頂部を傾斜掛止壁の下方角部よ
り上方位置と成すと共に、端縁部の下端部位を傾斜掛止
壁の下方角部より下方位置と成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建築設備における配管を
建築物の天井等に固定するアンカーボルトや、該アンカ
ーボルトに連結するレースウエイに直接簡易に固定する
様にした配管用支持具における保持体に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、垂壁部に一対の係止部を対向配置
すると共に、該係止部に貫通孔を設けた保持体を天井等
に打ち込まれたアンカーボルトに固定していたが、かか
る保持体では上部係止部の貫通孔にアンカーボルトが遊
貫状態にて挿入されると共に、アンカーボルト下端より
ナットを所定位置まで螺入して保持体を固定していた
為、非能率的であり、従って取付作業時間が長く、コス
トアップを招来する欠点を有している。
【0003】又、アンカーボルト下方に既設の保持体を
固定した状態では、新たな保持体をアンカーボルトに固
定するには既設の保持体を撤去した後に保持体を所定位
置に固定し、そして撤去した保持体を元に戻さなければ
ならず、取付作業が甚だ面倒な為非能率的であり、コス
トアップを招来する欠点を有している。
【0004】又、冷暖房設備等に使用される空調用の屋
内配管において、複数本の配管aを同時に並行して配設
する場合は、天井等にアンカーボルトを二本一組で夫々
対向させて打ち込み固定し、かかるアンカーボルト間に
レースウエイbを架け渡して連結構成する支持体cを配
管経路に所定間隔をもって順次固定し、この支持体cの
レースウエイb上に複数本の配管aを載置固定し、レー
スウエイbへの配設固定時に、図14に示すように分割体
dからなる一対のクランクバンドeを装着し、該クラン
クバンドeの上部でボルト、ナット等の締結部材fによ
り締め付け固定している。
【0005】然るに、クランクバンドeは所定幅を有す
る板状の分割体dにして且つ、上方部を夫々円弧状に形
成すると共に、下方部を直線状に形成し、その下端部に
はレースウエイbの上面開口部b1の対向する傾斜壁b
2の裏面に当接すべき上面開口部b1より幅広にし、且
つ斜め上向きの掛止突起d1を形成したものであるた
め、クランクバンドeをレースウエイbに配設、嵌合す
る際には分割体dをバラバラにした状態で斜めに挿入し
たり、90度回転させて挿入したりし、しかる後分割体
dをレースウエイb上に載置する配管aの周りにあてが
いクランクバンドeを締結部材fにより締着させると同
時にレースウエイbに固定させるため、その作業が特に
高所であることにより、非常に作業性が悪く、しかも締
結部材fによる締め付け固定であるため、締め付け度合
いに応じて分割体dが位置ズレし、その結果、単に締結
部材fにより締め付けていくだけでは、配管aを直線状
にすることが非常に困難であり、従って配管経路に配設
するクランクバンドeの締め付け度合いを略均一の仮止
め程度となすように順次作業者が位置を変えて作業しな
ければならず、作業能率が非常に悪い欠点を有してい
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は基体の固定片
と係合体の係合片とによって取付部材及びレースウエイ
に対して簡易なる取付を可能にし、作業者に与える操作
力の負担を著しく軽減させて作業能率を向上させ、又保
持体の位置設定を容易と成した配管用支持具における保
持体を提供せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来技術に
基づく作業能率の低さ等の課題に鑑み、保持体に設ける
係合体を回転させて、基体の固定片と係合体の係合片と
によって取付部材及びレースウエイに対して着脱自在と
成すことを要旨とする配管用支持具における保持体を提
供して上記欠点を解消せんとしたものである。
【0008】そして、第一の保持体としては、中間片の
上下端に対向する固定片を形成し、該固定片の一側方に
開口部を有する挿入溝を形成し、該挿入溝の側縁に取付
部材のネジ溝と係合すべき肉厚と成した係合部を形成す
る基体と、底板部の両端に対向する立上部を形成し、該
立上部の先端より相反する方向へ突出する垂直部を形成
し、該垂直部の先端より立上部と同方向に突出させ、且
つ取付部材のネジ溝と係合すべき肉厚と成す係合片を形
成する係合体とから成り、該係合体を固定片間における
中間片の取付面に回動自在に取付け、前記係合体の垂直
部表面から基体の固定片に設ける係合部の縁部との間隔
を、少なくとも取付部材の外径より若干小に設定してい
る。
【0009】次に第二の保持体としては、短手方向の幅
をレースウエイの開口部より大と成すと共に、長手方向
の端部に突起片を形成し、該突起片の基部側にレースウ
エイの傾斜掛止壁の上面に当接する傾斜縁部を形成する
基体と、幅をレースウエイの開口部より小と成した底板
部の両端に対向する立下部を形成し、該立下部の先端よ
り相反する方向へ突出する水平部を形成し、該水平部の
先端より立下部と逆方向に突出させ、且つ取付部材のネ
ジ溝に係合すべき肉厚と成す係合片を形成する係合体と
から成り、係合体を基体の下方取付面に回動自在に取付
け、又係合片の端縁部を円弧状に形成し、その頂部をレ
ースウエイの開口部における傾斜掛止壁の下方角部より
上方位置と成すと共に、端縁部の両側における下端部位
をレースウエイの開口部における傾斜掛止壁の下方角部
より下方位置と成している。
【0010】
【作用】本発明における取付部材に装着する保持体にあ
っては、保持体の係合体を基体の中間片に対して略直角
と成す様に予め回転させ、そして固定片の挿入溝内に取
付部材を挿入し、その後係合体を回転させ、この係合体
の垂直部表面上に取付部材を当接させることによって取
付部材のネジ溝と固定片の係合部とを係合させて仮止め
状態とする。
【0011】更に係合体の係合片を基体の固定片と対向
させる位置まで回転させることによって係合片を取付部
材のネジ溝内に係合させ、上記固定片の係合部の係合作
用と相俟って保持体を取付部材に装着する。
【0012】次に、レースウエイに装着する保持体にあ
っては、保持体の係合体の係合片を基体の長手方向に位
置させた状態と成し、そして係合片をレースウエイの開
口部より内方に挿入させる様にして基体の傾斜縁部をレ
ースウエイの傾斜掛止壁の上面にあてがい、しかる後係
合体を略90度回転させて係合体の係合片の端縁部を傾
斜掛止壁の裏面に当接させ、基体の傾斜縁部と係合体の
係合片とによりレースウエイの傾斜掛止壁を挟持固定し
て装着する。
【0013】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明
すると、1は建築物の天井より垂設されるアンカーボル
ト等の取付部材2に建築設備の配管3を固定する配管用
支持具4の保持体であり、該保持体1は略コ字状に形成
する基体5と、該基体5に枢着する係合体6とにより構
成している。
【0014】基体5は矩形板状の中間片7の上下端より
連続して同方向に突出させて対向する一対の固定片8、
8aを一体形成して略コ字状と成しており、かかる基体5
の固定片8、8aの一側方に開口部9、9aを有する挿入溝
10、10a を形成している。
【0015】又、固定片8、8aの先端側における挿入溝
10、10a の側縁11、11a の後方部位を切欠形成して挿入
溝10、10a を鉤状と成し、かかる切欠部位Aに取付部材
2のネジ溝に係合すべき肉厚と成した係合部12、12a を
形成している。
【0016】係合体6は底板部13の両端より連続して同
方向に突出させて対向する一対の立上部14、14a を一体
形成するものにして、かかる立上部14、14a は先端へ移
行するにしたがって、その間隔を若干拡幅状と成し、続
いて立上部14、14a の先端より連続して相反する方向
(外方)へ突出する一対の垂直部15、15a を一体形成
し、更に垂直部15、15a の先端より連続して立上部14、
14a と同方向に突出する一対の係合片16、16a を一体形
成している。
【0017】かかる係合片16、16a は両側を緩やかな曲
線等から形成される誘導部17、17aを有すると共に、取
付部材2のネジ溝に係合すべき肉厚と成している。
【0018】そして、係合体6を固定片8、8a間におけ
る中間片7の取付面18に枢軸19にて回動自在に取付けて
いる。
【0019】又、係合体6の垂直部15、15a 表面から基
体5の固定片8、8aに設ける係合部12、12a の縁部20と
の間隔X1は、図7に示す使用状態において係合体6の
垂直部15、15a 表面上に取付部材2を当接させた状態に
て固定片8、8aの係合部12、12a が取付部材2のネジ溝
内に係合される寸法に設定している。
【0020】又、係合体6の係合片16、16a の先端縁21
から基体5の固定片8、8aに設ける係合部12、12a の縁
部20との間隔X2は、図9に示す様に係合体6の立上部
14、14a 、垂直部15、15a を、係合体6の材質特有の弾
性限度内にて変形させて使用する状態において取付部材
2のネジ溝内に、係合体6の係合片16、16a と固定片
8、8aの係合部12、12a が係合される寸法に設定してい
る。
【0021】次に保持体1を使用した配管用支持具4の
一実施例を説明すると、保持体1を構成する基体5の中
間片7下端及び下方の固定片8aの連続側に穿設した矩形
孔22、22a によって枢軸部23を形成すると共に、中間片
7の上端近傍には保持体1の上下方向に対して所定の間
隔を有し、且つ上部より係止爪24を突起させて成る矩形
状の掛止孔25を穿設して嵌合主体部26と成している。
【0022】27は保持体1に揺動自在に装着される配管
支持体であり、該配管支持体27は帯状の金属板の下端を
略円弧状に湾曲させて配管3の支持部28と成し、該支持
部28より連続して他端を片持梁状に弾性を有する様に
し、前記掛止孔25の上部の一辺より若干上になる角度を
以て、即ち直角より若干大なる角度を以て折曲し、先端
を前記掛止孔25の幅方向の長さと略等しく形成すると共
に、前記係止爪24と略合致する嵌合孔29を穿設して掛止
部30を形成して嵌合従体部31と成している。
【0023】32は配管支持体27の支持強度を向上させる
リムであり、該リム32は支持部28の外方に膨出形成して
いる。
【0024】そして保持体1の中間片7の前記枢軸部23
に配管支持体27の一端を枢着し、保持体1の中間片7の
掛止孔25に配管支持体27の掛止部30を着脱自在に嵌合掛
止している。
【0025】尚、本実施例において、保持体1の下端と
配管支持体27の一端を枢着する構造を示しているも、か
かる方式に何ら限定されず、要するに配管支持体27の一
端を保持体1に揺動実施例に装着するものであればよ
く、又嵌合主体部26と嵌合従体部31との構造についても
何ら限定されない。
【0026】次に建築物の天井より垂設されるアンカー
ボルト等の取付部材2に連結するレースウエイ51に連結
すべき配管用支持具4aの一実施例について説明すると、
52は複数本の配管3を並列固定する多系統配管用の配管
支持装置であり、該配管支持装置52は所定間隔をもって
対向配設される取付部材2間にレースウエイ51を架け渡
し連結して構成している。
【0027】レースウエイ51は図10に示す様に上下2段
としてもよく、又レースウエイ51は取付部材2と共に、
配管3の延長方向に複数組が天井より配設されている。
【0028】又、レースウエイ51は上方開口した断面略
コ字状のレース基体53と、該レース基体53の両側壁54、
54a の上端縁より一体的に内方傾斜する傾斜掛止壁55、
55aより成り、該傾斜掛止壁55、55a 間に開口部56を形
成している。
【0029】又、レースウエイ51は規格品でもあり、開
口部56の間隔X3は20mmで公差が1mmあるが一定であ
り、全部材の肉厚は2mmと1.6mm の2種類のものがあ
る。
【0030】配管用支持具4aにおける保持体1aは矩形板
状の基体57と、該基体57に枢着する係合体58とにより構
成している。
【0031】基体57は、その短手方向の幅寸法W1をレ
ースウエイ51の開口部56の間隔X3より大きく設定し、
長手方向の端部より連結して同方向へレースウエイ51の
開口部56より内方に挿入される突起片59、59a を一体形
成し、かかる突起片59、59aの基部側にレースウエイ51
の傾斜掛止壁55、55a の上面に当接する傾斜縁部60、60
a …を切欠形成している。
【0032】係合体58は幅寸法W2をレースウエイ51の
開口部56の間隔X3より小と成した底板部61の両端より
連続して同方向に突出させて対向する一対の立下部62、
62aを一体形成し、続いて立下部62、62a の先端より連
続して相反する方向(外方)へ突出する一対の水平部6
3、63a を一体形成し、更に水平部63、63a の先端より
連続して立下部62、62a と逆方向に突出する一対の係合
片64、64a を一体形成している。
【0033】そして、係合体58を基体57の下方取付面65
に枢軸66にて回動自在に取付け、枢軸66と一体のハンド
ル67にて係合体58を回転操作可能と成している。
【0034】かかる係合片64、64a の端縁部68、68aは
円弧状に形成して成り、その端縁部68、68a の頂部B
は、図12に示す様にレースウエイ51の開口部56における
傾斜掛止壁55、55a の下方角部69、69a より上方位置と
なす様に立下部62、62a 、水平部63、63a 、係合片64、
64a の各突出寸法を設定し、又端縁部68、68a の両側に
おける下端部位Cは、レースウエイ51の開口部56におけ
る傾斜掛止壁55、55a の下方角部69、69a より下方位置
と成している。
【0035】又、係合片64、64a の長手方向の全長寸法
L1はレースウエイ51の開口部56の間隔X3より大きく
すると共に、両側壁54、54a の間隔X4より小さく設定
している。
【0036】尚、レースウエイ51に装着する配管用支持
具4aにあっても基体57に嵌合主体部26を設けると共に、
嵌合従体部31を有する配管支持体27を揺動自在に装着し
ている。
【0037】次に本発明に係る配管用支持具における保
持体の作用について説明すると、先ず、取付部材2に直
接装着する保持体1にあっては、かかる保持体1の係合
体6を基体5の中間片7に対して略直角と成す様に予め
回転させ、そして固定片8、8aの一側方より先に上方の
開口部9を介して挿入溝10内に取付部材2を挿入し、続
いて矢印D方向へ保持体1を回転移動させて下方の開口
部9aを介して挿入溝10a 内に取付部材2を挿入する。
【0038】その後係合体6を回転させ、この係合体6
の垂直部15、15a 表面上に取付部材2を当接させること
によって取付部材2のネジ溝と固定片8、8aの係合部1
2、12a とを係合させる。
【0039】この状態においては取付部材2のネジ溝に
固定片8、8aの係合部12、12a が係合されているだけで
あるため、保持体1の上下方向への移動が可能である仮
止め状態とすることが出来る。
【0040】即ち、保持体1に上下方向より力を加える
ことにより、係合部12、12a がネジ溝よりネジ山へと移
動し、これに伴って取付部材2が係合体6の垂直部15、
15aを押圧し、この結果係合体6がその材質特有の弾性
限度内にて変形して上下方向への移動が可能となる。
【0041】更に係合体6の係合片16、16a を基体5の
固定片8、8aと対向させる位置まで回転させることによ
って係合片16、16a の先端縁が取付部材2のネジ溝内に
係合され、上記固定片8、8aの係合部12、12a の係合作
用と相俟って保持体1を取付部材2に対して装着する。
【0042】かかる状態では係合片16、16a の突出高さ
分だけ上記仮止め状態に比べて係合体6がその材質特有
の弾性限度内にて変形して係合片16、16a によって取付
部材2を押圧することとなる。
【0043】尚、係合体6の材質をバネ材等の弾性係数
の高いものを使用すれば上記装着状態の固定保持力を更
に増加させることが出来る。
【0044】次に、レースウエイ51に直接装着する保持
体1にあっては、かかる保持体1の係合体58の係合片6
4、64a を基体57の長手方向に位置させた状態と成し、
そして係合片64、64a をレースウエイ51の開口部56より
内方に挿入させる様にして基体57の傾斜縁部60、60a …
をレースウエイ51の傾斜掛止壁55、55a の上面にあてが
う。
【0045】しかる後ハンドル67を介して係合体58を略
90度回転させることにより、該係合体58の係合片64、
64a の端縁部68、68a が傾斜掛止壁55、55a の下端縁を
滑り水平部63、63a が変形し、傾斜掛止壁55、55a の下
端縁を乗り越えて傾斜掛止壁55、55a の裏面に当接し、
基体57の傾斜縁部60、60a …と係合体58の係合片64、64
a とによりレースウエイ51の傾斜掛止壁55、55a を挟持
して任意位置で固定する。
【0046】
【発明の効果】要するに本発明は、中間片7の上下端に
対向する固定片8、8aを形成し、該固定片8、8aの一側
方に開口部9、9aを有する挿入溝10、10a を形成し、該
挿入溝10、10a の側縁11、11a に取付部材2のネジ溝と
係合すべき肉厚と成した係合部12、12a を形成する基体
5と、底板部13の両端に対向する立上部14、14a を形成
し、該立上部14、14a の先端より相反する方向へ突出す
る垂直部15、15a を形成し、該垂直部15、15a の先端よ
り立上部14、14a と同方向に突出させ、且つ取付部材2
のネジ溝と係合すべき肉厚と成す係合片16、16a を形成
する係合体6とから成り、該係合体6を固定片8、8a間
における中間片7の取付面18に回動自在に取付け、前記
係合体6の垂直部15、15a 表面から基体5の固定片8、
8aに設ける係合部12、12a の縁部20との間隔X1を、少
なくとも取付部材2の外径より若干小に設定したので、
係合体6を基体5の中間片7に対して略直角と成す様に
予め回転させることにより、固定片8、8aの挿入溝10内
に取付部材2を容易に挿入することが出来、又挿入後は
係合体6を回転させることによって垂直部15、15a 表面
上に取付部材2を当接させると同時に取付部材2のネジ
溝と固定片8、8aの係合部12、12a とを係合させ、即ち
この状態においては取付部材2のネジ溝に固定片8、8a
の係合部12、12a が係合されているだけであるため、保
持体1の上下方向への移動が可能である仮止め状態とす
ることが出来る。
【0047】更に係合体6の係合片16、16a を基体5の
固定片8、8aと対向させる位置まで回転させることによ
り、係合片16、16a を取付部材2のネジ溝内に係合さ
せ、上記固定片8、8aの係合部12、12a の係合作用と相
俟って保持体1を取付部材2に対して装着することが出
来、よって単に係合体6の回転により簡易に取付部材2
に対し保持体1を着脱自在にすることが出来るため、そ
の取付個数が数多くする必要が生じたとしても、作業者
に与える操作力の負担を著しく軽減していることによ
り、作業能率を向上させることが出来、又特に取付位置
を変更する際には、既設の支持具等を撤去しなくとも取
付部材2に装着することが出来る。
【0048】又、短手方向の幅をレースウエイ51の開口
部56より大と成すと共に、長手方向の端部に突起片59、
59a を形成し、該突起片59、59a の基部側にレースウエ
イ51の傾斜掛止壁55、55a の上面に当接する傾斜縁部6
0、60a …を形成する基体57と、幅をレースウエイ51の
開口部56より小と成した底板部61の両端に対向する立下
部62、62a を形成し、該立下部62、62a の先端より相反
する方向へ突出する水平部63、63a を形成し、該水平部
63、63a の先端より立下部62、62a と逆方向に突出さ
せ、且つ取付部材2のネジ溝に係合すべき肉厚と成す係
合片64、64a を形成する係合体58とから成り、係合体58
を基体57の下方取付面65に回動自在に取付け、又係合片
64、64a の端縁部68、68a を円弧状に形成し、その頂部
をレースウエイ51の開口部56における傾斜掛止壁55、55
a の下方角部69、69a より上方位置と成すと共に、端縁
部68、68a の両側における下端部位をレースウエイ51の
開口部56における傾斜掛止壁55、55a の下方角部69、69
a より下方位置と成したので、係合体58の係合片64、64
a を基体57の長手方向に位置させた状態と成し、そして
係合片64、64a をレースウエイ51の開口部56より内方に
挿入させる様にして基体57の傾斜縁部60、60a …をレー
スウエイ51の傾斜掛止壁55、55a の上面にあてがい、し
かる後係合体58を略90度回転させて係合体58の係合片
64、64a の端縁部68、68a を傾斜掛止壁55、55a の裏面
に当接させ、基体57の傾斜縁部60、60a …と係合体58の
係合片64、64a とによりレースウエイ51の傾斜掛止壁5
5、55a を挟持固定して装着することが出来る。
【0049】よって、単に係合体58の回転により簡易に
レースウエイ51に対し保持体1を着脱自在にすることが
出来るため、上記と同様なる効果を奏すると共に、配管
3に対応する位置に保持体1を配設すれば、その位置は
不変となり配管3を直線状に固定出来、又仮止めを不要
にして最初から位置設定を行うことが出来たり、レース
ウエイ51への保持体1の取付時に他の保持体1との間に
何ら間隔を設けなくても連続的に配設することが出来、
作業性を格段に向上させることが出来る等その実用的効
果甚だ大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る配管用支持装置における保持体の
斜視図である。
【図2】同上配管用支持装置の斜視図である。
【図3】保持体における係合体を垂直状態と成した側面
図である。
【図4】保持体における係合体を回転させ傾斜状態と成
した側面図である。
【図5】保持体の挿入溝内に取付部材を挿入する状態の
正面図である。
【図6】保持体における係合体を回転させて取付部材に
対し仮止めした状態の正面図である。
【図7】同上仮止めした状態の断面図である。
【図8】保持体における係合体を仮止めより更に回転さ
せて取付部材に対し固定した状態の正面図である。
【図9】同上固定した状態の断面図である。
【図10】配管支持装置の正面図である。
【図11】本発明に係る配管用支持具における保持体の
他の実施例の斜視図である。
【図12】同上保持体をレースウエイに装着する際の初
期状態の概略断面図である。
【図13】同上保持体をレースウエイに装着した状態の
概略断面図である。
【図14】従来のレースウエイに装着する配管支持具の
装着状態を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
2 取付部材 5 基体 6 係合体 7 中間片 8、8a 固定片 9、9a 開口部 10、10a 挿入溝 11、11a 側縁 12、12a 係合部 13 底板部 14、14a 立上部 15、15a 垂直部 16、16a 係合片 18 取付面 20 縁部 51 レースウエイ 55、55a 傾斜掛止壁 56 開口部 57 基体 58 係合体 59、59a 突起片 60、60a … 傾斜縁部 61 底板部 62、62a 立下部 63、63a 水平部 64、64a 係合片 65 下方取付面 68、68a 端縁部 69、69a 下方角部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中間片の上下端に対向する固定片を形成
    し、該固定片の一側方に開口部を有する挿入溝を形成
    し、該挿入溝の側縁に取付部材のネジ溝と係合すべき肉
    厚と成した係合部を形成する基体と、底板部の両端に対
    向する立上部を形成し、該立上部の先端より相反する方
    向へ突出する垂直部を形成し、該垂直部の先端より立上
    部と同方向に突出させ、且つ取付部材のネジ溝と係合す
    べき肉厚と成す係合片を形成する係合体とから成り、該
    係合体を固定片間における中間片の取付面に回動自在に
    取付け、前記係合体の垂直部表面から基体の固定片に設
    ける係合部の縁部との間隔を、少なくとも取付部材の外
    径より若干小に設定したことを特徴とする配管用支持具
    における保持体。
  2. 【請求項2】 短手方向の幅をレースウエイの開口部よ
    り大と成すと共に、長手方向の端部に突起片を形成し、
    該突起片の基部側にレースウエイの傾斜掛止壁の上面に
    当接する傾斜縁部を形成する基体と、幅をレースウエイ
    の開口部より小と成した底板部の両端に対向する立下部
    を形成し、該立下部の先端より相反する方向へ突出する
    水平部を形成し、該水平部の先端より立下部と逆方向に
    突出させ、且つ取付部材のネジ溝に係合すべき肉厚と成
    す係合片を形成する係合体とから成り、係合体を基体の
    下方取付面に回動自在に取付け、又係合片の端縁部を円
    弧状に形成し、その頂部をレースウエイの開口部におけ
    る傾斜掛止壁の下方角部より上方位置と成すと共に、端
    縁部の両側における下端部位をレースウエイの開口部に
    おける傾斜掛止壁の下方角部より下方位置と成したこと
    を特徴とする配管用支持具における保持体。
JP3244889A 1991-08-29 1991-08-29 配管用支持具における保持体 Expired - Lifetime JPH0733877B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3244889A JPH0733877B2 (ja) 1991-08-29 1991-08-29 配管用支持具における保持体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3244889A JPH0733877B2 (ja) 1991-08-29 1991-08-29 配管用支持具における保持体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0560272A true JPH0560272A (ja) 1993-03-09
JPH0733877B2 JPH0733877B2 (ja) 1995-04-12

Family

ID=17125494

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3244889A Expired - Lifetime JPH0733877B2 (ja) 1991-08-29 1991-08-29 配管用支持具における保持体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0733877B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06346985A (ja) * 1993-06-04 1994-12-20 Norio Hashirayama チャンネル材用ハンガー
JPH0932974A (ja) * 1995-07-20 1997-02-07 Inaba Denki Sangyo Co Ltd 長尺体支持具
JPH10169842A (ja) * 1996-12-10 1998-06-26 Kunimori Kagaku Co Ltd 管吊り具
JP2001343088A (ja) * 2000-03-27 2001-12-14 Kyokuto Kogyo Kk 配管用支持具
US10492480B2 (en) 2017-05-24 2019-12-03 Doyo Engineering Co., Ltd. Universal fishing reel

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06346985A (ja) * 1993-06-04 1994-12-20 Norio Hashirayama チャンネル材用ハンガー
JPH0932974A (ja) * 1995-07-20 1997-02-07 Inaba Denki Sangyo Co Ltd 長尺体支持具
JPH10169842A (ja) * 1996-12-10 1998-06-26 Kunimori Kagaku Co Ltd 管吊り具
JP2001343088A (ja) * 2000-03-27 2001-12-14 Kyokuto Kogyo Kk 配管用支持具
US10492480B2 (en) 2017-05-24 2019-12-03 Doyo Engineering Co., Ltd. Universal fishing reel

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0733877B2 (ja) 1995-04-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8276854B2 (en) Clamp for circular objects
US6464180B2 (en) Pipe attaching apparatus
JPH03249494A (ja) 配管用支持装置
JPH04277389A (ja) 取付けクランプ及びその製造方法
JPH0560272A (ja) 配管用支持具における保持体
JP2000336857A (ja) 折板屋根用支持金具
JP3383234B2 (ja) ビニールハウス端部のパイプ固定金具
JPS6318818Y2 (ja)
JPH07317966A (ja) 長尺体支持具
JPH11193883A (ja) 配管保持装置
JPS5850091Y2 (ja) クロスするバ−部材相互の固定金具
JPH0579578A (ja) 建築設備における配管等の傾斜固定構造
JPH08260658A (ja) 二重壁支持材料
JPH0629531Y2 (ja) 締結金具
JP2503456Y2 (ja) 内壁パネルの取付け金具
JPH067257Y2 (ja) 配管立上り用支持杆の連結金具
JPH0449358A (ja) 天井下地材用支持金具
JP2021007547A (ja) 壁面設置物取付具
JP2556874Y2 (ja) 配管用繋締具
JPH0615066Y2 (ja) 懸吊支持金具
JPH07174402A (ja) ラインディフューザの取付構造および取付具
JP3017559U (ja) コンクリート型枠用バタ角取付具
JPS6318819Y2 (ja)
JP2975929B1 (ja) 足場パネル固定金具
JP3157766B2 (ja) トンネル内に取付ける視線誘導板の施工方法及びこれに使用可能な角板材の取付け金具