JPH0560108A - シリンダ装置 - Google Patents

シリンダ装置

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JPH0560108A
JPH0560108A JP2459292A JP2459292A JPH0560108A JP H0560108 A JPH0560108 A JP H0560108A JP 2459292 A JP2459292 A JP 2459292A JP 2459292 A JP2459292 A JP 2459292A JP H0560108 A JPH0560108 A JP H0560108A
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cylinder device
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幸雄 上西
Sachiko Masukawa
幸子 増川
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UENISHI TEKKO KK
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/64Mould opening, closing or clamping devices
    • B29C45/68Mould opening, closing or clamping devices hydro-mechanical

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Press Drives And Press Lines (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Actuator (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 長ストロークのシリンダであって、早くスト
ロークし、停止時に大きな力量を発生し続けることがで
きる単体のシリンダ装置を提供する。 【構成】 シリンダケース1と、該シリンダケース1内
に摺動可能に挿入され両者の間に圧力室12を形成する
ピストン2及び摺動部材4と、ピストン2のロッド先端
の押圧部3と、摺動部材4に形成されたネジ部5と、該
ネジ部5に螺合するナット部6及び該ナット部6を回転
させる駆動源8とからなるシリンダ装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、長ストロークのシリン
ダであって、ピストンロッドの停止時に大きな押圧力を
発生することができるシリンダ装置に関し、特に開閉自
在な金型を有する射出成形機およびプレス等に有効に利
用されるシリンダ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】まず、射出成形機を例にとって金型の開
閉作動を図7により説明する。両側の固定盤101,1
02がタイロッド103で連結され、タイロッド103
に案内される可動盤104が固定盤101,102の間
に設けられている。そして、固定盤101に金型105
が取付けられ、可動盤104に金型106が取付けら
れ、両金型105,106間で所定形状の成形品が成形
される。成形品の取り出しに際しては、両金型105,
106は大きく開く必要があり、可動盤104を固定盤
102側に移動させる。この移動を油圧シリンダで行う
場合、長いストロークであって、サイクルタイム向上の
ため比較的速い速度が必要であり、力量は次に述べる型
締力に比べて大幅に小さい力で良い。また、2本以上の
油圧シリンダで移動させる場合、可動盤104の平行度
・直角度を維持するため所定の移動速度であることが要
求される。成形品の成形中は、両金型105,106が
閉じ、高圧溶融樹脂の注入による成形圧力に耐えるよう
に締めつけられる。この型締力を油圧シリンダで発生さ
せる場合、大口径の油圧シリンダが必要でる。
【0003】このように、金型開閉のための油圧シリン
ダと型締めのための油圧シリンダとに求められる特性が
大きく異なる。そこで、図7に示されるように、金型開
閉用の油圧シリンダ107と型締め用の油圧シリンダ1
08と2種類の油圧シリンダを用いる。この場合、油圧
シリンダ108と固定盤102との距離があるため、油
圧シリンダ108に延長ロッド109を連結し、延長ロ
ッド109のネジ109aに噛み合うロック装置110
により型締力を発生させていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で説明した
ように、金型開閉のためには2種類の油圧シリンダを用
いる必要があった。また、金型開閉用の油圧シリンダ1
07は早いストローク速度が要求されるので、大流量の
油圧ポンプを必要とし、相当大きな油圧ユニットを必要
とする。しかし、型締め用の油圧シリンダ108には、
流量はわずかであるが、大圧力を必要とする。したがっ
て、2個のポンプを用い、大容量の油圧ユニットを必要
とするという問題点を有していた。
【0005】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、長ストロークのシリンダであって、早くストロ
ークし、停止時に大きな力量を発生し続けることができ
る単体のシリンダ装置を提供せんとする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明におけるシリンダ装置は、シリンダケース
と、該シリンダケース内に摺動可能に挿入され両者の間
に圧力室を形成するピストン及び摺動部材と、ピストン
のロッド先端の押圧部と、摺動部材に形成されたネジ部
と、該ネジ部に螺合するナット部及び該ナット部材を回
転させる駆動源とからなることを特徴とするものであ
る。そして、ピストンと摺動部材との間に間隔制限手段
を設けることが好ましい。また、前期のシリンダ装置と
して、ピストンと摺動部材の間に、一方がピストン側に
固定され、他方が摺動部材に対してバネ部材で復元可能
な遊びを有して連結されるロッドを設け、該遊びによる
摺動部材とロッドとの相対的な位置変化を検知する検出
器を設けたものとすることもできる。
【0007】また、他のシリンダ装置として、シリンダ
ケースと、該シリンダケース内に摺動可能に挿入され両
者の間に圧力室を形成する第1ピストン及び第2ピスト
ンと、第1ピストンのロッド先端の押圧部と、第2ピス
トンのロッドを固定するようシリンダケースに取付けら
れたクランプ手段とからなることを特徴とするものがあ
る。
【0008】
【作用】本発明におけるシリンダ装置では、金型開閉時
の小力量で早くて長いストロークは摺動部材に形成され
たネジ部とネジ部駆動装置により行い、型締めは小容量
で高圧の圧油を圧力室へ導入してピストンを駆動するこ
とにより行い、これらは一つの装置にまとめられてい
る。また、配管漏れ等により圧油が抜け、自重等でピス
トンが伸びる恐れがある場合、ピストンと摺動部材との
間の間隔制限手段が、僅かのストローク以上の伸びをロ
ックする。また、ピストンがストロークエンドに達する
と、ロッドが摺動部材に対して相対移動し、この移動を
検出器が検知すると、ストロークを停止する。
【0009】また、他のシリンダ装置では、金型開閉時
の小力量で早くて長いストロークは第2ピストンにより
行い、型締めは第2ピストンをクランプ手段で固定し小
容量で高圧の圧油を圧力室へ導入して第1ピストンを駆
動することにより行い、これらは一つの装置にまとめら
れている。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。図1は本発明のシリンダ装置の断面図、図2は
図1の2−2線矢視図、図3は図1の3−3線断面図で
ある。
【0011】図1及び図2において、1はシリンダケー
ス、2はピストン、3は押圧部、4は摺動部材、5はネ
ジ部、6はナット部、7は駆動ギア、8はモータ、9,
10はギアケース、11は取付部、12は圧力室、13
はネジ部駆動装置である。
【0012】図1のシリンダケース1内にシール部材2
1を有するピストン2が摺動自在に挿入されている。さ
らに、シール部材22を有する摺動部材4もシリンダケ
ース1内に摺動自在に挿入されている。そして、ピスト
ン2と摺動部材4の間に圧力室12が形成されており、
ピストン2内の油通路23を通って圧油が圧力室12に
導入されることによりピストン2は下降する。また、ピ
ストン2の先端はフランジ状の押圧部3となっており、
例えば図7の可動盤104に連結される。なお、24は
ジャバラである。また、油通路23は次に述べる摺動部
材4のネジ部5内に設けることができる。
【0013】摺動部材4のロッド相当部分にはネジ部5
が形成されている。このネジ部5はギアケース10の筒
体10a内に収納可能となっており、先端に取付けられ
たキー25が筒体10aのキー溝26に案内されて回転
が規制されている。このネジ部5にナット部6が螺入さ
れ、シリンダケース1の延長部材として形成されたギア
ケース9と別部材のギアケース10との間に軸受27,
28を介してナット部6が回転自在に支持されている。
また、ギアケース9に取付けられたモータ8の出力軸に
駆動ギア7が嵌入され、ナット部6と噛み合っている
(図3参照)。モータ8にはパルスジェネレータ29が
取付られており、駆動ギア7及びナット部6を介したネ
ジ部5の軸方向移動量が制御可能となっている。上述し
たギアケース9,10とナット部6と駆動ギア7とモー
タがネジ部駆動装置13を構成している。なお、ネジ部
5には台形ネジが例示され、この台形ネジは摩擦角が大
きく軸力でナット部6が回転することがないので好まし
い。しかし、その他のノコ歯ネジやボールスクリュウ等
を用いることができる。ただし、ボールスクリュウの場
合は軸力によりナット部が回転しようとするので、モー
タ8にブレーキを設ける必要がある。また、ネジ部5と
ナット部材6の駆動源として平歯車と減速機付モータ8
の組合せが例示されているが、ウォーム歯車等の種々の
歯車やチェーン駆動又はベルト駆動と油圧モータの組合
せ等を用いることができる。
【0014】シリンダケース1の延長部材として形成さ
れたギアケース9と別部材のギアケース10はボルト3
0で一体化されており、ギアケース10の端面部はフラ
ンジ状の取付部11となっている。この取付部11は例
えば図7の固定盤102に結合される。なお、取付部1
1はネジ部駆動装置13に設けるのに限らず、二点鎖線
図示のようにシリンダケース1に設けることもできる。
また、フランジ状に限らずトラニオンタイプの取付部と
することもできる。
【0015】ピストン2にボルト31が螺入され、ボル
ト31の頭部が摺動部材4の凹部32底面に当接し、摺
動部材4のC方向移動と共にピストン2もD方向に移動
する。また、凹部32内にストッパ33と皿バネ34が
押さえ板35を介して収納され、ボルト31の頭部を図
示の状態に付勢すると共に、ストロークを距離εに制限
している。すなわち、ボルト31や皿バネ34等がピス
トン2と摺動部材4の間隔制限手段となっている。
【0016】つぎに、上述した構造のシリンダ装置の作
動を図1により説明する。例えば、取付部11がプレス
等の上部の固定盤にボルト固定され、押圧部3が上部の
金型にボルト固定されているとする。この場合、皿バネ
34は上部の金型を支えることができる付勢力を有して
いる。まず、上部の金型と下部の金型を閉めるために、
モータ8がパルスジェネレータ29で所定回転する(ブ
レーキ8aでオーバーランが防止されている)。駆動ギ
ア7及びナット部6が回転し、キー25で案内されたネ
ジ部5が下降し、摺動部材4と共にピストン2は所定距
離ストロークする。すなわち、ピストン2の押圧部3に
ボルト固定された上部の金型が所定距離下降し、下部の
金型と当接状態になる。なお、ピストン2の所定量のス
トロークは、例えばリミットスイッチ等による位置検出
でモータ8を止めることでもよい。モータ8が止まる
と、ナット部6も止まり、ネジの摩擦によりネジ部5は
そのままの所定位置にとどまる。
【0017】そして、別途に設けられた図示されない油
圧ユニットからの圧油が、押圧部3の側面にある油圧導
入口36及び油通路23を通って圧力室12に導かれ
る。これにより、ピストン2が皿バネ34の付勢力に打
ち勝ち、距離ε以内の短ストロークして、加圧力が上部
と下部の金型間に作用する。この加圧力の反力は摺動部
材4のネジ部5にも作用するが、この反力はナット部6
のイ面を経て、取付部11のロ面に作用し、十分サポー
トされる。また、加圧中に油圧が何等かの理由で抜けた
としても、ボルト31等が間隔制限手段として作用する
ので、ピストン2は距離ε以内の僅かしか下降せず、安
全である。圧力室12の容量は少なく、油圧ユニットも
其に見合ったものでよい。また、摺動部材4の下降位置
はモータ8によって正確に制御されるので、例えば複数
のシリンダ装置を用いた場合でも、水平度を確実に維持
しつつ昇降させることができる。なお、シリンダケース
1の下方が厚肉となっているのは、圧力室12が下方に
移動して加圧されるためである。また、シリンダ装置の
使用例は上下向きに限らず、横向きでも使用できる。さ
らに、油圧に限らず、空圧でもよい。
【0018】次に、他の実施例を図4より説明する。図
1と異なる点は、ピストン2にロッド41の下端が螺入
され、そのロッド41の頭部42が摺動部材4の上面よ
り突出し、圧力室12のロッドの周りには皿バネ42が
巻かれている点である。
【0019】ロッド41は、下端がネジ加工されピスト
ン2に螺入されることで、ロッド41とピストン2とは
固定されている。一方、ロッド41は、摺動部材4内を
圧力室12の油が侵入しないようにパッキンでシールさ
れて、摺動自在に貫通しており、その頭部42はロッド
41の径よりも大きく形成され、摺動部材4の上面に突
き出ている。また、圧力室12でロッド41に嵌入され
る皿バネ43は、モータ8の駆動で回転する駆動ギア7
及びナット部6により下降する摺動部材4により、ピス
トン2の側に付勢され、圧力室の間隔Eを一定に保ちな
がらピストン2を下降させ、上下金型が当接してピスト
ン2が下降を停止した時には、プリロード用として作用
する。また、摺動部材4の上面には、検出器としてのリ
ミットスイッチ44が取り付けられ、ロッド41の頭部
42が摺動部材4に対して更に突出することにより、O
FFされる。
【0020】次に、上述のシリンダ装置の作動を説明す
る。モータ8が作動し摺動部材4が下降すると、皿バネ
43の付勢力で圧力室12の間隔Eが一定に保たれつ
つ、ピストン2が下降する。ピストン2の押圧部3にボ
ルト固定された上部の金型が所定距離下降し、下部の金
型と当接状態になると、ピストン2はそれ以上下降する
ことができなくなり、金型の上に乗った状態で停止す
る。それでも、摺動部材4は皿バネ43の付勢力に打ち
勝って、更に下降するので、間隔Eは狭まり、ロッド4
1は下端をピストン2に押し上げられ、摺動部材4内を
上昇する。そのため、ロッド41の頭部42は図示の状
態よりも更に上に突出するので、摺動部材4の上面に取
り付けられたリミットスイッチを作動させ、モータ8を
OFFするので、摺動部材4の下降が停止する。これに
より、金型の高さを変更するときに、モータ8の回転数
を一々変えることによって、ピストン2の下降距離を換
算して、ストロークの下限位置を決めるという面倒な位
置決め調整が不要になる。
【0021】そして、別途に設けられた図示されない油
圧ユニットからの圧油が、押圧部3の側面にある油圧導
入口36及び油通路23を通って圧力室12に導かれ
る。この時、何等かの理由で加圧中に油圧が抜けたとし
ても、頭部42はロッド41の径よりも大きく形成され
ているので、ピストン2を支えて下降を防ぎ、安全であ
る。つまり、ロッド41等が間隔制限手段として作用し
ている。また、シリンダ装置の使用例は上下向きに限ら
ず、横向きでも使用できる。さらに、油圧に限らず、空
圧でもよい。
【0022】次に、モータ8を逆回転させ、摺動部材4
を上昇させると、ロッド41の頭部42と皿バネ43は
元の位置に復元し、ロッド41に釣り上げられる形でピ
ストン2も上昇する。このように、ロッド41の下端は
ピストン2に固定され、摺動部材4とロッド41とはバ
ネ部材で復元可能な遊びを有して連結されており、その
遊びによる摺動部材とロッドとの相対的な位置変化によ
りリミットスイッチ44を作動させる。
【0023】図5は、図1のボルト31による間隔制限
手段がないものであり摺動部材4とピストン3は分離可
能である。ボルト37は押さえ板38に単に当接してい
るだけであり、摺動部材4の下降時にはボルト37がピ
ストン3を押し下げる。この場合、ピストン3の戻しの
ため、圧力室12に対向する圧力室14を設け、ピスト
ン3を復動にしている。戻しの為の力は小さくてもよい
ので、圧力室14の受圧面積を小さくして、少ない油量
で大きくストロークさせることができる。摺動部材4の
下降時には、圧力室14の油は油圧導入口39から排出
される。摺動部材4の上昇時には、先に摺動部材4を上
昇させ、その後に油圧導入口39に油圧を入れることに
より行うか、又は摺動部材4の上昇と共に油圧導入口3
9から油圧を入れて同時に上昇させる。このように、ピ
ストン3を複動にすると、種々の使用例にも対応可能と
なる。なお、ピストン3を複動にしなくても、油圧路2
3を閉じると、摺動部材4の上昇時に圧力室14が負圧
になるので、ピストン3は摺動部材4と共に上昇する。
【0024】つぎに、図6により他のシリンダ装置を説
明する。シリンダケース1にピストン2が摺動自在に挿
入され、ピストン2の先端が押圧部3となり、圧力室1
2,14が形成されている点は図4と同様である。しか
し、図4の摺動部に代わり圧力室16を有する複動の第
2ピストン15がシリンダケース1に挿入されロッド1
7に対するクランプ手段としてのベアロック18がシリ
ンダケース1に固設されている点が図4と異なってい
る。すなわち、それぞれ受圧面積が小さい第1ピストン
2の圧力室14及び第2ピストン15の圧力室16によ
って、第1ピストン2及び第2ピストン15は連動しつ
つ任意の位置に昇降自在である。そして、所定の位置で
第2ピストン15のロッド17をベアロック18で固定
し、圧力室12で大きな加圧力を発生させる。この加圧
力の反力はベアロック18を介してシリンダケース1が
受ける。ベアロック18は圧力室18aへの油圧の導入
で壁面18bが膨張してロッド17を把持するタイプの
ものである。なお、本シリンダ装置にも図1に示した間
隔制限手段を設けることができる。設けた場合、第1ピ
ストン2は単動でもよい。
【0025】
【発明の効果】本発明におけるシリンダ装置では、金型
開閉時の小力量で早くて長いストロークは摺動部材に形
成されたネジ部とネジ部駆動装置により行い、型締めは
小容量で高圧の圧油を圧力室へ導入してピストンを駆動
することにより行うか、又は金型開閉時の小力量で早く
て長いストロークは第2ピストンにより行い、型締めは
第2ピストンをクランプ手段で固定し小容量で高圧の圧
油を圧力室へ導入して第1ピストンを駆動することによ
り行い、これらは一つの装置にまとめているので、長い
ストロークのシリンダであっても、早くストロークし、
停止時に大きな力量を発生し続けることができる単体装
置である。単体装置であるので、量産が可能となり、低
い価格でその適用範囲を広げることができる。また、ピ
ストンと摺動部材との間の間隔制限手段を設けると、配
管漏れ等により圧油が抜け、自重等でピストンが伸びる
恐れがある場合、その伸びがロックされ安全である。ま
た、ロッドと検出器としてのリミットスイッチを設ける
と、上下金型が当接時点で自然に、ピストンがストロー
クエンドで停止するので、金型の高さ変更に際し面倒な
位置決め調整が不要となる。さらに、ピストンと摺動部
材の調整ネジの組み合わせにあっては、同シリンダケー
ス内に挿入されているのでお互いの芯ズレが生じず、安
定した作動が確保される。
【0026】このようなシリンダ装置は次の要件の2以
上を必要とする種々の用途に適している。ストローク
中にはあまり大きな力を必要としない。ストローク中
の速度は比較的に速い。ストローク中は、所定の決め
られた速度で、正確にストロークする。ストローク端
等の所定位置で、しかも任意位置で、大きな力を必要と
する、それも型締めのように短ストロークで良い。板
曲げプレスのように、ストロークの途中から大きな力量
を必要とする。加圧中の任意位置で、加圧中にパッキ
ン,配管継手,切換弁等からの油洩れおよび配管のパン
ク等により、ピストンが大きく逃げてはならない。圧
油が抜けても、ピストンが落下しない。したがって、例
示した射出成形機やプレスに限ることなく多くの使用例
が考えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明のシリンダ装置の断面図である。
【図2】図2は図1の2−2線矢視図である。
【図3】図3は図1の3−3線断面図である。
【図4】図4は本発明の他のシリンダ装置の断面図であ
る。
【図5】図5は本発明の他のシリンダ装置の断面図であ
る。
【図6】図6は本発明の他のシリンダ装置の断面図であ
る。
【図7】図7は従来のシリンダ装置を用いた型締装置の
一部断面図である。
【符号の説明】
1 シリンダケース 2 ピストン 3 押圧部 4 摺動部材 5 ネジ部 8 モータ(駆動源) 11 取付部 12 圧力室 13 ネジ部駆動装置 15 第2ピストン 18 ベアロック(クランプ手段) 41 ロッド 42 ロッドの頭部 43 皿バネ 44 リミットスイッチ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年4月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】 そして、別途に設けられた図示されない
油圧ユニットからの圧油が、押圧部3の側面にある油圧
導入口36及び油通路23を通って圧力室12に導かれ
る。これにより、ピストン2が皿バネ34の付勢力に打
ち勝ち、距離ε以内の短ストロークして、加圧力が上部
と下部の金型間に作用する。この加圧力の反力は摺動部
材4のネジ部5にも作用するが、この反力はナット部6
のイ面を経て、取付部11のロ面に作用し、十分サポー
トされる。また、加圧中に油圧が何等かの理由で抜けた
としても、ボルト31等が間隔制限手段として作用する
ので、ピストン2は距離ε以内の僅かしか下降せず、安
全である。圧力室12の容量は少なく、油圧ユニットも
其に見合ったものでよい。また、摺動部材4の下降位置
はモータ8によって正確に制御されるので、例えば複数
のシリンダ装置を用いた場合でも、水平度を確実に維持
しつつ昇降させることができる。なお、シリンダケース
1の下方が厚肉となっているのは、圧力室12が下方に
移動して加圧されるためである。また、シリンダ装置の
使用例は上下向きに限らず、横向きでも使用できる。さ
らに、油圧に限らず、空圧でもよい。さらに、予め金型
等の厚さに適応させた調整ネジ高さとし、この調整され
た高さの状態で、油圧シリンダのみを毎サイクル加圧さ
せる方式の運転の仕方も可能である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダケースと、該シリンダケース内
    に摺動可能に挿入され両者の間に圧力室を形成するピス
    トン及び摺動部材と、ピストンのロッド先端の押圧部
    と、摺動部材に形成されたネジ部と、該ネジ部に螺合す
    るナット部及び該ナット部材を回転させる駆動源とから
    なることを特徴とするシリンダ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のシリンダ装置において、
    ピストンと摺動部材との間に間隔制限手段を設けたこと
    を特徴とするシリンダ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のシリンダ装置において、
    ピストンと摺動部材の間に、一方がピストン側に固定さ
    れ、他方が摺動部材に対してバネ部材で復元可能な遊び
    を有して連結されるロッドを設け、該遊びによる摺動部
    材とロッドとの相対的な位置変化を検知する検出器を設
    けたことを特徴とするシリンダ装置。
  4. 【請求項4】 シリンダケースと、該シリンダケース内
    に摺動可能に挿入され両者の間に圧力室を形成する第1
    ピストン及び第2ピストンと、第1ピストンのロッド先
    端の押圧部と、第2ピストンのロッドを把持するようシ
    リンダケースに取付けられたクランプ手段とからなるこ
    とを特徴とするシリンダ装置。
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