JPH0557532U - 仕切弁 - Google Patents

仕切弁

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Publication number
JPH0557532U
JPH0557532U JP412192U JP412192U JPH0557532U JP H0557532 U JPH0557532 U JP H0557532U JP 412192 U JP412192 U JP 412192U JP 412192 U JP412192 U JP 412192U JP H0557532 U JPH0557532 U JP H0557532U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
valve box
pressing portion
foreign matter
valve body
Prior art date
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Pending
Application number
JP412192U
Other languages
English (en)
Inventor
経一 飯高
崇 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kurimoto Ltd
Kubota Corp
Original Assignee
Kurimoto Ltd
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kurimoto Ltd, Kubota Corp filed Critical Kurimoto Ltd
Priority to JP412192U priority Critical patent/JPH0557532U/ja
Publication of JPH0557532U publication Critical patent/JPH0557532U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 土砂などの異物が混入した流水の管路へ使用
する仕切弁を改良する。 【構成】 弁箱1の入口11、出口12の底面は接続す
る管路の底面と一致している。弁箱底面は両端から内部
へ進むにつれ緩やかに上昇する傾斜底面13、14とな
り、弁体2の先端と出会う押接部15で一番高くなる。
流水は弁箱の中を進むにつれて底面が絞られ、底面近く
で流速が増加し、押接部で最高速となる。沈積しようと
する異物はこの高流速に流され、押接部は常に本来の表
面を保つ。 【効果】 弁体は常に確実に押接部で押接し正常な弁の
開閉を継続する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は管路に介装して弁箱内で弁体が昇降して管路を開閉する仕切弁に係る 。
【0002】
【従来の技術】
水道管路に使用する仕切弁の代表的な従来例(JIS−B−2062)を、図 2、A、Bに示す。弁箱1aは一方に入口11a、他方に出口12aを開口し、 中央に湾曲した凹部101を設け凹部と底面103との交叉する位置を弁座10 2としている。弁箱へは上方から弁棒23aが垂直に取り付けられその先に弁体 2aが螺合している。弁棒23aに刻設した雄ねじ24aが上方のキャップ26 aの回動を受けて回動すると、螺合している弁体の雌ねじ25aは回動ができな いように係合しているため上下に移動し、これに伴って弁体も昇降して弁を開閉 する。
【0003】 通常の清浄な水道水であればこの仕切弁で何の障害も起らないが、下水や農業 用水などのように水中に土砂や異物を含むときは、弁箱中央に湾曲して陥没した 凹部101へこれらの異物が集中的に堆積し、ときには異物、土砂が凹部に充満 し、弁体2aが下降しても先端が乗り上げて弁が完全に閉じなくなる。 図3、A、Bに示す実開昭58−13366号公報はこの課題を解決するため に提案されたソフトシール仕切弁であり、管路の口径と同一形状の入口、出口を 具えた弁箱1bの底面104を平滑な同一水準で形成し、従来の凹部を廃止した ものである。すなわち弁体2bの先端は弁箱の底面と直接押接部15bを形成し て異物混入によるトラブルを解消しようとするものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
図3のソフトシール仕切弁を開発することにより、図2のように凹部101へ 集中的に異物、土砂が堆積する課題は解決したが、弁体が降下して弁箱の底面と 直接押接する構成は新しい課題を誘発する。すなわち弁箱の底面が管路の底面と 同一高さにあり、管路と同じ水平な流路を弁箱内に形成しているから、土砂など の異物が弁箱内の底面へ一様に沈積しやすく、押接部も例外ではないので、異物 の沈積層のために弁が完全に閉止しなくなるおそれがある。また混入している大 きな異物が弁箱内を流通する途中に、丁度押接部付近で停留してしまう可能性も あり、このときには弁の機能が大きく低下し管路をコントロールする働きが失わ れてしまう。
【0005】 本考案は以上に述べた課題を解決するために、特に土砂、異物が混在する下水 、農業用水などの管路に介装し、弁機能の低下を防止する仕切弁の提供を目的と する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る仕切弁は、弁箱両端に開口する入口と出口の底面は管路底面と一 致し、両端から弁箱内部へ向って緩やかに上昇する傾斜底面を形成しつつ、弁体 先端との押接部で最高の頂面となる構成によって前記の課題を解決した。また実 施上は頂面の上昇高さは弁箱口径に対してほぼ10%に相当することが特に効果 的である。
【0007】
【作用】
本考案における仕切弁は、管路に介装した弁箱のうち、底面だけを両開口部か ら中央へ向って上昇する傾斜底面としたから、入口から弁箱内へ流入した流水は 進行するにつれて流路を絞られ、特に底面近くで強い絞り作用を受けて流速を増 加する。この作用は弁体先端との押接部で最も強く働き押接部付近の流速は最大 となる。したがって土砂などの異物が沈積するとしても、押接部付近では流れに 押し流されて他の部分へ移行せざるを得ないので、押接部は流れに洗われて常に 本来の表面を保つ作用が生じる。押接部から出口にかけては、底面が緩やかに下 降して流速も次第に減少し、出口では元の定常流に戻って管路へ流入する。 また流水内に比較的大きな異物が混っているときでも、一番流速の大きい押接 部付近に停留することができず、自重と流速との関係によってもっと流速の小さ い箇所へ落ち着くことは言うまでもない。
【0008】 弁体とのシール部を入口の口径より絞ったレジュースドタイプの弁箱は公知で あるが、この場合は全体を均等に絞って経済性を向上しようとするものであり、 流路を絞ることによって生じる圧力損失を避けることはできない。 しかし本考案の仕切弁は流路の底面だけを絞って底面近くの流速増加を特に意 図したものであり、全体として圧力損失が問題となるほどの大きな影響を及ぼす ものではない。
【0009】
【実施例】
図1、A、Bは本考案の実施例を示す一部縦断側面図(A)と縦断正面図(B )である。図において仕切弁の弁箱1の両端は同径で開口する入口11、出口1 2を具え、その口径Dは両端に接続する管路(図示せず)の内径と等しい。 弁箱の底面は両端から緩やかに上昇する傾斜底面13、14で形成され、底面 以外の流路は断面が真円のままで進むから、断面は次第に歪曲した円形となり、 弁体2が下降して押接する押接部15において一番高い頂面を形成する。傾斜に よって両端より高くなった押接部の上昇高さHは、出口(入口)の口径Dに比べ てほぼ10%であれば、異物の沈積作用を確実に防止するとともに、流路を絞る ことによる圧力損失も流況に悪影響を及ぼすほどでなく、バランスのとれた設定 であることが実施上確かめられている。
【0010】 弁体2の上方のはめ込み部21へ回転ができないように遊嵌されたねじこま2 2があり弁体とともに昇降する。ねじこま22の中心に穿孔したねじ孔の雌ねじ 25と弁棒23の雄ねじ24とが螺合しており、弁棒は弁箱ふた3の上方へ突出 しキャップ26を形成している。したがってキャップ26を回動すれば弁棒23 の雄ねじ24を回動し、回転できないねじこま22を昇降するので、これに伴っ て弁体2が昇降する構成となっている。
【0011】
【考案の効果】
本考案の仕切弁は、以上に述べたとおり弁箱内の弁体との押接部で土砂などの 異物が沈積することを防ぎ、また比較的大きな異物が偶然押接部付近に停留する ことも阻止する。したがって異物が混入した流水を取り扱う管路へ介装しても、 異物のために弁が完全に閉止しない懸念が少なく、弁機能の保持についての信頼 性が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例の縦断側面図(A)と縦断正面図
(B)である。
【図2】従来技術の縦断側面図(A)と縦断正面図
(B)である。
【図3】別の従来技術の縦断側面図(A)と縦断正面図
(B)である。
【符号の説明】
1 弁箱 2 弁体 11 入口 12 出口 13 傾斜底面 14 傾斜底面 15 押接部 D 弁箱の口径 H 押接部の上昇高さ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管路に介装し弁体の上下動によって管路
    を開閉する仕切弁において、弁箱両端に開口する入口と
    出口の底面は管路底面と一致し、両端から弁箱内部へ向
    って緩やかに上昇する傾斜底面を形成しつつ、弁体先端
    との押接部で最高の頂面となることを特徴とする仕切
    弁。
  2. 【請求項2】 請求項1において押接部の上昇高さは弁
    箱口径に対してほぼ10%に相当することを特徴とする
    仕切弁。
JP412192U 1992-01-08 1992-01-08 仕切弁 Pending JPH0557532U (ja)

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JP412192U JPH0557532U (ja) 1992-01-08 1992-01-08 仕切弁

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP412192U JPH0557532U (ja) 1992-01-08 1992-01-08 仕切弁

Publications (1)

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JPH0557532U true JPH0557532U (ja) 1993-07-30

Family

ID=11575960

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JP412192U Pending JPH0557532U (ja) 1992-01-08 1992-01-08 仕切弁

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114278747A (zh) * 2022-01-22 2022-04-05 芜湖市金贸流体科技股份有限公司 一种有效降低流体阻力的丝口软密封闸阀及使用方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52113685A (en) * 1976-03-17 1977-09-22 Siemens Ag Fet transistor having very short channel length
JPS53130526A (en) * 1977-04-19 1978-11-14 Fujino Shinjirou Sluice valve

Patent Citations (2)

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