JPH0557130U - コンクリート型枠 - Google Patents

コンクリート型枠

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JPH0557130U
JPH0557130U JP132092U JP132092U JPH0557130U JP H0557130 U JPH0557130 U JP H0557130U JP 132092 U JP132092 U JP 132092U JP 132092 U JP132092 U JP 132092U JP H0557130 U JPH0557130 U JP H0557130U
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JP
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concrete
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formwork
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Application number
JP132092U
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English (en)
Inventor
英男 藤江
Original Assignee
日本フエラス工業株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 コンクリートに埋め殺しとされる型枠に関
し、段差部の止水性が良好で強度が高い構造物を構築す
ることが可能で、組み立て、設置を短時間で容易に行
え、コンクリートを一体に打設できる埋め殺しのコンク
リート型枠を提供することを目的とする。 【構成】 下段が幅広部とされ、上段が幅狭部とされた
段付きのコンクリート型枠であって、適宜間隔をおいて
2列に隣立され、両列の高さが異なる支柱10,12
と、該支柱10,12間に掛け渡される間隔保持材14
と、高い方の支柱10と対向して上段位置に隣立される
支柱16と、該支柱10,16間に掛け渡される間隔保
持材18と、各列の支柱の外側となる面に取り付けられ
るメッシュ型枠20と、を有し、幅狭部を形成する支柱
16の下端には、幅広部を形成する支柱間の最上段の間
隔保持材14に嵌入される嵌入溝と、嵌入溝に案内され
て間隔保持材14に保持される保持穴と、が形成されて
いる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、コンクリートに埋め殺しとされる型枠に関する。 この種の型枠は、上段と下段とでその幅が異なる段差付きのコンクリート構造 物の施工に使用される。
【0002】
【従来の技術】
従来、上段と下段とでその幅が異なる段差付きの壁体、基礎等をコンクリート で構築する際には、図9に示されるように、まず下段の幅広部形成用の型枠50 を両側に取り付けて型枠50,50間にコンクリート38を打設し、コンクリー ト38固化後に図10のように上段の幅狭部形成用の型枠52,52を取り付け 、型枠52,52間にコンクリート38を打設していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の施工方法では型枠50,52の取り付け、コンクリ ート38の打設および養生、型枠50,52の解体などの各種作業をそれぞれ下 段の幅広部と上段の幅狭部に分けて行う必要があるため、施工が面倒であり工期 の短縮も困難である。
【0004】 これに加えて従来の施工方法では、コンクリートを2度打ちするため、下段と 上段との継ぎ目にクラックや隙間が生じやすく、水まわり(例えば住宅の風呂場 等の壁体を構築する場合)の施工では止水性に難があり、水漏れするおそれがあ り、さらには強度上も問題がある。
【0005】 本考案は上記従来の事情に鑑み創案されたもので、その目的は、段差付きの壁 体、基礎等であっても、段差部の止水性が良好で強度が高い構造物を構築するこ とが可能で、組み立て、設置を短時間で容易に行え、コンクリートを一体に打設 できる埋め殺しのコンクリート型枠を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案による型枠は以下のように構成されている 。 図1に示されるように本考案の型枠は、段差付きのコンクリート構造物構築用 であり、下段が幅広部とされ、上段が幅狭部とされている。
【0007】 図示されるように、両列で高さが異なる支柱10,12が適宜間隔をおいて2 列に隣立されており、両列で対向する支柱10,12間には複数本の間隔保持材 14が掛け渡されている。
【0008】 さらに、型枠上段位置には支柱16が高い方の支柱10と対向して隣立されて おり、両列で対向する支柱10,16間には複数の間隔保持材18が掛け渡され ている。
【0009】 そして、各列の支柱10,12,16の外側となる面にはメッシュ型枠20が 取り付けられている。
【0010】 以上の構成において、幅狭部を形成する支柱16の下端には、幅広部を形成す る支柱10,12間の最上段の間隔保持材14に嵌入される嵌入溝22と、嵌入 溝22に案内されて間隔保持材14に保持される保持穴24と、が形成されてい る。
【0011】
【作用】
本考案の型枠では、下段の幅広部と上段の幅狭部の両側面がメッシュ型枠20 で形成されているので、コンクリート打設後はその自重により内部の気泡や水分 がメッシュ型枠20の網目からスムースに排出される。このため、上段と下段に コンクリートを一体に打設しても、段差部にクラックや隙間が生じるおそれはな く、品質の良好なコンクリート構造物を構築することが可能となる。
【0012】 また、幅狭部を形成する支柱16の下端は、幅広部を形成する支柱10,12 間の最上段の間隔保持材14に嵌入されて保持されるので、その取り付けをきわ めて容易に行える。
【0013】
【実施例】
以下、図面に基づいて本考案の好適な実施例を説明する。 図1および図2には実施例の全体構成が示されており、型枠の下段は幅広部と され、上段は幅狭部とされている。
【0014】 図示されるように、両列で高さが異なる支柱10,12が適宜間隔をおいて2 列に隣立されており、両列で対向する支柱10,12間には複数本の間隔保持材 14が掛け渡されている。
【0015】 さらに、型枠上段位置には支柱16が高い方の支柱10と対向して隣立されて おり、両列で対向する支柱10,16間には複数の間隔保持材18が掛け渡され ている。
【0016】 そして、各列の支柱10,12,16の外側となる面にはメッシュ型枠20が 取り付けられている。
【0017】 図3には間隔保持具14,18の構成が示されている。図の実施例において間 隔保持具14,18は丸棒で構成されており、その両端には首溝26が形成され ている。
【0018】 図4には支柱10,12,16の構成が示されている。支柱10,12,16 には溝形鋼が使用されており、そのウェブ面28にはV字状の切り込みを入れ、 これを略直角に折り曲げることにより舌片30が形成されている。そして、この 舌片30でメッシュ形枠20の網目またはリブが係止される。
【0019】 また、舌片30として打ち抜かれたウェブ面28の中空部はV字溝32とされ ており、V字溝32の先端には間隔保持具14,18の首溝26が嵌入・保持さ れる保持穴34が形成されている。
【0020】 間隔保持具14,18を支柱10,12,16に取り付ける際には、適宜間隔 をおいて立設された支柱10,12(10,16)の各V字溝32へ間隔保持具 14(18)の両先端をそれぞれ挿入する。
【0021】 挿入された間隔保持具14(18)の首溝26は、斜面に沿ってV字溝32の 先端に案内される。
【0022】 そして、間隔保持具14(18)をV字溝32の先端側へ押し込むと、図5の ように間隔保持具14(18)両端の首溝26がそれぞれ保持穴34に嵌入・保 持されて間隔保持具14(18)が双方の支柱10,12(10,16)に固定 される。
【0023】 なお、図の実施例では支柱10,12,16に溝形鋼が使用されているが、溝 形鋼に限定されることなく、帯鋼、L形鋼、山形鋼、リップ溝形鋼などを用いて もよい。
【0024】 また、間隔保持具14,18に複数本の棒を交差させて取り付け、鉄筋受け部 として使用することも可能である。
【0025】 図6には、型枠の幅広部を形成する支柱10,12間の最上段に取り付けられ る間隔保持材14の構成が示されている。
【0026】 図7に示されるように、型枠の上段位置に配されて幅狭部を形成する支柱16 の下端には、幅広部を形成する支柱10,12間の最上段の間隔保持材14に嵌 入される嵌入溝22が形成されており、嵌入溝22の奥には間隔保持具14に保 持される保持穴24が形成されている。
【0027】 よって、間隔保持具14へ支柱16の下端を押し込むだけで、嵌入溝22が間 隔保持具14に嵌入されて保持穴24が間隔保持具14へ保持されるので、その 取り付けをきわめて容易かつ迅速に行える。
【0028】 図8にはコンクリート型枠の施工例が示されており、型枠の上段40と下段4 2および基礎部44にコンクリート38が一体に打設されている。
【0029】 型枠の基礎部44と下段42の幅広部および上段40の幅狭部は両側面がメッ シュ型枠20で形成されており、コンクリート38打設後はその自重により内部 の気泡や水分がメッシュ型枠20の網目からスムースに排出されるので、品質の 良好なコンクリート構造物を構築できる。
【0030】 以上説明したように本実施例によれば、V字溝32の斜面に沿って保持穴34 へ間隔保持具14(18)の首溝26を落とし込むことにより間隔保持具14( 18)の両端がそれぞれ支柱10,12(10,16)に固定されるので、その 取り付けをきわめて容易かつ迅速に行える。
【0031】 また、型枠の幅狭部を形成する支柱16の下端には、幅広部を形成する支柱1 0,12間の最上段の間隔保持材14に嵌入される嵌入溝22と、間隔保持具1 4に保持される保持穴24とが形成されているので、間隔保持具14へ支柱16 の下端を押し込むだけで、嵌入溝22が間隔保持具14に嵌入されて保持穴24 が間隔保持具14へ保持されるので、その取り付けをきわめて容易かつ迅速に行 える。
【0032】 したがって、工期の大幅な短縮が可能となる。さらに、部品点数が少ないので 、製造コストも安価である。
【0033】 このほか、下段の幅広部と上段の幅狭部の両側面はメッシュ型枠20で形成さ れているので、コンクリート打設後はその自重により内部の気泡や水分がメッシ ュ型枠20の網目からスムースに排出される。このため、上段と下段にコンクリ ート38を一体に打設しても、段差部にクラックや隙間が生じるおそれはなく、 品質が良好で強度の高いコンクリート構造物を構築できる。
【0034】 なお、図の実施例において支柱10,12,16にはV字溝32および保持穴 34を形成し、間隔保持具14,18の両端には首溝26を形成して、首溝26 を保持穴34に嵌入・保持させているが、これに限定されることなく他の手段を 用いてもよい。例えば、支柱10,12,16に穴を形成し、間隔保持具14, 18の両端に雌ネジを形成し、支柱10(12,16)と間隔保持材14(18 )とをナットで連結してもよい。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、型枠の上段位置に配置されて幅狭部を形 成する支柱の下端には、幅広部を形成する支柱間の最上段の間隔保持材に嵌入さ れる嵌入溝と、この間隔保持具に保持される保持穴とが形成されているので、間 隔保持具へ前記支柱の下端を押し込むだけで、嵌入溝が間隔保持具に嵌入されて 保持穴が保持されるので、その取り付けをきわめて容易かつ迅速に行える。
【0036】 したがって、工期の大幅な短縮が可能となる。さらに、部品点数が少ないので 、製造コストも安価である。
【0037】 このほか、型枠下段の幅広部と上段の幅狭部の両側面はメッシュ型枠で形成さ れており、コンクリート打設後はその自重により内部の気泡や水分がメッシュ型 枠の網目からスムースに排出されるので、型枠の上段と下段にコンクリートを一 体に打設しても、段差部にクラックや隙間が生じるおそれはなく、品質が良好で 強度の高いコンクリート構造物を構築できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンクリート型枠の全体構成を示す斜視図であ
る。
【図2】コンクリート型枠の全体構成を示す側面図であ
る。
【図3】間隔保持具の構成を示す正面図である。
【図4】支柱の構成を示す部分拡大図である。
【図5】支柱と間隔保持具との取付状態を示す斜視図で
ある。
【図6】間隔保持具の構成を示す正面図である。
【図7】上段の支柱とその下方の間隔保持具との取付状
態を示す部分拡大図である。
【図8】コンクリート型枠による施工例を示す側面図で
ある。
【図9】従来例を示す断面図である。
【図10】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
10 支柱 12 支柱 14 間隔保持具 16 支柱 18 間隔保持具 20 メッシュ型枠 22 嵌入溝 24 保持穴 26 首溝 28 ウェブ面 30 舌片 32 V字溝 34 保持穴 38 コンクリート 40 型枠の上段 42 型枠の下段 44 型枠の基礎部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下段が幅広部とされ、上段が幅狭部とさ
    れた段付きのコンクリート型枠であって、 適宜間隔をおいて2列に隣立され、両列の高さが異なる
    支柱(10,12)と、 両列で対向する支柱(10,12)間に掛け渡される間
    隔保持材(14)と、 高い方の支柱(10)と対向して上段位置に隣立される
    支柱(16)と、 両列で対向する支柱(10,16)間に掛け渡される間
    隔保持材(18)と、 各列の支柱(10,12,16)の外側となる面に取り
    付けられるメッシュ型枠(20)と、 を有し、 幅狭部を形成する支柱(16)の下端には、幅広部を形
    成する支柱(10,12)間の最上段の間隔保持材(1
    4)に嵌入される嵌入溝(22)と、嵌入溝(22)に
    案内されて間隔保持材(14)に保持される保持穴(2
    4)と、が形成されている、ことを特徴とするコンクリ
    ート型枠。
JP132092U 1992-01-17 1992-01-17 コンクリート型枠 Pending JPH0557130U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012039295A1 (ja) * 2010-09-24 2012-03-29 三菱重工業株式会社 付帯物の取付構造、sc構造の設計システム及び設計方法、sc構造の施工方法、及びsc構造
JP2021059971A (ja) * 2018-06-29 2021-04-15 ダイセルミライズ株式会社 型枠ユニットおよびコンクリート構造物施工方法

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