JPH055648Y2 - - Google Patents

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JPH055648Y2
JPH055648Y2 JP1989047461U JP4746189U JPH055648Y2 JP H055648 Y2 JPH055648 Y2 JP H055648Y2 JP 1989047461 U JP1989047461 U JP 1989047461U JP 4746189 U JP4746189 U JP 4746189U JP H055648 Y2 JPH055648 Y2 JP H055648Y2
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  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、電源側ケーブルから複数の端末側電
線を分岐させる集中配線コネクタを構成する極盤
に関し、特に被接続電線を半ば恒久的に保持する
型のコネクタ用極盤、に関する。
〈従来の技術〉 電源側ケーブルからの分岐を容易に行う目的で
なされた提案の一例によれば、円盤状のモールド
体の水平面から垂直かつ輪状に複数のソケツト形
端子を立設し、これら端子にプラグ形接続子を垂
直方向から着脱自在に差し込む、という構造のも
のがある(例えば特公昭52−21199号公報参照。) さらに同じく従来の提案による他のタイプのも
のとして、数個の接続端子が放射状に同一平面の
円周上にする如く円盤の水平面に配置され、これ
ら端子に電線を垂直方向からネジ止めするという
構造のものがある(例えば実公昭55−40832号公
報参照)。
〈考案が解決しようとする課題〉 従来技術のうち前者にあつては、端子が円盤の
水平面から立設されているので、同形の分電構造
体を上下に重ね合わすことができず、同一個所か
らの分岐数を増やし難いほか、端子から接続子が
離脱しやすい危険があつた。
後者の従来技術にあつては、上記問題点に加え
更にネジ止めに固有の緩みや緊締圧のバラツキに
よる端末機器への異常高電圧(特に単相3線式回
路での2線取り出し)の恐れのほか、当該ジヨイ
ントボツクスからの分岐の追加の際にカバーを取
り外さねばならない繁雑さがあつた。
また、上記欠点を伴わないものとしては、実公
昭50−32781号公報に記された考案がある。しか
し、その分岐器具は、放射状の鎖錠端子2個のう
ち1個を上蓋に、他の1個を下蓋に取付け、両蓋
を対称形に止着したものであるから、2線式の交
流電力線しか接続できない、という問題があつ
た。
本考案は、従来技術における諸問題点に鑑みて
なされたもので、その目的は、電源側ケーブルと
複数の端末側電力線とを接続する極盤が絶縁盤を
介し3段以上に積み重ねでき、しかも当該極盤へ
はその外周面側から中心へ向かい水平方向にケー
ブル等を挿入するだけで結線が行える、と共に、
特に単線状の電線に適した集中配線コネクタの極
盤を提供しようとするものである。
〈課題を解決するための手段〉 上記の目的を達成するために本考案の極盤は、
帯板状スプリングと電線に食込む回転刃とにより
当該電線を引き抜き不能に保持する導電性の複数
の端子金具が、その各内端部を接近させ且つ互に
電気的に導通した状態に基板に配置されていると
共に、各端子金具の内端部から外端部に向かう延
長方向が上記基板に平行な共通平面に含まれ、上
記の外端部に位置した電線挿入が上記の延長方向
に沿い且つ内端部とは逆の方向に開口し、前記の
帯板状スプリングと回転刃とが端子金具の一方の
側壁から他方の側壁へ向い作動する構成であるこ
と、を特徴とする構成である。
本考案による上記の極盤は、導電性の基板に対
し複数の導電性端子金具を実質上同一平面に位置
するよう取り付けた構造であり、これらの端子金
具の延長方向に沿い外方に向かう電線挿入口の向
きが実質的に上記平面に含まれ、この電線挿入口
を形成する当該端子金具の電線受支壁に向かいバ
ネで押圧されている回転刃が、その近傍の帯板状
スプリングと協働して電線の挿入は許容するが抜
去は阻止する状態に端子金具に設けられている構
造である。
上記の電線受支壁への電線の押付けを安定化す
るべく、上記回転刃のほかにこれと協働する帯板
状スプリングが各端子金具に1〜数個併設されて
いることが望ましい。
上記の回転刃は、挿入される電線に食い込む硬
い歯が、当該回転刃の枢軸を中心とする変形部分
円弧面に列設された構造であることが望ましい。
さらに、本考案の極盤には、これを収納する絶
縁性のケースへの固定手段が設けられている。
〈作用〉 本考案の極盤の1つは、これを包囲し外部に対
して絶縁する絶縁性ケースへ、当該ケースとの相
対動を不可に収納され、その上にやはり絶縁性の
スペーサープレートが置かれ、更に同様に他の極
盤が重ねられ、その上に更に他のスペーサープレ
ート、という順序で所定数の極盤が収納された
後、カバープレートが被せられ、以上の各極盤及
びスペーサープレートの揺動を防ぐべく上記絶縁
性ケースへ固定される。
このようにして組み立てられた集中配線コネク
タ、例えば3極盤積層型のものが、例えば家屋内
の電力線分岐を要する個所として天井裏などに取
りつけられる。そして、電源側の単相3線ケーブ
ルの3本の単線R,S,Tが、各極盤へ1線ずつ
挿入され、この挿入と同時に自動的に上記端子金
具への強固な結線が完了する。
この状態において、上記の回転刃は各単線に
夫々強く食い込んでおり、帯板状スプリングは端
子金具の電線受支壁へバラツキなく一定の力で各
単線R,S,Tを押し付けている。したがつて、
一旦挿入されたケーブルは殆ど抜去不可能の状態
にある。
他方、電力機器側の2線式電力線については、
定格電圧が100Vの場合には例えば上記単線Rが
接続された極盤と単線Sが接続された極盤とに
夫々挿入され、やはり同様にワンタツチで強固な
接続がなされる。又、200Vの場合には、単線R
の極盤と単線Tの極盤とに同様に挿入接続される
(単線Sが中性線の場合)。帯板状スプリングと回
転刃とによる電線固定作用は電源側ケーブルの場
合と同様であるから再記しない。
かくして行われる初期の分岐設定ののち、後日
電気機器増設などにより分岐取り出しの追加が必
要となれば、やはり上記と同様にコネクタのカバ
ーを外すことなくその外周側面に臨んだ電線挿入
口へ追加の配線材料、つまり電線を挿入するのみ
でよい。
さらに、前記の帯板状スプリングと回転刃とが
端子金具の一方の側壁から他方の側壁へ向い作動
するから、電線接続に伴い該端子金具の、前記基
板からの高さが変化する虞れはない。したがつ
て、端子金具は必要に応じ3段以上に積み重ねた
状態でケース内へ収容できる。
〈実施例〉 以下図面を参照して実施例を説明する。
第1図において、最下段の極盤K1と中段の極
盤K2と最上段の極盤K3は互いに同形同寸であ
り、これらは導電性金属板からなる円形の基板1
へ、その中央の穴2から放射状かつ互いに等間隔
に、しかも同一水平面上に取り付けられた各々6
個の導電性端子金具3を有している。
第2〜3図に示す如く、各端子金具3は、リベ
ツトかしめ又は点溶接Wなどにより基板1へ固着
されている。
端子金具3は上記水平面と同じ面上で外方に向
かい開口した電線挿入口5aを区画形成している
一方の側壁は電線受支壁5bとして当該金具の全
長にわたり延長している。
又、上記受支壁と平行に延長し底5cを介しこ
れと一体をなしている側壁は、帯板状スプリング
6a,6bの基部と回転刃7付勢用のコイルスプ
リング8の基部とを取付けたバネ取付壁5dであ
る。
回転刃7を一定範囲内での回動可能に支持した
枢軸9はコイルスプリング8とは反対の、電線挿
入口5aに近い側において底5cに植設されてい
る。
帯板状スプリング6a,6bはその自由端側が
端子金具3の内端部へ向かうよう、即ち電線の挿
入方向に一致した状態に、彎曲しているので、電
線の挿入を妨げることなく、しかも一旦挿入後は
当該電線に対し十分な押圧力を加える。
コイルスプリング8の作用を受ける側で、上記
電線受支壁5bに対向した回転刃7の表面は枢軸
9に関して変形した部分円弧となつていつて、こ
こに刻設した硬い歯7aは、挿入された電線に食
込むためのものである。電線に引抜力が加わると
ますます強く食込もうとするが受支壁5bで支え
られた電線にはそれ以上食い込めず、従つて電線
の引き抜きが阻止されることになる。
このように構成された極盤K1,K2,K3
は、第1図に示すように、絶縁性のケース4a
の、同形の凹部10の中へ先ず最下段のもの1が
収容され、次いでやはり同形の、つまり端子金具
を平面視で全面的にカバーする絶縁性の下側スペ
ーサープレート4bが収容される。さらに、中段
の極盤K2、上側のスペーサープレート4c、お
よび最上段の極盤3、を収容した後、これらを平
面視で完全にカバーし全体をほヾ密閉するカバー
プレート4dが被せられる。
ケース4aの中央に立設した中空ポスト11
は、上記各極盤の中央の穴2と各スペーサープレ
ートの中央の穴12を外嵌すると共に、最後にそ
の頂端の小径部11aへカバープレート4dの中
央の穴13を密嵌合するためのものである。
こうして組み立てられたコネクタは第4図の状
態となり、例えば天井裏の梁材Hにネジ止めした
ブラケツトB1へボルトB2で固定される。
このコネクタへの電源側ケーブルCの接続は、
その外側被覆を剥がし構成単線R,S,Tを取り
出し、これら各線の被覆も剥がした後、ケース4
aの極盤に対応した張り出し部14の外側面のコ
マ15に縦設されている3個の電線穴16へ挿通
するのみでよい。
第4図には端末電気機器側の電力線Dも3線
r,s,tの場合を例示してあるが、前述のよう
に電源側の任意の2極に接続する分岐も当然可能
である。
以上に説明した実施例に対しては本考案の実用
新案登録請求の範囲内において種々の改変を加え
得る。
先ず、極盤の構成においては、1個の端子金具
が備える帯板状スプリングの数と回転刃の数を
夫々1個以上の任意の適宜数になしうるのは勿論
である。
又、1個の極盤が備える端子金具の個数も上記
例の6個には限定されず、全く任意であり、3〜
5個、あるいは7個以上とできるのは当然であ
る。そして配列方法も、上記のように電線挿入口
がなす外周線(包絡線)が円形の代わりに楕円形
など任意の他の形状であつてもよい。その場合に
は、端子金具が放射状でなく、「キ」字状などを
呈することがある。或いは外周線が長方形となる
金具配置も考えられる。
最後に1個のコネクタの中に収容される極盤数
についても、上記例の3個でなく、単線2相式回
路用として2個、あるいはこれらの倍数として6
個や8個などとし、1個のコネクタに2本以上の
電源側ケーブルを接続し、極めて多数の回路分岐
を1個所で行うようにすること、等々である。
〈考案の効果〉 本考案によれば従来技術における前述の諸問題
点が解消できるほか、更に、次のような利点が得
られる。
即ち、相当に複雑な導電性部材の組み立て体を
合成樹脂などの非導電性材料の中に組み込んで一
体的にモールド成形(インサート成形)するとい
う繁雑さから解放される。何故ならば、本考案に
よれば、所要構成の極盤を前もつて多数用意して
おき、これに適合したケースの中へ必要に応じ収
容するだけで所望のコネクタを極めて簡単に製作
できるからである。(前述の2公報のほか実公昭
54−25010号、特公昭60−9402号の両公報ともイ
ンサートによる一体成形を必要とするコネクタを
提案している。) 更に、コネクタへの結線・接続作業が簡単で一
旦接続した後は緩みの心配がないことに加え、特
に単相3線式回路からの任意の2線取り出しを間
違いなく行うべく3段積みの極盤を上から、又は
下からR,S,Tとして使用することにしておけ
ばよいからである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示した分解斜視
図、第2図は要部平面図、第3図はその背面図、
第4図は使用状態を示す中央部縦断面図、であ
る。 図中1は基板、3は端子金具、4aはケース、
4b,4cはスペーサープレート、4dはカバー
プレート、5aは電線挿入口、5b,5dは側
壁、5cは底、6a,6bは帯板状スプリング、
7は回転刃、K1,K2,K3は極盤、R,S,
Tは電源側ケーブル、r,s,tは電気機器側電
力線、である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 単線R,S,Tを引き抜き不能に保持する導電
    性の複数の端子金具3が、その各内端部を接近さ
    せ且つ互に電気的に導通した状態に基板1に配置
    されていると共に、各端子金具の内端部から外端
    部に向かう延長方向が上記基板1に平行な共通平
    面に含まれ、上記の外端部に位置した電線挿入口
    5aが上記の延長方向に沿い且つ内端部とは逆の
    方向に開口している極盤において、上記の端子金
    具3が、底5cから立ち上がりこれと一体をなす
    一方の側壁を電線受支壁5bとし、他方の側壁を
    バネ取付壁5dとしたものであり、帯板状スプリ
    ング6a,6bの基部と、底5cに枢着された回
    転刃7付勢用のコイルスプリング8の基部、とが
    上記のバネ取付壁5dへ取付けてあることを特徴
    とする集中配線コネクタの極盤。
JP1989047461U 1989-04-21 1989-04-21 Expired - Lifetime JPH055648Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5032781U (ja) * 1973-07-20 1975-04-09

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5032781U (ja) * 1973-07-20 1975-04-09

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