JPH055501Y2 - - Google Patents

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JPH055501Y2
JPH055501Y2 JP1987039429U JP3942987U JPH055501Y2 JP H055501 Y2 JPH055501 Y2 JP H055501Y2 JP 1987039429 U JP1987039429 U JP 1987039429U JP 3942987 U JP3942987 U JP 3942987U JP H055501 Y2 JPH055501 Y2 JP H055501Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、周波数補正手段を備えた無効電力変
換器に関するものである。
〔従来の技術〕
周知のように無効電力は交流の電圧とこれと位
相の90°異なる交流電流の積として求められる。
このような無効電力を直流信号に変換する変換器
を電子回路を用いて構成する場合、90°移相手段
として普通コンデンサが用いられる。コンデンサ
は安価で入手も容易で移相手段として適している
が、周知のようにコンデンサは周波数によつてそ
のインピーダンスが変化する。その為、従来コン
デンサを移相手段とする無効電力変換器にあつて
は予め周波数を指定し、製造業者はその指定周波
数に見合つた回路定数で製造するようにしてい
た。しかし、指定周波数毎にそれに応じた変換器
を製造することは高価になり、製造者側にとつて
も、又ユーザ側にとつても得策ではない。この点
につき、変換器内部に周波数補正手段を設け、周
波数による影響を去するようにした装置も実用化
されている。このような周波数補正手段を有する
無効電力変換器は周波数無指定形となる為に便利
であるが、従来の周波数無指定形種の変換器は回
路構成が複雑で、その結果高価になつていた。例
えば、周波数検出信号の逆数を検出したのちその
周波数逆数信号をフイルタを用いてアナログ電圧
に変換し、このアナログ電圧と無効電圧値に対応
したアナログ電圧とを乗算することにより周波数
補償を行うようにしたものが知られている。しか
し、この様に互いのアナログ電圧を乗算する場合
その乗算手段は一般に回路構成が複雑で高価にな
る。その上に、ドリフトが発生しやすく高精度の
補正手段が得られない。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案はこのような問題点を解決するためにな
されたもので、コンデンサを移相手段として用い
た無効電力変換器であつて、周波数無指定形の装
置を比較的簡単な回路構成で、小形、安価で得る
ことができるようにしたものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記の目的を達成するために、交流電
圧をパルス幅信号に変調するパルス幅変調回路、
交流電流を90°移相させる移相回路、前記パルス
幅変調回路の出力によつて駆動され前記移相回路
の出力を断続する第1のアナログスイツチ、この
第1のアナログスイツチを通過した信号が加えら
れる第1のフイルタ、前記交流電圧を方形波に変
換する方形波変換器、この方形波変換器の出力に
よつてトリガされ一定時間幅のパルスを発生する
単安定マルチバイブレータ、及びこの単安定マル
チバイブレータの出力によつて駆動され前記第1
のフイルタの出力を断続する第2のアナログスイ
ツチ、この第2のアナログスイツチを通過した信
号が加えられる第2のフイルタ、とで無効電力変
換器を構成したものである。以下、実施例につい
て詳細に説明する。
〔実施例〕
第1図は本考案に係る無効電力変換器の一実施
例の回路接続図である。図において、Viは周波
数がの交流電圧、Iiは同じく電流を示すもので
ある。10は入力交流電圧Viの大きさをこれに
対応したパルス幅信号に変調するパルス幅変調回
路である。パルス幅変調回路10はその回路構成
を特に限定するものではないが、実施例では交流
電圧Viを積分する積分器11とヒステリシスを
もち前記積分器の出力が加えられる比較器12及
びこの比較器の出力を積分器11に帰還する帰還
抵抗13よりなる回路が用いられている。このパ
ルス幅変調回路は例えば実公昭57−12451号等で
既に周知のものである。20は交流電圧Viを方
形波に変換する方形波変換器で、演算増幅器21
と一対のツエナーダイオード22より構成されて
いる。30はコンデンサ31と抵抗素子32を含
む単安定マルチバイブレータ(以下、単安定マル
チという)である。この単安定マルチは方形波変
換器20の出力の立上りでトリガされ、コンデン
サ31と抵抗素子32の値で定まる一定幅のパル
スを出力する。
40は交流電流Iiを90°移相させる移相回路で、
演算増幅器41とこの演算増幅器の帰還回路に接
続されたコンデンサ42と抵抗素子43で構成さ
れている。コンデンサ42はこれに加えられる交
流電流Iiの周波数でそのインピーダンスが変化す
るものである。なお、抵抗素子43はドリフト防
止用で、原理的には不用のものである。50はア
ナログスイツチ、60はフイルタである。フイル
タ60は演算増幅器61とその帰還回路に接続さ
れたコンデンサ62、抵抗素子63及び入力抵抗
64よりなるもので、入力抵抗64の一端は前記
位相回路40に接続されている。アナログスイツ
チ50は前記したパルス幅変調回路10の出力に
よつて駆動されるもので、入力抵抗64の他端と
演算増幅器61との間に接続されている。70は
アナログスイツチ、80はフイルタである。フイ
ルタ80は演算増幅器81とその帰還回路に接続
されたコンデンサ82と抵抗素子83及び入力抵
抗84よりなるもので、入力抵抗84の一端はフ
イルタ60に接続されている。アナログスイツチ
70は単安定マルチ30の出力によつて駆動され
るもので、入力抵抗84の他端と演算増幅器81
との間に接続されている。90は無効電力に対応
した直流電圧Eoを取り出す出力端子である。こ
のような構成に係る回路についてその動作を説明
すると次の如くなる。
第2図イ示すような波形の交流電圧Viはパル
ス幅変調回路10と方形波変換器20に加えられ
る。パルス幅変調回路10に加えられた交流電圧
Viはその大きさに対応したパルス幅信号に変調
され、そのパルス幅変調信号はアナログスイツチ
50に加えられる。方形波変換器20に加えられ
た交流電圧Viはその周波数に応じた第2図ロ
に示す如く周期T(=1/)の方形波パルスに
変換される。この方形波出力は単安定マルチ30
に加えられ、単安定マルチは方形波パルスの立上
りによりトリガされて第2図ハで示す如く時間幅
t1,t2で示されるパルスを発生する。時間幅
t1はコンデンサ31と抵抗素子32とで定まり
一定なもので、(t1+t2=1/)の関係が
ある。単安定マルチ30が発生する上記のような
パルスはアナログスイツチ70に加えられる。
一方、交流電流Iiは移相回路40に加えられて
90°その位相がシフトされる。位相回路40の出
力をeoとすると、 eo=Ii・(1/ω)∠90° ……(1) となる。ここで、ω=(1/2π)であるので、
(1)式は eo∝(1/)・Iin∠90° ……(2) となる。(2)式から明らかなように、90°移相され
た交流電流Iiは入力交流電流Iiの周波数に逆比
例する。即ち、周波数に依存したものとなる。
位相回路40を通つた交流電流Iiは抵抗素子64
を介してアナログスイツチ50に加えられる。ア
ナログスイツチ50は前記したようにパルス幅変
調回路10の出力により断続される。その結果、
アナログスイツチ50の出力側には交流電圧Vi
と90°移相された交流電流Iiとの積、即ち無効電力
に対応した信号が表われる。この信号はフイルタ
60に加えらて下式で表わされる直流信号に変換
される。
Eo′∝(1/)・Vi・Ii∠90° ……(3) この無効電力に対応した直流信号はアナログス
イツチ70を介してフイルタ80に加えられる。
アナログスイツチ70は交流電圧Viの周期Tに
比例し、単安定マルチ30が出力する第2図ハで
示すパルス幅信号によつて断続される。このパル
ス幅信号のt1期間は一定であるので、このパル
ス幅信号によつて断続されるアナログスイツチ7
0の断続回数は周波数に比例する。よつて、こ
のアナログスイツチを通り、フイルタ80により
直流信号に変換された直流出力Eoは下式で表わ
される如く周波数の項が無くなる。
Eo∝(1/)・・Vi・Ii∠90° ∴Eo∝Vi・Ii∠90° ……(4) (4)式で表わされる電圧Eoは無効電力に対応し、
かつ周波数の影響を受けない直流信号として端子
90より取り出される。
第3図は単安定マルチ30によつて駆動される
アナログスイツチ70の詳細な動作説明図で、横
軸に周波数を、縦軸に(t1/T)をとつてあ
る。A,B点において周波数が増加するとそれ
につれて(t1/T)、即ち平均時間幅が増加す
る。B点はフルスケールで、このB,C点を結ぶ
線はt1=1/(2=0)の関係がある。又、
C−D間は入力波形の2周期で1回単安定マルチ
30が動作する領域で、B−C間及びC−D間は
周波数に比例しないので使用することができな
い。本考案においてはa−b間の周波数領域(実
施例では45〜65Hz)で使用するようになつてお
り、この間を使用することにより、(4)式で示す無
効電力に対応した直流出力Eoは周波数に全く
影響することのない電圧となる。
〔本考案の効果〕
以上説明したように、本考案においては周波数
に影響されない無効電力変換器が得られる。従つ
て、製造者側においては周波数に関して無指定な
ので効率良く製造することができる。しかも、単
安定マルチバイブレータを用い、その出力周波数
信号で直接アナログスイツチをオン・オフさせる
ことにより周波数補償を行うように構成したの
で、アナログ電圧同志を乗算する場合に比較して
回路構成が簡単で安価にでき、しかも単にスイツ
チをオン・オフさせるだけなので本考案によれば
極めて精度の高い周波数補正手段を備えた無効電
力変換器を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る変換器の一実施例の回路
図、第2図及び第3図は夫々第1図の変換器の動
作を説明する為の図である。 10……パルス幅変調回路、20……方形波変
換器、30……単安定マルチバイブレータ、40
……移相回路、50,70……アナログスイツ
チ、60,80……フイルタ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 交流電圧をパルス幅信号に変調するパルス幅変
    調回路、交流電流を90°移相させる移相回路、前
    記パルス幅変調回路の出力によつて駆動され前記
    移相回路の出力を断続する第1のアナログスイツ
    チ、この第1のアナログスイツチを通過した信号
    が加えられる第1のフイルタ、前記交流電圧を方
    形波に変換する方形波変換器、この方形波変換器
    の出力によつてトリガされ一定時間幅のパルスを
    発生する単安定マルチバルブレータ、この単安定
    マルチバイブレータの出力によつて駆動され前記
    第1のフイルタの出力を断続する第2のアナログ
    スイツチ、この第2のアナログスイツチを通過し
    た信号が加えられる第2のフイルタ、及びこの第
    2のフイルタの出力を取り出す出力端子よりなる
    無効電力変換器。
JP1987039429U 1987-03-18 1987-03-18 Expired - Lifetime JPH055501Y2 (ja)

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JPS63146765U JPS63146765U (ja) 1988-09-28
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62273464A (ja) * 1986-05-21 1987-11-27 Tokyo Electric Power Co Inc:The 無効電力計

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS62273464A (ja) * 1986-05-21 1987-11-27 Tokyo Electric Power Co Inc:The 無効電力計

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JPS63146765U (ja) 1988-09-28

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