JPH0554740U

JPH0554740U - 床下収納庫

Info

Publication number: JPH0554740U
Application number: JP10732091U
Authority: JP
Inventors: ゆかり村山
Original assignee: Sekisui Chemical Co Ltd
Current assignee: Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date: 1991-12-26
Filing date: 1991-12-26
Publication date: 1993-07-23

Abstract

(57)【要約】【目的】収納部の汚れを気にしないで収納することが
でき、しかも、保存物の保存状態を良好に保つことがで
きる床下収納庫を提供する。【構成】開口部１を建物の床板３に設け、収納部２の
側面を基礎５で構成すると共に、収納部２の底面を地面
６で構成した。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、例えば野菜、果実酒、ぬか床などの保存物を収納するための床下収納庫に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、床下収納庫として、例えば実開平２−２９１５８号公報に記載されたものなどがある。この収納庫は、台所などの床に蓋体で開閉可能な開口部を設け、その開口部の下に、樹脂製または金属製の収納ボックスを掛止金具により掛止状態で吊り下げたものであり、この収納ボックスに野菜、果物、缶詰などを収納できる構造になっている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、このような従来例にあっては、収納ボックスが樹脂製または金属製であるため、例えば大根やじゃがいもなどの泥付きの野菜を収納すると、この収納ボックスの底に泥が落ちてボックス内が汚れてしまう。そこで泥を洗い落として収納すればよいが、泥を落とすと泥付きの野菜の長所である鮮度を長期間保つことができない。

【０００４】この考案は、このような従来の問題点に着目してなされたもので、収納部の汚れを気にしないで収納することができ、しかも、保存物の保存状態を良好に保つことができる床下収納庫を提供することを目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

そこで、上記目的を達成するために本考案は、開口部を建物の床板に設け、収納部の側面を基礎で構成すると共に、収納部の底面を地面で構成した。

【０００６】

【作用】本考案の床下収納庫にあっては、床板に設けられた開口部を開け、そこから収納部に保存物を地面に直接置いて収納する。従って、保存物が泥付き野菜であっても、収納部の汚れを気にせずにそのまま収納することができる。また、収納部内は、室内の湿気や熱の影響を受け難く、ほぼ一定の環境が保たれるので、保存物の保存状態も良好である。また、収納部の側面が基礎で構成され、底面が地面で構成されているので、低コストで製造することができる。

【０００７】

【実施例】

以下、本考案の実施例を図１及び図２に基づいて説明する。なお、図１は実施例の床下収納庫を室内側から見た斜視図、図２は実施例の床下収納庫の内部を示す斜視図で、図中１は開口部、２は収納部である。

【０００８】本実施例の床下収納庫の開口部１は、台所の床板３に設けられており、この開口部１には、開口部縁に一端がヒンジ結合された蓋体４が設けられている。

【０００９】また、この床下収納庫の収納部２は、側面が基礎５によって構成され、底面が地面６によって構成されている。なお、前記基礎５は、碁盤の目のように連続して形成された主基礎５ａと、碁盤の目の一つを更に仕切るようにして設けられたＬ字形の補助基礎５ｂとで構成されており、前記収納部２は、２方の側面が前記主基礎５ａで構成され、残り２方の側面が前記補助基礎５ｂによって構成されている。また、収納部２の３方の側面には通気口７が設けられており、各通気口７には棧８が取り付けられている。

【００１０】つまり、本実施例の床下収納庫にあっては、床板３に設けられた開口部１を開け、そこから収納部２に保存物Ａを地面に直接置いて収納する。従って、保存物Ａが泥付き野菜であっても、収納部２の汚れを気にせずにそのまま収納することができる。また、収納部２内は、床面が地面６で構成されている他、側面に通気口７が設けられているので、台所内の湿気や熱の影響を受け難く、ほぼ一定の環境が保たれるので、保存物Ａの保存状態が良好である。なお、保存物としては、野菜の他、果実酒やぬか床などが適当である。

【００１１】以上、本考案の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲での設計変更等があっても本考案に含まれる。例えば実施例では、台所の床板に開口部を設けたが、台所以外の部屋の床板に設けてもよい。また、実施例では、収納部の側面を主基礎と補助基礎とで構成したが、収納部の側面を主基礎のみで構成し、収納部を広く確保してもよい。

【００１２】

【考案の効果】

以上説明したように本考案の床下収納庫にあっては、保存物を直接地面に置いて収納できるので、収納部の汚れを気にせずに泥付き野菜を収納することができるし、ほぼ一定の環境が保たれるので、保存物の保存状態も良好であるという効果が得られる。また、本考案の床下収納庫は、収納部の側面が基礎で構成され、収納部の底面が地面で構成されているので、低コストで製造することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案実施例の床下収納庫を室内側から見た斜
視図である。

【図２】本考案実施例の床下収納庫の内部を示す斜視図
である。

【符号の説明】

１開口部２収納部３床板５基礎６地面

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】開口部が建物の床板に設けられ、収納部
の側面が基礎で構成されていると共に、収納部の底面が
地面で構成されていることを特徴とする床下収納庫。