JPH0554452A - 光磁気記録媒体 - Google Patents

光磁気記録媒体

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JPH0554452A
JPH0554452A JP3218446A JP21844691A JPH0554452A JP H0554452 A JPH0554452 A JP H0554452A JP 3218446 A JP3218446 A JP 3218446A JP 21844691 A JP21844691 A JP 21844691A JP H0554452 A JPH0554452 A JP H0554452A
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JP
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magnetic
magneto
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JP3218446A
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Kazuoki Motomiya
一興 本宮
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Abstract

(57)【要約】 【目的】磁界変調オーバーライトによる情報の書き込み
を1ビームダイレクトベリファイ方式によって行なうも
のであって、書き込み時にモニタする再生光への旧デー
タのクロストークが少なく高感度であり、かつC/N比
の高い光磁気記録媒体を提供する。 【構成】再生磁性層3と記録磁性層4からなる交換結合
2層膜10を形成し、記録磁性層4と誘電体からなる干
渉層5との間に、膜厚が20〜70Å程度のアルミニウ
ム薄膜層8を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光磁気記録媒体に関し、
特に磁気光学効果を利用してレーザ光によって情報の記
録・再生を行なう光磁気記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】光磁気記録媒体に使用される磁性材料で
あって、キュリー温度が低くて記録が容易であり、保磁
力が高くて保存安定性に優れ、かつ磁気光学効果におけ
るカー回転角が大きくて読み出し特性が良好であるよう
な単一の磁性材料は見出し難く、このため、特開昭57-7
8652号公報に開示されているように、必要な機能を分離
して2つの異なる磁性材料を積層させた構成のいわゆる
交換結合2層膜による光磁気記録媒体が提案されてい
る。この光磁気記録媒体は、垂直磁化可能であって相対
的に低いキュリー温度と相対的に高い保磁力を有する記
録層と、垂直磁化可能であって相対的に高いキュリー温
度と相対的に低い保磁力を有する再生層とが積層され、
記録層と再生層とが相互に交換結合しているものであ
る。そしてキュリー温度の低い記録層で情報の記録と保
存が行なわれ、記録された情報が交換結合によって再生
層に転写され、情報の読み出しはカー回転角の大きい再
生層で行なわれるようになっている。さらに、情報安定
性に優れた媒体として、記録層として室温とキュリー温
度との間に磁気補償温度を有するいわゆる補償組成の希
土類−鉄族非晶質合金を用いた光磁気記録媒体が提案さ
れている。この光磁気記録媒体は、キュリー温度の代わ
りに磁気補償温度を採用することにより、上述の議論と
同様に論ずることができる。
【0003】光磁気記録媒体における記録方式は、これ
まではCAV方式すなわち光磁気記録媒体を一定回転数
で回転させ、一定の記録周波数で記録する方式が主流で
あった。この場合、光磁気記録媒体の内周部と外周部と
では、記録マーク長が異なる(外周部の方が長い)こと
になる。光磁気記録媒体の記録容量をさらに大きくする
場合、外周部の記録マーク長を内周部のそれと同じ程度
まで短くすることが考えられ、このような記録方式とし
てM−CAV(ModifiedCAV)方式が提案されている。
この方式は、線速度の異なる内周部と外周部とで記録周
波数を変え、結果として記録マーク長が一定になるよう
にするものである。また、"0"、"1"の情報を記録され
たピットの端部に対応させるピットエッジ記録方式も提
案されている。
【0004】このようにして記録容量を大きくする場
合、記録感度を高めるために、光磁気記録媒体の磁性層
の膜厚を薄くすることが好ましい。しかし、磁性層を薄
くすると磁性層における光の反射率が低下し、光磁気信
号が低下することとなる。そこで、特開昭60-25036号公
報に開示されているように、交換結合2層膜による磁性
層の上に反射膜を設けた構成の光磁気記録媒体が提案さ
れている。
【0005】また、光磁気記録媒体への書き込み(記
録)時のデータ転送速度を向上させるため、消去パスを
必要としないオーバーライトによる書き込み方式が要求
されている。このようなものとして、記録信号に応じて
印加する磁界を変調させる磁界変調オーバーライト方式
が有望視されている。一般に光磁気記録媒体では、記録
時にデータが確実に書き込まれたかを確認するベリファ
イ操作(書き込んだデータをもう一度読み出して照合す
る操作)が行なわれる。しかしこのようなベリファイ操
作は、光磁気記録媒体の記録を行なった場所をもう一度
読むというプロセスであるため、オーバーライトによっ
て記録時間を短縮してもその分余計に時間がかかるとい
った問題がある。そこで、書き込みと同時に書き込んだ
データの照合を行なうことのできる1ビームダイレクト
ベリファイ方式が提案されている。これは、書き込み時
において交換結合2層膜のうちの記録層がそのキュリー
温度以上となって磁化を消失していても、再生層はその
キュリー温度以下であって磁化が残留しているから、磁
界変調オーバーライト方式における書き込み用のレーザ
ー光へのこの残留している磁化による磁気光学効果を観
測することにより、書き込みと同時にデータの照合を行
なうことができることを利用したものである。
【0006】図2は反射膜を有する交換結合2層膜によ
る従来の光磁気記録媒体の構成を示す模式断面図であ
る。この光磁気記録媒体は、ガラスやプラスチックなど
からなる光学的に透明な基板1の上に、干渉効果と防食
効果を得るためのSiNxなどの無機誘電体からなる下
引き層2、再生層となる再生磁性層3、再生磁性層3よ
り大きい保磁力と低いキュリー温度を有し記録層となる
記録磁性層4、各磁性層3,4の腐食を防ぎ干渉効果を
得るためのSiNxなどの誘電体からなる干渉層5、金
属反射層6とが順次積層された構成である。再生磁性層
3と記録磁性層4は、隣接して配置されて相互に交換結
合し、交換結合2層膜10を形成している。これら各層
2〜6は、真空成膜法により真空を破ることなく連続し
て成膜・形成されている。そして基板1のこれら各層2
〜5が設けられた面全体を被覆するように、紫外線硬化
樹脂などからなる保護コート膜7が設けられている。
【0007】次に、この光磁気記録媒体への1ビームダ
イレクトベリファイ方式による情報の書き込みについ
て、図3を用いて説明する。なお図3では、説明を容易
にするため光磁気記録媒体については再生磁性層3と記
録磁性層4とからなる交換結合2層膜10のみが示さ
れ、これら各磁性層3,4の磁化の方向が矢印で示され
ている。
【0008】まず、この光磁気記録媒体を図示白抜き矢
印方向に回転させながら、交換結合2層膜10の記録磁
性層4側に近接して設けた磁気ヘッド16によって変調
磁界を交換結合2層膜10に印加する。この変調磁界
は、一定周期で正負に極性が変化する矩形波の電圧を磁
気ヘッド16に加えることによって発生する。一方、交
換結合2層膜10の再生磁性層3側に、書き込み用のレ
ーザ光13を直線偏光した連続光として集束させて照射
する。レーザ光13の中心軸11は磁気ヘッド16の中
心軸と一致するようになっており、レーザ光13の照射
領域がすなわち記録領域となる。この記録領域において
交換結合2層膜10の温度が記録磁性層4のキュリー温
度Tcを越えてこの記録磁性層4の磁化が消失し、再生
磁性層3の磁化の方向が変調磁界の方向に向き、冷却時
に交換結合2層膜10の磁化の方向が変調磁界の方向に
整列して、旧データ14によらず新データ15が書き込
まれることになる。このとき、レーザ光13の交換結合
2層膜10からの反射光は、再生磁性層3の磁化の方向
による磁気光学効果によって偏光面が回転しているか
ら、反射光(再生光)をモニタしてこの偏光面の回転を
測定することにより書き込み過程での再生磁性層3の磁
化の方向を知ることができ、変調磁界の方向と再生磁性
層3の磁化の方向が一致していなければ書き込みがうま
くいかなかったことになるから、書き込みが正しく行な
われたかどうかの確認を行なうことができる。なお、こ
のときの交換結合2層膜10の温度分布は図3に示す通
りである。すなわち熱容量があって昇温に時間を要する
から、レーザ光13の当たりはじめの部分は温度が低
く、温度の最高点12はレーザ光13の中心軸13より
も回転方向前方にずれることになる。そしてレーザ光1
3の当たりはじめの部分では、旧データ14が残ってい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の光磁気
記録媒体では、1ビームダイレクトベリファイ方式で書
き込みを行なったとき、書き込み用のレーザ光の中心軸
に比べ記録領域の温度の最高点が回転方向前方にずれ、
レーザ光の当たっている部分で旧データが残っている部
分が存在する。この旧データからの磁気光学効果による
信号が書き込み後のデータに基づく信号に交じってクロ
ストークを生じ、そのため感度が低下し、C/N比が悪
化するという問題点がある。
【0010】本発明の目的は、1ビームダイレクトベリ
ファイ方式によって書き込みが行なわれるものであっ
て、書き込み時にモニタする再生光への旧データのクロ
ストークが少なく高感度であり、かつC/N比の高い光
磁気記録媒体を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の光磁気記録媒体
は、基板上に、第1の誘電体層と、磁気カー回転角が大
きく膜面に垂直な磁化容易軸を有する磁性薄膜からなる
再生層と、膜面に垂直な磁化容易軸を有する磁性薄膜か
らなって前記再生層に隣接して配置され前記再生層と交
換結合する記録層と、第2の誘電体層とが順次積層さ
れ、キュリー温度もしくは磁気補償温度があれば磁気補
償温度のうちの低い方のものの方をゼロ磁化温度とする
とき、前記再生層は前記記録層と比較して前記ゼロ磁化
温度が高くかつ保磁力が小さいものである光磁気記録媒
体において、前記記録層と前記第2の誘電体層との間
に、前記記録層および前記第2の誘電体層のいずれより
も熱伝導率の高い材料からなる薄膜層が設けられている
ことを特徴とする。
【0012】
【作用】記録層と第2の誘電体層との間に、記録層およ
び第2の誘電体層のいずれよりも熱伝導率の高い材料か
らなる薄膜層が設けられているので、書き込み用のレー
ザ光を連続して照射したときに、光磁気記録媒体の回転
方向に沿って記録層および再生層に急速に熱が伝達さ
れ、レーザ光の照射されている部分では記録層内の温度
分布が均一となって旧データが消失していることにな
り、書き込み用のレーザ光の反射光(再生光)への旧デ
ータのクロストークがなくなって感度が向上し、C/N
比もよくなる。
【0013】再生層、記録層の膜厚は、それぞれ200
〜400Å程度の範囲において、所望の感度、特性を満
たすように選択される。再生層を構成する磁性材料とし
ては、Gd−Fe、Gd−Fe−Coなどの相対的にキ
ュリー温度が高く、保磁力の小さいものが好ましい。ま
た耐久性を向上させるために、Cr、Ti、Taなどの
元素を添加してもよい。一方、記録層を構成する磁性材
料としては、Tb−Fe、Tb−Fe−Co、Dy−F
e−Coなどの相対的にキュリー温度が低く、保磁力の
大きいものが好ましい。
【0014】薄膜層としては、熱伝導率が大きい金属を
用いることが望ましい。これは、レーザ光を吸収して発
生した熱が反射膜として使用される金属層に伝わるのを
防ぎ、かつこの熱を迅速に記録層内に伝えるためであ
る。熱伝導率のよい金属としては、Cu、Au、Ag、
Alなどがあるが、記録層や再生層の腐食を防ぐためこ
れら記録層や再生層よりも電気化学的に卑な(イオン化
傾向が大きい)金属を使用することが望ましく、このよ
うな観点からAlを使用することが望ましい。ただし、
純粋なAlは結晶化しやすいので、Ti、Cr、Taな
どの元素を添加したAl合金としてもよい。
【0015】薄膜層としてAlを使用する場合、その膜
厚を70Å以上とすると、再生光の偏光の楕円偏光化が
大きくなり、すなわち位相差が大きくなって、再生に使
用するドライブ装置によるC/N比のばらつきが大きく
なる。また、この薄膜層における反射率が大きくなりす
ぎて記録感度が悪くなったりする。一方、20Åより薄
くすると、熱の伝達の改善がなされなくなる。したがっ
て、薄膜層としてAlを使用する場合、その膜厚は、2
0〜70Åとすることが好ましく、この範囲内で、位相
差と感度、記録層内の温度分布の改善の度合などを考慮
して定めるようにするとよい。
【0016】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本発明の一実施例の光磁気記録媒体
の構成を示す模式断面図である。
【0017】この光磁気記録媒体は、反射膜を有する交
換結合2層膜によるものであり、ガラスやプラスチック
などからなる光学的に透明な基板1の上に、干渉効果と
防食効果を得るためのSiNxなどの無機誘電体からな
る下引き層2、再生層となる再生磁性層3、再生磁性層
3より大きい保磁力と低いキュリー温度を有し記録層と
なる記録磁性層4、アルミニウムからなるアルミニウム
薄膜層8、各磁性層3,4の腐食を防ぎ干渉効果を得る
ためのSiNxなどの誘電体からなる干渉層5、反射膜
となる金属反射層6とが順次積層された構成である。再
生磁性層3と記録磁性層4は隣接して配置されて相互の
交換結合しており、交換結合2層膜10を形成してい
る。またアルミニウム薄膜層8の熱伝導率は、記録磁性
層4と干渉層5のいずれよりも大きくなっている。これ
ら各層2〜6は、真空成膜法により、真空を破ることな
く連続して成膜・形成されている。そして基板1のこれ
ら各層2〜5が設けられた面全体を被覆するように、紫
外線硬化樹脂などからなる保護コート膜7が設けられて
いる。
【0018】次に、この光磁気記録媒体の動作について
説明する。この光磁気記録媒体に1ビームダイレクトベ
リファイ方式で情報の書き込みを行なう動作は、上述の
従来の技術で述べたものと同様である。しかし本実施例
の光磁気記録媒体の場合、記録磁性層4と干渉層5との
間にアルミニウム薄膜層8が設けられているので、書き
込み用のレーザ光を照射したときに、レーザ光の照射さ
れている領域における記録磁性層5の温度分布が一様と
なりかつこの領域の温度は記録磁性層5のキュリー温度
を越えたものとなり、再生磁性層4の磁化は変調磁界の
方向に向くことになる。この場合、旧データによる部分
は、この領域の中にはほとんど残っていない。したがっ
て、書き込み用のレーザ光の反射光をモニタしたときの
信号には旧データからのクロストークはほとんど含まれ
ず、感度が上昇し、C/N比が向上することになる。
【0019】次に、本実施例の光磁気記録媒体について
具体的数値を挙げて説明する。 (実施例1)プリグルーブの施された直径130mmの
ポリカーボネート製の基板1の上に、酸化防止と干渉効
果を得るための厚さ1200ÅのSiNからなる下引き
層2、厚さ100ÅのGd−Fe−Coからなる再生磁
性層3、厚さ100ÅのTb−Fe−Coからなる記録
磁性層4、各磁性層3,4の温度分布を改善するための
薄膜層である厚さ30Åのアルミニウム薄膜層8、酸化
防止と干渉効果を高めるための厚さ450ÅのSiNか
らなる干渉層5、Alからなる金属反射層6のそれぞれ
を、マグネトロンスパッタリング装置を用いて真空を破
ることなく順次連続して成膜し、光磁気記録媒体の試料
を作成した。
【0020】この試料について、回転数を1500rp
mとし、中心から半径30mmのところに、磁界変調オ
ーバーライト方式によって周波数1MHzの信号を記録
し、そののち1ビームダイレクトベリファイ方式によっ
て周波数5MHzの信号の記録を行ない、この記録と同
時に書き込み用のレーザ光の反射光をモニタして信号の
検出を行なったところ、旧データに相当する周波数1M
Hzの信号成分は、従来より−20dB減少していた。 (実施例2)プリグルーブの施された直径130mmの
ポリカーボネート製の基板1の上に、酸化防止と干渉効
果を得るための厚さ1100ÅのSiNからなる下引き
層2、厚さ100ÅのGd−Fe−Coからなる再生磁
性層3、厚さ200ÅのTb−Fe−Coからなる記録
磁性層4、各磁性層3,4の温度分布を改善するための
薄膜層である厚さ50Åのアルミニウム薄膜層8、酸化
防止と干渉効果を高めるための厚さ300ÅのSiNか
らなる干渉層5、Alからなる金属反射層6のそれぞれ
を、マグネトロンスパッタリング装置を用いて真空を破
ることなく順次連続して成膜し、光磁気記録媒体の試料
を作成した。
【0021】この試料について、回転数を1500rp
mとし、中心から半径30mmのところに、磁界変調オ
ーバーライト方式によって周波数1MHzの信号を記録
し、そののち1ビームダイレクトベリファイ方式によっ
て周波数5MHzの信号の記録を行ない、この記録と同
時に書き込み用のレーザ光の反射光をモニタして信号の
検出を行なったところ、旧データに相当する周波数1M
Hzの信号成分は、従来より−20dB減少していた。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、記録層と
第2の誘電体層との間に、記録層および第2の誘電体層
のいずれよりも熱伝導率の高い材料からなる薄膜層を設
けることにより、書き込み時における記録層内での温度
分布が改善され、1ビームダイレクトベリファイ方式に
おける書き込み時に、モニタする再生光への旧データか
らクロストークが大幅に減少して感度が向上し、C/N
比がよい光磁気記録媒体が得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の光磁気記録媒体の構成を示
す模式断面図である。
【図2】従来の光磁気記録媒体の構成を示す模式断面図
である。
【図3】従来の光磁気記録媒体における変調磁界オーバ
ーライト方式による情報の書き込みを説明する図であ
る。
【符号の説明】
1 基板 2 下引き層 3 再生磁性層 4 記録磁性層 5 干渉層 6 金属反射層 7 保護コート膜 8 アルミニウム薄膜層 13 レーザ光 14 旧データ 15 新データ 16 磁気ヘッド

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に、第1の誘電体層と、磁気カー
    回転角が大きく膜面に垂直な磁化容易軸を有する磁性薄
    膜からなる再生層と、膜面に垂直な磁化容易軸を有する
    磁性薄膜からなって前記再生層に隣接して配置され前記
    再生層と交換結合する記録層と、第2の誘電体層とが順
    次積層され、キュリー温度もしくは磁気補償温度があれ
    ば磁気補償温度のうちの低い方のものの方をゼロ磁化温
    度とするとき、前記再生層は前記記録層と比較して前記
    ゼロ磁化温度が高くかつ保磁力が小さいものである光磁
    気記録媒体において、 前記記録層と前記第2の誘電体層との間に、前記記録層
    および前記第2の誘電体層のいずれよりも熱伝導率の高
    い材料からなる薄膜層が設けられていることを特徴とす
    る光磁気記録媒体。
  2. 【請求項2】 薄膜層が金属からなる請求項1記載の光
    磁気記録媒体。
  3. 【請求項3】 薄膜層がAlを主成分とするものである
    請求項2記載の光磁気記録媒体。
JP3218446A 1991-07-16 1991-08-29 光磁気記録媒体 Pending JPH0554452A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006033342A1 (ja) * 2004-09-21 2006-03-30 Pioneer Corporation 記録装置及び方法、並びにコンピュータプログラム

Cited By (2)

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