JPH0554389U - 地下タンクの構造 - Google Patents

地下タンクの構造

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JPH0554389U
JPH0554389U JP10748991U JP10748991U JPH0554389U JP H0554389 U JPH0554389 U JP H0554389U JP 10748991 U JP10748991 U JP 10748991U JP 10748991 U JP10748991 U JP 10748991U JP H0554389 U JPH0554389 U JP H0554389U
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桂造 岡崎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 地震等によりコンクリート層に亀裂等が入っ
て破損しても、貯留液が漏水することがなく、常に安心
して使用することが出来、また補修や点検等も容易に行
なうことが出来る地下タンクの構造を提供することを目
的とするものである。 【構成】 1は道路、2は地層、3はコンクリート層4
により形成されたタンクを示し、5はマンホールを示し
ている。前記タンク3のコンクリート層4の内壁面に
は、厚さ1〜2mmの伸縮可能な熱溶着タイプ(サーモプ
ラスチック,サーモプラスチックラバー等)の袋状に形
成したシート6が敷設してある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、雨水や工場廃水等を地下に貯留する地下タンクの構造にかかわり 、更に詳しくは地下タンク内に貯留されている内容液が漏水するのを有効に防止 した地下タンクの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、コンクリート層から成るタンクを地下に埋設して成る地下タンクは、雨 水の他,防火用水,工場の廃液等を貯留するために使用されているが、特に工場 の廃液等を貯留するため地下タンクは、化学薬品を含有する内容液が地下る浸透 するのを防止するために、コンクリート層の内壁面にゴムライニングを施したり 、またパルプ工場からの廃液(亜硫酸ガス)からの防蝕をするために、エポキシ コーティング等を施してある。
【0003】
【考案が解決しようとする問題点】
然し乍ら、従来のコーティング層は、コンクリートの剛体とー体化されている ため、地震等でコンクリート層に亀裂等が入って破損すると、連鎖的にコーティ ング層も破損し、各々の効果が失われ、漏水を有効に防止することができないと 言う問題があり、防火水槽等にあっては、例えば火災が発生した場合に使用でき ないと言うことがあった。また、タンクは地下に埋設されているので、現状把握 も難しく、破損の発見が難しい上、補修,点検等が非常に難しいと言う問題があ った。
【0004】 この考案は、かかる従来の問題点に着目して案出されたもので、地震等により コンクリート層に亀裂等が入って破損しても、貯留液が漏水することがなく、常 に安心して使用することが出来、また補修や点検等も容易に行なうことが出来る 地下タンクの構造を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案は上記目的を達成するため、コンクリート層から成るタンクの内壁面 に、上端をタンクの上壁面に固定した伸縮可能な熱融着タイプの袋状シートを敷 設したことを要旨とするものである。
【0006】
【考案の作用】
この考案は上記のように構成され、地下に埋設したコンクリート層のタンク内 に、予めマンホールから入る程度の熱溶着タイプのシート(サーモプラスチック ,サーモプラスチックラバー)を工場等で製作しておき、これを現場にて接続さ せながら敷設して固定することにより、簡単にしかも容易に施工作業ができ、ま たシートの上端のみを固定するので敷設されたシートの下部は自由に動くことが 出来、従って、コンクリート層に亀裂が入ってもシートが破損することはなく、 液体の漏水を未然に防止でき、更に接着剤等を使用しないので安全に使用出来る ものである。
【0007】
【考案の実施例】
以下添付図面に基いて、この考案の実施例を説明する。 図1は、この考案を実施した地下水槽の断面図を示し、1は道路、2は地層、3 はコンクリート層4により形成されたタンクを示し、5はマンホールを示してい る。前記タンク3のコンクリート層4の内壁面には、厚さ1〜2mmの伸縮可能な 熱溶着タイプ(サーモプラスチック,サーモプラスチックラバー等)の袋状に形 成したシート6が敷設してある。
【0008】 このシート6は、上端が図2に示すように、アンカーボルト7,押え板8,ナ ット9により固定されており、下端は自由に動けるようになっている。従って、 タンク3内の液体Wは、袋状に形成したシート6で受け、シート6に対する内荷 重圧力等は、コンクリート層4で受けるようになっている。 また、図3はビルディング10の地下に埋設されたタンク3aを示し、構成は 全く同様なので、同一符号を付して説明は省略する。
【0009】 上記のような地下水槽は、消火防水等に使用する場合には、接着剤の使用は安 全性上に問題があるので、上記のように熱溶着タイプのシート6を使用してコン クリート層4の内壁面をコーティングする。 以上のようなタンク3を構築する場合には、予め地下にコンクリート層4から なるタンク3を構築しておき、そしてタンク3内に、予めマンホール5から入る 程度の熱溶着タイプのシート6を工場等で製作しておき、これをタンク3の構築 現場にて接続させながらマンホール5から挿入させて固定する。これにより、簡 単にしかも容易に施工作業ができ、またシート6の上端のみを固定するので敷設 されたシート6の下部は自由に動くことが出来、従って、コンクリート層4に亀 裂が入ってもシートが破損することはなく、液体の漏水を未然に防止でき、更に 接着剤等を使用しないので安全に使用出来るものである。
【0010】
【考案の効果】
この考案は、上記のようにコンクリート層から成るタンクの内壁面に、上端を タンクの上壁面に固定した伸縮可能な熱溶着タイプの袋状シートを敷設したので 、地震等によりコンクリート層に亀裂等が入って破損しても、熱溶着タイプの袋 状シートで保護することが出来るので、貯留液が漏水することがなく、防火水槽 等に使用する際にも常に安心して使用することが出来、また補修や点検等も容易 に行なうことが出来る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案を実施した地下水槽の断面図である。
【図2】タンクの上端に固定するシートの取付け部の拡
大断面図である。
【図3】この考案の他の実施例を示すタンクの断面図で
ある。
【符号の説明】
1 道路 2 地層 3 タンク 4 コンクリート
層 6 シート W 液体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリートにより構成したタンクを地
    下に埋設して成る地下タンクの構造において、前記コン
    クリート層から成るタンクの内壁面に、上端をタンクの
    上壁面に固定した伸縮可能な熱溶着タイプの袋状シート
    を敷設したことを特徴とする地下タンクの構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101962759B1 (ko) * 2017-09-20 2019-03-27 세미플론 주식회사 불소수지 라이닝 탱크 내벽의 라이닝 취약부를 보강하는 보강용 지지대가 구비되는 약품탱크

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61232191A (ja) * 1985-03-28 1986-10-16 株式会社ブリヂストン 蓄熱槽の防水施工方法

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