JPH0554196A - ナンバープレート認識装置 - Google Patents

ナンバープレート認識装置

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JPH0554196A
JPH0554196A JP3235535A JP23553591A JPH0554196A JP H0554196 A JPH0554196 A JP H0554196A JP 3235535 A JP3235535 A JP 3235535A JP 23553591 A JP23553591 A JP 23553591A JP H0554196 A JPH0554196 A JP H0554196A
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image
character
license plate
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learning
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JP3235535A
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Inventor
Yoshio Koyasu
芳夫 子安
Junichi Okajima
淳一 岡島
Akishi Akiba
晃志 秋葉
Takuma Sawa
琢磨 澤
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Amano Corp
Original Assignee
Amano Corp
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Abstract

(57)【要約】 〔目的〕 ナンバープレート認識装置の設置環境が多少
変わったとしても、この変化に容易に対応して文字認識
を正確に行う。 〔構成〕 カメラC1〜C5で撮像し、画像処理部4で
所定の画像処理を行った車輌CRの画像データを、ニュ
ーラル・ネットワークによる学習機能を持つニューロ・
コンピュータを使用した文字認識部5に入力して文字を
認識させる一方、認識できない文字に付いては、画像モ
ニタ6とコンソールモニタ12に表示された原画像と認
識した文字データとを見くらべながらキーボード13を
用いて正しい文字を入力することによって学習させ、認
識の誤りを訂正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば駐車場の入出庫
を管理する駐車場管理装置等の技術分野で利用されるも
のであって、具体的には、入庫又は出庫する車輌のナン
バープレートを読取ることができるナンバープレート認
識装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車輌のナンバープレートに表示されてい
る文字(陸支コード、種別番号、区分文字、一連指定番
号)を認識する装置としては、従来よりカメラで車輌の
ナンバープレートを撮像し、この画像情報に所定の画像
処理を加えることによって文字(ナンバー)を確認する
ことができるカメラ式認識装置が広く利用されており、
また、この認識装置としては、例えば特公平2−389
97号公報に見られるように、プレート切出し部から送
出されたナンバープレートのイメージの中からナンバー
プレート上の文字情報を切出し、この文字情報を認識辞
書と照合することによって文字認識を行うように構成し
た文字認識装置が使用されている。
【0003】しかし、上記の認識辞書を備えた文字認識
装置の場合は、ナンバープレートを正面からカメラで撮
像した時には認識辞書との照合によって正確な文字認識
が可能であるが、例えば、近距離の斜め方向からナンバ
ープレートを撮像した時は、ナンバープレート内の各文
字が傾いてしまうし、また、周囲が明るすぎるとナンバ
ープレート内の文字が細くなってしまうため、撮像条件
によっては正確に文字認識できなくなる問題があった。
【0004】そこで従来は、例えば特開平2−8379
8号公報に見られるように、傾いて撮像された文字を垂
直にするようなアルゴリズムを追加したり、或は、認識
辞書を修正したり撮像時のストロボの光度を調整したり
することによって、上述した各問題点を解決していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した解
決策を実施するには、システム(認識装置)の設置時に
撮像角度調整や光度調整と云った様々で而も面倒な調整
作業が必要であり、更に、プログラムとか辞書データの
変更には高度な専門的知識が必要なため、システムの立
ち上げに時間が掛ると共に、システムの設置環境が多少
でも異なると、その都度面倒な調整作業が必要になるの
で、その取扱いが頗る煩雑化する問題があった。
【0006】従って本発明の技術的課題は、ナンバープ
レート認識装置の設置環境が多少異なったとしても、こ
の環境の変化に容易に対応してナンバープレートの認識
を正確に行えるようにすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の技術的課題を解決
するために本発明で講じた手段は以下の如くである。カ
メラによって撮像された車輌の画像情報に所定の画像処
理を加えることによって、ナンバープレートを認識する
ように構成したナンバープレート認識装置に於いて、
【0008】(1) 上記カメラによって撮像された車
輌の原画像を蓄積するメモリ手段と、必要に応じて学習
モードを選択することができる学習モード選択手段を設
けること。 (2) ナンバープレートを認識する文字認識部に、ニ
ューラル・ネットワークによる学習機能を持つニューロ
・コンピュータを用いること。 (3) 上記の学習モードには、カメラが撮像した原画
像データと文字認識部が認識した文字データを同時に表
示する表示手段と、文字認識部によって認識された文字
が誤っている場合に、正しい文字パターンを文字認識部
に入力して学習させることができる文字入力手段を設け
ること。
【0009】但しここに於いてニューロ・コンピュータ
とは、人間の脳をモデルにして、ニューロンによる並列
情報メカニズムを使用したニューラル・ネットワークに
よる学習機能を持つ判断やパターン認識を行うためのシ
ステムであって、例えば、特開昭61−193279号
公報に開示されているパターンを分類及び識別する装置
に相当する。
【0010】
【作用】上記の手段は以下の如く作用する。 上記(1)の要素は、カメラで撮像した車輌の原画
像を学習用として蓄積することができると共に、システ
ムの設置時とか設置環境の変化等に合せて、学習モード
を選択して文字認識の条件を調整することを可能にす
る。
【0011】 上記(2)の要件は、ニューロ・コン
ピュータのニューラル・ネットワークが、多数の処理ユ
ニット(ニューロン)が並列的に情報処理する特徴(並
列分散処理)と、学習によって処理能力を身につける特
徴(自己組織化)と、学習していないパターンにも過去
の学習に基づいて対応できる特徴(学習の一般化)と、
記憶はユニット間の結合として表現される特徴(分散表
現)を備えているため、撮像した画像と認識辞書を照合
したり、システムの設置環境に合せたアルゴリズムを考
えたりすることなく、ニューラル・ネットワークを用い
てナンバープレートの文字を正確に認識することを可能
にする。
【0012】 上記(3)の要素は、学習に当って原
画データとシステムが認識した文字データを同時に表示
して比較することができるから、認識の誤りを容易に見
付け出すことができ、且つ、文字入力手段を用いてこの
誤りを正確に訂正できるから、システムの設置後でも設
置環境に合せた文字認識の知識データを簡単に入力する
ことができるものであって、このパターン入力によって
学習を繰返し、ニューロンの生成、しきい値の修正を行
ってパターン空間をクラス分けして、ナンバープレート
の文字認識を確実に行うことを可能にする。以上の如く
であるから、上記の手段によって上述した技術的課題を
解決して、前記従来の技術の問題点を解消することがで
きる。
【0013】
【実施例】以下に、上述した本発明に係るナンバープレ
ート認識装置の好適な実施例を添付した図面と共に詳細
に説明する。図1は本発明に係るナンバープレート認識
装置の一実施例を示した構成図であって、図中Rは例え
ば駐車場の入庫口のような車輌CR用の通路であって、
RLは複数台のカメラC1,C2,C3,C4,C5に
よって車輌CRのナンバープレートNPが撮影される撮
影ライン(撮影位置)を示すものであって、図示した実
施例では通路Rの全幅をA〜Eの5つの領域に分割し、
これ等5つの領域A〜Eを計5台のカメラC1〜C5で
カバーする仕組に成っているが、これ等通路幅の分割数
とカメラの台数は実施の一例であって、通路幅の変化に
応じて分割数とカメラ台数が増減することは勿論であ
り、場合によっては1台のカメラで撮影することもあ
る。
【0014】また、符号1で全体的に示したのは本発明
の主要部を構成するナンバープレート認識制御装置(コ
ンピュータ)であって、この制御装置1には、上記カメ
ラのシャッタータイミングに同期してON(発光)する
ストロボ7と、前述した撮影ラインPLの手前に設けた
車輌検知用の第1赤外線センサー8と、撮影ラインPL
の後方に設けた車輌通過確認用の第2赤外線センサー9
と、上記撮影ラインPLの手前に設けられた車輌CRの
横幅と車輌中心位置を検出するための超音波センサー1
0が接続されている。
【0015】上記超音波センサー10によって車輌と車
輌の中心位置、即ち、ナンバープレートNPの位置を算
出するには、左右の超音波センサー10,10によって
計測された車輌CRまでの左右の距離データを基に、下
記の式によって求めることができる。 車幅=通路幅−(右側距離データ+左側距離データ−右
側マージンSa−左側マージンSb) プレート位置=車幅/2+右側距離デーダ−右側マージ
ンSa
【0016】図2は上述したナンバープレート認識制御
装置の電気的構成を示したブロック図であって、図中、
2は前述したカメラC1〜C5を接続した画像メモリ
で、3は前述したストロボ7と第1と第2の赤外線セン
サー8,9と超音波センサー10を接続した撮像制御部
であって、各カメラC1〜C5は垂直帰線に同期して常
時シャッタを切る仕組に成っており、撮像制御部3から
画像メモリ2に対して画像取込指示が入力されると、シ
ャッタータイミング信号に同期してストロボ7を発光
(ON)させ、且つ、画像メモリ2が各カメラC1〜C
5の垂直帰線に同期して画像を取り込む仕組に成ってい
る。
【0017】また画像の選択は、超音波センサー10に
よって検出されたナンバープレートNPの位置に従っ
て、その中心位置と左右両側の各領域をカバーするカメ
ラ、即ち、図1で示した実施例では5台のカメラC1〜
C5が撮影した5枚の画像の中から、B領域を中心にそ
の左右のAとCの領域をカバーするカメラC2,C1,
C3が撮影した計3枚の画像を選択し、また、仮りにナ
ンバープレートNPの位置が図1のE領域の如く一方の
端に位置する場合は、このE領域を中心に隣接する2つ
の領域D,Cの計3領域をカバーする3台のカメラC
3,C4,C5が撮影した3枚の画像を5枚の画像の中
から選択するものであって、撮像制御部3はこの画像選
択指示を画像メモリ2に送る仕組に成っている。
【0018】更に図2に於いて4は上記の画像メモリ2
に接続された画像処理部であって、この処理部4は、画
像メモリ2から送られて来る画像データ、即ち、選択さ
れた計3枚の画像を夫々1/4に縮小し、更にこの縮小
した3枚の画像を1枚のメモリに集めて1枚の多値画像
とする画像圧縮処理と、この多値画像に写っているナン
バープレートNPから汚れとかノイズを除去してナンバ
ープレート上の「一連指定番号」のイメージを強調する
前処理と、この前処理を行った多値画像を白黒2値の画
像に変換する2値化処理と、白又は黒の画像のつながり
を1つのかたまり(ラベル)として位置と大きさの情報
を抽出するラベリング処理と、このラベルデータに基づ
いて「一連指定番号」の大きさと位置関係からナンバー
プレート候補(複数)を抽出する候補抽出処理と、抽出
した複数のナンバープレート候補の画像を原画像から切
出して1枚のフレームメモリ(図示せず)に集める「一
連指定番号」のための画像切出し処理を行い、更に、上
記のフレームメモリに集めたナンバープレート候補の多
値画像に対して、ナンバープレートNPの「区分文
字」、「種別番号」、「陸支コード」を抽出するために
行う前記と同様の前処理と、この前処理した多値画像を
白黒2値の画像に変換する2値化処理と、上記の「区分
文字」、「種別番号」、「陸支コード」を抽出するため
のラベリング処理と、ラベルデータに基づいてナンバー
プレート候補から最もナンバープレートらしいものを選
択してこれをナンバープレートとして決定するナンバー
プレート決定処理と、各画像のナンバープレートに決ま
ったエリアより文字画像を切り出し、これ等切り出した
「一連指定番号」、「区分文字」、「種別番号」、「陸
支コード」の文字画像を1つのフレームメモリに集める
画像切出し処理と、これ等切出したナンバープレートN
Pの画像情報を同じく図2に示したホストコンピュータ
の文字認識部5に送る送信処理を行うための各種手段
(プログラム)を備えている。
【0019】上記の文字認識部5には、図2に示したよ
うにニューロ・コンピュータ用のソフトを格納したプロ
グラム部11と、文字認識部5で認識した文字の認識結
果を表示するための学習用のコンソールモニタ12と、
学習モードを選択したり、或は、学習時に正しい文字を
文字認識部5に入力して間違いを訂正する場合に使用す
るキーボード13と、文字認識とか学習に必要な各種の
情報を格納したNLSメモリ14と、前記画像処理部4
から送られて来るナンバープレートNPの画像情報を蓄
積するエリアと文字認識部5が認識したナンバープレー
トNPの認識データを格納するエリアを備えた記憶部1
5が接続されており、更に上述した画像処理部4には、
学習モードの時に上記の記憶部15から呼出したナンバ
ープレートNPの画像情報を表示する画像モニタ6が接
続されていて、学習時には、この画像モニタ6に表示さ
れている原画像と、コンソールモニタ12に表示されて
いる認識データとを比較して間違いを見つけ出す仕組に
成っている。
【0020】また、上述した文字認識部5には、上述し
た画像処理部4から送られて来る文字情報から、各文字
の特徴を抽出する特徴抽出処理と、この抽出された文字
の特徴を認識してナンバープレートNPの番号を決定す
る認識処理と、画像処理部4が処理したナンバープレー
トNPの原画像と文字認識部5が認識したナンバープレ
ートNPの番号を記憶部6に送って格納する記憶処理を
行うための各手段(プログラム)を備えている。
【0021】尚、上述した文字認識部5として、アメリ
カ合衆国、ネスター・インコーポレーテッドが開発した
ニューラルネットワーク(特開昭61−193279号
公報参照)を利用した文字認識システムを利用している
が、その詳細な説明は省略する。
【0022】本発明に係るナンバープレート認識装置の
構成は以上述べた如くであるが、次に、本発明を用いて
実際に通路Rを走行中の車輌CRのナンバープレートN
Pを認識するための撮像処理と画像処理と認識処理の各
処理手順と、学習モードの処理手順を夫々図示したフロ
ーチャートに従って説明する。
【0023】(図3に示した撮像処理の説明)先ず始め
のステップS1では、通路Rに設けた車輌検知用の第1
赤外線センサー8が進行して来る車輌CRを検知したか
否かが判定され、検知した場合は次のステップS2に進
んで図2に示す如く撮像制御部3が画像メモリ2に対し
て画像の取込指示を送り、次のステップS3に進む。
【0024】ステップS3では、カメラC1〜C5のシ
ャッタータイミングに同期してストロボ7がON(発
光)するが、本発明では上記の画像メモリ2に接続され
ている計5台のカメラC1〜C5を、垂直帰線に同期し
て常時シャッタを切るように構成し、更に、画像メモリ
2はこれ等カメラC1〜C5の垂直帰線に同期して画像
を取込むように構成しているため、撮像制御部3から取
込み指示を受けると、画像メモリ2はストロボ7で明る
く照明された5台分のカメラC1〜C5が撮影した鮮明
な画像を取込むことができる。(ステップS4)
【0025】次のステップS5では、超音波センサー1
0からのデータを読込み、次いでステップS6で超音波
センサー10のデータから前述した方法で車輌CRの幅
と中心位置、即ち、ナンバープレートNPの位置を算出
し、更に、ステップS7に進んで車輌CRの中心位置を
基準にして同じく前述した方法で5枚の画像データから
3枚の画像データを選択するための指示を画像メモリ2
に送って、次のステップS8に進む。ステップS8で
は、撮像制御部3から送られて来る選択指示によって選
択した3枚分の画像データを画像処理部4に転送する。
【0026】(図4に示した画像処理の説明)画像処理
部4では、送られて来る3枚の画像を夫々1/4の大き
さに縮小して1枚の画像としてフレームメモリに集める
圧縮処理(ステップS9)と、ナンバープレートNPの
一連指定番号を含む画像のイメージを強調する前処理
(ステップS10)と、この画像の2値化処理(ステッ
プS11)と、同じくこの画像のラベリング処理(ステ
ップS12)と、この画像から一連指定番号のナンバー
プレート候補を抽出する抽出処理(ステップS13)
と、ナンバープレート候補の画像を原画像から切出して
1枚のメモリに集める切出し処理(ステップS14)
と、この1枚に集められた多値画像からナンバープレー
トNPの区分文字と種別文字と陸支コードを含む画像の
イメージを強調するための前処理(ステップS15)
と、この画像を白黒2値の画像に変換するための2値化
処理(ステップS16)と、2値化した画像の中の文字
等の位置と大きさの情報を抽出するラベリング処理(ス
テップS17)と、ラベルデータから最もナンバープレ
ートらしいものを選択してこれをナンバープレートとし
て決定する処理(ステップS18)と、各画像のナンバ
ープレートに決まったエリアより文字画像を切出す切出
し処理(ステップS19)と、切出した文字画像を1つ
のエリアに集める処理(ステップS20)と、この集め
た画像データを一括してホストコンピュータ1Hの文字
認識部5に送る送信処理(ステップS21)を順番に実
行して、その後、図5に示したステップS22に進む仕
組になっている。
【0027】尚、上述した文字画像の切出し処理(ステ
ップS19)に於いて、ナンバープレートNPの一連指
定番号は前記ステップS13で抽出され、且つ、保持さ
れているラベル情報より、圧縮多値画像を2値化した画
像から切出され、また、区分文字と種別文字はステップ
S17のラベル情報より、ステップS16で2値化した
画像から切出し、更に、陸支コードはステップS17の
ラベル情報より、ステップS14で1枚に集めた画像か
ら切出すように構成されている。
【0028】(図5に示したモード選択処理の説明)ス
テップS22ではキーボード13の操作によって学習モ
ードが選択されたか否かが判定され、学習モードが選択
された場合は次のステップS23に進んで図7に示した
学習処理が実行され、学習モードを選択していない場合
はステップS24に進んで図6に示したナンバープレー
トNPの認識処理が実行される。
【0029】(図6に示した認識処理の説明)始めのス
テップS30では、画像処理部4から文字認識部5に送
られて来る文字画像の特徴が抽出され、次いで、ステッ
プS31に進んで抽出した特徴量をニューロ・システム
に渡して次のステップS32に進む。
【0030】ステップS32では、入力された文字画像
の特徴量に興奮(反応)するニューロンが存在するか否
かが判定され、存在する場合は次のステップS33に進
んで興奮したニューロンが唯一であるか否かが判定さ
れ、唯一である場合はステップS37に進んで一つのパ
ターンに確定(identefied)と評価し、複数
のクラスでニューロンが興奮して唯一でないと判定され
た場合は、ステップS34に進んで複数のクラス間で不
確定(uncertain)と評価されて、確定と評価
された場合はステップS38に進んで文字が認識されて
出力され、不確定と評価された場合はステップS35に
進んで複数の候補文字とその確定率(%)が出力され、
更に、前述したステップS32で興奮するニューロンが
存在しないと判定された場合は、ステップS36に進ん
で不明(unidentified)と評価されて、夫
々次のステップS39に進む。
【0031】ステップS39では抽出された全ての特徴
量に対して上述した評価処理が成されたか否かが判定さ
れ、評価されていない特徴量が存在する場合は再びステ
ップS30に戻って上述した処理が繰返され、全ての特
徴量に対する評価が終了した場合は、次のステップS4
0に進んで認識した文字の位置と認識結果を記憶部15
に記憶して、次のステップS41に進む。
【0032】ステップS41では上述したステップS3
0〜S40迄の処理をナンバープレートNPの全文字に
対して行ったか否かが判定され、処理を終えていない文
字が存在する場合は再びステップS30に戻って処理を
繰返し、全文字の処理が終了している場合はステップS
42に進んで認識(決定)したナンバープレートNPの
番号を記憶部15に格納して処理を終える。
【0033】(図7に示した学習処理の説明)また、本
発明ではニューラル・ネットワークが持つ学習機能によ
って、上述した図6の認識処理で不確定(ステップS3
4)或は不明(ステップS36)と評価された文字が存
在する場合は、図5に示した処理で学習モードを選択し
て図7に示した学習処理を行うことによって、これ等不
確定又は不明の文字を正しく認識することを可能にす
る。
【0034】即ち、学習を行うには先ずキーボード13
を操作して認識できなかったナンバープレートNPの原
画像を記憶部15から呼出して画像処理部4の画像モニ
タ6に表示し(ステップS50)、次いで、ステップS
51に進んで前記図6に示した認識処理によって認識し
た結果を同じく記憶部15から呼出してコンソールモニ
タ12に表示して、次のステップS52に進む。
【0035】ステップS52では、再度不確定又は不明
の文字の認識ができないか否かが判定され、認識不可で
あると判定された場合は、次のステップS53に進んで
画像モニタ6に表示されている原画像の判断が不可であ
るか否かが判定され、判定不可、即ち、原画像からも文
字を読取ることができないと判定した場合は学習不能と
してそのまま処理を終え、判定可、即ち、原画像から読
取り可能と判定された場合は、ステップS54に進んで
画像モニタ6を見ながらキーボード13を操作して正し
いデータを入力する。
【0036】一方、上述したステップS52でシステム
による認識が可能であると判定された場合は、次のステ
ップS55に進んで今度はシステムによる認識が正しい
か否かが判定され、認識が正しいと判断された場合は学
習の必要性が不要であるためそのまま学習処理を終え、
認識が間違っていると判断された場合は、上述したステ
ップS54に進んで正しいデータがキーボード13を通
して入力されて、次のステップS56に進む。
【0037】次のステップS56では、原画像の文字の
複数の特徴量(例えば文字を小分割した面積等)が抽出
され、次いで、ステップS57に進んで上記ステップS
54で入力された正しいデータと特徴量をニューロ・シ
ステムに渡して学習させると、次のステップS58に進
んでニューロンを生成したりニューロンのしきい値(半
径)を修正したりして、パターン空間を順次クラス分け
して原画像データに対する認識の誤りを訂正し、次い
で、ステップS59に進んでこの学習データをNLSメ
モリ14に送って内容を更新することによって処理を終
える。
【0038】尚、本発明を駐車場の入庫管理装置として
使用した場合は、決定した番号を記憶部15に格納した
後、前述した通路Rの撮影ラインRLの位置に設けた入
口ゲート(図示せず)を開いて車輌CRの入庫を可能と
成し、次いで、通過確認用の第2赤外線センサー9が車
輌CRの通過を検出すると、入口ゲートを閉じて入庫処
理を終える仕組に成っていて、上記記憶部15に格納さ
れたプレートナンバーには入庫時刻が一緒に記憶され、
出庫時の料金計算等に使用される。
【0039】
【発明の効果】以上述べた次第で、本発明に係るナンバ
ープレート認識装置によれば通路を進行して来るナンバ
ープレートの文字を正確に認識することができるもので
あるが、本発明では特に、撮像したナンバープレートの
文字を認識する文字認識部に、人間の脳をモデルにし、
ニューロンによる並列情報メカニズムを使用したニュー
ラル・ネットワークによる学習機能を持つニューロ・コ
ンピュータを使用したため、文字認識に誤りがあったり
認識不確定とか不明の個所が存在する場合は、正しいデ
ータを入力して学習させれば、ニューロンの生成とかし
きい値を修正してパターン空間をクラス分けし、認識の
誤りを訂正することができるものであって、従って、ナ
ンバープレート認識装置の設置環境が多少異なったとし
ても、学習を行うことによって環境の変化に容易に対応
して文字認識を確実に行うことができるから、認識装置
の立ち上げを如何なる環境下でも短時間で簡単に行える
利点を発揮できるものであって、駐車場の入庫及び出庫
管理装置等に使用して洵に好適なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るナンバープレート認識装置の一実
施例を示した構成図である。
【図2】ナンバープレート認識制御装置の電気的構成を
説明したブロック図である。
【図3】本発明による撮像処理の手順を説明したフロー
チャートである。
【図4】同じく画像処理の手順を説明したフローチャー
トである。
【図5】同じく学習モード選択処理の手順を説明したフ
ローチャートである。
【図6】同じく文字認識処理の手順を説明したフローチ
ャートである。
【図7】同じく学習処理の手順を説明したフローチャー
トである。
【符号の説明】
R 通路 CR 車輌 NP ナンバープレート C1〜C5 カメラ 1 ナンバープレート認識制御装置 2 画像メモリ 3 撮像制御装置 4 画像処理部 5 文字認識部(ホストコンピュータ) 6 画像モニタ 11 ニューロ・コンピュータソフト 12 コンソールモニタ 13 キーボード 14 NLSメモリ 15 記憶部
フロントページの続き (72)発明者 澤 琢磨 神奈川県横浜市港北区大豆戸町275番地 アマノ株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラによって撮像された車輌の画像情
    報に所定の画像処理を加えることによって、ナンバープ
    レートを認識するように構成したナンバープレート認識
    装置に於いて、 上記カメラによって撮像された車輌の原画像を蓄積する
    メモリ手段と、必要に応じて学習モードを選択すること
    ができる学習モード選択手段を設け、且つ、ナンバープ
    レートを認識する文字認識部に、ニューラル・ネットワ
    ークによる学習機能を持つニューロ・コンピュータを用
    いると共に、上記の学習モードには、カメラが撮像した
    原画像データと文字認識部が認識した文字データを同時
    に表示する表示手段と、文字認識部によって認識された
    文字が誤っている場合に、正しい文字パターンを文字認
    識部に入力して学習させることができる文字入力手段を
    設けたことを特徴とするナンバープレート認識装置。
JP3235535A 1991-08-22 1991-08-22 ナンバープレート認識装置 Pending JPH0554196A (ja)

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JP3235535A JPH0554196A (ja) 1991-08-22 1991-08-22 ナンバープレート認識装置

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JP3235535A JPH0554196A (ja) 1991-08-22 1991-08-22 ナンバープレート認識装置

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08202877A (ja) * 1995-01-31 1996-08-09 Toyota Motor Corp 画像認識装置
KR100839815B1 (ko) * 2007-03-08 2008-06-19 렉스젠(주) 차량번호 인식 및 검색시스템 및 이를 이용한 차량번호인식 및 검색방법
JP2010072931A (ja) * 2008-09-18 2010-04-02 Toshiba Corp ナンバプレート読取装置
JP2010198305A (ja) * 2009-02-25 2010-09-09 Amano Corp 車両ナンバー情報読取システム
JP2020144595A (ja) * 2019-03-06 2020-09-10 三菱電機株式会社 パターン学習システム、パターン学習方法およびパターン学習プログラム

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