JPH055275Y2 - - Google Patents

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JPH055275Y2
JPH055275Y2 JP9907185U JP9907185U JPH055275Y2 JP H055275 Y2 JPH055275 Y2 JP H055275Y2 JP 9907185 U JP9907185 U JP 9907185U JP 9907185 U JP9907185 U JP 9907185U JP H055275 Y2 JPH055275 Y2 JP H055275Y2
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JP
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pump
blade
casing
impeller
blades
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JP9907185U
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  • Control Of Non-Positive-Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、無水運転即ち空運転を可能とした可
動翼機構付ポンプに関する。
(従来の技術) 従来、例えば雨水を排水するポンプには大口径
低揚程の斜流ポンプや軸流ポンプが使用される
が、これらのポンプは常時運転されているのでは
なく、大降雨時等、必要なときにのみ運転され
る。従つて、このようなポンプ設備においては、
運転しようとするときに確実に運転されなければ
ならないので、適宜維持管理等の目的で保守運転
が行われる。
ところが、このような保守運転を行なうとき、
十分な水が確保できて実際の運転と変わりなく運
転できれば問題はないが、多くの場合、少量の水
しか得られないか、或いは全く水が得られない場
合が多い。この場合、例えばポンプと原動機との
間にクラツチを設けておき、該クラツチを切り離
して原動機のみの維持管理運転を行なつたり、羽
根車に外部から水を注水しながら空転させたりし
ていた〔実公昭57−52398号公報参照)。なお、こ
のように注水を行なうのは、羽根車がケーシング
をかじつて発熱及び焼付きを生ずるのを防ぐため
である。
(考案が解決しようとする問題点) 上記した従来のポンプ設備の維持管理手段にお
いては、維持管理の面から考えて、原動機のみの
運転では不十分であり、また外部注水設備は、実
際の運転については不要のものである。また羽根
車とケーシングライナ又はインペラケーシングと
の間〓を大きくして空転させる方法もあるが、正
常運転時、ポンプ効率が低下するという問題点が
あつた。
本考案は、上記した従来技術の問題点を解決
し、外部注水設備を必要とせず、無水運転がで
き、しかも正常運転時でもポンプ効率を低下させ
ないようにすることを技術的課題としている。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記した従来技術の問題点及び技術
的課題を解決するために、可動翼機構付ポンプに
おいて、羽根の角度を最小にした状態で回転させ
たときに羽根先端部がインペラケーシング又はケ
ーシングライナに部分に、空運転時羽根先端部が
接触しないような深さをもつた溝を設けたことを
特徴としている。なお、上記ポンプとして通常、
斜流ポンプ又は軸流ポンプが使用される。
(作用) ポンプの維持管理のため保守運転する際、可動
翼ポンプの羽根車の角度を最小にして回転させる
と、羽根車の空間的軌跡は、軸流ポンプの場合厚
みの小さい円板状になり、また斜流ポンプでは截
頭円錐板状になるが、本考案では、前記のように
羽根角度を最小にしたときの上記円板又は截頭円
錐板の厚みに相当する分だけ、対向するケーシン
グライナ又はインペラケーシング部の内面に溝
(凹部)が設けられているので、無水状態で羽根
車が回転されていても、羽根先端部がケーシング
ライナ内面又はインペラケーシング内面に直接接
触することなく、円滑に回転できる。
また、上記溝は、羽根角度は最小にしたときの
羽根先端部に対向する限られたケーシング部分だ
けに設けられているので、通常のポンプ運転時に
おける羽根角度、即ち最小羽根角度より大きくし
たときの運転時においては、上記溝部での間〓は
ポンプ効率の低下に影響を与えることが少ない。
なお、羽根角度を最小にしたときは、前記溝によ
つて羽根先端部で吸込側と吐出側の両側を一部連
通することになるので、ポンプ効率は低下する
が、このような最小羽根角度で揚水するようなこ
とは通常ないので、実質的な影響はない。
(実施例) 次に、本考案の実施例を図面と共に説明する。
図面は、本考案の一実施例を示す可動翼機構付
斜流ポンプの一部断面側面図であつて、回転軸1
の下端に羽根車のハブ2が取付けられ、該ハブ2
には複数枚の羽根3が取付けられている。そして
これらの羽根3は、ハブ2及び回転軸1の内部に
設けられた可動翼機構によつて旋回軸線lを軸に
して羽根角度を自由に変えることができるように
されている。なお、図の左側の羽根3aは角度最
小の状態を示し、右側の翼3bは定格角度の状態
を示している。上記羽根3の先端部と僅かの間〓
を保つて設けられたインペラケーシング4は、ポ
ンプケーシング5及びベルマウス6に接続されて
おり、羽根3の周面とハブ2の表面並びにインペ
ラケーシング4の内面は何れも球面に形成されて
いる。
上記の構成は、従来の可動羽根斜流ポンプと変
りはないが、本実施例では、羽根3aのように羽
根角度を最小にした状態で回転させたときに、こ
れらの羽根先端部と対向するインペラケーシング
4の内面に環状の溝7が設けられている。該溝7
は、羽根先端部が空運転時に接触しないように設
けられたもので、溝の幅(流れ方向の幅)は、最
小角度での羽根車の空間的軌跡より決められ、ま
たその半径方向の深さも、空転時の羽根先端の振
れ等を考慮して決められる。
次に、作用について説明すると、ポンプを維持
管理のため無水状態で運転する際、羽根角度を羽
根3aのように最小にして回転させると、該羽根
3aの先端部とインペラケーシング4との間に
は、環状の溝7が設けられているので、たとえ、
軸受が摩耗するなどして回転軸1がみそすり運転
を呈しても、羽根先端部がインペラケーシング4
と接触することがないので、かじりによる発熱や
損傷を生じる恐れがない。
また、実際に揚水運転するときには、羽根角度
は羽根3bのように定格角度まで増大されるの
で、揚水時においては、溝7は羽根周面で塞がれ
るような形になるので、該溝部での間〓はポンプ
効率の低下に影響を与えることが少ない。なお、
羽根角度を最小にしたときは、前記溝7によつて
羽根先端部で吸込側と吐出側の両側を一部連通す
ることになるのでポンプ効率は低下するが、この
ような最小羽根角度で揚水するようなことは通常
ないので、実質的な影響はない。
なお、上記実施例は、オープン羽根を有する斜
流ポンプについて説明したが、軸流ポンプにも適
用できることは勿論であり、また、インペラケー
シングの内側にケーシングライナを設けたものに
ついても、同様に適用することができる。なお、
インペラケーシングをポンプケーシングの一部と
して或いはベルマウスと一体に形成することも可
能である。
(発明の効果) 以上説明したように、本考案によれば、可動翼
ポンプにおいて、その可動翼機構を利用すること
により、ポンプ設備の維持管理運転を無水状態即
ち空運転によつて行なうことができ、且つ注水設
備を全く必要とせず、しかも、羽根角度を定格角
度にして回転する正規の揚水運転時においても、
ポンプ効率に殆んど影響を与えることがない。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案の一実施例を示す可動翼機構付
斜流ポンプの一部断面側面図である。 1……回転軸、2……ハブ、3……羽根、4…
…インペラケーシング、7……溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 可動翼機構付ポンプにおいて、羽根の角度を最
    小にした状態で回転させたときに羽根の先端部が
    インペラケーシング又はケーシングライナに接触
    しないような溝を、インペラケーシング又はケー
    シングライナに設けたことを特徴とする無水運転
    可能な可動翼機構付ポンプ。
JP9907185U 1985-07-01 1985-07-01 Expired - Lifetime JPH055275Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9907185U JPH055275Y2 (ja) 1985-07-01 1985-07-01

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JP9907185U JPH055275Y2 (ja) 1985-07-01 1985-07-01

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS628393U JPS628393U (ja) 1987-01-19
JPH055275Y2 true JPH055275Y2 (ja) 1993-02-10

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ID=30967615

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JPS628393U (ja) 1987-01-19

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