JPH0551748U - 2重チューブ容器 - Google Patents

2重チューブ容器

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JPH0551748U
JPH0551748U JP10259191U JP10259191U JPH0551748U JP H0551748 U JPH0551748 U JP H0551748U JP 10259191 U JP10259191 U JP 10259191U JP 10259191 U JP10259191 U JP 10259191U JP H0551748 U JPH0551748 U JP H0551748U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 胴部と肩部にガス遮断層を積層したチューブ
容器を、内容液が外部ににじみ出ないようにする。 【構成】 合成樹脂層3と胴部ガス遮断層4を積層した
第1胴部2に、肩部合成樹脂層9と肩部ガス遮断層10を
積層した第1肩部8を連設して第1チューブ1を形成
し、第2胴部20に第2肩部24を連設した合成樹脂製の第
2チューブ19を形成し、そして、前記第1チューブ1と
第2チューブ19とを嵌合し、着色内容液を収容し、酸素
透過を防止する2重チューブ容器。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、酸素透過防止用のチューブ容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、酸素透過防止機構を備えたチューブ容器は、多数存在し、その一例とし て実開昭59-121346号公報に記載された押出チューブ容器がある。
【0003】 前記実開昭59-121346号公報に記載された押出チューブ容器は、図11に示す ように、内層36と金属箔37を積層して形成した胴部35を設け、この胴部35の上端 部に、合成樹脂製の口肩部40を融着して一体に形成し、この口肩部40の内側に、 金属製のガス遮断性の挿入物41が積層されたものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前記図11に示す従来の押出チューブ容器は、胴部35に金属箔37が積層され、 口肩部40にガス遮断性の挿入物41が積層されているので、酸素の透過を防止して 、内容物の変質を防ぐことができるものである。
【0005】 しかしながら、前記図11に示す押出チューブ容器は、金属箔37の端部と、口 肩部40を形成する合成樹脂との間、及び、ガス遮断性の挿入物41の端部と、口肩 部40を形成する合成樹脂との間に、数ミクロンの隙間が発生することがある。
【0006】 前記の如く、金属箔37の端部、及び、ガス遮断性の挿入物41の端部と、口肩部 40を形成する合成樹脂との間に、隙間が発生すると、この隙間が生長し、或は、 押出チューブ容器の内圧により、金属箔37の端部に接する隙間と、ガス遮断性の 挿入物41の端部に接する隙間の間の合成樹脂層が破られて、押出チューブ容器の 口肩部40に、押出チューブ容器の内外を連通する隙間が形成されることともなる 。
【0007】 前記のような状態になると、押出チューブ容器内に、収容された絵の具、ヘヤ カラー、油等の着色した内容液が、前記隙間より口肩部40の外部ににじみ出て、 押出チューブを汚し、衣服や手指等をも汚すことになる。
【0008】 本考案は、前記事項に鑑みなされたものであり、胴部と肩部に、ガス遮断層を 設けたチューブ容器を、内容液が外部ににじみ出ないようにすることを技術的課 題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
第1の考案は、合成樹脂層3と胴部ガス遮断層4を積層して形成した第1胴部 2を設け、この第1胴部2の上端部に、肩部合成樹脂層9に肩部ガス遮断層10を 積層して形成した第1肩部8を一体に連設し、この第1肩部8に、合成樹脂製の 第1口筒部14を一体に連設して、第1チューブ1を形成すると共に、第2胴部20 を設け、この第2胴部20の上端部に、第2肩部24を一体に連設し、この第2肩部 24に、第2口筒部29を一体に連設した合成樹脂製の第2チューブ19を形成し、そ して、前記第1チューブ1に、前記第2チューブ19を外嵌して形成して、絵の具 、ヘヤカラー、油等の着色液収容用で酸素透過防止用の2重チューブ容器とした 。
【0010】 第2の考案は、前記第1の考案の2重チューブ容器において、第1チューブ1 に、第2チューブ19を外嵌する代わりに、第1チューブ1に、第2チューブ19を 内嵌して2重チューブ容器とした。
【0011】
【作用】
第1の考案は、第1チューブ1の第1胴部2に積層して設けた胴部ガス遮断層 4と、第1肩部8に積層して設けた肩部ガス遮断層9とに遮ぎられて、ガスは透 過しない。
【0012】 そして、第1チューブ1の第1肩部8に積層して設けた肩部ガス遮断層10等の 端部と、肩部合成樹脂層9との間に隙間が発生し、その隙間が、第1肩部8の内 外を連通する隙間になると、内容液は、前記隙間を通って、第1肩部8の外部に にじみ出る。
【0013】 ところで、第2チューブ19の第2胴部20及び第2肩部24には、ガス遮断層が積 層されていないので、第2肩部24には、第2肩部24の内外を連通する隙間は発生 しない。
【0014】 したがって、第1肩部8の外部ににじみ出た内容液は、前記第2チューブ19に 遮ぎられて、第2チューブ19の外部には漏出しない。 第2の考案は、外側の第1チューブ1の第1胴部2に設けた胴部ガス遮断層4 と、第1肩部8に設けた肩部ガス遮断層10とに遮ぎられて、ガスは透過しない。
【0015】 そして、内容液は、内側に設けた隙間の発生しない第2チューブ19に遮ぎられ て、外部ににじみ出ない。
【0016】
【実施例】
図1ないし図4は、第1の考案の第1実施例の2重チューブ容器の説明用の図 である。この実施例は、アルミ箔又はエバール層で形成された胴部ガス遮断層4 の両面に、合成樹脂層3、3を接着して積層し一体に形成した第1胴部2を設け てある。
【0017】 前記第1胴部2の上端部に、第1肩部8を一体に連設し、この第1肩部8は、 エバール層で形成された肩部ガス遮断層10の両面に、肩部合成樹脂層9を接着し て積層している。
【0018】 前記第1肩部8には、合成樹脂製の第1口筒部14が一体に連設してあり、前記 第1口筒部14は、前記第1肩部8のエバール層で形成された肩部ガス遮断層10に 接続するエバール層で形成された口筒部ガス遮断層15が設けてあり、この口筒部 ガス遮断層15の両面及び上部を、前記第1肩部8の肩部合成樹脂層9に続く、合 成樹脂の層で覆って接着し、第1チューブ1を形成している。
【0019】 前記第1チューブ1に外嵌される第2チューブ19は、第2胴部20を設け、この 第2胴部20の上端部に、第2肩部24を一体に連設し、この第2肩部24に、雄ねじ 30を設けた第2口筒部29を一体に連設した合成樹脂製の第2チューブ19である。
【0020】 そして、前記第1チューブ1に、前記第2チューブ19を外嵌して2重チューブ とした、絵の具、ヘヤカラー、油等の着色液収容用で酸素透過防止用の2重チュ ーブ容器である。
【0021】 前記第1実施例の第1胴部2は、アルミ箔又はエバール層によって形成された 胴部ガス遮断層4によって、ガスが第1胴部2を透過するのを防いでおり、第1 肩部8も、エバール層によって形成された肩部ガス遮断層10によって、ガスが第 1肩部8を透過するのを防いでいる。
【0022】 そして、第1チューブ1の第1肩部8に積層して設けた肩部ガス遮断層10等の 端部と、肩部合成樹脂層9との間に、数ミクロンの隙間が発生し、その隙間が、 第1肩部8の内外を連通する隙間になって、内容液が前記隙を通って、第1肩部 8の外部ににじみ出ても、第1チューブ1に外嵌された第2チューブ19が、ガス 遮断層を積層しておらず、隙間の発生しない第1胴部2と第1肩部8に形成して あるので、前記にじみ出た内容液は、第2チューブ19の外部には漏出しない。
【0023】 図5は、第1の考案の第2の実施例の第1チューブ1の要部を示すものであり 、以下前記第1の考案の前記実施例と同様の部分は、同一の符号を用い説明を省 略する。
【0024】 この実施例は、第1チューブ1の第1肩部8を、外側の肩部合成樹脂層9と、 内側のアルミ箔で形成した肩部ガス遮断層10を積層して形成したものである。こ の実施例も、前記第1実施例のものと同様の作用をするものである。
【0025】 図6は、第1の考案の第3の実施例の第1チューブ1の要部を示すものである 。この実施例は、第1チューブ1の第1肩部8を、内側の肩部合成樹脂層9と、 外側のアルミ箔で形成した肩部ガス遮断層10を積層して形成したものである。こ の実施例も、前記第1実施例及び第2実施例と同様の作用をするものである。
【0026】 図7と図8は、第1の考案の第4の実施例の要部を示すものである。この実施 例は、第1胴部2に、胴部ガス遮断層4を積層し、第1肩部8に、肩部ガス遮断 層10を設けた第1チューブ1の第1肩部8の上面に、環状凹所25を4か所設け、 この第1チューブ1に、透明な合成樹脂で形成した第2チューブ19を、外嵌した ものである。
【0027】 この実施例では、第1チューブ1の第1肩部8よりにじみ出た着色内溶液4は 、第1チューブと第2チューブの間においていわば毛細管現象により肩部から口 筒部29側へと進出しようとするが第1肩部8の環状凹所25が存在するため、進出 しようとする液はいわば堀として作用する凹所25にせきとめられる。よって液は 図9のように肩部にランダムに分散せず図10のように、第1肩部8の上面に、 弧状の或は環状の着色部分を形成することとなり、第1チューブ1の第1肩部8 より内容液が漏出しても、商品価値を低下させないものである。
【0028】 第2の考案の実施例は、図示していないが、この第2の考案の実施例は、第1 チューブを、前記第1の考案の実施例の第1チューブ1と略同様の構成を備えた 第1チューブに形成し、そして、前記第2の考案の実施例の第1チューブの各部 分の寸法を、第1の考案の実施例の第2チューブ19の各部分の寸法と略同様の大 径の寸法に形成したものである。
【0029】 そして、第2の考案の実施例の第2チューブを、前記第1の考案の実施例の第 2チューブ19と略同様の構成を備えた第2チューブに形成し、そして、前記第2 の考案の実施例の第2チューブの各部分の寸法を、第1の考案の実施例の第1チ ューブ1の各部分の寸法と略同様の小径の寸法に形成したものである。
【0030】 そして、第2の考案の実施例の第2チューブを、第1チューブに内嵌したもの である。 この第2の考案の実施例は、内容液は、第2チューブ19によって、漏出するの を防止し、第1チューブ1によって、ガスの透過するのを防止している。
【0031】
【考案の効果】
本考案は、合成樹脂層3に胴部ガス遮断層4を積層して形成した第1胴部2に 、肩部合成樹脂層9に肩部ガス遮断10を積層した第1肩部8を一体に連設した第 1チューブ1を形成し、この第一チューブ1に、第2胴部20に第2肩部24を一体 に連設した合成樹脂製の第2チューブ19を嵌合した2重チューブ容器である。
【0032】 したがって、ガスの透過は第1チューブ1で防止し、内容液の漏出は、第2チ ューブ19で防止できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の考案の第1実施例の断面図
【図2】第1の考案の第1実施例の第1チューブの断面
【図3】第1の考案の第1実施例の第2チューブの断面
【図4】第1の考案の第1実施例の第1チューブの要部
の断面図
【図5】第1の考案の第2実施例の第1チューブの要部
の断面図
【図6】第1の考案の第3実施例の第1チューブの要部
の断面図
【図7】第1の考案の第4実施例の要部の断面図
【図8】第1の考案の第4実施例の第1チューブの斜視
【図9】液がにじみ出た状態を示す図
【図10】液がにじみ出た状態を示す図
【図11】従来例の半裁断面図
【符号の説明】
1 第1チューブ 2 第1胴部 3 合成樹脂層 4 胴部ガス遮断層 8 第1肩部 9 肩部合成樹脂層 10 肩部ガス遮断層 14 第1口筒部 19 第2チューブ 20 第2胴部 24 第2肩部 29 第2口筒部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂層3と胴部ガス遮断層4を積層
    して形成した第1胴部2を設け、この第1胴部2の上端
    部に、肩部合成樹脂層9に肩部ガス遮断層10を積層して
    形成した第1肩部8を一体に連設し、この第1肩部8
    に、合成樹脂製の第1口筒部14を一体に連設して、第1
    チューブ1を形成すると共に、第2胴部20を設け、この
    第2胴部20の上端部に、第2肩部24を一体に連設し、こ
    の第2肩部24に、第2口筒部29を一体に連設した合成樹
    脂製の第2チューブ19を形成し、そして、前記第1チュ
    ーブ1に、前記第2チューブ19を外嵌して形成した、絵
    の具、ヘヤカラー、油等の着色液収容用で酸素透過防止
    用の2重チューブ容器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の2重チューブ容器におい
    て、第1チューブ1に、第2チューブ19を外嵌する代わ
    りに、第1チューブ1に、第2チューブ19を内嵌した2
    重チューブ容器。
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JP4723872B2 (ja) * 2005-02-14 2011-07-13 旭化成ケミカルズ株式会社 可撓性包袋容器及びこれからなる包装体
JP2011179804A (ja) * 2010-03-04 2011-09-15 Noritz Corp 燃焼ガス用排気口、及び、熱源機

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